step8 応用実習 他の物体の紹介

【応用実習】では他の基本立体図形(プリミティブ)と霧の効果を紹介します。
step7 までの知識に加えて、工夫し、組み合わせてオリジナルのCGを作って下さい。
応用実習ですから、実習4までを理解していることを前提に話を進めます。
また、プログラム行は用意していませんので、興味を持った人は画面を見ながら自分でプログラミングしてオリジナルのデザインをしてみましょう。

1.円錐、トーラス、立方体
下の4個のプログラム文とその結果を見てください。
カメラ(原点を視野角30度で見ている)と2個の光源(左後方と右後方に1個づつ)の設定は今まで通りです。(下の図では省略してあります。)
円錐・トーラス・立方体

最初の4行のプログラムを解説します。
第1行で、Plane_XY でx軸とy軸を含む平面、つまり正面を向いた平面を設定しています。
第2・3行で、brick=レンガ の模様を色を白と茶色で塗っています。
この行は途中で改行されていますが、POV-Rayでは改行やスペースは無視されます。
第4行目ではz軸方向(奥)に30だけ移動しています。つまり、平面をかなり後方に下げています。

2番目の5行のプログラムを解説します。
1行目で、Cone=円錐 のY軸向きの基本立体図形(底面の半径1、高さ1)を設定しています。
2行目で、T_Silver_4E という銀の質感を貼り付けています。
3行目で、x軸とz軸方向に0.5倍、つまりY軸向きの円錐を半分の細さに変形しています。
4行目で、x軸方向を向いて30度だけ左回転(反時計回り)をさせています。(底面にレンガ模様の映り込みが見られますね)
5行目で、この立体図形をx軸方向に-1.5、つまり左に1.5だけ移動しています。

3番目の4行のプログラムを解説します。
1行目で、torus{ } =リング形の蛍光灯の形(浮き輪の形)の設定を命令しています。
最初の1という数値は、浮き輪全体の半径を、次の0.2という数値は浮き輪の断面の半径を示します。
2行目で、pigment=絵の具;色素 を agate=メノウ に設定しています。
3行目で、x軸方向を向いて左回転に-60度、つまり右回りに60度だけ回転し、z軸方向を向いて左回転に45度だけ回転させています。
4行目で、y軸方向に-1つまり下に1、そしてz軸方向に2つまり後ろに2だけ移動しています。
この後ろに下げた結果、左手前にある円錐の影を受け、右手前にある立方体を透して見えています。
最後の4番目の5行のプログラムを解説します。
1行目で、Cube=1辺が1の立方体 を設定しています。
2行目で、T_Glass1 の質感を表面に貼り付けています。
3行目で、ダイヤモンドの屈折率2.45を内部情報として与えています。
4行目で、全体の拡大率0.6を設定しているので、1辺が0.6の立方体に縮小しています。
5行目で、右に1.2、手前に2だけ移動させています。

2.霧の効果
霧の効果

上図の最後の1行に注目して下さい。この1行で霧の効果を演出しています。
distance 20 の数値で、霧の透明度を指定しています。
color Green で、霧の色を指定しています。
fog_type 1:コンスタント・フォグ(一定の霧)、fog_type 2:グラウンド・フォグ(地表の霧)を指定しています。
fog_offset 0.5 で、グラウンド・フォグが減衰し始める高さを指定しています。
fog_alt 0.5 で、グラウンド・フォグの減衰率を指定しています。

3.最後に
POV-Rayの基礎編としての実習は終わります。
オリジナルのデザインの作品はぜひ先生に提出して下さい。

実習を楽しんでいただけましたか?
プログラミングの体験にもになったかと思います。
コンピュータグラフィックス(CG)に興味を持っていただければ幸いです。

本当にお疲れ様でした。(=^0^=)/

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