2009年10月 2日 (金)

神奈川県教員採用選考の2次試験の結果

本日10時、神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験第2次試験の結果が発表された

神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験についてのページにて、合格者の受験番号や受験状況が公開された。
情報科は66人が応募し、1次試験は54人が受験、20人が合格。2次試験は18人が受験し、採用予定数の5人が合格した。1次試験受験者数と2次合格者数で計算した倍率は公民・地歴・美術に次いで高い10.8倍。
情報科で合格した方より電話連絡が入る。頑張ってこられた方なので私も嬉しい。

職員室では、ある臨時任用教員の合格が分かり、皆で拍手のお祝い。19時より有志で祝賀会。お祝いプレート付きケーキを持ち込んで盛り上がりました。

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2009年8月18日 (火)

教員採用候補者選考試験:情報科の2次試験

教科によって日程が異なる。情報科は本日、2次試験が実施された。

1次試験を通った20名が、10名づつに分かれて、模擬授業と協議を行なう。また、個別に面接を行なう。1次試験にて行なった論文試験の評価と合わせて合否判定が行なわれる。
県のサイトの教員採用試験のページより引用すると

模擬授業(協議を含む)について

指定されたテーマに沿った1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の10分間(準備、片付けを含む)を模擬授業として行ないます。
※指導案(A4サイズ1枚片面印刷)は、試験当日に提出してもらいます。
※授業は教室で行ないます。着替えなどはできません。

協議の流れと説明終了の合図のみ面接官が行ないます。司会は決めずに受験者同士で協議を進めます。最初に各受験者から自己評価を発表してもらい、次に模擬授業及び自己評価を踏まえ、テーマに沿った協議を行ないます。

採用予定数が5名なので、倍率は4倍。過去の実績から、普通科高校への配属はなさそうだ。新タイプ校の多彩な科目に対応できるように、幅広い基礎知識と、科目開発への向上心がある方に合格していただきたい。

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2009年8月14日 (金)

インターンシップ生受入れ10日目:情報部会での発表

インターンシップ受入れの最終日。本校で情報部会研究会が開催された。

参加者は21名。新しい学習指導要領の元での授業展開として提案する。
内容は、午前と午後の2部構成で、午前は私が、午後はインターン生から紹介させていただいた。

■午前中は「情報の科学」に対応する、「Squeakを利用した、プログラミング・計測制御・シミュレーションの導入」を、昨年度と今年度の「情報B」での実践事例を元に紹介した。

まず、本校の校章を例にして、様々な図形を描画しながらSqueakの基本操作に慣れる。
横浜清陵総合高校の校章

これはらせん多辺形の一種。校章として提案された小島淳子先生のサイトにあるらせん多辺形のページで描画を楽しむことができる。

前期の授業では扱わなかったが、変数を用いて汎用性を高めることも可能。
らせん多辺形の描画

条件分岐の問題として、直線道路を往復するプログラム、矩形の中を左側通行するプログラムを作成した。
さらに、ライントレースに発展させて、計測・制御への導入とする。
ライントレースのスクリプト

車の中央に1つのセンサーをつけた場合、S字のコースでは完全なライントレースを実現できない。そこで左右にセンサーをつけ、条件分岐を直列にした場合と、入れ子にした場合の振る舞いの違いを考察する。

シミュレーションのネタとしては、有名なモンテカルロ法を紹介した。スクリプトを完成するコツを掴んでいただく。
モンテカルロ法による円周率

参加者の中で、今年「情報B」を担当されている方はたった1名だったが、後期にSqueakをやってみたいというご意見だった。

ライントレースの説明 インターン生による説明

■午後は、まず私からインターン生の立場を紹介する。インターン生からは、「社会と情報」や「情報デザイン」の一分野として、ドキュメントによる表現・伝達のセオリーを身につけるために「Publisherを利用した校内新聞の作成」を紹介した。これは、一昨日まで実施していた短期集中講座「DTP基礎」で学んだ知識である。

PublisherはOfficeProfessionalに入っており、WordがDTPに特化したソフトで、2007でもリボン化されずに2003のインターフェースのままなのが嬉しい。

グリッドの設定と、自由に設定できるガイドにより、図版やテキストボックスの配置が正確に行なえる。「グリッドシステム」という言葉は出さなかったが、整然と配置された情報からは信頼感が生まれる。見出しは白抜きにし、写真の大きさを変えたりして、メリハリをつけていく。

次に、名刺を作成する。A4に8枚の名刺が入る市販のマルチカードを使うので、余白と名刺間の枠に合わせて、グリッドを設定する。元々段落設定のための機能だが、ちょうど名刺作成に役立つ。

さらに、ベクトル描画によるイラスト作成の技術を紹介した。名刺にオリジナルのイラストを加えるとグッと魅力が増す。

最初は、3人で助け合うように教員機にかたまっていたが、ベクトル描画になると、机間巡視とサポートが必要になる。

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彼らにとっては、集団を前にした授業は荷が重いかも知れないが、ここで講義をできることは掛替えのない体験になるはずだ。受講者は教育実習の面倒を見ている教員なので、暖かく見守ってくれた。

模擬授業■参加者の中に神奈川の教員採用の2次試験が近い方がいらした。部会の研究会が終了後、突然だが、インターン生3名を前に試験の「模擬授業」というものを説明し、実演してもらった。インターン生にとっても、得るものは大きかっただろう。

インターン生とも今日でお別れ。最後の実習日誌(ブログ)の更新と、インターンシップの感想文を課題にした。今の自分に足りないことは、教育実習までに補っていただきたい。

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2009年8月12日 (水)

短期集中講座「DTP基礎」:6日目・最終日

平日6日間の講座「DTP基礎」もいよいよ最終日を迎えた

最終日は1日をかけて、この講座で学んだことを三つ折のポートフォリオにまとめる。通常の授業「DTP入門(2単位)」でも最後の総合課題として課しているもの。昨日、今まで作った作品のキャプチャが終わっており、A4両面のラフスケッチを描いてくることが宿題だった。ほとんどの生徒がラフを完成しており、すぐさま制作作業に取り掛かることができた。

本日の授業には2名のお客さんが。
まずは、情報科教員での採用を目指す他校の臨任教員。有給休暇を取って見学に来られた。教室後方に位置するインターン生の後ろで、授業を観察していただく。本日に限っては私も余裕があるので、合間をみて本校総合学科で実施している情報教育の説明をさせていただいた。
次に、通常の科目「DTP活用」で講師をお願いしているフリーのイラストレータ。机間巡視をしながら生徒にアドバイスをしていただいた。

授業を見学する他校の教員 DTP活用の講師の先生

ひたすら作りこみの作業なので、休憩時間、昼休みは区切りの良いところで自由に取らせる。「こんなに集中したことは初めて」という生徒も多い。

過去5年間の「DTP入門」「DTP基礎」で受講者全員がこの三つ折ポートフォリオを作成しているので、作品の数はすでに200を超えている。この中から新作を中心に特徴のある作品20点ほどを、教室の後ろに展示しておく。参考のために閲覧を許可しているが、自分の机には持って行かないという約束。あまり見すぎると、影響されすぎてしまうからだ。

過去の三つ折チラシ
過去の三つ折チラシ
過去の三つ折チラシ

13時の時点で中間提出させ、両面印刷して渡す。ここで色や、実際の折り目の位置を確認する。講座の終了予定の15時30分を15分ほど過ぎたあたりで、半数が完成した。早めに終わった生徒も、印刷物を手にして余韻に浸っている。

担当者として、私とTTのH先生、そしてインターン生から、講評とコメントを述べた。

インターン生からのコメント

毎年、この瞬間は目頭が熱くなる。6日間を一緒に過ごし、成長を見守って来た生徒たちともお別れだからだ。今年も期待以上の学習成果を上げたことは、過去の作品例と、インターン生の活躍による。生徒からは、インターン生に拍手でお礼の気持ちを表した。

途中、(A型)インフルエンザでの出席停止、体調が悪い生徒は病院に行かせるなどのトラブルがあった。授業の一部を受けられなかった生徒もいるが、本日は全員が出席している。該当の生徒にはインターン生が個別に対応し、明日の補講までで全員が全作品を完成することになっている。大学3年次のインターン生も、このような形で教育に参画することに、喜んで取り組んでくれる。

「短期集中講座+インターンシップ」の取り組みによって、「情報科教員を目指す学生の意欲と能力を高め」「高校生にとって手厚い学習環境を実現する」計画は、5年目を迎えてますます成果をあげてきている。

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2009年8月11日 (火)

短期集中講座「DTP基礎」:5日目

平日6日間の講座「DTP基礎」の5日目

台風の影響が心配されたため、交通機関の状況を確認してから判断。6:30の時点では警報が出ていなかったので、「通常通り実施するが焦らず気をつけて登校するように」と連絡を回す。
実際には、5分遅刻した生徒がいたくらい。

午前中はベクトル描画を教えて、好きな絵のトレースを行い、私的な名刺デザインにも応用させた。ベクトル描画の練習は、Powerpointでグリッドと他のオブジェクトへの吸着機能をはずして行なう。

ベジェ曲線のトレース練習1 ベジェ曲線のトレース練習2

いきなりベジェ曲線のイラストは難しいので、最初はパスとアンカーポイントが示された画像の上をトレースする。Illustratorで描いた線画を選択状態にし、アンカーポイント(頂点)が見えるようにして画面キャプチャしたものが下絵となる。

午後は、明日の総合課題の準備として、今までの作品を画面キャプチャして画像素材を集めた。明日は一日使って、これらをA4の両面に散りばめて、科目紹介の三つ折チラシに仕上げる。

インターン生は一足先に完成間近の状態なので、彼らから受講者に、制作上のアドバイスを発表してもらった。

三つ折チラシのアドバイスをするインターン生と教授

インターン生と教授■午後より、あるインターン生の大学の教授が訪問してくださった。インターンの様子は、学生の実習日誌代わりのブログを読んで理解しているが、現場で活き活きとした報告を聞いてあらためて喜んでくださった。
また、県の総合学科高校が専門学校や大学と連携した講座を展開していることを知り、来年度は連携できるように取り計らってくれるという。
県の中央部、西部にも総合学科高校が出来てきたので、この地区のカバーも期待できる。

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2009年8月 4日 (火)

インターンシップ生受入れ2日目:実習日誌はブログで

昨日指示した、実習日誌に代わるブログが開設された

3名のインターンシップ生から開設の連絡メールが届いたのは、夜の22時30分から3時30分までの間。ブログが初めての学生もいるが、この2週間書き続けることで、情報発信の本質や、画像処理の技術を理解するだろう。

次の3つのブログがインターンシップの実習日誌。刺激しあって、良いリフレクションをして欲しい。

Kouichiのブログ
初めてのDTP奮闘記
マツダ@インターンシップ生の実習ノート

インターンシップ生が一日の内容を紹介してくれるが、私にとっては客観的な評価が得られる貴重な機会。気を引き締めて授業を行ないたい。

授業の予習指導の他、PremierElementsを使ったDVD作成の手順を紹介した。動画編集は初めての学生もいる。7月25日のレッツアクセス総合学科のビデオを、チャプターを設定してDVD化する。1時間40分もあるので、退勤時間にはレンダリングが終わらなかった。ときどきDVDへの焼きこみに失敗するが、今度はどうか?明朝、インターンシップ生と確認する。

動画編集の実習


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2009年8月 3日 (月)

インターンシップ生の受け入れ開始

本日より2週間、情報科免許を取得中の学生をインターンシップで受け入れる

今年は3年次生3名が参加。6日間の短期集中講座「DTP基礎」のサポート、最終日の情報部会研究会での発表、この2つを柱において実習する。技術や知識を身につけるだけでなく、情報教育への意欲・資質を高めていただきたい。

まず、学校内で行なわれている他の授業の見学をしながら、総合学科の学習環境を説明した。他の総合学科生が一緒に受けていると聞いて驚いていた。

次に、「DTP基礎」を学ぶとどのような作品ができるようになるか、悪い作品と良い作品の比較をしながら説明。今まで「文字組み」や「配色」「レイアウト」のセオリーなど気にしていなかったようなので、実例での説明に一つひとつ納得していた。

授業の進行を知ってもらうために、彼らを相手に授業をした。特に生徒が起こしやすいミスを示し、TAとして未然に防ぐような行動を求めた。この模擬授業を必ず行なって、教師とTAが授業進行の共通理解をしておく。

最後にスキャナーの実習。授業中に、生徒のラフスケッチをスキャナーで取り込む場面があるので、そのリハーサルを兼ねた。通常の授業ならば、私が次週までに済ますことができるが、短期集中講座では休み時間もそこそこに次の単元に入っていく。そのため、裏方の作業をTAが行なってくれることは、授業進行上大変助かる。

スキャナーで取り込んで補正する実習

例年どおり、宿題として、実習日誌代わりのブログを開設することを指示して解散。

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2009年7月30日 (木)

情報教育関係の問い合わせが2件

対外的な用務がなく、仕事に打ち込めるレアな1日。県の仕事で、明日が締め切りの書類作成に取り組んでいたところ、情報教育関係で2件の電話連絡があった。

まず、情報で教員採用候補者選考試験1次に合格された方から連絡があった。取り急ぎ、来週の短期集中講座「DTP基礎」で現場の教育実践を見ることと、8月14日の研究会の参加を勧めた。採用される前から、多様な教育環境を見ておくことは価値がある。まして、過去の採用者が総合学科を含む新タイプ校に配属されることからも、無駄なことではない。

次は17時過ぎ、出版社の方からPHSへの問い合わせ。私の「教科書執筆はしない」方針は承知の上で、教材開発についての相談があるという。私の方も新カリへの関心と、「情報デザイン」の教材開発という狙いがあるので、まずは話を伺う日を決めた。

過密なスケジュールだが、前向きに。

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2009年7月27日 (月)

教員採用候補者選考試験:1次合格者発表

本日、神奈川県の教員採用候補者選考試験の1次の結果が発表された

合格者と実施状況が発表され、8月2日まで掲載されている。
情報科は採用予定者5名のところ、66人が応募、54人が受験し、1次試験には20人が合格した。

合格者の受験番号は、4000番台が15人、6000番台が2人、7000番台が3人。一般選考と、特別選考(正規教員経験者、臨時的任用職員経験者)、特別選考(社会人経験者)によって番号が分けられていると考えられる。

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2009年7月12日 (日)

平成21年度神奈川県教員採用試験:第1次試験の実施

本日、県の来年採用の教員採用試験の1次試験が実施された

県の教員採用候補者選考試験についてから情報を得ている。論文試験の評価観点や2次試験での模擬授業の告知も行なわれている。

1次試験の結果は7月27日に発表される。情報科は5名程度という募集人数に対し、どれくらいに絞られるのか。過去の採用実績から、総合学科などの新タイプ校に配置されることが予想される。当然、同僚となる確率は高い。個人的には、専門教科情報に幅広く興味を持つバランスの取れた方に合格していただきたいと考えている。

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2009年7月 2日 (木)

教育実習の研究授業

情報科の教育実習生の研究授業に参加。明日で実習が終了する。

「情報A」を3クラス担当しているK先生が指導教官を引き受けてくださった。昨年の夏、インターンシップ生として受け入れた学生だが、民間企業に内定しているからか、残念ながらあまり熱意が感じられない。PCに向かっての授業の域を出ていない。

研究授業

ビットマップ形式のひまわりの画像を配布し、JPEG形式とGIF形式で保存して、ファイルの容量と画質を比較する内容。おもしろい題材だが、操作の煩雑さによる混乱が生じただけでなく、画像形式の理論の勉強不足が目立った。

不慮のトラブルに対処するためには、生徒の環境でリハーサルを重ねておくことが大切だ。これは自分の肝に銘じていることでもあるが、あらためて実感した。

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2009年6月19日 (金)

神奈川県教員採用候補者選考試験の応募状況

昨日付けで、県の公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況が発表された

県の発表によると、高校情報科では、採用予定者数5人に対して、応募者数66人、倍率13.2倍。採用予定者数が昨年より増えたため、高校全体の倍率10.9倍に比べるとさほど高くはない。それでも数学の倍率7.3倍、物理の倍率5.3倍に比べると高く、情報との複数免許所有者がこれらの科目の受験に流れる傾向は今後も続きそうだ。

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2009年6月 4日 (木)

情報科新任者研修会

新採用の3名の情報科教員と指導主事が来校して標記の研修会

一昨年度から情報科教員を採用するようになり、今年は3名の教員未経験者が通年の研修を受けている。今回は授業力向上のために、現場での研修となる。情報教育が充実している学校が選ばれるようで、昨年度は神奈川総合高校にて実施された。

9時からは、校長からの挨拶の後、本校の情報のカリキュラムと、配布データ・提出データのセキュリティを私から紹介させていただいた。

午前中は授業見学。「情報A」では社会人講話の報告書を作成している様子、「情報処理技術」ではAccessの基本操作を教えている様子、「CGデザインI」では、先週までのイラストレータでの造形作品を閲覧し、Photoshopでクイックマスクの実習を行なっているところを見学した。私が担当している「情報B」ではPCをあてがい、Squeak2時間目の生徒と同じ実習をしてもらった。

CGデザインIの作品

午後は、ネットワークを中心に校内見学、いたるところにある生徒作成のポスターも見てもらう。そして授業担当者4名と一緒に質疑応答の時間。最後に授業に役立つ内容として私から実習指導をさせていただいた。

まずは、情報Bで次に行なうSqueakのライントレースの実習。教え方の工夫にも注意してもらう。次に、校内新聞の実例を開いて、PublisherによるDTPの手ほどき。最後に、オートシェイプのベジェ曲線による作画の実習。

Squeakでライントレースの実習

中間試験前日に丸々一日を費やしたが、後継者の育成に役立つことができれば幸いだ。
今日1回で終わらずに、今後も情報交換を続けていきたい。

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2009年5月31日 (日)

情報科教員を目指す大学生のインターンシップ受入れ

今年度は5月25日付けの書類で標記の募集を開始した

先週末はこの案内書類の送付、メールでの連絡をしていた。この週末は、回答に対する応答の作業になる。

過去の実績よりも日数を減らして、8月3日から14日の2週間とした。その分、「教える」という機会は減るが、神奈川県の採用試験を受けるのならば、総合学科を知っておくことは間違いなくプラスになる。

すでに3校4名の打診があり、本日は1名と電話連絡をして面接の日を決定した。

■校内では、若手教員が本校生徒が行くインターンシップの整理をしていた。昨年まで私が担当していた仕事なので、サポートをさせていただく。今年は病院が多いが、昨年並みの50名規模の募集ができそうだ。6月3日に希望者を集めて説明会を行い、募集が始まる。

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2009年5月25日 (月)

県公立学校教員採用候補者選考試験:受験申込み終了

本日、神奈川県の平成21年度実施の標記試験の申込みが終了した。

近々、県の教員採用候補者選考試験についてのページにて倍率が発表されるはず。今回は情報科教員の募集人数が「5人程度」であり、過去2年間「3人」だったことから、神奈川での情報科教員の必要性が分かる。

過去2年間の情報科新採用教員は、単純な普通科高校に配置されることがない。つまり、普通教科情報だけを教える学校ではない。受験する皆さんには、専門教科情報の全ての科目を教えるつもりで、幅広い視野と意欲を持って準備をしていただきたい。

合格したとして、同僚となる条件付確率は0.2だと考えている。

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2009年5月16日 (土)

ICTE情報教育セミナーin早稲田

―新学習指導要領の告示を受けて― というサブタイトル。標記セミナーに参加した。

会場は、早稲田大学西早稲田キャンパス63号館・62号館。以前はテニスコートだった場所で、まだ新しく、初めて足を運んだ。周りも公園となり、随分と景色が変わった。新大久保駅から歩いたら大学を通り過ぎてしまった。

早大63号館 090516icte02

午前中は、「何を変えるために,学習指導要領は変わったのか」というテーマで、普通教科情報が目指すものと、「社会と情報」「情報の科学」のポイントが解説された。参加者は75名ほど。(いつものように)田邊先生の名司会で、意見交換もはずむ。

午後は、ポスターセッション90分とワークショップ120分。

私もポスターセッションに参加させていただきました。展示物が多いので、同じ神奈川の間辺先生と一緒に昼食を早めにあげて準備を進める。

ポスターセッションの準備完了 アンプラグドの実習機材を準備中

2人で入り口付近に陣取り、テーブルも自由に使わせていただいた。ポスターのサイズや様式が自由なのもラクで、私のセッティング(写真左)はすぐ終わった。間辺先生(写真右)は、アンプラグドの実習を行なうために、小道具や椅子の準備もある。

私が発表した内容は、「教職を目指す学生の育成~短期集中講座へのインターンシップ受入れ~」を柱に、「神奈川県の採用状況と、新採用教員の配置状況」と「ポスター作成における、情報デザインのエッセンス」を盛り込んだ。

90分間はあっという間。5ラウンドか6ラウンドか忘れたが、切れ目が無かった。聞いていただいた皆さんに感謝しています。(他の発表も聞きたかったのは、事実ですが)

ばたばたと片付けてワークショップ会場へ。「入試問題から考える教科情報」と「ケータイ持込禁止報道から考えるメディアリテラシー」の2つのワークショップが同時開催。

私は前者に参加した。実際の情報の入試問題を見て、大きく3つのグループワーク。「社会と情報」「情報の科学」のカリキュラムと対応付けること。生徒が解けないであろう問題を一題を選び、それが解けるようになる授業展開を提案すること。これからの入試問題にどのような内容を期待するか。

充実した一日。志が同じ方向のメンバーなので懇親会も楽しく、ストレスを解消してきました。

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2009年5月14日 (木)

ICTEセミナー:ポスターセッションの予告

明後日に迫ったセミナーでの発表を予告

5月16日の第43回ICTE情報教育セミナー in 早稲田にて、ポスターセッションで発表させていただく。

題材の選択には悩んだが、過去4年間取り組んできた「教職を目指す学生の育成」の取り組みの紹介を柱に、今年夏のインターンシップ生受入れの広報、さらに、神奈川県における情報科教員の採用状況を説明することにした。理由は、インターンシップ生として指導した学生2名が、この春から(数学だが)教壇に立つことになったこと。すでに総合学科の取り組みを理解している彼らは、教育改革を推進していくことと確信し、さらに後続の教員を育成していく決意を新たにした。

この取り組みは何度か発表しているが、その蓄積が、神奈川の情報教員採用計画に少なからず影響しているかと自負している。総合学科では、専門教科情報の科目を教えることになるが、教えることができる教員の必要性と、その育成の必要性を説いてきた。実際に、この2年間に神奈川県で新規採用された「情報科教員」は、総合学科か類する学校に配置されてきた。また、行政に出ていた情報の実力がある教員が、総合学科に戻ってきた。

発表の準備に時間は取れないが、4年間で実践してきたことをそのまま伝えたい。会場でお話した教員から、意欲ある学生を紹介してもらえるかと期待している。

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2009年4月21日 (火)

情報科教員の募集人数が発表

平成21年度実施の神奈川県教員採用試験の募集が発表された

県教育委員会の発表によると、情報科の募集人数は5名。東京都は2年連続で募集が無いが、神奈川県とは事情が異なるのだろう。しかし、実施要項(PDF)によると、情報以外の免許の所有を条件にしていることは昨年と同様。隣の静岡県は情報の免許だけで良いのに。

一昨年、昨年が3名ずつの募集(採用数は、2名、4名)だったので、この増加は何を意味するのか。
普通教科「情報」を教えている免許所有者の退職の補充は、数学や理科で免許を持っている教員の増加で対応できるだろう。それよりも、専門教科「情報」の科目を教えられる教員の採用を狙っていると考える。

実際、この2年間の採用者は、総合学科をはじめ、特に情報について何らかの特色がある学校ばかりに配属された。神奈川県では、来年度まで総合学科高校を始めとする新タイプ校の開校が計画されている。開校3年目でカリキュラムが完成するので、その時期まで、情報の科目新設が続くことになる。当然、専門的な知識と技術を持った教員が必要であり、そのために採用数が増加しているのだろう。

春の人事異動の発表を見ると、情報教育に力を入れている先生、行政の情報関係部門で活躍されていた先生の総合学科高校への異動が多い。県は高校再編計画の終了に向けて、新タイプ校と普通科高校との差別化を狙っているように見える。

ここ数年は教員の大量退職に伴い、全国で優秀な教員を確保する競争が繰り広げられるだろう。情報科の教員を目指す学生には、しっかりと基礎力をつけ、専門教科情報にも視野を広げて準備を進めていただきたい。

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2009年3月30日 (月)

神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験

神奈川県では、来年度も情報科教員を採用する

3月27日付けで、平成21年度実施の「神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験」について記者発表があった。まだ募集教科だけの発表なので、人数や、他教科免許所有などの条件は4月20日発表の要項を待つしかない。

すでに27日に、関西の方から神奈川の情報の採用試験問題を入手したいと問い合わせがあった。本校の教員がたまたま教職員課に寄ったので、実費でコピーを取ってもらった。
倍率はともかく、本当に教員を目指す方には、早くから準備をし、幅広い知識と技量を身につけてほしい。神奈川での採用は、総合学科をはじめとする新タイプ校への配置と考えてよいだろう。専門教科情報は幅がひろいので、大学で学ばなかった分野を勉強しておくことが必須。

今年の夏も、大学3年次生をインターンシップで受け入れる予定。36時間の短期集中講座「DTP基礎」のTAを通じて、教授方法だけでなく、DTP技術や画像処理技術などを身につけてもらう。
ちょうど、過去に受け入れた大学の教授からも問い合わせがあった。取り交わす書類の準備はまだできていないが、今のところ、8月3日(月)~15日(金)の2週間、受入れは4名程度で考えている。

東京都の発表では、昨年に続いて情報科の採用はない。そこで都内の大学からも受入れたいのだが、該当する大学が多すぎて、こちらからは連絡できない。口コミでいく予定だ。

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2008年12月 9日 (火)

情報科への転科選考試験の報告

午後、昨年度から始まった情報科への転科選考試験を受験した

5・6校時のDTP活用を講師の先生にお願いして、本郷台の自治総合研究センターへ。服務は出張扱い。試験の通知は各校で案内があったはずだが、情報科への転科試験の受験者は、私を含めて3人だった。他の2名は採用教科が工業と国語の先生で、面識は無かった。

日程の板書

千番台が実習助手から工業科への転科試験。2千番台が情報科の受験者番号。

■専門科目筆記試験(60分)
 ・18問25題の、多肢選択問題。
 ・指導要領の科目内容の他、専門科目の内容が万遍無く出題。
 ・初級シスアド・基本情報処理の午前問題やCG検定3級のレベル。

■面接(20分)
 ・面接官2名
 ・試験問題の感触
 ・受験した動機、理由
 ・担当している科目とその内容
 ・後継者育成や教員のレベルの底上げについて
 ・転科試験について

受験対策は全く行なえなかったが、難問・奇問もなく、時間も余裕があった。他の受験者もできていた雰囲気。落とすための試験ではないだろうが、何らかの資格試験を受けていないと難しく感じるかもしれない。

面接終了後、職場に戻って明日の総合学科教育研究発表会の資料とプレゼンの準備に取り掛かる。結局終わらないので、暗号化USBメモリに入れてお持ち帰り。情報Bの教材研究と合わせて、これからが勝負。

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2008年11月18日 (火)

教諭の情報科への転科選考試験

神奈川県教職員課より標記試験の通知が出ている

興味があり、管理職より実施要領を受け取った。県では情報科教員の採用を始めた昨年度より実施しているが、昨年度は応募がなかったという。神奈川では採用時の教科に属するが、試験によりそれを変更するというもの。49歳までが上限のようなので、私は来年度から受験資格を失うことになる。

実施要領より、一部を抜粋して記録しておく。

■募集教科及び募集人数
 ・情報科 ・若干名

■受験資格
 ・神奈川県立高校の教諭であり、次の条件を満たす
 ・昭和34年4月2日以降に出生
 ・情報科の高等学校教諭普通免許状を所有、又は、今年度取得見込み

■選考方法
 ・筆記試験(教科専門)
 ・面接試験

通知から申込提出期限まで、期間は2週間。

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2008年11月11日 (火)

教育新聞に掲載されました

11月10日、上月情報教育研究助成を受けた実践研究の成果が教育新聞に掲載されました。

研究のテーマは、高校生の「短期集中講座」と大学生のインターンシップを利用した2つのねらいを持つ教育活動であり、2つのねらいとは、

  1. 高校生の情報教育に役立つ手厚い指導体制づくり
  2. 情報科教員を目指す大学生の意欲と資質を高めるための支援
というもの。

平成20年11月10日付け教育新聞記事

記事(PDF:191KB)は夏休み中の短期集中講座(35時間)と、類似する講座での実践を組み合わせた、3週間のインターンシップ活動の概要。取材は1時間弱であったが、上月情報教育研究助成の研究論文を参考にしていただいたようだ。

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2008年10月29日 (水)

25年研修:CD-ROMを利用した研修の受講

今年から制度化された25年経験者研修。CD-ROMを利用したe-Learningを受講

遅ればせながら4月28日の第1回研修で受け取ったCD-ROMによる研修をスタートした。夏休み中に行なう予定だったが、短期集中講座2講座と3週間のインターンシップ受入れ、全国高等学校情報教育研究大会の運営・発表と全く余裕がなかった。12月には課題を提出するので、文化祭で教材研究に一息入れられるうちに受講したい。

CD-ROMをセットし、ログインする。
081029cd00

講師が正面を向いて講義をし、隣にスライドが同期して表示されるタイプ。演習を行なうために、途中でPCから離れる。そのため、再開する際には表示された継続コードを入力する。

大きく3つの項目があり、それぞれのビデオ講習と演習がある。ワークシートと参考資料はCD-ROMから印刷する。

 (1)支援教育の視点に立った教科指導の工夫(ビデオ30分)
 (2)教科指導に係る課題と工夫につい(ビデオ20分)
 (3)教育力の継承について(ビデオ20分)

新しい知識としては、(1)で取り扱うLD・AD/HD・高機能自閉症の定義や症状、指導対策など。昨年あたりから自分にもAD/HDの症状を感じているので気になる分野でもある。

(2)については、平成12年の情報科免許講習会を受けてから公私に渡る研修を続けており、そろそろ0.7人前ぐらいの情報科教員になれたかと自己評価している。まだまだ弱点の分野があるが、定年退職までにはこなしたいものだ。

(3)については、新しい教科「情報科」の教員養成の必要性をアピールしている身なので、講義内容ではもどかしさを感じた。一部のスライド内容を復元すると、

大量退職・大量採用時代の到来 増加する教育課題 若手教員の急増

私もそうだが、免許講習会で情報の免許を取った教員は、まだ「ベテラン」と言える人材は数少ないだろう。大学で育成される情報の教員が増えるまでのつなぎと考えている教員も多く、教える内容がワープロ・表計算に留まっている場合もある。

少人数教科なので、授業内容や教授方法を更新していくためには、校内の研修では不可能。まずは現職教員の底上げが必要。

個人としては、情報科教員を目指す大学3年次生をスカウトすることが近道と考えている。夏休みのインターンシップ受入れを継続する予定だが、来年度から日数を縮小して2週間程度に抑えるように検討している。

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2008年10月17日 (金)

神奈川県の教員採用試験の合否誤りについて

昨日、神奈川県より標記の記者発表があった。

平成20年度教員採用試験第二次試験における合否誤りについてという10月16日付け記者発表。概要を引用すると、

 平成20年度に実施した教員採用試験の第二次試験の得点について受験者から自己情報の開示請求があり、10月2日及び3日分の請求の一部について、総合得点に疑義が生じました。
 このため、第二次試験の受験者2,629人全員の得点について点検したところ、183人の総合得点に誤りがあることが判明し、このうち4人の受験者については合否への影響がありました。
 いずれも平成20年9月30日に行った合格発表において不合格とした受験者が合格となるもので、小学校受験者3人と高等学校(英語)受験者1人の計4人を10月15日付けで追加合格といたしました。
 なお、既に合格とした受験者については、合否への影響はありませんでした。
ということ。原因は
総合得点を算出する表計算ソフトに入力した計算式に誤りがあったことによるもので、その内容は次のとおりです。
として、2つの数式のミスを説明している。受験者の開示により発見されたということに驚きを感じた。また、納税者としての立場からは、ミスによる合格の取り消しについて本当に影響がなかったのかと考えてしまう。

以前神奈川県の教員採用試験の状況というエントリで、

神奈川県では、採用試験業務が適切に行なわれていることを示すため、9月10日付けで教員採用試験等の点検結果についてという記者発表をした。
と紹介させていただいたが、どうやら全国的に同様の公開があったようだ。この報告によると、平成18・19年度の採用試験の保存文書の点検が行なわれたようだが、この様子では使用した表計算ソフトの式も点検し、場合によっては過去に遡った追加合格がでるやもしれない。

次世代の教員の育成についてを研究テーマにしているだけに、適切な対処を切望する。

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2008年10月 1日 (水)

教員採用試験の2次試験の合格発表

9月30日、神奈川県教育委員会のページで合格者発表が行なわれた

7月22日に一次試験の合格者発表があり、情報科の2次試験は8月22日に行なわれた。10名が2次試験に臨み、募集人数3名を超える4名の合格が発表された。この数が昨年(3名募集に対する2名合格)と逆転していることは、情報科の採用の必要性が高まっていることと捉えたい。

今回は、諸般の事情により合否判定の基準も示されている。低いかなと思える判定項目ごとの足きり基準には難易度が適切だったかという疑問も生じる。

■昨年の夏、本校でのインターンシップに参加していたK大学の学生から合格の連絡が入る。倍率を考えて、情報科ではなく数学科で受験していた。初年度は無理だが、2年目からは情報も教えたいという。ぜひ、神奈川の情報教育を担っていってもらいたい。まずは、おめでとう。

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2008年9月12日 (金)

神奈川県の教員採用試験の状況

大分県の教員採用試験にからむ汚職問題が話題になっている。

神奈川県では、採用試験業務が適切に行なわれていることを示すため、9月10日付けで教員採用試験等の点検結果についてという記者発表をした。

神奈川県では9月30日に合否の発表となる。情報科の教員を3名募集しているが、昨年度同様、新タイプ校の配置が予想される。個人的には、本校にも1名の配置を期待している。10月からは週末を利用した社会人対象の講座ワープロDTPを担当するが、合格された方はぜひ一度、見学に来ていただきたい。

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2008年8月24日 (日)

全国大会:私の発表

8月22日の全国大会では、分科会とポスターの発表をさせていただいた。

ポスターの方は、「インターンシップ生からの報告」というタイトルで、3週間にわたり指導した情報科教職課程3年次生との共同発表。構想を一緒に練ってきているが、発表はインターンシップ生に任せる。人に訴えながら、自分の考えをまとめあげてもらいたかった。また、それを実現できた。

分科会の方は、横浜清陵総合高校に赴任してから築き上げてきた情報教育の環境を、「情報を活用して学校をデザインする」というタイトルで発表させていただいた。生徒が卒業するまでの3年間のスパンで情報教育を計画し、発表活動を盛り上げながら、学校に求心力を持たせてきた。成果は外部からの評価で実証されている。そのエッセンスをWeb・紙媒体・プレゼンの教育実践を組み合わせて紹介した。自分では写真が取れなかったので、発表の様子は浅野先生の報告でご覧ください。

やってきたことをそのまま発表するのだが、ペーパーの資料は必要だ。しかし、平均睡眠時間が4時間台という過酷な8月。他の仕事に追われた挙句、完成は当日の朝4時過ぎ。小一時間の仮眠を取って職場に行き、朝7時の開門を待って、A4両面2枚に印刷する。途中のトナーの入れ替えは大したことはないが、A4用紙が足りなくなってA3を半裁したり、紙の巻き込みのトラブルで四苦八苦。予定を30分過ぎた8:20に職場を出て、到着は受付開始より10分遅れてしまった。つまり、すでに受付をされた方には、持参した発表資料を取っていただけなかった。

分科会の発表時には、司会の先生に資料がない方に配布していただくというご迷惑をおかけした。他の分科会に参加された方の多くには見ていただくこともできなかった。という訳で、配布資料のデータ(PDF:468KB)をアップさせていただきました。興味がありましたら、どうぞご覧ください。

発表用のスライドは用意することができなかった。校内Webのバックアップデータと、発表会などの画像データ、校内新聞やポスターの実物を用意し、資料に沿った流れで、適宜引き出しながら発表した。以外と、スライドの弊害であるリニア構成を脱したプレゼンになったかもしれない。

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2008年8月21日 (木)

全国大会:発表の準備

インターンシップ受入れ14日目。明日の全国大会で発表するための準備。

朝の打ち合わせで、インターンシップ生からお礼の挨拶を。とにかく密度の濃い体験ができたことを感謝し、来年は教育実習生として来ることを伝えた。

全国大会では、インターンシップ生はポスターセッションで、私は分科会で発表する。インターンシップ生は、三つ折パンフレットに伝えたいことをまとめ、話を聞いてくれた方に手渡す予定。ポスターはこの三つ折チラシを拡大して印刷したもので、名刺もこの期間中に身につけた技術で作成している。インターンシップで得たこと全てを表現してもらえば幸いだ。

私はまだ配布資料が半分しかできていなく、午前中で完成したかったが作業する余裕がない。明日、受付で配布する発表の概要一覧を印刷しただけで終了。昼前からは、明日の全国大会の会場準備に向かう。
今晩と明日の早朝が勝負。

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2008年8月20日 (水)

公開講座「DTPの基礎」5日目

総合学科公開講座「DTPの基礎」5日目、最終日。インターンシップ受入れ13日目

本日は、一日7時間を使って総合課題「三つ折ポートフォリオ」を作成する。A4の両面印刷を三つに折り込む形なので、レイアウトを考える練習になる。

中間提出作品の講評 中間提出作品の講評

午前中の終了時に中間提出したものを、インターンシップ生が講評をする。これだけ日数を重ねると、文字組みや配色のセオリーが分かってきたようだ。私からは、良いところにコメントを付け加えることでサポートする。

16時の終了時で完成したのは半数。1時間ほどでみな終えたが、ひとりはじっくり取り組みたいといい、また明日も来て完成させる。

■生徒が帰ると、私もインターンシップ生もあさっての全国大会の発表の準備にかかる。今晩は徹夜になりそうだが、小池ゼミの学生のことを思うと何のその。

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2008年8月19日 (火)

公開講座「DTPの基礎」4日目

総合学科公開講座「DTPの基礎」4日目。インターンシップ受入れ12日目

9時の開始時間より、昨日完成した校内新聞リメイク作品の相互評価。提出された作品を一人づつ中央モニターに映し、作者がPRを述べ、私が講評をする。画面でのPR後、印刷した作品を40秒づつ閲覧して評価する。最後には自分の作品を評価。また、今後気をつけたいことを記述する。今回の受講者は、色使いが上手いようだ。タイトル・見出し・図版がアンバランスな作品がない。10名の全作品を掲示する。

作品を中央モニタに表示 全員の作品を掲示

名刺用にギターのイラストを作成次に、オリジナルのイラストを入れた名刺の作成。昨日からの続きなので、描きたいネタを考えてきている。軽音楽部の生徒は、ドラムやギターのイラストを作成。ラッコの写真を持ってきて模写する生徒もいる。いつも、この作業の集中度は高い。

11時より、明日の総合課題の解説。今までの作品を画面キャプチャしたものを素材とし、この講座を紹介する三つ折ポートフォリオを作成する。過去の作品例を見せ、ラフスケッチ用紙を配布。11:30、午後の授業は新横浜の横浜デジタルアーツ専門学校で行うために地下鉄で移動。インターンシップ生も生徒の引率という体験をする。

横浜デジタルアーツでの色彩講義

授業内容は色彩について。いつもお世話になっている吉岡先生より、DTPの講座向きにアレンジして色彩の講義と実習をしていただく。
しかし、午前中はモニターの画面に集中し、33度の真夏日に移動して昼食を取った直後。講義の部分はしゃれっ気のない男子が舟をこぐことも。しかし、女子は目を輝かして聞いている。おそらく、この年代の女子はファッションやアクセサリーでも「色」に気を使い始めているからだろう。

その男子も、作業になると俄然頑張る。様々な指定に合わせて、カラーチップを切り貼りしていく。また、面積比を変えて変化を体感していった。

カラーチップの切り貼り作業 課題が完成

この実習のプリントは吉岡先生が手作りで用意してくださる。昨年も一昨年も、冬季の色彩検定を受検する生徒の面倒を見ていただいているが、このプリントと壁掛けの図解、PCCSの色立体という教材が大変ありがたい。

しかも、今年は県の総合学科生に対して、秋の土曜講座と題して、色彩検定のカリキュラムに対応した講座も開いてくださる。6回中1回までなら行事で休んでも単位認定の対象となる講座だ。残念ながら、本校の2年次生は文化祭と修学旅行で2回欠席となるので、参加はできない。仕方がない、例年通り、私が特訓をするか。

この話を受けてか、PCCS Harmonic Color Charts を一冊いただいた。吉岡先生、重ねてありがとうございました。

■休み時間を利用して、浅野先生に相談に伺う。本校では、2年次で「コミュニケーション」という2単位の学校設定科目がインタビュー実習とそれに向けたコミュニケーションスキルトレーニングで成果を挙げているが、「総合的な学習の時間」を振り替えている「視点」という1単位科目のメインメニューが未完成。そこで、7月23日の情報デザインワークショップで扱った観察法を、「視点」という科目に取り込むことができそうかという相談である。カットバンを使った行動の観察など、いくつかの提案をしていただいた。50分授業でクラス単位に「自分が正しいと思っていた視点が、実はそうでもなかった」という体験を得るワークを、これから模索していきたい。

終了後、武蔵工大の横浜キャンパスに向かう。

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2008年8月18日 (月)

公開講座「DTPの基礎」3日目

総合学科公開講座「DTPの基礎」3日目。インターンシップ受入れ11日目

本日からオリジナル作品の制作が続く。インターンシップ生も今までとは違って、余裕を持って生徒に接することができる。

まずは、写真と記事を与えての校内新聞のリメイク。レイアウトと見出し、配色の練習として、記事作成に負担をかけないように工夫してある。午前中で中間提出をさせ、午後一番で改善点の注意と全体へのアドバイス。

書画カメラを使って作品を講評 額田先生の視察

昼休み中に全作品を印刷し、アドバイスする点をインターンシップ生と打ち合わせる。その内容を書画カメラから全送信して講評した。その後1時間で改善し、提出。相互評価は明日の朝一番に行う。
さらに、名刺の作成に入る。オートシェイプを活用して、簡単なイラストを入れる説明まで。明日は、自分でデザインした名刺を作成する。

インターンシップ生を紹介してくださった横浜国大の額田順二先生が視察にこられた。開校時から本校の学校評議員でもあり、情報教育に関しても協力してくださっている。Publisherの機能に興味を持たれたようで、早速、ご自身のノートPCで試されていた。

授業の反省会

生徒が帰宅し、額田先生および、夏休み中の講師時間を振り替えて参加してくださった小川さん(DTP活用の講師)を交えて、授業の反省会。今年はインターンシップ生が一人なので、仲間同士の相談ができない。お出でになった方々のご意見がありがたい。本人もよろこんでいた。

最後に、Acrobatを使ったPDF出力の実習。パスワードの設定、印刷の不許可、テキストや画像の選択の不許可、文書内のリンク設定などを説明。具体的には、昨年度の校内新聞13枚をひとつのPDFにまとめ、校内Webにアップするまでの作業を行った。

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2008年8月17日 (日)

教員採用2次試験が迫る

正式には平成20年度実施神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験第2次試験

神奈川県では7月6日に試験、7月22日に一次試験の合格者が発表になった。その後、小学校および中学校と高校の教科別の合格状況も公開されている。小学校は教員が大幅に入れ替わるためか、倍率は低い。資料は、県の教育委員会のサイトより、

神奈川県公立学校 教員採用候補者選考試験について
平成20年度神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験 1次試験実施状況(PDF:78KB)

注目しているのは、高校の情報科および数学科。情報科は22日、数学科は21日に2次試験があり、名簿搭載の合否発表は9月30日となる。
この夏の情報科の採用試験では、神奈川が昨年度と変わって他教科の免許が必要に、東京都が情報科を募集せず、静岡県が情報の免許のみで受験可という状況。その結果の倍率を数学科と比較してみる。

■情報科(1次合格倍率4.5)
採用予定者数3名/応募者数60名/受験者数45名/1次合格者数10名
■数学科(1次合格倍率2.2)
採用予定者数45名/応募者数349名/受験者数274名/1次合格者数125名

東京都が情報科を募集していれば、受験者数は半数以下になり、数学と同程度の倍率になるだろう。
しかし、昨年度の情報科の採用は、3名募集のところ2名しか2次合格者を出さなかった。このようなことが続くと、神奈川での情報科の採用をあきらめてしまう学生が増えるだろう。

それにしても情報科の募集人数が少ない。神奈川では情報科と他教科の授業を持つことが一般的である。(東京都は情報科の授業のみ)すなわち、数学科や理科の採用者の中に情報の免許所有者を当てにしている節がある。採用の初年度には情報の授業を持てないので、情報科教員の育成には不向きのはずだが。

神奈川の情報教育はいったいどのようになるのだろう。と思いつつ、私にできることは、インターンシップ制度を利用して、情報科の教員の卵を育て、その発表により周囲を刺激していくことぐらい。明日も頑張ろう。

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2008年8月15日 (金)

公開講座「DTPの基礎」2日目

総合学科公開講座「DTPの基礎」2日目。インターンシップ受入れ10日目

残念ながら、昨日欠席した2名は今日も欠席。1日で7時間分進むので、2日休むと授業参加も補習も厳しくなる。

080815dtp011時間目は昨日完成した「担任への講座参加紹介のはがき」の相互評価。まずは、各生徒からのアピールを行い、10名の作品を40秒ごとに順に閲覧して評価をする。
先日まで行われていた「短期集中講座/DTP基礎」は、本校の正規授業なので、このはがきは「出身中学に横浜清陵総合高校を紹介する」というテーマだった。今回の公開講座は、本校生徒もいるが、大師高校、金沢総合高校の生徒も受講しているので、同じ教材でもテーマの工夫が必要。

2時間目から7時間目までを使い、テキストの第6章、第8章の課題を作成。ここでは、文字組みに関する知識と技術がふんだんに盛り込まれている。Wordでは操作性がよくないが、いわゆるレイアウトソフトに近いことを実現することができる。2つの課題制作の前には、十分な解説を行い、「文字組み」とは何かを理解させることに力点を置く。新聞が良い教材になり、ホワイトボードに掲示して具体例を示している。

実際には、残り3日間ではWordを使わず、Publisherでオリジナル作品を制作する。Wordで作業してきたことは、家庭でも使えるので無駄にならない。

080815dtp02インターンシップ生は第6章とその前の説明を担当した。文字組みの実習の教材を作成し、経験を積むことができた。
放課後、横浜R総合のW先生を相手に、来週のリハーサル。内容はPublisherの操作の指導。私とW先生からは、漏らしていることや、改善のアドバイスをしていく。一つひとつメモを取っているので、好感が持て、心強い。
来週の3日間の授業は全般的に担当することになる。

18時までに伺う出張があるため、本日は17:30で終了。

アーツカレッジヨコハマにて、公開講座「クリエイター講座」の修了証を受領する。横浜清陵総合高校から5名、金沢総合高校から5名、横浜緑園総合高校から3名、大師高校から1名の計14名が参加し、13名が全出席。この修了証を各校に届け、それぞれの学校の規定により単位認定の資料となる。

そのまま、武蔵工業大学の小池研究室に直行。

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2008年8月14日 (木)

公開講座「DTPの基礎」初日

総合学科公開講座「DTPの基礎」初日。インターンシップ受入れ9日目

本日から7時間×5日の講座が始まる。一昨日まで行っていた本校の短期集中講座「DTP基礎」と類するカリキュラムで、途中の「Illustratorの実習」を「色彩の学習」に差し替えている。

受講申込みは、本校から7名、他校から5名の計12名。卒業の単位が危なくて単位取得のために受講する生徒もいる。朝9時の開始まで心配していたが、2名が欠席(1名は体調不良の連絡あり)。遅れてでもくれば放課後に補習ができるが、1日休むと、翌朝からの授業についていけないのは明らかなので、「全日程を参加可能なこと」を履修条件にしている。
出席した10名は、予定を全てこなし、オリジナルの課題(担任当てに講座に参加していることを報告するはがき)を完成した。

サポートするインターンシップ生インターンシップ生本人は自分の講義・説明に納得がいっていないようだが、初めてにしては十分及第点。W先生からも落ち着いていたとお褒めのお言葉。空いている時は生徒の指導も一所懸命行うし、このまま研鑽を続けていけば自信をもてるだろう。

W先生相手のリハーサル本日と明日、今年度情報科で新採用された横浜R総合のW先生も講座に参加する。受講生と同様に実習し、作品の提出もしていただく。さらに放課後のインターンシップ生のリハーサルでは生徒役も買っていただいた。どうもありがとうございました。

19:30。日が短くなった。みなとみらいの夜景を楽しみながら、3人で坂を下る。


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2008年8月13日 (水)

講座の合間の日

2つの講座の合間の一日。インターンシップ受入れ8日目

朝、アーツカレッジヨコハマに寄らせていただき、職場に直行。明日から始まる総合学科公開講座「DTPの基礎」の準備に取り掛かる。

インターンシップ生と一緒に教える場面を盛り込む。大学3年次生でまだ教職免許を持たず、教育実習もまだという身。教える内容は熟知したといっても、単独で授業を担当させる訳にはいかない。「DTP活用」の授業では、私が教師卓でオペレーティングの解説をし、講師の方に机間巡視をしながら個別アドバイスをしていただいている。これを発展させ、インターンシップ生がオペレーティングの指導をしつつ、私が説明をオーバーラップしながら授業進行の手綱を握るという形式。それでも、インターンシップ生には前日にリハーサルを行わせ、生徒にストレスを与えないような気遣いを指導する。

いよいよ明日の公開講座「DTPの基礎」からインターンシップ生の出番。教育実習の学生も緊張するが、それよりも若い立場。細かいフォローは任せていただき、5日分の実習で生徒を育てる喜びを体験していってもらいたい。

インターンシップ生が帰宅後、他校から来る受講生と見学される教員用にユーザーの設定をする。

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2008年8月12日 (火)

短期集中講座「DTP基礎」6日目

短期集中講座「DTP基礎」6日目、最終日。インターンシップ受入れ7日目

本日は、1日6時間をフルに使っての総合課題。この講座で作った作品と授業の写真を素材に、PublisherでA4両面の三つ折ポートフォリオを作る。実体験を元にしているので、記事も見出しも容易に書ける。1時間目にラフスケッチを描き、以後は各自のペースでの作業。途中、2回印刷して配置や色、文章の確認をしていく。

6時間目に入ったころの作業風景。全員が集中を持続している。

作業中のインターンシップ生 講師よりアドバイスをいただく生徒

(左)はインターンシップ生の作業の様子。「インターンシップ ノ ススメ」というタイトルで作成中。まだ中身を見せてもらっていない。 
(右)は、「DTP活用」で外部講師として招いているフリーランスのDTPデザイナーが生徒一人ひとりにアドバイスをして下さっている様子。夏の勤務日をこのような日に振り替えてきていただいている。生徒にはこの有難味が分かるかな?

6時間目終了時に、生徒から授業評価を記入してもらい、指導担当者から生徒へのメッセージを告げて終了。例年、卒業式のようにこの授業の終わりは目頭が熱くなる。

しかし、半数以上が作品向上のために居残り作業。以下は、特徴的なデザインのもの。

トランプをデザインに利用 オートシェイプを組み合わせたインベーダー

(左)はトランプのイラストを作品の背景に置いたもの。ハートの描き方は教えてあるので、ハートや丸、三角を組み合わせて他のマークを作っていた。
(右)は懐かしの○○ベーダーを表紙のタイトル名に利用しているところ、ゲームをしているのではありません。最初はペイントで描いていたので、「ビットマップ画像では拡大縮小に弱いから、正方形のオートシェイプを組み合わせて作ってグループ化したら」とアドバイスした。あっという間に、ミサイルやUFO、発射台、トーチカが完成。元がドット絵なので失敗はない。この作業にはWordのグリッドが役に立つ。できたイラストをコピペでPublisherに持ってきて、書式設定から色を変更させる。(さらに、「図として保存」機能でEMF形式で保存させ、Powerpointなどでクリップアートとして使えることを教えた。)

■17:30より、明後日からの総合学科公開講座「DTPの基礎」の時間割について、インターンシップ生と打ち合わせ。インターンシップ生にも積極的に講座に関わってもらうために。7時間×5日という、ハードスケジュールの上、他の総合学科の生徒も受講するので、受講者の負担を抑える教材が必要。
明日は、教材準備とリハーサルを行う。

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2008年8月11日 (月)

短期集中講座「DTP基礎」5日目

短期集中講座「DTP基礎」5日目。インターンシップ受入れ6日目

本日は、新横浜の横浜アリーナの隣の横浜デジタルアーツ専門学校にて、グラフィック科の村田先生に指導を依頼している。現地で朝8:50に集合。午前中にDTP業界の説明、そしてIllustratorの基礎技術を学び、午後のために写真撮影。午後は一人ひとりの自己紹介フライヤーを作成という実習。過去3年間、初めてIllustratorを使う生徒がほとんどだが、無事にこなしてきている。

横浜デジタルアーツ専門学校での実習

受講生20名と私以外の教員1名とインターンシップ生1名の計22名。今年は人数が多かったため、初めてMac教室を使えず、WindowsのノートPCでの実習になる。

私は全国大会の業務と、今後の情報デザイン教育の研鑽のためにワークショップに参加させていただく。ペンツールの基本操作まで付き添ってから、退出させていただいた。もちろん年次休暇扱いである。


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2008年8月 8日 (金)

短期集中講座「DTP基礎」4日目

短期集中講座「DTP基礎」4日目。インターンシップ受入れ5日目

新聞のリメイク作品昨日中に提出された、校内新聞のリメイク作品。記事と素材になる写真が与えられて、それを新聞に仕上げるというもの。1時間目の最初に、自分の作品をPRし、その後相互評価、振り返りを行った。行間値と画像のトリミングをマスターしたので、記事を上手くブロック化できた作品が多い。生徒の評価に教員の評価を加えて、金賞・銀賞・銅賞の付箋を貼る。
この作品によって、伝えることの優先度をジャンプ率や見出し、地の色などで区別することを覚えていく。

名刺作成の様子2~5時間目までを使って、名刺作成。
A4サイズで8枚の名刺用のシートを使用する。名刺間に余白があるので、ここにはみ出すように色を敷くことで、切り取ったときに全面塗りつぶしの名刺ができる。実際の印刷物がトンボにを利用した断ち落としをすることを説明をし、その簡易事例を体験することになる。
オートシェイプを使って、さまざまなイラストを加えていく。ベクトル描画の描き方として、ハートをひとつ描いてみた。ご覧のように、さっそく応用する生徒もいる。

過去の三つ折りポートフォリオの閲覧6時間目は、最終日の6時間をかけて作る「三つ折りポートフォリオ」の説明と素材の準備。
まずは、今までの「DTP入門」「DTP基礎」の全作品から数点を閲覧。制作過程の苦労や喜びなど、各自の思いが込められている。今の受講生もみな共感するところがあるのだろう、食い入るように見ている。

この課題は、今までに作ってきた作品を画面キャプチャして素材とし、他人にこの授業の様子と自分の成長が伝わるような両面三つ折りチラシを作る。ページを開くので、ストーリーを考えてレイアウトする必要がある。

本日は、今までの作品をキャプチャーし、名刺の個人情報はモザイクなどの加工を加えてから保存。両面のラフスケッチ用紙を渡して終了。

■放課後は、インターンシップ生の指導。Photoshopを使った画像補正の練習、リサイズ、Web用に保存の際の容量と画質のバランスの見極め方など。画面のキャプチャと合わせて、教材作成の技術を身につけてもらった。

さらに、生徒の名刺作品からセレクト集を作る。もちろん個人情報は伏字で。これも一つひとつキャプチャし、Webギャラリーとしてまとめ、校内Webにアップする。この迅速性が大切。

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2008年8月 7日 (木)

短期集中講座「DTP基礎」3日目

短期集中講座「DTP基礎」3日目。インターンシップ受入れ4日目

そろそろインターンシップ生にも活躍の場を与えていく

インターンシップ生によるはがきの講評

昨日、相互評価を行った課題「中学校に送る横浜清陵総合高校を紹介するはがき」。生徒の評価を元に、教員側の評価を加味して、金賞・銀賞・銅賞を決めた。本日の授業を始める前に、この講評をまかせた。

作品のポートフォリオの掲示左から、ラフスケッチのスキャン、中間提出作品、アドバイス後の改善作品というポートフォリオにまとめる。20名全員分のポートフォリオを教室内に掲示した。初めてオリジナル作品を作ったときの感動をキープしてもらうため、この展示は最終日まで続く。いくつかの作品は、通年掲示する。

2時間目まででテキストMicrosoft(R) Word レイアウトデザイン ガイドブックを終了。WordのDTP機能の大方をマスターしたことになる。しかし、これでWordでの作業はおしまい。以後の作成は、OfficeProfessionalに入っている、、WordがDTPに特化したPublisherを使う。

3時間目は、Publisherの特徴を説明し、レイアウトに慣れるために、「過去の校内新聞を見せ、その取材で集めた画像と生徒と教員のコメント文を用いて、オリジナルの新聞にリメイクする。」という4時間相当の課題。インターンシップ生は、受講生をサポートする場面が増える。昨日、同じ課題をこなしているので、安心して任せることができる。

生徒にアドバイスするインターンシップ生

4時間目の途中から神奈川○○○○高校の非常勤のT先生が全国大会の発表についての相談に訪れる。15時という予定よりも随分早い到着。
中間提出させた全ての課題に対して、技術的なアドバイスをするところから見ていただいた。

訪問者に説明するインターンシップ生 生徒作品を閲覧

T先生はPublisherを用いたDTPの内容に興味をもたれたようで、インターンシップ生から「教える練習」として操作を説明させていただいた。右の写真は、この講座の最終日を1日かけて作成する「三つ折ポートフォリオ」の過去の作品を閲覧しているT先生。

その後、インターンシップ生と共に、明日の授業の予習であるイラスト入りの名刺作りの実習。6時間目のオートシェイプを活用したイラストの描き方の説明を見ているので、さっそくチャレンジしてもらった。

18時、本日の「新聞リメイク」の作品の完成のため残っていた生徒が、電子データを提出。インターンシップ生が全ての作品を印刷プレビューしてキャプチャ。それを、PhotoshopElementsの機能で、Webスライドに加工して校内Webにアップ。明日の朝一番の相互評価において、推薦作品を選んでもらうのにも役にたつ。

本日も19:30退出。インターンシップ生とは毎日12時間、顔をあわせていることになる。やる気のある学生でよかったと思っている。

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2008年8月 6日 (水)

インターンシップ生の実習日誌

3週間のインターンシップ中の実習日誌を、ブログでの報告で代えている。

今年はインターンシップ生が一人だが、8月4日からの記録を、しっかりと書いてくれている。学校では話せなかった内面的なことも分かったりする。

和南~3週間の記録~

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短期集中講座「DTP基礎」2日目

短期集中講座「DTP基礎」2日目。インターンシップ受入れ3日目

作品の相互評価1時間目に、昨日の中間提出の作品のコメントを行った。20名全員の作品を順に中間モニタに映し、改善のポイントを述べていく。生徒は、他の作品の評価を聞きながら、自分の作品の改善目標を立てる。その後30分の改善時間を与えて、相互評価を行った。実際にはがきに印刷したものを、40秒ごとに手渡しして、規定の観点で評価する。全員の作品を評価した後、今後の自分の作品制作に向けての抱負を記述する。

後半は、テキストの山場でもある課題の制作。DTPの文字詰めに関する知識や、Word特有のおせっかいな機能の解除方法などが盛りだくさん。課題に入るまえに、一通りの解説と実習確認を行った。(教える側としては、これが講座の山場)どうやら、今年の受講生はまずまず理解できたようだ。やはり、夏休み中の講座を取る生徒は意欲が高い。

インターンシップ生には、授業の合間にはがきの作品を画面からキャプチャしてもらった。これをPhotoshopElementsの機能で、Webのスライドに加工した。今までの作品同様、校内Webで閲覧できるようになる。

17時より、明日の授業の予習として、インターンシップ生にも課題制作を課した。過去の校内新聞を、リメイクして作成するという課題。19時、インターンシップ生は、すっきり系で作り上げてくれた。

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2008年8月 5日 (火)

短期集中講座「DTP基礎」初日

短期集中講座「DTP基礎」初日。インターンシップ受入れ2日目

作業の指導中受講生は1・2年次から20名。今日と明日は、基本的なレイアウトや文字組みの考え方とWordのDTP機能を学ぶ「修行」の部分。それでも、午後2時間はオリジナルの学校紹介はがきを作成する時間がある。今日は中間提出で、明日はアドバイスを聞いて改善する。
朝9時から15時30分までの6単位時間だが、チャイムがならないことと生徒が一所懸命作業しているため、20分ほど超過してしまった。

インターンシップ生の作業生徒にとっての初の作品。ラフスケッチと、途中作品(本日終了時)と明日の改善作品を、ポートフォリオとして1枚のシートにまとめて印刷する。インターンシップ生には、一連の作業を体験してもらう。
写真は、生徒より一足先にできているので、自分のポートフォリオを完成し、印刷しているところ。

17時を回ってから、明日の授業の内容の打ち合わせ。授業のメインの部分は、インターンシップ生を相手に模擬授業を行って共通認識を深めておく。
はじめてPublisherを使い、その便利な機能にDTPの奥の深さを感じてくれた。

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2008年8月 4日 (月)

インターンシップ生受け入れ

本日より3週間、情報科教員を目指す学生のインターンシップを受け入れる

明日から6日間の日程の学校設定科目、短期集中講座「DTP基礎」。14日から5日間の日程の総合学科連携公開講座「DTPの基礎」。どちらも35時間以上なので単位認定が可能な講座。この2つの講座のTTとして経験を積んでもらう。
そして、22日には全国高等学校情報教育研究大会で体験と思いを発表してインターンシップを終了する。

平成17年から始めて、1名→4名→4名→1名という受け入れ人数の推移。今年度は案内の書類送付だけで、生の連絡を取らなかったことがいけないのか、情報の教員を目指す学生が少ないのか。

ともかく、今日からは大学と協定を結んで学生を預かる。明日からの授業を説明し、授業展開と指導のポイントを打ち合わせた。また、明日はスキャナーの取り込み作業があるので、その実習と理論の解説を行った。
オペレーティングの飲み込みが早い学生である。

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2008年7月10日 (木)

教員採用試験:情報の試験問題

放課後、情報で採用試験を受けたインターンシップ生の訪問を受ける。

昨年夏のインターンシップに参加した学生。7月6日の採用試験にチャレンジしており、問題の実物を持って寄ってくれた。教育実習も楽しく終了できたようで、昨年のインターンシップの経験は役にたったようだ。

■教科専門筆記試験問題
どの分野からもまんべんなく出題されている。インターンシップ生は、画像処理も勉強している上、昨年秋に基本情報技術者試験も受けているので、この試験については自信がありそうだった。ここでの公開は、しばらく控えておく。

■集団面接試験
受験者4~5名に対して、面接官2名で20分。まずは受験者全員に、「最近の嬉しかったこと、感動したこという出来事は何ですか。」という質問に対して順に答えていく。
その後、個別に50秒以内で回答を求める質問。他のインターンシップ生からの情報も加えてあげておく。

・環境問題について指導出来ること
・球技大会で積極性のないクラスをどう盛り上げるか。
・リレーのクラス代表に運動が苦手な子が選ばれたらどうするか
・文化祭での出し物が決まらない場合、どうするか
・合唱コンクールで指揮者が決まらないとき、どうするか
・あなたのクラスに最近休みがちな生徒がいます。保護者に電話をしたところ、
 毎日ちゃんと家から送り出しているとの事です。あなたならどうしますか。
・子供にどのような学習環境で育ってほしいですか。
・生徒に将来どんな夢や希望を持ってほしいですか。
・期日を過ぎても生徒が提出物を出しません。どうしますか。
・連絡もなしに休む生徒がいます。どうしますか。
・「先生だから相談するね。誰にも内緒だからね。」と言われました。どうしますか。
・生徒会選挙に立候補した生徒が落選し、それから学校に来ません。どうしますか。
・最近、授業中に居眠りをする生徒がいて、学習意欲が明らかに低下しています。どうしますか。

■全国大会の日に2次試験
情報の2次試験がちょうど8月22日で、全国大会と重なっている。このインターンシップ生は、今年も参加するつもりでいたようで残念がっていたが、ぜひ2次試験に進めるよう期待している。

また、夏のインターンシップ中にも可能な範囲で参加したいという嬉しい言葉も。どうぞ、ぜひお出でください。

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2008年7月 6日 (日)

教員採用試験:1次試験

本日は、神奈川および近都県の教員採用試験の1次試験が行われた。

昨年同様、県立の採用試験は6会場で行われ、4会場は大学、2会場は隣接する神奈川総合高校と神奈川工業高校の校舎である。神奈川県の教員採用のページから、会場や科目別の倍率などが公開されている。

今年度の県の試験の特徴は、特別選考のうち、正規教員経験者、臨時的任用職員経験者、社会人経験者、スポーツ・芸術実績者の年齢制限を採用時50歳未満から60歳未満にしたこと。おそらく教科情報では50歳以上の免許所有者の受験は皆無だろうが。

集合時間過ぎを見計らって情報科の採用試験が行われる会場を視察。校舎内には入れないが、未来の同僚への期待の気持ちを表現したかった。

試験会場 情報科の受験番号

神奈川総合高校と神奈川工業高校の会場では、次の分類の試験が行われた。
 ・特別選考(1) 正規教員経験者(全校種等・教科)       
 ・特別選考(2) 臨時的任用職員経験者(全校種等・教科)       
 ・特別選考(3) 社会人経験者(中・高英語を除く全校種等・教科)       
 ・特別選考(4) スポーツ・芸術実績者      
 ・特別選考(6) 障害者(全校種等・教科)       
 ・高等学校  水産、情報

応募状況を見ると、高校情報科は3名募集のところ、60名が応募している。会場に掲示されている受験番号を見ると、インターネット申込みか否かの違いによって、3000番台が9名、6000番台が45名。すなわち、残り6名は、特別選考の(1)~(4)、(6)に含まれていることになる。特別選考(2)は臨時的任用期間が過去4年に2年以上であった場合であり、この分類か(3)の分類にいるのではないだろうか。昨年度は分類(1)からの合格者が1名いたが、これは稀な事例だと考えている。

1次試験の内容は次のように公開されている。
 ・一般教養・教職専門筆記試験
   筆記試験で教員として必要な知識・能力等を評価します。
 ・教科専門筆記試験
   筆記試験で教員として必要な知識・能力等を評価します。
 ・集団面接試験
   社会性、協調性等、教員としての資質を評価します。

2次試験の内容は次のように公開されている。
 ・論文試験A
   教育に関するテーマ作文で表現力と理論的な思考力、観察力を評価。
 ・模擬授業
   魅力ある授業を支える指導力(発想・構成等)と素養を評価。
 ・個人面接試験
   自己アピール等を中心にして多様な経験や積極性、適応力等を評価。
 ・実技試験
   教員として必要な実技能力と指導能力を評価します。
 ※ 論文試験Aは第2次試験だが、第1次試験日に第1次試験受験者全員に実施。

採用試験の日程は、次のように公開されている。
 ・1次試験        7月6日(日曜)
 ・1次試験の合格発表 7月22日(火曜)
 ・2次試験        7月31日(木曜)~9月1日(月曜)
 ・2次試験の合格発表 9月30日(火曜)

■昨年のインターンシップに参加した学生の一人が、試験帰りに職場まで報告に来てくれた。

この学生は情報科教員を目指していたが、募集人数(情報科3名と数学科45名)を比べ、悩んだ上で数学科で受験したという。教員になるための作戦としては、止むを得ないのだろう。実際の倍率を比べると、情報科20倍、数学科7.8倍であった。

この情報科の倍率の高さは商業科に次ぐものだが、東京都が情報科の採用をしていたら、半減しただろうと考えられる。

学生から試験の様子を聞くと、午前中に、筆記試験を60分づつと論文試験、午後は5人づつの集団面接が20分、ということ。会場を出るまでは携帯電話は通話もメールも禁止で、電源を切るように指示されたという。
論文試験は2次選考にて用いると説明を受けたそうだが、1次合格者は面接の資料だろうが自己アピールシートも提出するのに、なぜ1次試験で行うのか。じっくりと評価する時間を確保するためなのか。

数学の専門筆記試験を見ると、私の頃とは全く異なり、大学での教養問題ではなく、高校の内容を問う問題ばかりであった。私なりの分析であるが、受験者数確保のため、点が取れそうもない問題を出さない配慮なのであろう。まさか、大学で扱う内容が落ちたからでは、とは考えたくない。

■今後、情報科の試験についても調査していく予定。

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2008年7月 1日 (火)

教育実習の問い合わせ

来年の情報科の教育実習の受け入れについて、問い合わせがあった

某国立大学の教授より、可能ならば情報科の教育実習生を受入れて欲しいとの連絡があった。ある県のトップ高校出身で、母校では数学でならば受入れるが情報では受入れてもらえない学生がいるらしい。以前も同様の理由で本校の卒業生以外の実習生を受入れた実績はあるが、個人では決められないので、教務担当者に委ねた。

私個人としては、教員養成について必要を感じ、インターンシップ受入れでも推進している。本当に教員を目指すのならば大歓迎である。すでに民間企業に内定している学生を担当したときは、心底疲れた経験がある。授業を受ける生徒のことを考えると、手を抜けないからだ。そのときは4科目だったが、現在は短期集中講座を除いても、通常で7科目8講座を担当している。これだけの科目数を指導するのは(指導される方も)厳しいものがある。

夏のインターンシップの案内をしているので、該当の学生はこちらの参加も考えているという。専門教科情報にも視野を広げて準備をしている学生ならばよいのだが。

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2008年6月20日 (金)

夏の情報科インターンシップ募集の案内

今年も情報科教員を目指す学生のインターンシップを募集する。

情報科教員の養成については、現場が一番必要性を感じている。本校のような総合学科では、専門教科情報の科目が多いので、大学で体系的に学んできた若手教員の投入が望まれる。そうはいっても、教員を志望する学生に、本当に受験してもらうためには、事前の投資活動が必要。それも、現場からの。。。

今年の夏休み中に私が担当する講座が2つある。

 1.短期集中講座「DTP基礎」 6時間×6日=36時間
 2.総合学科連携公開講座「DTPの基礎」7時間×5日=35時間

この2つの科目は内容はほぼ同じだが、前者は本校の学校設定科目で本校生徒のみ21人が受講する。後者は県内の総合学科生なら誰でも参加できる公開講座として、今年は3校から13名が受講する。後者では、学生にも積極的に授業に参画してもらう場面を作る。1単位の授業で生徒がどれだけ伸びるものかを直視して、教員への意欲と資質を高めてもらいたい。

さらに、

 3.8月22日の全国高等学校情報教育研究大会にて体験を発表

という課題を含めて、8月4日(月)~8月22日(金)の3週間(実数15日)、インターンシップ生を受入れる。

すでに3年間の実績があり、大学との協定書の手続きや案内なども出来上がっている。昨日、今年度用の関係書類一式を起案して許可が下りた。3年間の実践の報告書と共に、さっそく、県内に基盤がある情報の免許を発行する大学あてに送付した。

受入れ数は、過去3年間で1名、4名、4名と推移している。偶然だが4名は受講者数とのバランスが良い。今年は6名までを受け入れる予定。ただし、各校から1名までで、「神奈川県の情報科教員をめざす3年次生」に限る。

昨年度受入れた4名はみな神奈川県内出身。3名が情報科、1名が数学科で、迫る7月6日(日)の採用試験に臨む。彼らの成果も期待して止まない。7月22日に1次試験の結果が分かるが、ぜひ合格してインターンシップ生を励ましに来て欲しい。

■教育関係者の方で見学をご希望される場合は、事前に連絡をお願いいたします。

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教員採用試験の応募状況

6月18日付け、県の教育委員会のページで、教員採用試験の応募状況が公開された。

昨年度の採用試験では、情報科には3名募集のところ72名が応募し、2名が採用された。この高倍率は、情報科の免許のみが受験資格であったことが理由にあげられる。今年は、他教科の免許が必要となったため、受験者が集まるか心配していた。

今年は、情報科には3名募集のところ60名が応募している。20倍は商業の24.5倍に次ぐ高倍率であるが、本当に優れた教員が採用されるように、切に願っている。

■参考までに、今年は情報の免許のみが受験資格とした隣の静岡県では、昨年の応募60名から12名減の48名。やはり、昨年度に合格者0名という実績は尾を引いたか。

同じく隣の東京都では、今年は情報科を募集していない。昨年度は70名が受験したはずだが、この人数は何処に?
埼玉県では、昨年度59名の応募に対して、2名減の57名。千葉では募集なし。

つまり、神奈川近辺では情報科の教員を目指す人数は明らかに減っているということ。。。

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2008年4月27日 (日)

関東の情報科教員採用状況に思う

関東地区では茨城県以外、教員採用試験の案内が出そろった

全国的には関東地区は教員採用試験の案内が早い。東京アカデミーのサイトでチェックしているが、日程も7月6日にそろっている。新しい教育課程でも情報が必履修継続であるにも関わらず、情報科教員の採用状況はきびしそうだ。

■他教科の免許を持っていることを条件
  神奈川・群馬・埼玉
■採用なし
  東京・栃木・千葉・横浜・川崎
□まだ未公表
  茨城(昨年は他教科免許を条件に1名程度募集)

隣の静岡県では、他教科の免許の条件なしに、情報科の採用に踏み切った。昨年の神奈川の影響があったかと考えるが、その神奈川も他教科の免許を必要とするようになってしまった。募集なしの東京は情報科専任のシステムだが、各校一人の割合で充足したのだろうか。

新学習指導要領では、コンピュータ操作が小学校に移り、高校ではさらにレベルの高い情報教育が望まれている。昨日のセミナーでも、永井文部科学省初等中等教育局視学官は、従来通り、「高校では横方向の人材育成も縦方向の人材育成も指導できる枠組みになっている。現場での取り組みを。」という資料を提示していた。もちろん、そのつもりで切磋琢磨しているが、他教科の何倍もの負担を強いられている。たまたま情報の免許を持って採用されてくる他教科の教員をあてにするのではなく、情報科の教員養成には、文部科学省が先頭に立って取り組んで欲しいものだ。

神奈川県では、採用試験にむけた説明会を、明日28日と5月6日の2回、各450人を募集して行う。すでに受付を終了しているが、どうして追加開催をしないのだろうかと、これも疑問に思っている。文部科学省と各地方自治体、そして現場が教育環境を整備する方向で一致していないと、教員を志望する学生が育たなくなってしまう。

今年も夏季休業中の情報の講座に教員志望のインターンシップ生を受け入れるため、現場の一員として準備をしている。

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2008年4月 7日 (月)

新採用の情報科の先生(2)

週末、4月4日のエントリで紹介した2名の先生よりメールをいただく

まだ公務用のメールアドレスを取得していないので、校外からのメールである。2名とも、視野を広めるための意欲を持っており、情報部会への参加も積極的に考えてくれている。やはり、採用時の勢いは大きい。新タイプ校では第2の教員人生を歩みはじめて、活性化した先生が多くいる。あらためて人生の節目の思いは大切にしたい思った。

一方の先生は、以前からこのブログを見ていてたという。事前に手の内を全て知られているようで恥ずかしいが、近々本校を訪問する機会があるようなので、授業の成果物や生徒の生の声を聞いてもらえるように準備したい。

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2008年4月 5日 (土)

今年も情報科教員を募集

神奈川県の20年度実施の教員採用選考についての情報

昨年と同じ3月28日付けで、県のサイトに神奈川県公立学校教員の採用選考の記者発表資料がアップされている。

残念なことに、募集校種等・教科(別紙1)のPDFを見ると、『高校情報の受験には、情報の教員免許状のほかに、情報以外の教科の高等学校教員普通免許状が必要となります。(取得見込みを含みます。)』という注意書きがある。これは、他の免許を問わない昨年と比べて後退する条件であり、全くの心外だった。日本史の必履修を宣言している地方自治体として、独自性を保つことができないのだろうか。

その他、募集に関することをまとめると
◆1次試験:7月6日(日) これは関東の他都県と一致するだろう
◆受付期間:5月7日~5月19日 郵送またはインターネットで
◆2次試験:7月31日~9月1日の間で実施
◆説明会:(1)4月28日(月)19時~ (2)5月6日(火)14時~ 4月中旬より受付

最後の項目の説明会は、昨年が1回だったのが今年は2回実施される。これは、教員採用に切羽詰まってきていることを象徴している。しかし、例年と同じく今回の記者発表も、東京・千葉に比べて明らかに遅いし、正式な実施要項は4月下旬に公開予定という相変わらずのんびりした計画。ここで各教科の募集人数も告知されることになる。
東京都では、4月中旬には地方7会場で説明会が行われるという。県の対応に歯がゆい思いをしているのは私だけではないだろう。

しかし、東京都では要綱を見る限り、今回は情報の募集が無いようだ。名簿登載が2名だったがこの春の採用数は0と聞いている。次の教育課程で情報の必履修が打ち出されているが、学習指導要領が決定するまで見守るのだろうか。

■この時期は採用試験の調査研究のため、東京アカデミーの教員採用試験日程速報にお世話になっている。

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2008年4月 4日 (金)

新採用の情報科の先生

神奈川県で2名採用された情報科の先生とコンタクトを取る

神奈川県は初めての情報科の募集により、2名が採用された。他教科の免許の所有が条件でなかったためか、それぞれ情報の科目が多い、特色ある学校に配置された。

科目開発の情報交換をさせていただくために、電話で挨拶をさせていただいた。1名は総合学科であり、「産業社会と人間」と他教科の連携についてプロジェクトを組むというので、「情報」との連携について情報提供できることがありそうだ。

情報部会の紹介もさせていただいたが、両名とも積極的な姿勢に好感を持った。まずは学校に慣れ、その上で視野を広げていっていただきたい。

私にとっても大きな刺激になる。

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2007年12月12日 (水)

現代社会:Habitat for Humanity

現代社会の授業で、東海大学の学生がHabitatの活動のプレゼンをした

Habitat for Humanityとは国際NGOで、世界の132ヶ国で活動し、世界中の貧しい人々やホームレスの人々、自然災害で家を失った人々に対してシンプルで丈夫な家を建設している。この東海大学の支部の学生10数名が授業に協力してくれた。

きっかけは、夏休みの情報のインターンシップに参加した学生が、社会科のN先生と話しをする中で、自分の活動を紹介したこと。インターンシップ活動の傍ら、総合学科高校の教育活動を理解し、仲間をさそって協力してくれる運びとなった。N先生と2度の打ち合わせをし、本日、1年次4クラスを対象の授業が実現した。

まず、グループごとに「自分にとって家とは何か」を話し合う。大学生が各グループに入り、進行をサポート。

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今年2月のフィリピン・パワラン島での活動をビデオで紹介。住居建設活動のボランティアの様子や、現地の人との触合いの様子を、大学生の解説つきで見ていく。

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学生が自分の体験を元に、国際ボランティアの紹介をする。実体験を元にしているので、話には説得力がある。興味を持った生徒は、放課後も話を聞いている。実体験をした年齢も近い大学生から聞くこどで、教員が授業で説明する以上の教育効果がある。企画は成功だった。

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終了後、校外で反省会。大学生からは
・想像以上に、高校生は関心を持っていた。また聞いてくれた。
・プレゼンすることで自分たちの活動を振り返り、意義を確認できた。
などの意見が出て、達成感を感じることができた。

私も学生に戻れたら、habitatの活動に参加したくなった。きっと、高校生の中でもチャンスがあったら参加する者が出てくるだろう。「今日のような発表もボランティア活動の一環として、出身校などに企画を提案していって欲しい。」とエールを送った。

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2007年11月17日 (土)

教職員人材確保・育成基本計画が公開

昨日付けで神奈川県の標記の計画が公開された。
サブタイトルは、「高い指導力と意欲をもつ教職員の確保・育成をめざして」。

■神奈川の教員採用試験を目指す方、大学の教職担当者には、かながわ教育ビジョンとともに、必読の資料であろう。

■8月4日のエントリで、この計画案に対してパブリックコメントを提案したことを紹介した。10月にパブコメに対する県の考え方と計画とが公開される予定だったが、半月ほど遅れての公開になる。

県民意見整理台帳によると、意見は28人・団体から総数36の意見があった。同類の意見はまとめてあるが、全てに対しての回答(県の考え方)と反映状況が示されている。

反映状況は6つに区分されている。

  1. 「計画に反映しました。」(一部でも反映したものは含む)
  2. 「ご意見の趣旨を参考にしました。」または「計画の推進にあたって、ご意見の趣旨を参考にします。」
  3. 「すでに反映済みです。」
  4. 「計画に反映していませんが、他の政策等の中で取り組んでいます。」
  5. 「計画に反映できません。」
  6. その他(感想、質問など)
意見は15に分類され、反映状況が1の意見が3つある。22件の同旨のものが1つ、そして他の2つも、総論的でもっともなもの。具体的な提案に対しては反映状況は2が多い。私の4提案も全て2であった。今後、どのように参考にされるのか見守っていくと同時に、個人的に実践できるものは推進していく。

新しい学習指導要領についてのパブリックコメントの締切は12月7日(金)。情報の教員養成について思うところをまとめ、提案してみたい。

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2007年11月15日 (木)

DTP入門:体育祭の新聞完成

2時間×3回の授業で課題を完成し、相互評価した。

PublisherでA4の新聞をつくることが課題。題材は体育祭の様子を中学に掲示してもらうための新聞。

まず、前回の中間提出作品を元に、可読性を確保するための注意をする。地色の変わり目と文章が接近してはいけないこと、テキストボックスに色を塗る場合はテキストボックス内の余白を設定すること。本文のポイント数と行間値の設定、フォントの選択など。その後、60分の作業時間を与える。

071115dtp_2

完成していない生徒もいるが、時間を切って印刷。まず、一人ひとりが自分の作品を画面上で示しながら説明・アピールする。その後、印刷物を順に回しながら、相互評価をしていく。写真は、他人の作品を見ながら、表に評価を入力しているところ。

次回から文化祭の新聞作り。今回の相互評価により目が肥えたので、さらにレベルがあがる。

■本日は、情報の教員を目指す方(写真中央)が授業見学に見えた。一度大学を出た社会人であり、某美術大学の通信制で情報の免許を取っている最中。今年は神奈川の採用試験も1次は合格している。セキュリティ関係の実務経験とデザイン系の知識・技術は教員になったら役に立つだろう。新タイプ校(都立)の出身であることも心強い。

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2007年11月 5日 (月)

0711今月の初心:技能審査の単位認定

今月は「技能審査の成果による単位認定」に関わる仕事が多い。
これらをこなすことが今月の目標。

■神奈川県の「技能審査の単位認定に係る標準例」の原案作成

他都県の情報科教員からも望まれている本県独特のシステム。内容や試験方法などを総合的に判断して、技能審査の成果を単位認定する場合の標準単位数の一覧が作られる。県内の公立・私立高校は、ここに示された技能審査については、表記の単位数を越えない範囲で単位認定することができる。各校はこの標準例から、内情に合わせて次年度の対象技能審査を申請し、生徒に周知する。

情報に関しては、技能審査の新設やカリキュラムの変更が多いので、毎年更新をする必要がある。情報部会が精査して原案を提出しているが、そのたたき台を作る担当。

今までに、単位数の適性化と、CG検定・情報活用検定(J検)・色彩検定・DTP検定を「情報」に盛り込んできた実績がある。来年度は「初級システムアドミニストレータ」が春で終了、「基本情報技術者」も含めて試験制度が改正される。まず、この試験について情報をまとめたい。その他、現行の試験も全て確認していく。

参考までに、2月2日のエントリで昨年度の情報関係の単位認定の実績を紹介する。

■色彩検定とCG検定の校内実施

今月11日が色彩検定、25日がCG検定。両試験とも私が担当なので、受験者への補習指導を行っている。高校生にとっては高い受験料、なんとか全員合格を目指している。明日は、文化祭の代休を利用して、いつもお世話になっている横浜デジタルアーツの専任講師に色彩検定の対策講座を開いていただく。講師の方がベテランの上、豊富な教具があるので頼もしい。

■総合学科の「公開講座」の科目開発

夏休み(中心)の公開講座を整理して、なるべく単位認定が可能なボリューム(35時間以上)にしていく方針。モチベーションの高い総合学科生が集まり、レベルの高い授業が期待される。
この運営をする「総合学科校外連携部会」の一員として、技能審査のカリキュラムを利用した科目開発を構想している。専門学校にも協力を仰ぐ。

個人的には、J検(2級)と色彩検定(3級)を対象とした講座が適当と考えている。
明日と木曜日に専門学校に伺うので、それぞれで打診してくる予定だ。

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2007年10月28日 (日)

ジョーシン07を終えて

昨日のエントリの続編

■まず、私の発表についての補足

シンポジウムの資料集用に提出した最終原稿(PDF:182.9K)と関東大会でインターンシップ生が発表に使った資料 (PDF:74.3K)をアップします。特に前者は、原稿の差し替えに間に合わなかったようなので。

この資料には含まれていないが、発表時のスライドで、神奈川県内の本校のような総合学科高校と単位制普通科高校の情報の科目設置状況を示した。情報A/B/Cの複数からの選択制と、専門教科情報の科目や学校設定科目からの自由選択制を取り入れている。そして、複数の学校で設置されている科目を挙げて、これらを、新採用教員に求められるスキル、つまり、教員育成の目標レベルとして提案した。

この専門教科情報の科目について大学の先生方に目を向けてもらうことが、私が意図的に盛り込んだことである。学会のいろいろなシンポジウムに参加しても、専門教科情報について話題になったことがないからである。

さらに、学習指導要領解説からの引用

 専門教科「情報」は、高度情報通信社会における情報関連人材の養成の必要性に対応するための教科で、情報産業と社会、課題研究、情報実習、情報と表現、アルゴリズム、情報システムの開発、ネットワークシステム、モデル化とシミュレーション、コンピュータデザイン、図形と画像の処理、マルチメディア表現の11科目から構成されている。
 普通教科「情報」の学習内容をより深めるために、専門教科「情報」の科目の内容が参考になる。また、「情報A」、「情報B]、「情報C」をさらに発展させた学習を行うために、専門教科「情報」の科目を履修させることも可能である。
を示した。情報科学・情報工学系の大学教授が「情報B」に期待していることが、実は、文科省は「普通教科情報」に求めず、「専門教科情報」に託していることが明らかである。

専門教科情報を教えられる教員を育成し、彼らが現場で科目開発していくことも期待している。学校設定科目で単位数を下げたり、短期集中講座で置くなど、時間割上の問題はいくらでも工夫できる。

■持論である「情報のAO入試を実施すべき」ということに絡めて。

AO入試をでは、受験生が与えられたテーマに向けて活動をするが、教員のサポートを受けることが大半だろう。このサポートする過程で、高校の教員のスキルが上がるという副産物があり、これを「狙い」としてAO入試の実施を期待している。

AO入試は、様々な内容が考えられる。しかも、一般試験を作問をするよりも、受験者数は確実だし、少ない労力で高い効果が期待できる。その上、テーマは受験産業が冊子にまとめて配布してくれる。

例えば、「○○を実現するためのアルゴリズムを考えて、発表する」という課題を与えるとする。
受験の条件として、「高校でアルゴリズム(もしくは相当する科目)を履修していること。または、8月○日~○日に本校で行うアルゴリズム講習会に参加すること。」とする。この講習会に、担当の情報科教員も参加しても良い、とすれば、現職教員の養成になお効果が高い。きっと、受験生は鍛えられて伸びるだろうし、専門教科の科目名を出すことで、高校への高度な教育の必要性をアピールすることができる。

偶然、この発想と似た試験に出会った。産業能率大学のキャリア教育接続入試である。本校の生徒も受験しており、3年次団の教員がかなり面倒を見ていた。つまり、このような形態のAO入試の効果は実証済みである。

■高大連携について

発表中にクリアーファイルを回覧し、インターンシップ取り決め書類と、授業の分担表、学生の成果物(新聞と三つ折チラシ)、学生のレポートなどを閲覧していただいた。特に、インターンシップ取り決め書類 (PDF:20.2K)は、都立駒場高校の天良先生から、参考になるとの言葉をいただいた。天良先生も高大連携の企画をされているので、今後も連絡を取り合っていきたい。

■情報科教員の予備軍と会いました。

すでに講師をされている常連の方々の他に、2名の方とお話をした。
一人は、夏のSSS2007で会った静岡県の大学3年次生。おみやげに、静岡県の採用試験の過去問題をいただいた。また、受けるように勧めた基本情報技術者試験には、合格しそうだという報告。ぜひ頑張ってほしい。

もう一人は、初めてお会いする社会人の方で、このブログを見て参加されたという。神奈川の1次試験には合格されている。2次試験の様子を教えていただいた。美術大学出身ということで、「情報デザイン」教育のホープとして期待できる。また、別の日にお会いする約束をした。

◆このエントリでアップしたPDFの印刷を希望される方はご連絡ください。パスワードをお教えいたします。

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2007年10月27日 (土)

高校教科「情報」シンポジウム2007

略称「ジョーシン07」に参加。意見表明の場を与えていただいた。

朝から台風の影響で雨、それでも大学・高校を中心とした関係者が100人弱参加。
今回のシンポジウムは教員養成がテーマ。文科省の淳一情報教育調整官の基調講演、各学会を代表する教授の招待講演、高校・大学からの意見表明、パネルディスカッションという構成。

会場は早稲田大学理工学部。新大久保駅で筧教授と会い、学部内の改組の話を伺いながら会場に向かう。私が学んだ電子通信学科はもう無いが、早稲田電気工学会(EWE)は残っているそうだ。

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総合学科で情報を教える立場から、「教員養成の必要性とインターンシップを利用した教員育成」というテーマで意見表明を行った。前半と後半に分けて概要を紹介する。

(1)教員養成の必要性
■講習で免許を取得した現職教員の力不足は否めない。個人として、資格試験のカリキュラムを利用してバックボーンを鍛え、科目開発をしてきたことを紹介。
■専門教科情報の11科目を俯瞰し、神奈川県の総合学科高校、単位制普通科で実施されている情報関係の科目を紹介。
■神奈川で複数校で実施されている専門科目を挙げた。具体的な科目は、「情報と表現」・「図形と画像の処理」・「マルチメディア表現」・「ネットワークシステム」・「アルゴリズム」・「文書デザイン(商業)」・「プログラミング(商業)」。これらを、新採用教員に求められるスキル、つまり、教員育成の目標レベルとして提案した。
■現状と問題点として、「現職教員の現状」・「教員採用での問題」・「教員採用での今後の期待」・「学生が情報の教員を目指すか?」・「大学の教職課程と担当者の意識は?」を挙げた。

(2)インターンシップを利用した教員育成
■学生をインターンシップに受入れるまでの、工夫と準備を説明。
■今年度のインターンシップの対象(県内の3年次生)・日程・内容・学生の感想を紹介。
■今年参加した学生、見学された教職担当者が、大学内で周囲に与えていく影響。
■「高校生」と「教職を目指す大学生」を教育の場で結びつけるためには、高校と大学の連携が必要。
■応用事例が各都道府県で発生していくことへの期待

実は、この発表の中で、意図的に盛り込んだことがある。この紹介は、明日のエントリに回す。

高校現場からの意見表明として、都立町田高校の小原先生も発表。「高校現場・大学教職課程の実践から」と言うテーマで、教育実習や講師をされている青山学院大学の教科教育法の授業の様子を紹介された。小原先生の行動力にはいつも敬服している。

プログラム最後のパネルディスカッションには、豪華なパネリスト。
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左から、筧先生(早稲田大学)、岡本先生(電気通信大学)、山西先生(富山大学)、堀口先生(常盤大学)。コーディネータは元高校教員の中野先生(千里金蘭大学)。延長しても話が尽きない。

シンポジウム全体に対する個人の率直な感想として、文科省をはじめ、大学教授や各学会では壮大な構想をもたれているようだが、互いにまかせあったりして即効性に欠けているようだ。高校現場で科目開発・科目維持、そして教育実習生の受入れに対処していくためには、草の根の活動でも、すぐにアクションを起こしていくことが必要と考えている。
「情報」について、さらに深く学びたい高校生、教えたい教職希望の大学生、学生を指導する教職課程担当者、教材研究と雑務に苦慮する現職教員、教育レベルを求める各学会、これらをどう結び付けていくかがテーマのはず。主催者の情報処理学会は、本日のシンポジウムの成果をどのようにまとめていくのか、さらに3月に予定されている「ジョーシン関西」にも議論の継続を期待して止まない。
10月7日のエントリでも、本日の意見表明の中でも述べたが、今回のシンポジウムの開催趣旨には感激している。できれば、各学会合同の提言としてまとめることを期待している。

それぞれの発表で質疑応答。進行は少しづつ遅れて、終了は18時。台風で傘もさせない状況だが、シンポジウムの実行委員会の先生や都の高校の先生と懇親会に参加。長い机に筧先生が中央に座った様子に、「構図として」最後の晩餐を連想した。(誤解の無いように)

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2007年10月 7日 (日)

高校教科「情報」シンポジウム2007で

10月27日(土)、標記のシンポジウムで意見表明をさせていただく

情報処理学会の情報処理教育委員会が主催。東京農工大の辰己丈夫先生を実行委員長として、今年で3回目のシンポジウム。会場は早稲田大学理工学部、略称は「ジョーシン07」。
大学教授、高校の教員、関連企業だけでなく、これから情報の教員を目指す学生もぜひ参加を。詳細と参加申込は公式ページでどうぞ。

昨年度は、津久井浜高校の深瀬先生がパネルディスカッション「教科情報と教育現場」のパネリストとして参加されたが、神奈川からの参加は知る限り5名程度だった。このようなシンポジウムは神奈川で行われることがないので、いつも参加者が少なくて残念である。話題は、大学入試科目としての情報と、情報処理学会からの新試作教科書の提案、そして直前に発覚した情報未履修問題と2006年問題(現役の大学新入生が情報を履修しているはず)などだった。

この新試作教科書の提案に対し、「教科書の提案も良いが、それを教える教員を育ててほしい」という旨で発言をした。10年で教員の半数が入れ替わる状況であり、質の高い教育を行うためには、大学で体系的に学んだ新採用の投入が必須だからだ。その後、情報処理学会からの提言、『高校教科「情報」未履修問題とわが国の将来に対する影響および対策』に対しての意見をブログに書き、波紋を投じた。当時、すでに情報の教員を目指す学生をインターンシップで受け入れる実践を行って2年目。大学の教職課程の脆弱性に過敏になっていた。

そんな事があったからか、テーマが『教科「情報」の教員養成について』であるジョーシン07では、意見表明の場を与えていただいた。高校現場からは、青山学院大で教科教育法の講師をされている町田高校の小原先生も意見表明をされる。その他の講演者は著名な大学教授ばかりなので、今から緊張している。

今回のジョーシンは情報処理学会だけでなく、他の学会からの参加も呼びかけており、開催の趣旨もうれしい。以下、公式ページから開催の趣旨の後段を抜粋して引用する。

我々は高等学校の教科「情報」に関するさまざまな問題について議論を行ってきたが、これらのシンポジウムを通して、主に大学の理工系学科に関連する教員が多い情報処理学会の立場で、高等学校における「情報」の教員免許養成課程について、議論を行う必要があることが明らかになった。

ただし、教員養成課程は、理工系情報の専門職のための課程のみが関わる内容ではない。教育工学、メディア、教育学などを主たる領域とする大学・学部・学科等でも「情報」の教員養成が行われている。それゆえ、情報処理学会の立場のみの独善的なシンポジウムを行うのではなく、関係学会における著名な研究者を招待講演者として招き、さらに現場の高校教員からの報告を含む多様な意見を聞きながら、バランスの取れた議論を行う場になるように計画をするべきである。

以上の理由により、2007年度においてもシンポジウムを開催し、特に高校教科「情報」に関する専門家、初等中等教育の教員を中心とする教育の専門家、教育ソフトウェア・教育コンテンツ作成に関わる企業の専門家の方々の参加を募って、実り多い議論を実現することとしたい。

先週末、ジョーシン07にて発表するための職務専念義務免除の申請が通った。

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2007年10月 2日 (火)

神奈川県公立学校教員採用試験の結果が公開

昨日のエントリのとおり。本日10時(少し前)よりWeb公開された。

2次選考の合格者の受験番号だけが公開される。合否結果通知書が遅くても届くまで(9日まで)の公開。
合格された方、おめでとうございます。

さて、情報科の合格者は2名。これから一緒に働く仲間として、よろしくお願いします。
4月から教壇に立たれる前に、心配なことがあれば横浜清陵総合高校の五十嵐までご連絡ください。情報部会の仲間とともに、事前にサポートさせていただきます。

【追記】
本校の短期集中講座にインターンシップで参加していた学生も、情報科の教員を目指して頑張っている。ちょうど、その体験についての記事がアップされたので、紹介したい。

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2007年10月 1日 (月)

神奈川県公立学校教員採用試験の結果

いよいよ明日10時。県のサイトで教員採用試験の二次試験の結果が発表される。

神奈川県初の情報科の新採用教員も決まる。3名募集のところ、72人が応募。1次試験を通った10名から選考される。合格者の中には、他県に採用される方もいれば、民間企業に決めた方もいるだろうが、優秀な人材であることは間違いないだろう。

もし、情報で採用される方でこのブログをご覧になっておられる方、またはご存じの方は、ぜひご連絡をお待ちしています。研修として週末の公開講座に参加していただければ最高ですが、情報部会の研究会などにもお誘いしたいと考えています。

実は本校の美術の講師で、明日の合格発表を待っている方がいる。この方は、本校開校時から4年間(つまり私と同時)、芸術表現系列の科目「映像メディア表現」をメインで担当してくださっている。そして、今年からは同じく「コンピュータグラフィックス1」のサブを務めてくださっている。合格を願っているが、後継者を紹介してもらわなければ。。。
この方も「情報デザイン」に興味を持っており、日本デザイン学会にも参加したいと意欲的だ。

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2007年9月21日 (金)

中教審の検討素案の配布資料

中教審教育課程部会におけるこれまでの審議の概要(検討素案)が公開された

9月16日のエントリ教科「情報」が継続して必履修にに対して、筑波大学の久野先生がコメントで知らせてくださった。

教育課程部会(第4期第10回)議事録・配付資料

改善例として示されている内容から一部を引用させていだたく

○ 社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力や態度をはぐくむために、情報教育の目標の3観点(情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度)をより一層重視することとし、次のような改善を図る。
(ア) 高校生の実態の多様性、情報及び情報機器・情報通信ネットワークやソフトウェア等の活用が社会生活に必要不可欠な基盤として発展しているばかりではなく、これらを活用して高い付加価値を創造することができる人材の育成が社会的に求められていることなどを踏まえ、情報活用の実践力の確実な定着や情報に関する倫理的態度と安全に配慮する態度や規範意識の育成を特に重視した上で、生徒の能力や適性、興味・関心、進路希望等の実態に応じて、情報や情報技術に関する科学的あるいは社会的な見方や考え方について、より広く、深く学ぶことを可能とするよう現行の科目構成を見直し、必履修科目として「社会と情報」(仮称)、「情報の科学」(仮称)の2科目を設ける。
さらに両科目の内容も記されているが、詳しくは上記リンクで。

巷ではこの資料を探してキーワード検索をされた方が多い。私もその一人だが、検索の結果、このブログをヒットされた方のアクセス数が多いことからもよく分かる。

午前中は出張だったが、午後は未消化の夏休み半日を取って自宅に戻ったところ。溜まっている用事を片付けるため、これから外出する。内容は週末にじっくり検討したい。

取り急ぎ、紹介させていただいた。

【追記】日本文教出版のS田さんからメールで連絡をいただいた。
久野先生のコメントの1分後の受信だった。

全国都道府県教育委員会連合会Top

では、9月18日にて配布されたペーパー資料をそのままPDF化したものが紹介されている。こちらでは、文部科学省のWeb発表データよりも、もう一段階詳しい内容が示されている。つまり、「関連資料」なるものの目次までが示されている。残念ながら、その詳細は省略されているが、目次にあるページ数だけでも膨大な量のデータが埋もれていることが分かる。

いずれにせよ、専門教科「情報」については、まだ何も示されていない。

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2007年9月20日 (木)

DTP基礎:作品評価より

前期の成績処理が終了。「DTP基礎」で顕著な特徴が。

先週からかなりの時間を割いて評価活動をしてきた。私の担当は作品制作が多いので、その作品から観点別に評価点を出し、その合計として総合評価点を得る。評価計画は立てるが、前期の全てを終えてでなければ評価の重みは決定できないので、いつも最後にまとめて行う。もちろん、授業中の取り組みも観点別の評価に加える。

この観点別学習状況の評価については、2003・2004年度、情報部会の仲間とともに上月情報教育研究助成をうけ、2005年には第13回上月情報教育賞をいただいた。この時点では、かなり進んだ研究であったが、この経験がこなれて活きている。

しかし、私が理想とする観点別学習状況の評価は、「単元別」のものであり、その単元ごとに評価を示すことで「形成的評価活動」として活用するもの。いわゆる評価と共に出すだけでは、その価値は激減してしまう。しかし、あまりの多忙さにより、かつて実践できたことが、今では学期末だけの行事になってしまい、誠に残念である。

■さて、本題に戻る。
1年間2単位で教える「DTP入門」という科目と、そのダイジェスト版として8割の内容を夏休みの36時間で1単位で教える「DTP基礎」という科目を担当している。この2科目の作品評価から、感じたことを示したい。

まず、通常の授業「DTP入門」では、ほとんどの生徒が過去の作品を超えるレイアウトをすることができた。校内新聞などが掲示されているので、これらからヒントを得る機会もある。週1回ごとの授業なので、知識が少しづつ醸成されて奥の深さを感じさせる。毎年、必ずレベルが上がってきている。

そして、短期集中講座の「DTP基礎」では、レイアウトのアイディアも、グリッドシステムを利用したオブジェクトの配置の緻密さも、驚くほどの出来栄えであった。いや、本当に驚いた。
その理由は明らか。インターンシップ生の協力により、手厚い学習環境が整い、生徒は適度な緊張感の中で細かな知識・技術を習得し、それを活かしきることができたからだ。作品の評価点は例年をかなり上回った。

■「短期集中講座」+「情報の教員を目指す学生のインターンシップ」の目的

実は、この取り組みは、2006・2007年度の第14回上月情報教育研究助成を受けている。現状では、私が中心に活動しているが、本校の情報科教員の小島淳子教諭(現:情報科指導主事)と工藤剛司教諭と3人で中心になって申請したもの。

研究テーマは、

高校の「短期集中講座」と大学生のインターンシップを利用した2つのねらいを持つ教育活動
~高校生の情報教育に役立つ手厚い指導体制づくり~
~情報科教員を目指す大学生の意欲と資質を高めるための支援~

ということであり、今回の作品評価からも、サブテーマの前段は明らかに実現できた。サブテーマの後段は、まずは実施直後までは大成功を収めているが、これから教員採用までをトレースして本当の成果が確認される。

■インターンシップ生4名には、モチベーションを保つために、授業見学やデジハリの無料体験講座などの情報を提供し続けている。大学も忙しいであろうが、教員になるためにどれだけ意欲があり、そのための活動にチャレンジできるか。与えられたこと以上に、自分からアクションを起こすことができないと、問題解決型の情報の授業など、とても指導できないであろう。

試練は、自分のためになる。

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2007年9月19日 (水)

神奈川大学での研修会より(続)

昨日のエントリの補足

今年から神奈川大学の理学部情報科学科でも「情報」の入試を始めた。問題は大学のサイトからもPDFデータをダウンロードできるが、他校やセンター試験の情報関係基礎などと比較して、中程度の難易度。初めて解く問題でも、解きながら勉強になる問題が多い。7題中3題が必須、残り(計算・アルゴリズム/表計算/集合・演算/ハードウェア)から2題を選択。

情報の入試問題については情報科学科の後藤智範教授が解説。私は後藤先生の解説は4回目だが、いつも飾りのない率直なコメントで楽しんで聞くことができる。今年の夏のインターンシップ生4名の内の1名が、神奈川大学情報科学科の3年次生であり、後藤先生にもお世話になっている。解説の中で、教職課程では情報と数学の免許を取るように指導しているが、9名ほどの中で、情報の方で受けたいというのは1名だがとても熱意を持っている。それはそのインターンシップ生であるという。

後藤先生の30分の説明後、質疑応答の時間に以下の質問をさせていただいた。

中教審の検討素案によると、教科情報は継続して必履修となりそうであり、そうすると、今後も入試で情報を使う大学が増えるであろうことは予想できる。しかし、ソフトウェア開発者などの卵を見出そうとするならば、AO入試での募集を行う予定はないのか?
回答は、現在は想定していないが検討はしてみたいということ。

ぜひ、率先して情報のA0入試を行っていただき、私も受験者を指導していきたい。
私は、A0入試の受検者を抱える高校では、教員も一緒に勉強してスキルアップするだろうという、期待を持っている。情報科の現職教員を育てるために一番効果的な方法だと思うのだが・・・

この質疑応答の後、桑原教授から「情報+数学」「情報+理科」のように他教科の免許を持っていなければ教員採用試験に受からないとコメントされた。閉会後、桑原教授に「神奈川県の採用試験では、情報の採用条件は情報の免許だけだし、受験教科の免許以外は願書に記載できないようになっている。」と確認のため説明すると、ご存じでなかった。

昨年度はこの研修会の閉会後、大学の教員と参加された情報部会の委員会の教員で情報交換を行った。私は教員を育てるためにインターンシップ制度を準備していることを伝えたが、全く興味を持ってもらえなかった。前任校で高大連携をしていたS大学とは、大学側の意識が異なる。神奈川大学で情報の教科教育法を担当されているのは、我が神奈川情報部会の委員でもある神奈川大学附属中・高の小林先生であるが、忙しい上、講師で行かれているのでは学生の指導も限られるであろう。

常々思うが、情報の教職課程について親身に指導されている大学は、残念ながら少ないと感じている。

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2007年9月16日 (日)

教科「情報」が継続して必履修に

中教審高校部会の検討素案にて高校の情報の必履修が示された

情報源としている農工大辰己先生のブログより知った。毎日新聞のニュースで解説されている。必履修として「社会と情報」「情報の科学」の2科目を設定し、いずれか1科目を選択履修にするという案。小・中・高のカリキュラムにどのように配分されていくのか。まだ素案なので今後の動向が大変気になる。

まずは、情報科教員の採用に弾みがつくことを喜びたい。今後も「教員の卵を育てる」ために、短期集中講座へのインターンシップ、さらに他の形態での高大連携を研究し、実践していきたい。

関東大会でのインターンシップ生と私の発表を聞いていただいた千葉県の先生より、思いを同じにする旨の連絡をいただいた。この1週間、メールでのやり取りで本校の事例とノウハウを紹介した。学校として取り組む方向で検討して下さっているので、とても心強い。

【追記】
他のソースからは、世界史の必履修継続が報道されている。
読売新聞
朝日新聞など。
しかし、世界史に比べて情報の必履修については関心が薄いのかな。

【追追記】
このニュースの元となる中教審の検討素案の原文を探しまわったが、見つからなかった。まだネット上には公開されていないのか?
見つけられた方はお手数をおかけしますが、ぜひコメントください。

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2007年8月28日 (火)

sss2007:最終日・帰宅

最終日。明日から始まる授業の準備のため早退する。

■同じ状況の保福さんと同行。途中まで一緒だった筑波大学の教授と話すと、私の前任校(全日制)の出身ということで同じ部会活動をしているaKさんをよくご存じだった。同じ部活動だったそうだ。3人で世間は狭いと盛り上がった。

一人で川崎駅まで来ると、頭がグルグルする。帰宅してから職場に向かう予定だったが、それどころではない。「24日で気が抜けた」病だろうか。
取り急ぎ、構想していたエントリを投稿して。今日は早めに寝よう。

■情報科教員をを目指す大学生に
SSS2007のナイトセッションで、東京G大と静岡K大で来年採用試験を受けるという学生に合った。ちょうどインターンシップの日程や制作物を持っていったので、専門教科情報の一例として紹介し、幅広く知識を広げておくように説明する。その他、採用試験に向けての心構えなどを話す。基本情報技術者と初級シスアドの試験は明日20時が締切だ。ぜひ受けるようにと、伝えておいた。

■センター試験「情報関係基礎」について
センター試験「数学2」の選択科目であるが、大学によって受験の条件が異なる。不透明な状況では、受験指導ができないのやむを得ないので、神奈川と東京の大学に聞き取り調査を行った。
24日の関東大会では、一緒に研究活動をしている横浜市立高校の佐野先生より報告された。この結果の印刷物を、数人の教授に見ていただいた。私立のセンター試験利用入試では普通科高校の生徒も受けられる場合が多いが、国公立はまだ曖昧だ。興味深く閲覧していただいた。

数学の力も高いが、情報の知識はもっと高いという学生は、埋もれているが必ずいる。例えば、関東大会の会場であった神奈川総合高校の生徒。私は、平成14年秋に経産省の「ネットワーク」を受けて落ちてしまったが、その時この学校の生徒が合格していたことが分かった。さらに、この生徒は、私と同じペースで、「基本情報技術者」と「ソフトウェア開発」を取っていたことも分かった。恐れ入った。
この学校は超進学校だが、このような生徒は情報関係基礎で受けてもしかるべきだと考える。

■わたやんさん
ブログではよく拝見する「めいがくのわたやん」さん。いままで、お会いしていない方と思っていましたが、N先生だったのですね。sss2006以来、何回かお会いしたし、部屋をともにしていたのに。「めいがく」=「明治学院大学」と早とちりしていたのが原因です。失礼しました。

さて、明日から授業。
今日は良く休んで、気持ちを切り替えよう。

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2007年8月27日 (月)

sss2007:2日目

2日目。エアコンがきつく、風邪が悪化している。

【28日帰宅後投稿】
一日中、研究発表。

■普段の授業の中で、PCの操作の影で、なにが行われているかを教えたり考えさせたりしている。特に画像を扱うときは、アルゴリズムに興味を持たせやすい。
例えば:
Photoshopで異なる画像のウィンドウを開き、一方のウィンドウのレイヤーを他方のウィンドウにコピー&ペーストすると、クリップボードを経由するのでメモリを食う。これを、移動ツールで、ウィンドウからウィンドウへドラッグ&ドロップしてコピーするとメモリには残らないが同じ結果を得ることができる。WAO!クリエイティブでDTPを習っていたときに教わった知識。一昔前のCPUやメモリの環境でDTP作業する人たちにとっては必須の知識だった。

PowerPoint上でベクトル描画させたものを、Wordに移動するときも同様である。

大阪府立大学の藪哲郎博士の発表に、このクリップボードの振舞いを視覚的に分からせるミニソフトを紹介された発表があった。GUIの背後の動作仕組みをネタに、科学的な理解をねらいにするいくつかのミニソフト群。教員の知識が必要だが、高校の授業ですぐに使える。発表タイトルは「ミニソフトウェアを用いて行う新しい情報リテラシー教材」

空き時間に藪先生と談義する。私がWordでDTPを教えていることを知ると、PageMakerと比較した機能不足を嘆く。いくつかの指摘をWord(OpenOfficeも)実演すると、こんなマニアックな人に合ったことがないと褒められ(?)た。これらのネタを元に、新たなミニソフトを作っていただけたら幸いである。
私のブログを閲覧したことがあるというから驚いた。

■私の研究テーマである、教員養成のためのシステム開発。
この応用実践を広めるために、関東大会に続きパネリストで参加された米田謙三先生(羽衣学園中・高)とお話する機会を得た。大阪の精力的な活動の中心となられている方である。

先週までのインターンシップの仕組みと作品を示し、成果を説明させていただいた。情報の教員を目指す学生を早くから巻き込んで資質と意欲を高めるという趣旨、ご賛同いただけた。プロジェクト学習が得意な米田先生の参加があれば、そのノウハウを持った教員が育っていくはずだ。もちろん、多くの先生も巻き込んでいただけたらありがたい。

先週、東京の天良先生にも賛同していただいた。東京と大阪での実践が始まれば実に心強い。今後も情報交換をさせていただこうと考えている。
まだ相談させていただいていない先生方でも、教員養成のアクションにご興味をお持ちの方、ご連絡をお待ちしています。

■三重県の教育用ネットワーク「くものすネット」
三重県教育委員会事務局の保井伸之研修指示のお話。なんとも驚いた。CATVによるギガビットネットワークを実現(H11)していた。
それも、全ての教室(学習室以外も)に情報コンセント、全ての教職員に一人1台のノートPC配布(H12・13)と更新(H17)という環境。職員会議もペーパーレス化が進んでいる。この整備に関する苦労話・裏話をとても楽しく紹介していただいた。う~ん、すごい。

070827_03_unpluged_2■夕食後の休憩時間を削って、デモセッションも行われる
ここでも、アンプラグドは人を集めていた。いろいろな事例を集めて、新しく本を出してはどうか、高校で実習したことによる効果測定はできないか、など、要望も多くでていた。それだけ期待されているということ。

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2007年8月25日 (土)

教員養成プロジェクト第2ステージへ

ここ3年間、教員養成をサポートする実践研究を続けている

今年のインターンシップも予想以上の成果。学生も喜んでくれたし、受講生にも好影響を与えた。手厚い学習環境を整えられたことは、受講生の作品の質に顕著に表れている。

本校における、学生へのサポート体制モデルは、募集方法などを含めて、ほぼ完成したと言える。昨日の関東大会での発表でも、インターンシップによる早期の教員養成について、共感を得られたと思う。実際に、何等かの形で実現したいという方もおられた。

次のステージは、大学側へのアプローチ。
高校現場が学生へのサポートを用意するだけではなく、大学側にも学生の不安感を払拭するような教員養成用のシステムを工夫してもらうように要望していく。

具体的には、今回のインターンシップ生の感想や意見を集約し、これまでの実践を、10月27日(土)の高校教科「情報」シンポジウム2007-ジョーシン07-にて報告する。同時に、大学側にも提言をしていく。

2月の段階で、テーマと内容は、
教科『情報』の教員養成
1. 高等学校「情報」の教員に求められるべき資質について議論する
2. 大学の教員養成科目の現状の問題点と、今後について議論をする

とうかがっている。

一年前のこの会でも、大学側に教員養成を強く求める発言をした以上、私も十分な実践を積んでいる。
さまざまな「専門科目」を配置して教えなければいけない総合学科には、工業や商業を前身校に含んでいない高校もある。特に、神奈川ではほとんどの総合学科が普通科高校どうしの統廃合である。つまり、工業や商業の先生抜きで専門教科情報を教えることになる。

優秀な教員の育成は、現場の切実な願いなのである。

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2007年8月24日 (金)

関東大会:インターンシップ生の発表

関東大会にて、インターンシップ生と共に発表する。(翌日投稿)

■一本は、35分の研究発表。「教員養成・短期集中講座3週間のインターンシップ」というタイトルで、発表の主役はインターンシップ生。まず私から、受入れた講座の設置背景とインターンシップの募集方法を説明して、バトンタッチする。

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学生が用意した報告書と、これも学生が講座中の課題として作成した三つ折りチラシを配布する。教職を目指す3年次生の不安感、このインターンシップに参加して得たもの、このような機会の要望、と代表が4人の総意をプレゼン。その後、各学生からの感想や意見を述べる。

参加した高校教員からも、このような機会を提供する必要性について、共感を得られた。今後、応用事例が各都道府県で実施され、優秀な情報の教員の育成に役だっていくことを期待して止まない。

残り15分、会場の先生からの質疑応答も盛り上がり、時間丁度で終了。

■もう一本は、ポスターセッション。都高情研の事例をみて、aromaticKamさんと感動し、ぜひ関東大会でもと提案したもの。提案者としても、出さなければいけない。

070824_02_2当初考えていた内容を準備する時間がなく、インターンシップ生の誰もが説明と実技ができる「Officeでベクトル描画」を出展。ハートを2つのコーナーポイントとスムーズポイントで描画する。インターンシップ生が、通りかかる方に一生懸命説明をする。結果として、いい実習になった。

ハートの描き方は、ムービーで解説した。ベクトル画像を説明することで、ビットマップ画像の理解も深まる。授業で、すぐに使えるネタとして紹介した。

■基調講演とパネルディスカッションを通して、私が伝えてきた「情報教育」が一般的なものであることをインターンシップ生は確認する。大学だけで「情報教育」を考えていると大変なことになることが理解できたはずだ。

■中華街での懇親会。司会の仕事を大会事務局のO河原先生とこなしながら、きっちり飲む。この日まで節制をしてきたのでタガが緩む。インターンシップ生は放っておくが、ありがたいことに、いろいろな先生が入れ替わり話をしてくださる。授業見学の約束を取った学生もいたようだ。いろいろな学校の授業を見ておくことが一番の勉強だろう。大学に返ったら、教職課程の教科教育法では、今回の経験を多くの学生に伝えてあげて欲しい。

インターンシップ生に期待することは、実はこれから一年間の活動だから。

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2007年8月23日 (木)

関東大会に向けての準備

インターンシップ生と明日の関東大会での発表の準備をする。

まず、昨晩修正を入れて完成した大会のリーフレットの印刷。A3両面刷りだが、どうも紙が巻き込まれたりのトラブルが多い。効率が悪いので、厚めの用紙に取り換え、まず片面だけ印刷。裏面印刷には、静電気を放電させたのち、縁を伸ばしてからトレイに入れる。それでも、コーナーが折れて印刷されたりと、予想外の時間がかかってしまった。

明日は、研究発表20本の内の1本を担当する。『教員養成・短期集中講座3週間のインターンシップ』と題して、インターンシップ生が体験から得たものを発表する。事務局から、「発表者名には教員名で」と指示されたので、不本意ながら私の名前になっているが。

インターンシップ生4名で、情報の教職課程における問題点などから議論を始め、このインターンシップの意義や教育実習との相違点を考える。最終的に、学生から見た際に、今後どうあって欲しいかをまとめる。

私は、冒頭の印刷にかかりっきりなので、プレゼンのリハーサル時まで面倒を見ることができない。案の定、第1回目は伝えたいことが伝わってこない。ダメだしをして、また印刷作業。第2回目もまだまだ。午後2時頃からあせり始める。16時から神奈川総合高校の現地でリハーサルを行うからだ。

結局、神奈川総合高校から本校に戻り、19時30分に追い出されるまで考えさせた。その間、レジュメの作成と閉じ込み、名刺の作成、ポスターセッションのポスター作成など、綱渡りの作業。

このドタバタの中でも彼らは成長していく。この体験が生徒を指導するときに役にたつはずだ。

明日の研究発表では、同時の他の4発表との兼ね合いもあり、何名が参加してくれるだろうか。将来の情報部会を担うだろうから、多くの教員にお見知りおきいただきたいものだ。

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2007年8月22日 (水)

公開講座DTP基礎:6日目最終日

この講座も最終日。昨日の新聞の相互評価と、総合課題「三つ折りチラシ」の作成に入る。

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過去の作品も閲覧しているので、作業の段取りもOK。休み時間も返上での作業が続く。時折印刷して、細かい点を修正していく。遅くまで残った生徒、明日完成させに来るという生徒。自分の最後の作品への愛着感やこだわりが出てきている。

今までに持った講座の中でもトップレベルの作品が続出。この講座はインターンシップ生が作り上げたといってもよい。今年の4名の活躍は、例年のインターンシップ生に劣らず、「受講生への手厚い学習環境の整備」という観点は完璧に満たしている。もうひとつの観点「情報の教員を目指す学生の資質と意欲を高める」については、明後日の関東大会での彼らの発表で評価が下される。

明日は、私と彼らの合同発表の準備と、私のポスターセッションの準備を行う。もうひとつ、大会のリーフレットの印刷。このデザイン作業で疲労が限界に来ている。

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2007年8月21日 (火)

公開講座DTP基礎:5日目

本日はボランティア活動をしている生徒から取材して新聞を作る。

横浜清陵総合高校と大師高校の生徒が、授業の一環で、またはボランティア活動として、戸塚にある舞岡公園の環境保全活動をしている。もちろん両校の教員が連携して指導をしている。

本日のDTP基礎の授業では、この活動を取材して新聞を作る。本校の担当N先生には、両校から代表1名づつの生徒を呼んでもらった。まず写真を見ながら、活動を報告してもらう。N先生には適宜補足してもらう。その後、インタビュー活動をして記事をまとめる。ここまでが午前中の作業。

インターンシップ生の大学の教授が1名、この授業を見学に来られた。最も早くからこのインターンシップ受入に関心を寄せられていた方。あらためて、総合学科の活動に理解を示していただいた。

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070821_02昼前から新聞制作に入る。先週の短期集中講座では、この作品はなかったので、インターンシップ生にも新聞を作らせた。試し印刷を繰返して、より精度の高いレイアウトと読みやすい色づかいに心がける。予定の時間を過ぎ、16時頃から完成する生徒が出る。昨日の名刺づくりで身に付けたイラストを活用してカットを入れる生徒もいる。

明日の授業で相互評価。その後、この5日間の作品と作業をまとめた三つ折りポートフォリオを作成する。

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2007年8月20日 (月)

公開講座DTP基礎:4日目

本日は授業見学の来客が多かった。

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後ろで私や大学生が来客と話をしていても、受講生の作業には全く影響はない。それだけ、受講生は集中している。授業内容は、小さなサイズに情報が詰まっている名刺のデザイン。公的な形式と、イラストを入れた私的なものを合計8個まで作る。

本日来校された方は、インターンシップ生の教職担当等の教職員が3名。さらに、情報処理学会初等中等情報教育委員会の和田先生が遠方よりお見えになった。今だ「情報デザイン」という定義がはっきりしていないが、それに近い内容を、科学的にも理解させながら展開している様子を見ていただいた。

放課後も生徒は残って制作している。全員が帰ると18時。それから、大学生にユニバーサルデザインとプレゼンテーションの指導について、実例を使って紹介した。

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2007年8月17日 (金)

公開講座DTP基礎:3日目

WordのDTP機能は終了。使用ソフトはレイアウト用のPublisherに移る。

Wordを使ったDTP検定3種のテキストを2校時までで終了。3校時目は、配色の説明、フォントの特性の説明の後、Publisherの操作説明をWordと対比しながら行う。

■金沢総合高校のO笹先生に3校時まで授業を見ていただいた。インターンシップ生に励ましの言葉をいただく。総合学科の様々な連携について推進している方なので、このように積極的に協力して下さる。3年次の課題研究でも、秋には相互乗り入れを行っていく。

4~6校時は、校内新聞をPublisherでリメイクする課題。4時間目にラフスケッチ、5時間目終了時に中間提出と仮印刷、6時間目にアドバイスし、放課後までに完成して提出という流れ。来週月曜日に相互評価を行う。

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昼休みも貴重な時間。昼食時には本校の改編作業に関わってきた先生から、学校が上手くいっている理由などを話してもらう。さらに、将来数学の教員を目指す高校生には、情報の他に数学の免許を取るインターンシップ生にインタビューさせる。写真左は、昼休み後半の様子。予習する受講生と、インタビューしている高校生の様子。

インターンシップ生の説明は、多少のミスはあっても熱意と仲間のフォローがそれをカバーしている。受講生は力をつけ、良く作業に取り組む。写真右は、6時間目の改善作業。手元に仮印刷した中間提出物を置いて参考にしている。

放課後は、エッシャーの絵の紹介、CSSを組み上げる作業の紹介の他、初級シスアドと基本情報技術者試験の過去問題集、各社の教科書を閲覧させた。

インターンシップ生の帰宅後、明日の学校説明会で使うPCの準備。最低限の権限だが、中学生に校内ネットワークを体験してもらう。

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2007年8月16日 (木)

公開講座DTP基礎:2日目

インターンシップ生による授業も順調に進む

1時間目は、昨日中間提出した「担任にこの講座の受講を知らせるはがき」の講評とアドバイス。その後、改善作業に入るが、4人のインターンシップ生が個別に対応するので効果が高い。

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改善後、自分の作品をPRし、互いの作品を相互評価する。この間に、日本文教出版の編集部と営業部の方が見学に見える。編集部の方より、実際にDTP作業を行っている立場からコメントをいただく。生徒の中には、将来広告関係の職に就きたいという生徒もおり、よく聞き入っていた。

美術の講師で美術の専門科目「映像メディア表現」を担当しているT講師が、昨日の採用試験の2次の様子を伝えに来た。昼休みの昼食時に同席してもらい、学生に採用試験の様子を語ってもらった。T先生の言うには、このインターンシップ体験があるならば、1次試験さえ通れば可能性が高いそうだ。ぜひ、4人の愛弟子には頑張って採用されてほしい。

070816_02金沢総合高校の2名の受講生には、作ったはがきを実際に担任に郵送させる。共に文芸部であり、この講座を取ったことを喜んでくれている。
明日は、彼女らが1年次で情報Aを習った先生が訪問の予定。県の総合学科第1号の大師高校の情報科を牽引されてきたO笹氏。総合学科での情報科のあり方について、インターンシップ生に諭してくれるだろう。

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2007年8月15日 (水)

公開講座DTP基礎:初日

本日から、総合学科連携の公開講座としての「DTP基礎」が始まる。

本校の生徒対象の授業である『短期集中講座のDTP基礎』が終了し、県内の総合学科の生徒なら誰でも受講できる『公開講座のDTP基礎』である。受講生は5名で全員女子。本校の1年次が1名、2年次が2名、金沢総合高校の2年次生が2名。

紛らわしいが同名のこの2講座は着任2年目に同時に開講し、今年で3年目になる。総合学科連携の公開講座では単位認定講座として先陣を切ってスタートしたが、初年度は他校からは応募なし、本校の生徒のみ14名が受講。昨年度は、9名中本校生7名。そして今年が5名中本校生3名。
受講生が減ってきた理由は、通常の科目「DTP入門」を受講する人数が増えたことと、夏にはインターンシップや他校開校の公開講座などが充実してきたことが挙げられる。

さて、講座の方だが、基本的に授業内容は変わらない。今回は、インターンシップ生に多くの部分を指導してもらう。もちろん、教育実習同様に教案を作成し、私と他のインターンシップ生を相手にリハーサルを行う。通常の教育実習よりも教科指導の面では充実している。

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今日は、インターンシップ生4名中3名が授業を行った。昨日のリハーサル以上の出来で、生徒は十分に理解できた。事前に全員の前でリハーサルを行うので、他のインターンシップ生のフォローも完璧。チームとして教える意識が出来てきている。実物提示以外に、ホワイトボードや教材提示装置なども効果的に使いこなす。発問や机間巡視もOK。操作中心の基礎編を教える第1ラウンドが終わると、個人の表現力やデザイン力を引き出す第2ラウンドに入る。生徒との人間関係を作っておくことが秘訣だ。

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授業終了後は、PCの構造の説明と簡単な分解実習。特にむき出しのハードディスクを利用しての動作説明には興味深く聞いていた。

明日は、某出版社の授業見学を受ける。

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