2008年12月19日 (金)

課題研究「探求」:グループ別発表会(後半)

3年次生、先週に続き、課題研究の成果をグループ内で発表

Flashゲームの発表 資料を配布して説明

ActionScriptの勉強をして、Flashの自作ゲームを作った生徒。ハンドアウトを配って説明する生徒。自作のムービーを見せる生徒。と、様々な方法のプレゼンが続く。どれも質疑応答が盛り上がって、時間が超過していく。終了は、12の会場の中で一番遅くなってしまった。

2回に渡る合計20の発表から、1月16日の年次発表会の代表が選ばれる。投票の即時開票で、順位が出る。一般受験の生徒には辞退の権利を与えてあるので、情報科学系列からは3番目の得票の生徒が選考された。テレビの「ごくせん」を追い続けてきた生徒の発表だ。

年次発表会では、昨年と同様にこのグループがPC操作やビデオ撮影を担当する。

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2008年12月 1日 (月)

情報B:Squeakで学ぶプログラミングの評価アンケート

情報Bのテストを返却する前に、簡単なアンケートを取ってみた

■3回のSqueakの授業内容と後期中間試験問題
 ・第1回:Squeakの基本操作と軌跡による多角形の描画
 ・第2回:らせん多辺形の描画、車に直線道路を往復させる
 ・第3回:センサーが1個と2個の車に曲線コースを走らせる
 ・中間試験:Squeakの部分の平均得点はちょうど50%
 ・中間試験問題(PDF:61KB)Squeakの部分のみ抜粋

情報Bは、クラスの約半分の人数で二講座担当している。ドリトルの体験授業でアンケートをとられている福原先生のエントリと質問をあわせてアンケートを実施した。標本数が21と少ないが、一講座での結果を示す。

■アンケート内容と結果

 ・Q1.Squeakを使ったプログラミングの授業は楽しかったですか。
 ・Q2.Squeakを使ったプログラミングの授業をこれからもやってみたいですか。
 ・Q3.Squeakを使ったプログラミングについて、自由に感想を書いてください。

楽しかったですか

これからもやってみたいですか

Q3については、「少し難しい」という生徒から「もっとやりたい」という回答まで千差万別。「楽しかったが、3時間でテストは大変だった。もっと時間をかけてやってみたい。」という感想が主流だった。
確かに、すぐのテストは厳しかっただろうと思う。テストの点数と「あまり楽しくなかった」「あまりやりたくない」の回答とは相関関係が感じられる。テストをしたことによって、その気持ちを助長してしまった気配がある。

Q1.Q2.の結果については、先の福原先生のドリトルでの結果と合わせて考察すると、いきなり高級言語でプログラミングするよりも、分かりやすい日本語でプログラミング体験をすることは評価されるようだ。

■アンケートの結果を踏まえて
しばらくSqueakを使って応用的なプログラミングを続け、希望者を集めて冬休みに自主作品を作らせてみようかと思う。

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2008年10月27日 (月)

情報A・B:プレゼンテーションの振り返り(2)

事業所見学のプレゼンを終えると、振り返りで2時間を使う

10月22日のエントリと同じ内容だが、振り返りの1時間目はプレゼンのビデオのキャプチャと、相互評価の結果のデータ入力を行なっている。前者に40分、後者に10分の時間配分。

下は、キャプチャの説明時を教師卓からと、教室の後部から撮影したもの。

キャプチャ実習を教師卓から見る キャプチャ実習を教室後部から見る

ビデオのキャプチャ作業ではデフォルトで無圧縮のBMP形式で保存され、1枚あたり226KBの容量となる。1年次生240人が、一人4枚平均で保存すると240MBという容量となることを説明し、レタッチソフト(IrfanView)で開いてJPEG形式(圧縮率はデフォルトの80)で保存させる。BMPと違って画像によって異なる容量になるが、せいぜい13KBということを互いに確認して、画像の圧縮の効果を理解する。

BMP形式とJPEG形式の画像に遜色のないことを確認しておくことも大切。JPEG形式の画像は、いずれWebページ作成で使うことをつげ、BMP形式の画像を削除させる。

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2008年10月22日 (水)

情報A・B:プレゼンテーションの振り返り(1)

プレゼンテーションを終えたクラスは、早速振り返りを行なう

明日の1時間目で全てのクラスのプレゼンを終える。本日は、既にプレゼンを終えた4クラスの授業があり、2時間に渡る振り返りに入った。

まずは、各自のプレゼンの録画を閲覧する。授業前には、一人ひとりのMPEGファイルが各生徒のホームディレクトリに配布してある。はにかむ様子もあるが、結構真剣に見入っている。思った以上に下を向いていることや知らなかったクセに気がつくことも多い。

プレゼンのビデオからキャプチャする様子

次に、PC付属の動画閲覧ソフトWinDVDのキャプチャ機能を利用した、ベストシーンのキャプチャ。各スライド毎に1枚の割合で5枚ほどのキャプチャを行なう。中央モニターを見て、説明を聞きながら教員と一緒に作業を行なう。操作方法はプリントに示してあるので、後日、追加の作業も可能である。

さらに、プレゼンテーションの相互評価シートに記入した内容を、表計算ソフトに入力する作業を説明。次回の授業までに入力を完成しておくことが宿題。

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2008年7月28日 (月)

情報部会:第4回研究会「図形と画像の処理ワークショップ」

朝から一日、本校マルチメディア用PC教室にて。講師を務めさせていただいた。

科目「図形と画像の処理」には、検定教科書が無い。そこで、CG-ARTS協会のテキストを代用している学校は多い。私は、前任校から「入門コンピュータグラフィックス」→「ビジュアル情報処理」→「入門CGデザイン」と使ってきている。これらのカリキュラムを実技体験するフリーソフトを研究し、年間の流れも固まってきた。受講者には「CGエンジニア検定」や「CGクリエイター検定」の受験を勧めてきたが、これも学習効果を高めることが確認されてきた。

本日は、授業で用いるプリントを配布し、同じ教材で講義と実習を行った。受講者は8名と少ないが、みなけっこう真剣。CG-ARTS協会の方も高校教員の取り組む様子を視察にこられたが、どのように感じられただろうか。
写真は、POVRayを使って、異なる色の光をあてたときの物体の「見えの色」を実験しているところ。

物体の見えの色の実験

一昨日のエントリどおり、以下の項目を扱った。

(1)モーフィング(SmartMorph)
(2)錯視図形の描画(PowerPoint)
(3)フォトレタッチ(Photoshop)
(4)3DCGレンダリング(POVRay)
(5)3DCGアニメーション(Metasequoia+Mikoto)

盛りだくさんだが、機会がないので駆け足で進む。生徒を対象として2時間かかるところを1時間で済ますペース。休み時間もいじってくれるのは、画像処理は結果が分かるので取り組みやすいからだろう。昨日のモーションキャプチャと関連するボーンとスキニングをテキストの画像を利用して解説。一日でここまでこれたのも、昨日の研修会との連携が大きい。

そして、mikotoでキャラクタのポーズを変えたキーフレームを設定し、タイムラインに沿って補間された連番画像を出力。実際はこのままオーサリングソフトに取り込むが、今回は、GIFアニメに加工しておしまいとした。

また機会があれば、実写と3DCGアニメの合成のワークショップを開かせていただこうか。

最後になってしまったが、「図形と画像の処理」に絡んだ話題を提供していただいたaromaticKam氏にお礼を申したい。

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2008年6月 8日 (日)

情報デザインの定義?

視野が広がるにつれ「情報デザイン」の解釈が難しくなってきた

新学習指導要領で専門教科情報の科目に「情報デザイン」が設置される。この科目は、現行の「コンピュータデザイン」が再構成されたもので、文科省の説明は

コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、情報デザインにかかわる理論や技術の習得に重点を置くこととし、「コンピュータデザイン」の名称を更し、「情報デザイン」とする。
現行の科目「コンピュータデザイン」の目標
コンピュータによるデザインに関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に創造し応用する能力と態度を育てる。
と比べると、グラフィックデザインや狭義のインフォメーションデザインにとどまらない広い分野を扱うことが分かる。そして、それは情報デザインフォーラムの方々が扱っていることに近いと思われる。

さて、ここで『情報デザイン』という用語の解釈が悩ましい。明らかな定義がなく、情報デザインフォーラムの方々もこの名称による混乱があることを認識しておられる。

文科省はどのような意味を持たそうとしているのだろうか?
専門教科情報を守備範囲にする総合学科の教員としてはとても気になっている。

6月4日の第1回情報デザインフォーラムのエントリでも触れたが、千葉工大の山崎和彦教授が『今後の情報デザイン教育とは』というテーマで語られた中でも、「5つの情報デザイン?」として解釈の比較をされた


1.情報(IT)を使ったデザイン?

→ITデザイン、ユーザビリティ、要求使用

→ソフトウェア、アプリケーション、ITシステム

2.情報(インフォメーション)のデザイン?

→グラフィックデザイン、インフォメーションデザイン

→印刷物、平面物

3.情報(ユーザインタフェース)のデザイン?

→ユーザインタフェースデザイン、インタラクションデザイン

→Web、プロダクトのインタフェース、立体物の一部

4.情報(情報プロダクト)のデザイン?

→プロダクトデザイン

→立体物、製品、空間

5.情報(ユーザ経験)のデザイン?

→ユーザエクスペリエンスデザイン、ユーザセンタードデザイン

→プロダクト、インタフェース、サービス

さらに、情報デザインの6要素として項目を挙げられた。

ユーザデザイン

狭義のユーザビリティ

ユーザー調査・ユーザー評価

コンセプトデザイン

ユーザー視点からデザインの概念設計

概念の創造

ユーザエクスペリエンスデザイン

広義の情報デザイン

広義のユーザビリティ

インフォメーション・グラフィックス

グラフィックデザイン

ユーザインタフェースデザイン

狭義の情報デザイン

Webデザイン

インタラクション・プロダクトデザイン

広義の情報デザイン

広義のユーザビリティ

まだこなれていない用語が多いが、今後「情報デザイン」を考えるヒントとなりそう。
備忘録を兼ねてメモ。

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2007年10月11日 (木)

CG検定の申込み

後期CG検定、団体受験の手続きを済ませた

10月10日までが校内締切、本日、一括して団体受験の書類を送付した。
「図形と画像の処理」の受講者16名中の10名が、CGクリエイター検定3級を受験。昨年の受講者1名が、CGクリエイター検定2級とWebデザイナー検定2級を受験する。

1月4日のエントリのとおり、昨年度は、CGエンジニア検定に3名が受験して全員合格した。
この結果があっての受検者数の増加だ。11月25日の試験は、本校の後期中間試験の前日でもある。受験者には補習で支援していきたい。

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2007年10月 1日 (月)

専門教科情報の科目が明らかに

中教審の報告が続いている。詳しく見ると。。。

高等学校の教育課程の枠組みについて(検討素案)より抜粋

・学校週5日制を基本としつつ、土曜日を活用する場合の留意点等について、明確にする必要がある。

・多くの定時制課程や通信制課程において、卒業までに修得させる単位数を74単位としている現状を踏まえ、国として定める単位数は、引き続き74単位以上とすることが適当である。

必履修教科の在り方
引き続き、必履修教科・科目を設定することが適当。
現行の教科を基本とすることが適当。
現行どおり標準となる単位数を設定することが適当。

専門学科及び総合学科について
○ 農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉の専門学科においては、我が国の産業経済の発展を担う人材を育成するため、職業に関する専門教育の充実に努めている。一定の専門性を確保するため、専門学科については、引き続き、専門教科・科目を25単位以上、履修させることが適当。

○ 総合学科は、幅広い選択科目の中から生徒が自ら科目を選択し学ぶことを特色としており、将来の職業選択など自己の進路への自覚を深める学習が重視されている。このため、総合学科については、引き続き、「産業社会と人間」を履修させることが適当。


専門高校における職業教育の現状と課題、改善の方向性(検討素案)の「情報」より抜粋

科目構成
科目の新設、名称変更等を行い、現行の11科目を13科目とする。
情報産業と社会、課題研究、情報の表現と管理、
マイニングとソリューション(仮称)、情報テクノロジー(仮称)、
アルゴリズムとプログラム、ネットワークシステム、データベース、
情報システムの開発、情報デザイン、情報メディア、メディアの編集と表現、
情報コンテンツの開発

・新設する科目
「マイニングとソリューション(仮称)」
高度情報人材に求められる、問題の発見力・解決力や自立した行動力をはぐくむことをねらいとする。
「情報テクノロジー(仮称)」
高度情報人材に求められる、情報技術の理論と技術の習得をねらいとする。
「データベース」
システム設計・管理分野を担う高度情報人材に求められる、データベースにかかわる知識や技術の習得をねらいとする。
「情報メディア」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、様々なメディアの特性の理解と処理技術の習得をねらいとする。

削除する科目
「情報実習」
現行の内容である各種の実習は、各専門科目の内容に盛り込んでいく。
「モデル化とシミュレーション」
現行の内容については、新設科目「マイニングとソリューション」に移す。

整理統合する科目
「メディアの編集と表現」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、情報メディアの編集と表現に関わる理論と技術の習得をねらいとし、「図形と画像の処理」と「マルチメディア表現」とを整理統合する。

名称変更する科目
「情報の表現と管理」
高度情報人材の基礎的な能力である、情報の表現力と管理力をはぐくむことに重点を置くこととし、「情報と表現」を名称変更し「情報の表現と管理」とする。
「アルゴリズムとプログラム」
システム設計・管理分野を担う高度情報人材に求められる、アルゴリズムにかわる知識や技術の習得に重点を置くこととし、「アルゴリズム」を名称変更し「アルゴリズムとプログラム」とする。
「情報デザイン」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、情報デザインに係わる理論や技術の習得に重点を置くこととし、「コンピュータデザイン」を名称変更し「情報デザイン」とする。
「情報コンテンツの開発」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、様々なメディアと各種ソフトウェアを活用するとともに、知的財産に配慮しつつコンテンツを開発、発信できる能力や態度をはぐくむことに重点を置くこととし、「マルチメディア表現」を名称変更し「情報コンテンツの開発」とする。

■■新しい科目名として「情報デザイン」が。これは、本日早朝のエントリで使っている「万人向けの情報デザイン」を超えた内容。う~ん、リテラシとしての情報デザインのネーミングに困る。


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2007年9月17日 (月)

専門教科情報は?

中教審の検討素案の公開が待たれる

まずは素案が実現することを期待している。今までの「情報A」「情報B」「情報C」という呼び方では分かりにくい。県内の学校で3科目を選択としている学校では、「情報C」が一番高度な科目と判断する生徒が多いという。入学時の選択なので、説明はするそうだがなかなか伝わらないという。素案の2科目の名前の方が分かり易い。

本校では1年次に「情報A」「情報B」の選択必履修。実際には「情報A」は「情報C」の内容を含んでいるので、「情報C」に変えようという話もあった。しかし、上記の事例があるので、現状のまま。今年の履修者数は、240人中の43人が「情報B」。「情報B」の選択者が少しづつ増えてきている。

素案どおりならば、本校では、「社会と情報」「情報の科学」の2科目は1年次の選択必履修科目となるであろう。理由は2つある。1つは、早くから校内ネットワークに慣れて「産業社会と人間」やその他の科目で、ICTを活用していくため。もうひとつは多彩な専門科目群を配置するために、その前に履修させる必要があるからだ。

さて、私が中教審の検討素案を早く見たいのは、専門教科情報の科目配置を知りたいから。科目名が同じであっても、指導内容は刷新されるだろう。これだけ早く技術が進歩するので、教科書の内容も古くなってしまっている。
専門科目はまだ具体になっていないかもしれないが。

この機会に情報科学系列の科目を再構築していきたい。現状では、科目が人についてしまうので、一度シャッフルするという狙いもある。下図は、今年度の本校の情報関係の科目群。

08seiryou_kamoku


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2007年3月12日 (月)

科目を終えて(2)

本日、情報Aの2クラスの授業を終える。

最後の授業の内容は3つ。
 (1)来年度以降のPCやプリンターの使用方法を説明。
 (2)試験の返却
 (3)試験前に提出したWebサイトの相互閲覧
校内イントラサイトだが、授業時間終了まで互いのWebページを真剣に見ていた。タグ打ちの制作に同じ苦労をしているので、見た目だけでなく工夫をしているところにも気づく。情報Aと情報Bの生徒の作品を統合して、彼らが卒業するまで公開する。Web上にアップすることの責任感とマナーを実感してもらうためだ。

Webpage図は一人ひとりのサイトマップ。生徒に配布するプリントに吹き出しでコメントをつけているのは、TTのサブの先生に渡す資料だから。生徒はダミーのクラストップページつきの4桁番号のフォルダ内で作業をし、この4桁番号フォルダを提出するとクラスのトップページと繋がる。そのままWebサーバに移動して閲覧が可能になる。

Jyohohtml個人のトップページからリンクする「情報A作品集」の入口ページ。ここから1年間で制作した作品(をWebページとして保存したもの)へのリンクが貼られる。日常的に作品は全て公開することを前提として作っている。
「ブラウザの戻るボタンで戻ってください」は、それぞれの作品がWordやExcelから書き出したものなので、戻りリンクの設定を省略しているため。

Room_pcc Room_pca Presen02_1 Presen01

40台のPC教室2部屋のうち、左のCRTの教室が今月更新される。2番目の写真は、コマンドプロンプトでネットワーク通信とディレクトリ操作の実習を行っている場面。右2つは多目的ルームを2分割してクラス半分の仲間の前でプレゼンをする場面。

特に情報Aでは「産業社会と人間」(以下「産人」)という総合学科必履修科目と連携している。授業の概要を順を追って紹介する。

自己紹介
自己紹介集のサイトをつくる。HTMLのPREタグ内に自己紹介文を記述。ペイントでバナーを作り、GIFで保存。
ネットワークを知る
校内のネットワーク、サーバ群、教育委員会ネットワーク、アクセスログの説明
宿泊研修の下調べ
「三浦ふれあいの村」と荒崎海岸をGoogleEarthで観る。地形や交通手段などをインターネットで下調べ。
表計算ソフトの機能
表形式のデータ整理。グラフ作成機能。データベース的機能。
社会人講話の報告書作成
「産人」ではグループ毎に模造紙で発表する。「情報A」では、Excelをワープロ代わりにし、写真画像とグラフを配置してA4のレポートを作成。Web形式でも保存し、相互閲覧により情報を共有する。
ピクトグラム
シャノンのコミュニケーションモデルを説明し、PowerPointでピクトグラムを描く。HTMLに配置させて提出し、相互評価する。
盲学校とピクトグラム
盲学校内で使われていたピクトグラムを使って、弱視の方に情報を伝える方法・ユニバーサルデザインを考えさせた。「ピクトグラムから学んだこと」というレポートをWordで作成。Web形式のデータを相互閲覧。
情報を表す方法
2進数、16進数と色のRGB表現。ビットと情報で使う単位。データの容量。
事業所見学のプレゼン
「産人」で少人数に分かれて事業所見学を行う。その下調べとしおり作り、事後のプレゼンを行う。「産人」ではグループ発表、情報A/Bでは上の写真のように個人発表。ビデオ撮影から個人の発表ムービーを作成して配布。授業進行の詳細は11月15日の記事で。
情報モラル
Webページ作成の前に著作権やネットワークで注意することを学習する。今年は「情報倫理デジタルビデオ小品集2」を利用した。詳しくは11月22日の記事で。
情報通信ネットワーク
インターネットでの情報のやり取り。ネットワークの負荷。ネットワーク用のコマンド。CUIとGUIの違い。
HTMLの基本
基本構造、ハイパーリンク、画像の配置、リスト、テーブル。Web用の画像形式。
Webページ作成
フリーソフトのエディタでタグを打つ。全員の共通部分を一緒に作りながら、一連の操作を覚え、後半の自由部分の制作に繋げる。全員のサイトを統合して3年間公開する。
部活紹介サイト
各部活の1年次生が新入生募集のWebページを作る。統合してイントラで公開。
年間を通じて、「産業社会と人間」のサポートをしながら、活きた授業素材をいただいている。この密接な連携によって、生徒は情報機器の扱いや情報収集から情報発信までの技術を身につける。そして、以後の学習活動に役立てていく。

以上のカリキュラムは3年をかけて改善してきた。来年度は「産人」の年間スケジュールを大幅に変更するので、それに合わせて年間カリキュラムを編成しなおすことになる。

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