中教審の報告が続いている。詳しく見ると。。。
■高等学校の教育課程の枠組みについて(検討素案)より抜粋
・学校週5日制を基本としつつ、土曜日を活用する場合の留意点等について、明確にする必要がある。
・多くの定時制課程や通信制課程において、卒業までに修得させる単位数を74単位としている現状を踏まえ、国として定める単位数は、引き続き74単位以上とすることが適当である。
・必履修教科の在り方
引き続き、必履修教科・科目を設定することが適当。
現行の教科を基本とすることが適当。
現行どおり標準となる単位数を設定することが適当。
・専門学科及び総合学科について
○ 農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉の専門学科においては、我が国の産業経済の発展を担う人材を育成するため、職業に関する専門教育の充実に努めている。一定の専門性を確保するため、専門学科については、引き続き、専門教科・科目を25単位以上、履修させることが適当。
○ 総合学科は、幅広い選択科目の中から生徒が自ら科目を選択し学ぶことを特色としており、将来の職業選択など自己の進路への自覚を深める学習が重視されている。このため、総合学科については、引き続き、「産業社会と人間」を履修させることが適当。
■専門高校における職業教育の現状と課題、改善の方向性(検討素案)の「情報」より抜粋
・科目構成
科目の新設、名称変更等を行い、現行の11科目を13科目とする。
情報産業と社会、課題研究、情報の表現と管理、
マイニングとソリューション(仮称)、情報テクノロジー(仮称)、
アルゴリズムとプログラム、ネットワークシステム、データベース、
情報システムの開発、情報デザイン、情報メディア、メディアの編集と表現、
情報コンテンツの開発
・新設する科目
「マイニングとソリューション(仮称)」
高度情報人材に求められる、問題の発見力・解決力や自立した行動力をはぐくむことをねらいとする。
「情報テクノロジー(仮称)」
高度情報人材に求められる、情報技術の理論と技術の習得をねらいとする。
「データベース」
システム設計・管理分野を担う高度情報人材に求められる、データベースにかかわる知識や技術の習得をねらいとする。
「情報メディア」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、様々なメディアの特性の理解と処理技術の習得をねらいとする。
・削除する科目
「情報実習」
現行の内容である各種の実習は、各専門科目の内容に盛り込んでいく。
「モデル化とシミュレーション」
現行の内容については、新設科目「マイニングとソリューション」に移す。
・整理統合する科目
「メディアの編集と表現」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、情報メディアの編集と表現に関わる理論と技術の習得をねらいとし、「図形と画像の処理」と「マルチメディア表現」とを整理統合する。
・名称変更する科目
「情報の表現と管理」
高度情報人材の基礎的な能力である、情報の表現力と管理力をはぐくむことに重点を置くこととし、「情報と表現」を名称変更し「情報の表現と管理」とする。
「アルゴリズムとプログラム」
システム設計・管理分野を担う高度情報人材に求められる、アルゴリズムにかわる知識や技術の習得に重点を置くこととし、「アルゴリズム」を名称変更し「アルゴリズムとプログラム」とする。
「情報デザイン」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、情報デザインに係わる理論や技術の習得に重点を置くこととし、「コンピュータデザイン」を名称変更し「情報デザイン」とする。
「情報コンテンツの開発」
コンテンツの制作・発信分野を担う高度情報人材に求められる、様々なメディアと各種ソフトウェアを活用するとともに、知的財産に配慮しつつコンテンツを開発、発信できる能力や態度をはぐくむことに重点を置くこととし、「マルチメディア表現」を名称変更し「情報コンテンツの開発」とする。
■■新しい科目名として「情報デザイン」が。これは、本日早朝のエントリで使っている「万人向けの情報デザイン」を超えた内容。う~ん、リテラシとしての情報デザインのネーミングに困る。
最近のコメント