2012年4月 1日 (日)

情報をデザインする(2)

研究グループの4名で作成した小冊子の第2分冊が発行されました

情報をデザインする

東京書籍のご協力により、フルカラー16ページの小冊子3冊中の第2分冊が3月末に発行され、3月27日の都高情研研究大会でも配布していただきました。今回は、表計算ソフトを使ったグラフの記事が多くなっています。新学習指導要領の「数学I」に出てくる「箱ひげ図」の作り方もあります。

既に発行されていたブルーの冊子と今回の赤い冊子を並べてみました。
最後の分冊は何色になるのだろう。

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2012年1月21日 (土)

情報A:総合課題(Web作成)

この時期、入試選抜業務で時間を割かれるため、評価活動と教材準備で休日出勤する方が多い。

まずは月曜からの情報Aの授業に向けて、教材と作品例を作成した。毎年、最後には総合課題としてWebサイトを作成させている。HTMLの基本タグとCSSの基本設定で2時間ほど割き、既に画像処理の練習もしている。今年は自由にテーマを決めて作成する「マイページ」の充実を期待している。

総合課題のサイト構成

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2012年1月16日 (月)

基本情報技術者試験:5回目の受験を申し込みました

今回はアセンブラで受験することにしました。

4月15日の情報処理技術者試験。本日からインターネットでの申し込みが始まった。情報科の免許講習会を受け、平成13年に初級シスアドと基本情報技術者試験(アセンブラ)で受け初めて以来、何らかの試験を受け続けている。昨年は基本情報をCとJavaで合格したので、残っている言語COBOLLでとも考えたが、基本にもどってアセンブラに再挑戦することにした。

申込み画面

インターネットでは、2月22日20時まで受け付けている。


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2011年11月17日 (木)

Javaで受けた基本情報技術者試験:合格しました

平成13年秋、平成21年秋平成23年春に続き、4回目の受験と合格

受験当日、IPAのサイトで自己採点していたが、本日の成績照会と同じ点数だった。

成績照会

全回が、午前問題93.75点、午後問題94.50点だったので、得点は大幅にダウン。Java言語の問題以外は勉強していかなかったのだが、情けないという気持ちが強い。

神奈川の情報科教員を目指して、この夏の採用試験に合格した大学生もtwitterで合格をつぶやいていた。継続は力なりなので、また言語を替えての受験を勧めました。

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2011年11月15日 (火)

情報A:「箱ひげ図」で分布を比較し、考察する

情報Aでは、箱ひげ図を作成して母集団が異なる分布を比較している。

来年度から前倒しで実施する新学習指導要領「数学I」の「データの分析」の章で扱われる「箱ひげ図」。現職の数学科教員のほとんどが初めて扱う内容でもある。

海洋科学高校の実践事例をもとに、横浜清陵総合高校でも前期に「目分量の10センチに切ったテープの実測値について、個人データ、班データ、クラスデータの度数分布図を作成する」という実習を行なった。この時のデータをそのまま使うことができた。

操作画面

上は、データから箱ひげ図を完成させる直前の様子。下は、その完成図。

完成した箱ひげ図

Excelのグラフウィザードに「箱ひげ図」はないので、積み上げ棒グラフに誤差表示機能で「ひげ」を付けて行く。そのために、四分位数をQUARTILE関数で求めてから、「はこ」「ひげ」「土台(仮称)」の各要素を算出した表を用意する。

各部分の名称は、便宜上勝手につけさせていただいて解説した。図も自作。

四分位数と要素の算出

下は、データから算出した四分位数と各要素の表。

四分位数と要素の表

以下に、Excel2003を使ってこの表から6クラスと全体の箱ひげ図を作る手順を示す。

■縦棒グラフ作成
1、B26:I29を選択し、グラフ機能を利用して「積み上げ縦棒グラフ」を作成する。

■上ひげ作成
2、グラフの「上箱」の部分をダブルクリック
3、[データ系列の書式設定]ウィンドウの[Y誤差範囲選択]タブで、[表示]を[正方向]に
4、さらに[誤差範囲]の[指定]を選び、[+]の範囲に「上ひげ」の範囲「C30:I30」を設定する

■下ひげ作成
5、棒グラフの「土台」の部分をダブルクリック
6、[データ系列の書式設定]ウィンドウの[Y誤差範囲選択]タブで、[表示]を[負方向]に
7、さらに[誤差範囲]の[指定]を選び、[-]の範囲に、「下ひげ」の範囲「C30:I31」を設定する

■土台を消す
8、「土台」をダブルクリックして、[パターン]の[輪郭]と[領域]を「なし」にする

■箱の色を揃える
9、「上箱」と「下箱」の部分をダブルクリックして、[パターン]の[領域]の色を揃える

■縦軸を調整
10、縦軸をダブルクリックして、[軸の書式設定]ウィンドウの[目盛]タブで、[最小値]の値を、下ひげの一番下よりも少し小さい値(6)にする

■その他の調整

11、[凡例]を削除する。

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2011年11月 7日 (月)

お絵かきアルゴロジック

10月25日に公開されたお絵かきアルゴロジック。文化祭代休明けに早速授業で扱った。

情報Aを選択しているクラスも情報Bを選択しているクラスも、9月のエントリのようにアルゴロジック2(試作版)を扱ってきた。その後も生徒は授業の前後に問題を解いている。今回は、Webの正式版と共に公開された「お絵かきアルゴロジック」を、情報Aのクラスに「アルゴリズム入門(2)」として1時間の授業展開を行なった。

まずは、基本操作の説明。アルゴロジック2を使いこなしている彼らは、1分の説明で理解する。まずは、10分ほど自由に図形を描画させる。

お絵かきアルゴロジックのタイトル画面 自由描画の事例

この時間は、机間巡視をしながら、それぞれの描画を褒めて回る。生徒のモチベーションを高めるために必要な時間だ。(偶然にできた)綺麗な図形に、あちこちからお呼びの声がかかる。上に示した例はその初期のもの。点対象の手裏剣の様な図形や、チューリップのような非対象な図形など、もっと面白い描画が楽しめた。

使い方を理解したところで、生徒PCの画目をブラックアウトして、プリントの問題を考えさせる。

紙ベースで基本問題を考える 実際に動作させて答え合わせ

第1問は、4ブロックでできる3種類のプログラムと、3種類の描画との対応を判断する問題。簡単な問題で、生徒には自信をつけさせる。ブラックアウトをはずし、生徒は自分の解答を、実演して答え合わせをする。

次はもう少しステップ数が増えた問題。やはり生徒PCをブラックアウトし、考える環境を確保する。同じ図形が描画できても、プログラムが異なるという事例で、かなり考え込む様子。

紙上の問題を特ことに集中 紙上の問題を特ことに集中

最後は、プログラムだけ与えて、各自がそれをトレースして描画図形を考える問題。一度描いた図の上に描画する問題もあり、結構難しい問題も作れる。生徒は想定以上に真面目に取り組み、たった1時間という授業構成に「もっとやりたい」との声が出る。

プログラムのトレースに取り組む プログラムのトレースに取り組む

今後、後期中間試験の予告問題として、紙ベースでアルゴリズムを考える問題を与えていく。

情報Aのクラスでは、次は来年度からの数学Iに出てくる「箱ひげ図」を使った、分布の比較の事例を扱っていく。現在、教材開発に全力を尽くしている。

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2011年10月16日 (日)

4度目の基本情報技術者試験

今年春の基本情報技術者試験に続き、4度目の基本情報技術者試験

会場は、自宅から5キロほどの川崎市立総合科学高校。平成13年秋に、初めて基本情報技術者試験を受けた会場でもある。自転車で行こうと思っていたが、雨の心配と風が強かったためにバスを乗り継いで行った。

受験した教室では、39名分の座席に対して28名が受験、そのうち10名が女性。ほとんどが学生で、社会人らしい方は8名で30代まで。私は飛びぬけて高齢。

過去にアセンブラ、表計算、Cで合格しているので、今回の言語選択はJAVA。何年も前に学習したものを、この夏に復習しておいた。過去問題を解いて、実際に打ち込み、改変しながら理解を深めてきた。が、1ヶ月ほど遠ざかっていたため、不安のまま受験することになった。

午前問題は30分以上余ったが、午後問題は問6・問7で時間がかかってしまい、問8を30分かけて解いたときには、残り時間が25分。APIの説明の読解には時間がかからなかったが、言語問題にこの時間では、かなり焦る。この歳なのでじっくり取り組めないと厳しい。

夕食後、IPAのサイトで自己採点。
結果は午前問題89点、午後問題82点。前回をかなり下回ってしまった。

午前問題の自己採点

午後問題は、時間を測って解くトレーニングが必要!分かってたのに対策できなかった。

午後問題の自己採点

Javaの問題は時間が足りず、この点で仕方ないが、他の問題の失点について、自分に納得が行かない。来年春は、どうしようか。COBOLで基本情報を制覇するか、また応用情報にするか。

帰りは多摩川の土手を通って自宅までウォーキング。いい景色でした。

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2011年10月 8日 (土)

慶應理工学部矢上祭:研究室を見に行こう

午後は矢上にある慶應義塾大学理工学部の学園祭へ

横浜から東横線で日吉へ。駅でN先生と待ち合わせて日吉キャンパス隣の矢上キャンパスに向かう。目当ては「矢上祭」の実行委員会による企画「研究室を見に行こう」。大会場に様々な研究室の発表ブースがあり、学生が研究内容を説明してくれる。そして、実際に研究室をめぐるツアーもある。

矢上キャンパス 学生による解説

15時には別の会議に移動しなければいけないので、模擬店どころか他の企画展示も一切見なかった。14時からのツアーを申し込む。私たちは、情報工学科の天野研究室を含むコースに参加した。

学生による解説 72台のPS2によるクラスタ

天野研究室では72台のPS2によるクラスタを見学させていただいた。ツアーのガイドから説明まで、全て学生が自主的に行なっているのが良い。

■今回の見学の最大の目的は、来年度の神奈川県情報部会の研究会をこの矢上祭中にお願いするための下準備。情報工学科に特化した研究室ツアーや講演会などによって、高校の情報科教員が大学での研究活動を理解する糧としたい。今年の10月22日に実施する東工大での研究会後、慶應理工学部にアポイントを取って、連絡窓口を探る。今回の下見で、充実した研究会の目途を立てることができました。

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2011年8月 7日 (日)

C言語で受けた基本情報技術者試験:合格しました

平成13年秋・平成21年秋以来、3回目の受験。3回目の合格を成績紹介で確認した。

IPAのサイトで、自己採点していたが、午前午後とも微妙に得点が異なる。

成績紹介

昨年の秋には、2回目の応用情報技術者試験に合格していたので、午前問題と午後問題の問8までは大丈夫。今回はプログラミング言語として選んだ「C言語(問9)」の復習をしておいたので、バッチリ。

IPAの試験は、継続して受け続けることで基本知識を維持・補充することができる。安いし、良質の問題が多いのでお得だ。

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2011年8月 2日 (火)

日本電子専門学校:高校教員対象講習会に参加

2日間の夏季休暇を取って標記の講習会に参加

今年は3講座しかない。省エネ対策のため講座数を最大限に絞ったためだ。各講座に20名ずつの定員がすぐに埋まったという。
初日は簡単な開講式を行う。

開講式

私は「プログラムに役立つアルゴリズム」の講座に参加した。専門学校の情報処理科では、どのように指導しているのか勉強するため。
実際の授業で使う教材のダイジェストで講座が進む。基本的に紙ベースのワークで、予想以上にゆっくりしたペースでとても丁寧だ。我々教員は、自分たちが「分かってしまった」概念は、教え方も雑になりがちだ。先々で高度なことをするためには、最初を丁寧に教えることが必用なのだ。教材も教え方も参考になりました。

16時に講座が終わり、すぐに「3DCG制作」の講座に向かう。この講座の終了後に、希望者対象で「図形と画像の処理」での実践事例を紹介するため。

stereoeyeのサイトからダウンロードできるAnaglyphMakerを使ってアナグリフ方式の3D画像(立体視画像)を作る事例。デジカメで撮った写真画像だけでなく、POV-RayやMetasequoiaで作った3Dシーンから、左目用と右目用の画像をレンダリングして使用する。

アナグリフ法では、赤-シアン、または、赤-青のメガネを使う。講座では赤-青のメガネをセロファンと画用紙で作成していた。写真は、私が持っている赤-シアンのメガネ。

赤とシアンのメガネ

まずは、デジカメの写真を素材にした例
写真の素材を利用

メタセコイアで作った動物のぬいぐるみ(クモ)を素材にした例
メタセコイアの素材を利用

POV-Rayで作ったシーンを素材にした例
ポブレイの素材を利用

いくつかの素材を用意していったので、受講生の皆さんも喜んでくれた。POV-RayもMetasequoiaもサンプルで入っているものを利用すれば、すぐに実験することができる。
ぜひ、生徒にも体験させていただきたい。

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