特色科目発表会:青少年センターホールにて
平成19年度から校外の公会堂で実施してきた「特色科目発表会」。
桜木町紅葉坂の県立青少年センターホールでの実施。
9時に機材を搬入して、10時からのリハーサルに備える。私の担当は、PCとカメラとプロジェクターを使った演出。発表者がスクリーンと一体化して客席に訴えかけ、会場全体が盛り上がれるように工夫をする。例えば下の右の写真のように、スクリーンと同じ画面が、舞台先端のモニターで確認できる。これだけで、グループ発表も堂々とできるようになる。
発表者はしゃべりやスクリーンだけでなく、実物の提示をすることがある。今回は2つの発表で実物提示があったので、サブスクリーンのカメラ担当の生徒は、そのタイミングと表示スケールを練習しておく。下は、布絵本の実演をビデオカメラで撮る様子。
1年次の「産業社会と人間」からは、グループ発表が4つ。サブスクリーンには発表している生徒の横顔がアップで投影される。この演出効果は、発表者にとっても聞き手にとってもプラスになり、相乗効果で会が盛り上げる。
スライドを使った地味な発表が続いたが、唯一手書きの絵をスキャナーで取り込んで使った発表が目を引いた。
■「特色科目発表会」と「産業社会と人間」の年次発表会のポスター
さらに、個人発表が2つ。1年次生のレベルではまだ演台が必要だが、サブスクリーンの投影が聞き手を引きつけてくれるので徐々に発表が堂々としてくる。
■「コミュニケーション」と「探求(課題研究)」発表会のポスター
続いて2年次生から科目「コミュニケーション」と「視点」の発表。
まず最初に「コミュニケーションの科目説明」として、男子生徒がインタビュー実習のアポイントメントについて寸劇で紹介する。そして、4名が順にインタビュー実習の報告を行なう。3分間、原稿を持たず、身体をさらけだしてのスピーチになる。
来年この実習を行なう1年次生から4人に対して質問があり、それぞれの立場で回答する。
次は、総合的な学習の時間「視点」の科目紹介。また男子生徒による寸劇で表現される。2年次生の発表は、1年次生の発表に比べると明らかに違う。教員が喜ぶようにキレイにまとめる段階を超えて、上手いところをついてくる。
「視点」の後期の授業では、3年次の「探求(課題研究)」に繋げるために、プレ探求と称して、各自のテーマにそって調べ学習をしてきた。中には、フィールドワークを取り入れている生徒もいる。代表者3名が発表した。
ここで前半が終了。休憩15分には、「図形と画像の処理」「映像メディア表現」の成果物(ムービー)を上映したり、テレビ神奈川で横浜清陵総合高校が紹介された様子などを映した。
後半は3年次の「探求(課題研究)」の発表。ひとつの発表毎に2年次生からの質問を受けるので、かなり時間もかかる。布絵本について研究した生徒は、成果物の布絵本を使ってミニシアターを実演してくれた。もちろん、サブスクリーンには、この布絵本が拡大表示されている。
また、「幼児のメディア」というテーマで研究した生徒は、子どもの踊りの教材としてムービーを作成して発表に使っていた。3年次生は2年次生よりさらに発表のレベルがあがり、感心させられる。
■昨年までと同様に、発表タイトルを記しておく。
産業社会と人間(1年次)
第1単元「産業社会と人間」 私たちの産人 !!!
第2単元「仕事(職業)とは何か」 それぞれの事業所見学で得たこと、共通点
第3単元「2・3年次を考える」 今、やるべきこと
第4単元「社会人とは何か」 社会人に聴いてみた
第5単元 個人発表「1年間のまとめ」 1年間で成長したこと
第5単元 個人発表「1年間のまとめ」 これからを考える
コミュニケーション(2年次)
幸せのお手伝い ~ウェディングプランナー~
"音楽する人"と演奏会
人生そのものじゃない
コミュニケーションの授業を終えて
視点(2年次)
日本のロングセラー文具
食育と子ども
CM
探求(3年次)
Let's 探求
絵本のちから
幼児のメディア
講評
(株)リクルート 「キャリアガイダンス」誌 編集長 角田浩子様
産業能率大学 入試企画部 部長 林巧樹様
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