一昨日、昨日と情報の授業を見学に来られた方から、お礼のメールをいただいた
県内の総合学科高校にて教員補助者として働きながら、情報科教員を目指しているという方が、文化祭の代休を利用して2日間、情報の授業の見学に来られた。大学時に数学の免許は取られており、現在、通信教育で情報の免許を取得中という。
勤務校のN校長のはからいで、横浜清陵総合高校の情報教育を学びたいということで来られた。
この報告は、私のライフワークとなっている「情報科教員の養成」と「総合学科らしい情報教育」、そして「キャリア教育」の実践事例でもある。
初日は「情報B」と「情報A」の授業を見ていただいた。
2日目は、「図形と画像の処理」、「情報A」、「DTP活用」という私の授業の他、芸術の科目「CGデザインI」も見ていただいた。
「情報A」では、箱ひげ図を利用して分布の比較をする実習であり、ちょうど2日間連続のクラスで、この実習展開を丸々見ていただいた。総合学科では課題研究が課されるので、研究するための視点を育てるためにも良い題材だと考えている。
写真の左は、箱ひげ図の実習課題を、空き時間を利用して取り組んでいただいた場面。
右は、「図形と画像の処理」の授業中。生徒はMikotoというフリーソフトを利用して、スキニングしたクマのぬいぐるみの3Dアニメーションを設定しているところ。
その他、昼休みは27日に迫ったCGクリエイター検定の受験者対象の補習を見学していただいたり、校内Webを利用した学習環境整備の実践をご覧いただいた。特に、校内Webについては、勤務校でも実践してみたいという意欲を持たれたようだ。
■以下、許可をいただき、昨晩遅くにいただいたお礼のメールから、一部抜粋して紹介させていただきます。
TO:五十嵐先生
R総合高校、教員補助のTです。
2日間、ありがとうございました。
今回、五十嵐先生の授業を見学させていただき、驚きの連続でした。
この2日間のことをレポートにしろ、と言われたら
2000~3000字を軽く超えそうな感じです。
が、長くならないように、以下感想をまとめます。
情報B
「2進数とその計算」という難しい座学にも関わらず
生徒がしっかり理解し、ついてきているのに感心させられました。
ワードの資料で、解答のフォントを白から赤に変えて表示させるのは
手品を見ているようでした。
情報A
「四分位数と箱ひげ図」
生徒自身が作ったデータ(10cmの目分量で切ったテープ)
を使用することで興味をわかせる、というのはなるほどと思いました。
将来数学の授業もするかもしれない私にはよい勉強になりました。
図形と画像の処理・DTP活用
デザイン系の知識はほとんどありませんので
教師というよりは生徒の視線で授業に参加させていただきました。
3Dアニメーションの作品は今後どのようになっていくのかとても気になります。
完成したら、ブログにアップしていただけるとうれしいです。
PhotoshopとIllustrator、ベジェ曲線については
いろいろ作ってみて、使えるようになろうと思います。
授業準備(とくに資料)が完璧な上、
補習、校内webの管理、そしてご自身の資格取得までされていて
「時間がない~」と騒いでる自分が恥ずかしくなりました。。
また、先生からいただいた数々のアドバイスを
大切に頭のノートにメモし、実践していこうと思います。
早く教師になりたい!という思いが一層強くなった2日間でした。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
N校長先生にも、ご報告し、お礼を申し上げようと思います。
私も参加可能な勉強会等ありましたら、またご連絡いただけると幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。
お礼のメールということで褒めすぎだと思いますが、教員採用試験へのモチベーションを保つという意味でも、このような貢献ができたことを喜んでいる。
私は横浜清陵総合高校に8年目となり、本校が築き上げてきた財産を紹介できる期間も限られています。校務に支障がない限り、授業見学は受け入れており、管理職も協力的です。情報科教員を目指していて、見学をご希望される方はご一報を。
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