2012年7月31日 (火)

インターン生受け入れ(2日目)

昨日(8/1)から10日間のインターン生受け入れが始まっている

今年は、8月後半に5部屋中3部屋のPC教室の更新があるため、そして10日から情報の全国大会があるため、日程を少し前に設定せざるを得なかった。

インターンシップの日程

学部生の前期末試験の時期と重なるので、予想どうりだが、学部3年生の参加はなかった。
参加者2名には、例年どうり「教育実習ノート代わり」のブログを課しています。関心のある方、ぜひご覧ください。

専修大学大学院 経営学研究科 修士2年のブログ
東京都市大学 環境情報学部 情報メディア学科4年のブログ

本日は、明日の授業のリハーサルをして、インターン生には授業内容と進行方法を理解してもらった。明日はTTとしてどう振る舞うことができるか、意欲と資質を観察し指導に役立てていく。

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2012年2月 6日 (月)

コミュニケーション:インタビュー実習報告会(クラス内)

2年次の学校設定必履修科目「コミュニケーション」。標記のクラス内報告会を実施した。

総合学科の必履修科目「産業社会と人間」の発展科目として、2年次に2単位の「コミュニケーション」という科目を設置している。この2つの科目の連続性により、社会に目を向け、職業観を持った学習活動を実現している。キャリア教育の王道と呼べると自負している。

この科目の中盤は、進路や興味関心のある分野の社会人にインタビューを行う「インタビュー実習」。話を伺いたい社会人に対して、夏休み中に電話でアポを取り、11月にインタビューを行う。(断られ続けて10名ほどアポを取りなおす生徒もいる)
12月には報告書を作成し、手紙で内容確認と修正を行った。そして最後のハードルが、この「インタビュー実習報告会」。クラスを半分に分け、20名の前で3分間の報告を行う。手持ち資料は許されず、体の前から聞き手の間に遮るものがない。完全にしゃべりだけで伝えるという形式。
教員は端にいて、タイムキーパーだけの脇役。完全に生徒の輪によって発表会の雰囲気が出来ている。発表に詰まる生徒には応援の声も出る。

クラス内発表の様子 クラス内発表の様子

発表中に言葉が詰まり、頭が真っ白になる生徒もいる。席に戻って泣きじゃくる生徒も。
聞き手は体の横に置いた机に評価シートを置き、入れ替え中に評価とコメントを書く。発表者の立場があるこそ、聞き手の立場ですべきことを理解している。聞いている最中はペンを置き、発表者と正対して傾聴する。

発表後に泣きじゃくる生徒も 体の横の机と評価シート

この実習を終えて清陵生になると言われる。この発表で得られる自信はとても大きい。欠席者に対しては、リベンジする機会を与えない。それだけハードルが高い発表会だが、インフルエンザ以外の欠席はまずない。
「産業社会と人間」からプレゼンテーションを繰り返してきているが、発表の度に自分の成長を感じている生徒たち。この発表のチャンスというものを、「教員よりも」理解している。

インタビュー実習報告会のポスター インタビュー実習報告会のポスター インタビュー実習報告会のポスター

■この発表会を盛り上げるために、1週間前から発表会のポスターを校内に掲示している。選択科目「DTP入門」の2年次の受講生が作成したポスター。生徒目線で作られたポスターが至る所に掲示してあり、いやがおうにも真面目に取り組むようになる。このような学習環境のデザインは教員の役目だ。

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2011年12月 2日 (金)

探求:HB内で課題研究の成果を発表する

3年次の総合的な学習の時間「探求」。課題研究の成果を発表する。

総合学科生として、生徒は自分で考えたテーマについて「課題研究」を行ない、論文にまとめ、発表する。自分の将来に興味関心を持ちながら、学ぶ力を身につけて行く。
横浜清陵総合高校では、3年間に4つの特色科目を設置してキャリア教育を実践しているが、3年次生にとってはいよいよその学びの集大成となる発表会。12のホームベースに分かれて活動しており、2週に分けてホームベース内で発表を行なう。今日は、その初日。

特色科目の配置

科目「探求」の概要

今年は「探求」を担当していないが、空き時間なので、12の発表会場を見て回る。プロジェクターの球が切れた会場やノートPCが不調の会場もあり、対応だけでもなかなか忙しい。

発表の様子 発表の様子

それぞれの発表のレジュメをまとめて印刷してあり、聞き手は、それぞれの感想と評価を記入していく。2週の発表後、各ホームベースの代表が選ばれる。
2年次の学校設定科目「コミュニケーション」のインタビュー実習で身につけた技術を活かした生徒も多い。その道のスペシャリストや現場から聞き取り調査をした生徒の発表は、内容も濃くて面白い。また、作品などの成果物があると、その体験から得た説得力を感じる。

評価シートへの記入 3D画像についての発表

司会は生徒が行い、質疑応答を行なう。情報科学系列ではビデオ撮りも生徒が行なっている。

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2011年11月16日 (水)

情報科教員を目指す方の訪問

一昨日、昨日と情報の授業を見学に来られた方から、お礼のメールをいただいた

県内の総合学科高校にて教員補助者として働きながら、情報科教員を目指しているという方が、文化祭の代休を利用して2日間、情報の授業の見学に来られた。大学時に数学の免許は取られており、現在、通信教育で情報の免許を取得中という。
勤務校のN校長のはからいで、横浜清陵総合高校の情報教育を学びたいということで来られた。

この報告は、私のライフワークとなっている「情報科教員の養成」と「総合学科らしい情報教育」、そして「キャリア教育」の実践事例でもある。

箱ひげ図の実習中 図形と画像の処理を見学中

初日は「情報B」と「情報A」の授業を見ていただいた。
2日目は、「図形と画像の処理」、「情報A」、「DTP活用」という私の授業の他、芸術の科目「CGデザインI」も見ていただいた。
「情報A」では、箱ひげ図を利用して分布の比較をする実習であり、ちょうど2日間連続のクラスで、この実習展開を丸々見ていただいた。総合学科では課題研究が課されるので、研究するための視点を育てるためにも良い題材だと考えている。

写真の左は、箱ひげ図の実習課題を、空き時間を利用して取り組んでいただいた場面。
右は、「図形と画像の処理」の授業中。生徒はMikotoというフリーソフトを利用して、スキニングしたクマのぬいぐるみの3Dアニメーションを設定しているところ。

その他、昼休みは27日に迫ったCGクリエイター検定の受験者対象の補習を見学していただいたり、校内Webを利用した学習環境整備の実践をご覧いただいた。特に、校内Webについては、勤務校でも実践してみたいという意欲を持たれたようだ。

■以下、許可をいただき、昨晩遅くにいただいたお礼のメールから、一部抜粋して紹介させていただきます。

TO:五十嵐先生

R総合高校、教員補助のTです。
2日間、ありがとうございました。

今回、五十嵐先生の授業を見学させていただき、驚きの連続でした。

この2日間のことをレポートにしろ、と言われたら
2000~3000字を軽く超えそうな感じです。
が、長くならないように、以下感想をまとめます。

情報B
「2進数とその計算」という難しい座学にも関わらず
生徒がしっかり理解し、ついてきているのに感心させられました。
ワードの資料で、解答のフォントを白から赤に変えて表示させるのは
手品を見ているようでした。

情報A
「四分位数と箱ひげ図」
生徒自身が作ったデータ(10cmの目分量で切ったテープ)
を使用することで興味をわかせる、というのはなるほどと思いました。
将来数学の授業もするかもしれない私にはよい勉強になりました。

図形と画像の処理・DTP活用
デザイン系の知識はほとんどありませんので
教師というよりは生徒の視線で授業に参加させていただきました。
3Dアニメーションの作品は今後どのようになっていくのかとても気になります。
完成したら、ブログにアップしていただけるとうれしいです。
PhotoshopとIllustrator、ベジェ曲線については
いろいろ作ってみて、使えるようになろうと思います。

授業準備(とくに資料)が完璧な上、
補習、校内webの管理、そしてご自身の資格取得までされていて
「時間がない~」と騒いでる自分が恥ずかしくなりました。。

また、先生からいただいた数々のアドバイスを
大切に頭のノートにメモし、実践していこうと思います。

早く教師になりたい!という思いが一層強くなった2日間でした。
お忙しい中、本当にありがとうございました。

N校長先生にも、ご報告し、お礼を申し上げようと思います。
私も参加可能な勉強会等ありましたら、またご連絡いただけると幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。

お礼のメールということで褒めすぎだと思いますが、教員採用試験へのモチベーションを保つという意味でも、このような貢献ができたことを喜んでいる。
私は横浜清陵総合高校に8年目となり、本校が築き上げてきた財産を紹介できる期間も限られています。校務に支障がない限り、授業見学は受け入れており、管理職も協力的です。情報科教員を目指していて、見学をご希望される方はご一報を。

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2011年9月27日 (火)

インターンシップ報告会2011

放課後、開校以来8回目のインターンシップ報告会を実施

インターンシップは本校のキャリア教育の柱の一つである。この夏は様々な要因で募集が遅れたため、16名が8事業所と規模が縮小。報告会の会場も1つで実施した。参考までに、昨年は35名が18の事業所でインターンシップを行ったので、2会場だった。

事業所ごとに報告を行なう。グループは1名から4名、秋休みを利用してスライドを用意してきた。司会・タイムキーパー、規定の質問も生徒が行う。教員は、事業所から迎えた来賓の誘導と、適宜質問を行う。自信を持った回答からは、しっかりした体験による裏付けを感じる。

報告の様子 会場の様子

インターンシップに参加した生徒のみで報告会を行うことに意味がある。学年のように大人数の前だと緊張感がないし、報告会は同じような活動・苦労をした者どうしで行うから共感するものだ。

ひとり一人の振り返り 来賓の講評

全グループの報告・質疑応答の後、一人ひとりが報告を聴いての振り返りを述べる。そして、事業所からの3名の来賓の方に講評をいただき、管理職からは教頭がコメントした。

神奈川県経済同友会からの来賓より、生徒全員が前を見ながら発表していることを褒められた。私は、「してやったり」とニンマリ。夏休み前の情報の授業では、事業所見学から学んだことをプレゼンし、撮影したビデオから発表のベストシーンをキャプチャ、そしてその画像とスライドを入れての振り返りレポートを提出した。9月の授業では、校内Webにて公開した全員の振り返りレポートを閲覧したばかり。前を向けなかった悔しさが、次のプレゼンで生きてくる。

キャリア教育のススメ キャリア教育の在り方について

総合学科として「キャリア教育」を推進し、学び・自己研さんの原動力とする。写真の公的資料を見ても、そこで求められていることをうまく実現できている。本校にいる限り、精一杯サポートしていきたい。

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2011年9月15日 (木)

産業能率大「キャリア教育接続入試」の合否発表

本日、産業能率大学経営学部のキャリア教育接続入試の発表があった

上記リンクに入試結果がアップされた。今年は募集人数15人と減ったが、受験者51人に対して24人が合格、倍率は2.1倍。最近は、近都県以外からの受験者も増えているようだ。

求める人材として、第一に、

高校での「キャリア教育」、たとえば「総合的な学習の時間」や「産業社会と人間」、「就業体験・インターンシップ」、「進路学習での職業研究」などに積極的に取り組み、キャリア教育を通して、自分の将来について真剣に考えている人。
とあるように、かなり総合学科高校の生徒を意識している。キャリア教育の成果物に関する10分のプレゼンと30分の面接が課される。本校の生徒からも人気が高く、この試験の実施以来、毎年複数の生徒が合格している。経営学科の入試なので、情報科学系列担当の私は、受験指導を直接行っていないが、スライド作成やPC環境の提供で協力してきた。

受験生は、3年次の「探求」での課題研究をベースにして準備を進める。今年は3名が受験し、全員が合格した。過去の合格者が活き活きとした学生生活を送っているのが励みになっていたようだ。

残りの在学期間、研究をさらに深め、学力をしっかり身につけて欲しい。

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2011年8月 7日 (日)

インターンシップ受入れ初日

本日よりインターンシップの学生を受け入れを開始

今年で7年目になる情報科教員を目指す学生のインターンシップ受入れ。短期集中講座「DTP基礎」の日程を挟む期間で設定している。

今年は全国高等学校情報教育研究大会の日程が早まったため、「DTP基礎」を8月8日(月)~13日(土)の連続日程とし、インターンシップ期間を7日~16日とした。

6月末の受け入れしめ切り時には、文教大学3年次の学生1名だったが、C県のT先生とN先生の紹介もあって、C県の1次試験に合格している専修大学4年次の学生1名を追加で受け入れることに。また、全国大会にてT都のO先生から紹介された非常勤講師で神奈川の1次に合格している方も受け入れることになった。

教員免許を持たない学生が、実際の授業にTAとして携わるためには、高校生と保護者に対する責任が伴うので、正式な協定手続きが必要になる。横浜清陵総合高校ではこの様式が整っているので、参考にされたい方はご連絡を。

さて、本日の指導は、明日からの授業内容の実習が中心。生徒よりも一足早く課題を進めておくことが、TAの業務遂行に必要だ。私としては、本番の授業のリハーサルにもなる。

実習中には、横浜清陵総合高校としての取り組み実践や、専門教科情報の授業展開などを紹介していきたい。神奈川の情報科の新採用は、情報科の科目が多い(普通科高校でない)タイプの学校に配属されることが多い。その意味では、正に後継者を育てることになる。

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2011年7月27日 (水)

インターンシップ巡回訪問:ヨコシネDIA

午前中、渋谷にあるヨコシネDIAビデオフィルムセンター

今週の平日5日間、1年次生2名がインターンシップでお世話になっている。実習中に一度は訪問して、様子を伺っている。
ちょうどスーパーインポーズを指導していただいていた。文字の縁取り、座布団、そしてアニメーション系と、一通りの技術を習う。

操作の指導を受ける 操作させていただく

2名とも女子。特に1名は映像関係の仕事をしたいという生徒。積極的に操作させてもらっていた。

もちろん高機能の機械があってのことだが、このような職人芸を指導していただける生徒は羨ましい。
自分もやってみたいという気持ちを抑えて、インターンシップ実習の負担にならないよう見学させていただきました。生徒にも教員にも「キャリア教育」になっています。

ヨコシネDIA様には、事業所見学と共に、大変お世話になっている。また、情報科教員として、私自身も良い勉強をさせていただいている。本当にありがとうございます。


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2011年6月10日 (金)

2011インターンシップ説明会

昼休み。夏休み中のインターンシップについての説明会を実施。

毎年、5月中を目途に、インターンシップ受入れ事業所の日程調整をお願いする。その集約状況を、中間試験終了後のこの時期に生徒に説明して、募集する。

インターンシップ説明会

急な連絡だったこともあり、参加生徒は35名ほど。昨年に続き、取りまとめを行っていた若手教員が説明した。今年は、震災関係で受入れが厳しい会社もあった。また、ケーブルテレビ局は、地デジ対応のため、今年は受入れる余裕がないという。それでも、新規の事業所もあって、50名ほどは受入れが可能。

希望する生徒は、1週間後に希望票を提出。定員以上に希望が重複する場合は、話し合いによる調整が必用。意外と、希望業種以外にインターンシップに行った生徒の体験談が良い。

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2011年5月28日 (土)

情報科教員を目指す学生のインターンシップ受入れ

今年の夏も標記のインターンシップ受け入れを実施する

6時間×6日の短期集中講座「DTP基礎」のTAを務めながら、教育現場を体験し、教員への意欲を高めてもらうというもの。授業を受ける高校生にとっても手厚い学習環境が確保できる。
過去6年間で、のべ17名の学生が参加しており、その内、神奈川県の情報科に1名、数学科に2名、そして東京都の情報科に1名が、正式採用されている。

本日は、大学の情報科教職関係の方に案内データをメールでお送りさせていただいた。また、神奈川県の情報部会のMLにて、知り合いの学生がいたら声をかけていただくようお願いした。
ただし、9月以降もフォローアップの勉強会を続けるので、来年夏に教員採用試験を受ける教員第一志望の学生に限る。

■日程 平成23年8月3日~8月16日(6・7・14は休み)
■会場 横浜清陵総合高校(2回、校外に出る)
■資格 神奈川県の情報科教員を第一志望とする大学3年次生
■人数 最大4名(各大学からは1名)
■締切 6月末まで。ただし、定員になった時点で締切。

希望する学生、および該当する学生をご存じの方は、五十嵐までご連絡ください。詳細の資料をお送りいたします。
昨年は、インターンシップ期間中にウィークリーマンションを借りて来た学生がいました。

インターン生のブログより、この夏の採用試験に向けて頑張っている様子が分かります。
明治大学の学生のブログ
神奈川大学の学生のブログメモ

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