2011年9月29日 (木)

情報A/B:アルゴロジック2でアルゴリズム入門(2)

後期、アルゴロジック2でスタートして2日目。全クラスで第1回目を実施した。

昨日、今日の2日間で、情報A6クラスと情報B2クラス全てで第1回目の授業を終えた。どのクラスも、試作版を先行して利用できる背景などを説明してから、「順次」「繰り返し」「分岐」の基本問題2題ずつを解説し、残りの基本問題を解かせた。

どうやら、元気なクラスほど正解率が高いようだ。
前期は、情報Aも情報Bも「表計算ソフトを利用したデータ分析」と「事業所見学の準備とプレゼン」という同じ内容で授業を行なってきた。情報Bの生徒が情報Aの生徒よりもプログラミングに興味を持っている傾向はあるが、むしろ情報Aのクラスの中に最も正解率が高いクラスがある。

考え中の情報Bの生徒たち

この写真は、情報Bの2クラス目の様子。マウス操作をする前に「考え込んでいる」様子が伺える。基本部分では、トライすることで正解が見つかることがあるが、応用問題になるとこの姿勢がどのように影響してくるだろうか。

明日は、情報Bのクラスで第2回目の授業を行なうクラスがある。行動パターンに注意したい。

来週月曜には、情報Aも情報Bも第2回目の授業が続く。
開発関係者のO氏が見学に来られることになった。

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2011年9月28日 (水)

情報A/B:アルゴロジック2(試作版)でアルゴリズム入門

情報A/B共に、後期の授業はアルゴロジック2でスタート

昨年は情報Bのみで扱ったアルゴロジック。開発関係の方が授業にお出でになって、コンペを行なった。
今日の授業では、その関係があって、10月以降に公開される新バージョンの試作版を提供していただいた。授業で使うことと広報することの許可を得て、昨晩急遽プリントを作成した。他の2名の情報A担当者には直前の説明だったが、快く受け入れてくれた。

TTの先生も夢中 TTの先生も夢中

私は情報Aを1クラス、情報Bを2クラス担当している。本日はA・B一クラスずつ授業があり、順次・繰り返し・分岐から2題ずつを解説し、基本問題の残り6題を自由に解かせた。どちらのTTの先生も空いているPCで夢中になって取り組んでいた。大人になっても十分楽しめる。

全管理画面と個別表示画面 教え合う様子

一通りの説明が終わると、教師卓の管理画面で、それぞれの作業の様子を見る。どのように迷うのか、とても良く分かる。他の先生のクラスも一生懸命取り組んでいた。

本日の目標達成

本日は、応用問題に入る前までを◎正解することを目標にさせた。情報Aのクラスでは、10名(約4分の1)が解き終えた。情報Bのクラスは、説明で深入りしたため解く時間が少なかったが、5名(約6分の1)が終了。結果は予想に反するものがありました。

次回はアルゴロジック2の応用問題に入る。解きながら、自分がクリアーした場面をキャプチャしてトリミングし、適切な圧縮形式で保存する技術をマスターさせる。必然性がある作業だ。

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2011年8月14日 (日)

基本情報技術者試験:4回目の受験を申し込みました

訳あって、不本意ながらの申し込みになりました。

夏休みに入ってからは猛烈に忙しかった。発表や原稿書き、短期集中講座とインターンシップ、寸暇があれば家業の手伝いという具合。
本日は、つかの間の休日であり、久しぶりに(毎年10月第三日曜に実施される)宅建の勉強をした。そろそろ申し込もうかと、宅建のサイトを見たところ、すでに申し込み受付を完了していた。

ということで、日が空くことになりました。今回は、JAVAで受けてみます。

JAVAは過去に独学で勉強したが、とてもモノになったとは言えない。ちょうどいい機会だと考えよう。

現在の基本情報技術者試験では、残る言語はCOBOLだけとなる。ここまで来たら。。。

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2011年7月30日 (土)

情報科学専門学校:校内プログラミングコンテストに参加

10時から2時間半。標記コンテストに審査員として参加

昨年の初回に続いてご招待いただいた。入賞の5組による本選になる。
学校全体を盛り上げる行事として定着したようだ。カメラ・ビデオ・音響・司会・受付・得点集計・接待など裏方の教員も楽しんでいる。コンテストに応募したのは昨年の1年生。客席には現1年生が、先輩方の成果を見て自分のゴールを夢見ている。

プレゼンの様子 学生による投票

発表者は友人の応援ビデオで紹介される。この日のためにプレゼンの練習を重ねてきたようだ。全ての発表が終わると、客席の1年生がビー玉で投票する。

審査員に対する説明 審査員に対する説明

発表者は別室に移動して、我々審査員に対して実演と説明を行う。審査員は、ここで評価を確定する。

タイピング早打ち競争 タイピング早打ち競争

投票の集計が終わるまで、会場では1年の各クラスの代表と教員代表によるタイピング早打ち競争。これが結構盛り上がる。

得点集計の様子 優勝者への祝辞

ゲーム3本、ユーティリティソフト2本の中から、グランプリはゲームを制作したYさん。岩崎校長より賞状と賞品が授与される。

審査員による講評では、私が総評の役をいただいた。2月の卒業研究発表会と同様に、このコンテストのレベルアップに驚いていること。1年生には、とてもいい環境にある中で、チャンスを逃さずチャレンジして欲しいと伝えた。

集合写真

最後は、発表者の集合写真。
ご苦労さまでした。元気をもらって帰りました。

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2011年7月12日 (火)

プ会31に参加

18時より、プログラミング・情報教育研究会に参加。

会場は、神田神保町の筑波大学の施設。31名が参加。そのうち、神奈川の高校教員は3名。
話題に引かれて、遠方(名古屋)から駆けつけたW先生も。

■問題解決の枠組みで育成する統計的思考力
  ~新課程における統計教育のあり方~
渡辺 美智子(東洋大学経済学部 教授)
■プログラミング教育の必要性と指導上の工夫
天良 和男(東京都立日比谷高等学校 情報科 教諭)

渡辺先生のお話 天良先生のお話

懇親会も20名を超す参加者。話者の渡辺先生を含む日本品質管理学会の3名の方には、全国大会のポスターで発表予定の「10㎝はどれくらい?10秒はどれくらい?」の実践事例を紹介させていただいた。予想以上に好評で、話がもりあがりました。可能ならば全国高等学校情報教育研究大会に足を運び、各地の高校の情報科教員と交流を深めていただきたい。

会を運営される幹事の皆様、ご苦労さまでした。

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2011年1月 3日 (月)

今年の目標

年末から今年の目標を立てて準備を始めている

(1)宅地建物取引主任者試験(10月第3日曜)
いわゆる「宅建」。実家の手伝いのためその道の知識が必要になり、教員に終わらず、一社会人として知っておくべきと考えた。年に1度の試験なので、早めに準備していきたい。
入門書により全体像を掴んだので、まずは権利関係(民法)について少し深く勉強を始めた。噂の通り、幅が広くて終わりがない分野。しかも、得点しにくいと来た。この歳で法律関係の勉強をするのは厳しいが、とりあえず1月いっぱいはこの分野の理解を深めよう。
IPAの試験日と重なるので、秋はこれ一本。

(2)基本情報技術者試験(4月第3日曜)

おととしの秋に2回目の合格を果たしたが、今回はプログラミング言語を「C言語」で受ける。
高1の息子が、「情報技術基礎」(普通教科情報の代替でもある)でC言語を学んでいる。せっかくなので、ポインタや構造体まで教えようと思い、自分も勉強を始めた次第。応用情報技術者試験を、分野を変えて受験しようかとも考えたが、これは来年度に回そう。

(3)情報科教員の養成
夏の短期集中講座にインターンシップ受入れを始めて6年、そろそろ形が整ってきた。
まずは、昨年のインターン生に対し、採用試験に向けてのサポートをしていくこと。そして、この夏のインターン生の募集をしていくこと。
昨年夏のインターン生から、ブログで定期的な活動報告を得ている。大学生がどのように学び、準備しているのかが良く分かる。来年のインターン生にも参考になるだろう。
・S大学4年生(採用試験合格) ヤマダのインターンシップでブログ
・M大学3年生(文系) Internship Diary
・K大学3年生(理系) 横浜清陵総合高校インターンシップ

(4)上月情報教育研究助成(3月終了)
研究期間の2年目の終わりが近づいてきた。4人のメンバーで実践研究を続けているが、残りの期間でも事例発表をしていきたい。また、成果物として小冊子を作成することと、論文にまとめる作業に入る。手を広げすぎずに、現場で誰もが実践できるような事例をまとめていきたい。

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2010年9月 1日 (水)

情報B:スクイークでプログラミング(3)

試験前の1時間は、スクイークで「動物か虫のモデル化」の課題。

まずは明日からの期末試験と、提出物についての確認をする。試験は、2進法・ビット列と演算など中間試験の内容と、スクイーク、アルゴロジックで学んだアルゴリズムの内容から出題する。

残り35分ほどで、前回予告してあった「動物か昆虫の動きを再現する」というモデル化(とシミュレーション)の簡易版。アニメの素材となる絵を描き、順次表示させてアニメを完成。これを、乱数を使って自然な動きで表現する。

100901model

コード入力のプログラミングだと脱落者が出るだろう。しかし、この課題は、生徒全員が楽しみながら取り組む。「自分の絵が動いていく」という興味・関心を持つため、どの生徒も一生懸命に絵を描いていく。動作のスクリプトまで終わった生徒には、積極的に仲間のヘルプに着かせる。一人ひとりが違う絵なので、動き方もスピードも違う。他人の作品に興味を持ちながら助け合っていく。終了時間には、全員が完成してデータを提出していった。

カラフルなテントウムシ

アリの動き

以下、アニメの素材の部分のみで紹介する。生徒の発想は豊かだ。

変なおじさん みの虫

かえる

馬

いもむし

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2010年8月26日 (木)

情報B:スクイークでプログラミング(2)

本日から授業が始まった。LHR・大掃除の後、平常授業が4時間。

前期期末試験の前に1週間の平常授業。当分、残暑どころか猛暑が続きそうだが、今年から全教室にエアコンが付いた影響は大きい。

午前中は、情報Bを2クラス。試験前の2時間を使って、スクイークで「モデル化」を扱う。動物や虫の動きをデザインさせることが課題。まずは、課題のゴールを示すために、ネズミの動きとカブトムシの動きを紹介し、「配列」に入れた画像を順次表示するアニメーションと、動きに変化を持たせるために「乱数」を学ぶことを理解させた。

課題の事例

授業の前半で乱数の扱いを学び、乱数を使ってオブジェクトを直進でなくふらふらと動かす実験した。

後半でアニメーション。元になる画像(顔のダミー)を描いて、3つ複製して目玉を描き足す。

画像の準備

「入れ物」というオブジェクトに画像を入れる。「カーソルの位置」を指定すると、指定の画像が選択されることを確認。さらに、カーソル位置をずらす操作も。

カーソル位置を指定する

オブジェクト「顔のダミー」に、入れ物のカーソル位置の画像を順次表示させることで、アニメーションが完成。

アニメーション

次回の授業までに、自分が作りたい動物や昆虫のモデルを考えてくることが宿題。

■6月の教育実習では、ライントレースを中心に授業を進めていた。条件分岐を使って、計測・制御を理解しました。参考の画像を示します。

ライントレース

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2010年8月23日 (月)

文部科学省スペシャルサイト:プログラミン

プログラミン。文部科学省のトップページよりバナーでリンクされている

千葉の谷川先生に教えてもらったサイト。さっそく使ってみました。
かわいい絵が描けて、それが動くのだから楽しい。SqueakEtoysとSCRATCHのいいとこ取りという感じ。

先週、SSS2010では、谷川先生と一緒に「タイルスクリプティング環境を利用したアルゴリズム学習の実践報告」という発表をさせていただきました。その際は、SqueakEtoysと、SCRATCHアルゴロジックの3つのツールを例にあげ、「プログラミング教育」を「文法教育」と「アルゴリズム教育」を分離させて教えることができる時代になったことを伝えました。ここに、新たに「プログラミン」が加わりました。

易しい順に、プログラミン>SCRATCH>SqueakEtoysとなるのだろう。文部科学省は、新学習指導要領で小学校からプログラミング教育の導入を掲げていたが、率先してツールを開発していたことになる。初等中等教育では、これらを使ったアルゴリズムを中心としたプログラミング教育を行い(あるいは、簡易言語を1つ身につける)、高等教育では複数の高級言語を適材適所で使いこなしていければ良いかと考えている。

今後も同様なツールが増えてくるだろう。最も高度なことができるSqueakEtoysもVer.3.0のマニュアルと、「スクラッチ・カード」や「プログラミンのお手本」のような導入グッズが出来ることを期待している。

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2010年8月17日 (火)

アルゴロジックVer1.3

本日アルゴロジックが更新された

初級・中級・上級に各1問づつが追加された。明日のSSS2010では、アルゴロジックファンにとって追加された上級の「太陽」が話題になるだろう。私からは情報提供のプリントを用意してある。「太陽」と次の予告問題を。

新作「太陽」はかつてなく手ごわい。

アルゴロジック上級問題「太陽」 10ステップで○

右の解答は、10ステップで解いたものの軌跡。10ステップでは最短ステップではないようで「◎」がもらえない。異なったアルゴリズムで挑戦したが、やはり10ステップ。気になって仕方ないが、とりあえず、明日のSSS2010と20日の全国大会の準備が優先。

■全く関係ないが、本日の午前中は金沢八景にあるクリニックに指定年齢検診に行ってきた。夏休み中では、今日しかないとピンポイントで予約したもの。同じく検診に来ていた、現在は情報部会の顧問であられるO副校長に会った。同じ委員会の仕事をしてきた中だが、現在は情報教育には携わっていないようだ。比較して、今だ現場で取り組めている自分の立場に感謝したくなった。

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