2010年3月23日 (火)

産業社会と人間:金沢総合高校の年次発表会

午前中、金沢総合高校の「産業社会と人間」の発表会を見学した

会場の横浜市大9時より、1年次のガイダンスI(産業社会と人間)の発表会。会場は横浜市大のシーガルホール。
他の総合学科高校の発表会について、今までに大師高校3回、金沢総合2回の見学をしてきた。発表会の運営方法や、カリキュラム、生徒の成長を自分の目で見ることがとても勉強になる。
横浜市大の職員と、市大の在校生2名(大師高校卒と横須賀総合高校卒)がコメンテーターとして参加。8クラスが、クラス毎に単元を分担して発表する形式。

残念ながら最初のクラスの発表を聞くことができなかったが、残り7クラスの発表を楽しく見させていただいた。

一部の生徒が発表するクラス 全員が発表するクラス

全員で発表するもの、一部が発表するもの、スライドと合わせた演劇風の発表、編集したムービーに合わせた発表など、それぞれが工夫を凝らしている。

また、全体を発表するクラスと、単元を発表するクラスに分かれている。これは、横浜清陵総合高校の発表と同じ。異なるのは、本校は1クラスを7班に分けての発表ということと、4会場に分かれたということ。具体的には、

・産人の1年間(1クラス)
・達人に聞く(2クラス)
・時間割を作る(1クラス)
・事業所見学(2クラス)
・働く人にインタビュー(2クラス)

「時間割を作る」の単元の発表では、「情報系進学の科目選択具体例」「美容系進学の科目選択具体例」という、職業に直結した事例が紹介されていることが分かる。普通科高校と違って、総合学科高校ではこのようなキャリアガイダンスをする。特に「産人」では、「私立文型」や「○○学部への科目履修」といった表現、つまり出口指導は「キャリア教育」の観点から望ましくない。

美容系進学の科目選択具体例 情報系進学の科目選択具体例

また、「普通科に比べて専門学校への進学が有利」という表現があった。早くから職業観を持って専門的な科目を学んでいる生徒は、知識も意欲も高まっているため当然だろう。
事実として、「普通科に比べて就職も有利」ということも付け加えたいところだ。

最後の校長の講評では、神奈川では「産業社会と人間」を「産社(さんしゃ)」と呼ばず、「産人(さんじん)」と呼ぶという、本県独自の理念を伝えていた。

ご招待いただき、誠に有難うございました。

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2010年1月12日 (火)

産業社会と人間:産人を振り返る(1)

総合学科の原則必履修科目「産業社会と人間」。本日から3回、発表会の準備。

今までに5つの単元を学んできたので、振り返って発表することで学びを深化する。各クラスを7班に分け、単元ごとに学んできたことをグループ発表する。

基本的には、次のように班分けした。
 1.第一単元「宿泊研修」
 2.第二単元「社会人講話」
 3.第三単元「事業所見学」
 4.第四単元「総合学科で学ぶ」
 5.第五単元「社会福祉施設訪問・交流体験」
 6.全体を通して
 7.壁新聞作成班
壁新聞の班は、クラス毎に、上記1~6の分担をして作成する。

1月12日、19日、2月2日の3回の授業を準備にあて、2月16日2~4校時が発表会という予定。壁新聞は、その前日に1年次の廊下に掲示する。

本日は、班ごとの企画を練り、企画シートを作成する作業。ポストイットを配布して、意見集約に役立てる。

班ごとに企画を立てる 班ごとに企画を立てる

過去には寸劇や紙芝居、人形劇などを取り入れた発表がある。昨年同様に、3会場で実施する予定。今年もどんな発表・掲示になるか期待している。

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2009年5月15日 (金)

産業社会と人間:社会人講話

上級生は校外へ。1年次生は、午前中「社会人講話」、午後はまとめの作業。

13分野の職業人をお招きし、その分野の仕事内容や講師の思いを語っていただく。横浜清陵総合高校の「産業社会と人間」の第2単元、「職業と産業を知る」のメインイベントになる。

多目的ルームで全体会

まずは、多目的ルームに分野別13列に整列して全体会。校長から講話の意義の説明と講師の紹介、生徒代表からの挨拶。10分という短い時間だが、生徒も教員も(講師も)良い緊張感を高める。

分野の数13は1年次団の教員数13と一致する。教員一人ひとりが1つの分野を担当し、講師と打ち合わせをしてきた。講話の概要を伺っているので、12日の産人の授業で事前指導を行い、情報の授業では職業調べをして事前学習をしてきた。

私が担当するのは、「デザイン分野」で、講師は株式会社チューブグラフィックスの木村博之氏。勉強中の情報デザイン関係の会合でお世話になっている。2年次の科目「視点」で秋の講話を打診している中で、今回の講師が実現した。非常に忙しい中、本当にありがとうございます。ブログでも紹介していただきました。

デザイン分野の講話の会場 世界各国の切手を示す

この分野は、スライドで緻密な画像を見せるため、多目的ルームが会場。6クラスから3名ずつで、18名が受講する。

まず、木村氏が「インフォグラフィックス」に取り組むまでのいきさつを紹介していただく。船員だった父親から届く世界各国からの手紙。これが世界地図に親しんでいくきっかけだそうだ。

日本が「極東」にある世界地図 素晴らしい図解に出会う

地理学科に進学し、国土地理院で働くことを夢見ていたが、もっと表現豊かな地図に興味を持ち、さらに(手描き時代なのに)素晴らしい図解の本に出会って方向性が変わっていった。一歩踏み出して、積極的に人から学んだことが、現在に繋がってきている。

と、現在の職業に至るまでを、「物」や「人」との出会いを中心に説明していただいた。

後半は、代表作の長野オリンピックの公式ガイドブックで「インフォグラフィックス」を解説していただく。また、この仕事を取るために、バルセロナオリンピック・リレハンメルオリンピックから計画的に作品を出してきたことを説明していただく。

作品を紹介した後、「視点を変えて物事をみることアイディアを生む」「ブリッジマン(分かりやすく教える)」「人に教えることを惜しまないこと(倍になって返ってくる)」「英語を使えるようになると、人生が百倍違う」というメッセージを高校生に伝えていただいた。

お礼の挨拶時間を超過してお話いただいた。代表生徒から感想と感謝の気持ちを伝えて講話を終了。予想以上に立派な挨拶ができました。
その後、自分が描いたポスターを持ち出して、アドバイスをもらう生徒も。
木村さん、本当にご苦労さまでした。

昼休みを挟んで、午後は学んだことを振り返る。まず、クラスのメンバー3名で学んだことを話し合う。次に、各クラスから1名が、前で発表する。ストップウォッチで2分を計るが、少し短めが多かった。

グループでまとめる作業 グループ代表が報告

各クラスから13分野に分かれた生徒は、自分のクラス内でその分野の紹介と、講師から学んだことを報告し合う。それに繋げるための下準備を兼ねている。私は、それぞれの発表にコメントして、改善のヒントを与える。

来週19日の「産業社会と人間」の授業では、報告で用いるポスターを制作し、報告のリハーサルを行う。学んだことを深化するために、さらにリフレクションの作業が続く。

体育祭の週を挟んで、6月2日がクラス内報告会。今度は、その分野の講話を聴いていない仲間への説明なので、表現に工夫が必要になる。持ち時間は5分。みな、どのように仕上げるだろうか。

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2009年5月11日 (月)

産業社会と人間:事業所見学の依頼

7月7日に行なう「事業所見学」の新規受け入れ先を訪問した。

科目「産業社会と人間」の一環で、1日をかけて行なう「事業所見学」。毎年、26ほどの事業所にお世話になっている。いままで欠けていた芸術・工芸分野の見学先を補完するため、山村染織工芸に訪問して受入れを依頼した。

山村染織工芸

最寄駅は市営地下鉄の下飯田駅。駅から近いが、自然に囲まれた工房。山村さんは、市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者として横浜マイスターに選定されている。「プロフェッショナル」というよりも「職人気質」を感じさせる芯のある話を伺うことができた。

傘への応用作品 傘への応用作品

現在取り組んでいるという傘への応用作品。どれも、雨天にさすのはもったいない。

7月7日の事業所見学では、さらに多くの作品を紹介していただけるという。ありがたいことだ。

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2009年3月 4日 (水)

新1年次団の会議

期末試験中の放課後も各種の会議が連続する。本日は新一年次の会議に参加。

来週11日には合格者説明会が行なわれる。第一の議題は、そこでの配布資料の袋詰め作業や司会、説明の分担を打ち合わせる。

私からは、「産業社会と人間」の年間日程と、各単元の位置づけを説明させていただく。毎年、同じようでも少しずつ進歩、改編がされていく。私がこの担当になった理由は、「産業社会と人間」と「情報A・B」との連携を効果的に行なうようにということ。情報の共有のための発表も、ハードルを少しずつ上げながら、教科情報でサポートをしていくことになる。

しかし、「宿泊研修」や「社会人講話」、「事業所見学」という夏休みまでの単元の準備が出遅れている。試験中には交渉に入れるように、担当職員と打ち合わせを進めていく。

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2008年12月25日 (木)

清陵NEWSを校内に掲示した

夕方、今年度発行の校内新聞を校内4箇所に掲示した。

「横浜清陵総合高校NEWS」の発行は、総合学科推進部という分掌の仕事で、私と国語のI先生が担当している。主に総合学科らしい行事、「産業社会と人間」などの特色科目での見学や発表があるたびに発行している。校内の生徒、来校者、中学の生徒に分かりやすいように写真を多く、生徒の言葉も盛り込んでいる。

4月、入学式の号を発行する際に新採用のI先生にPublisherのレイアウト機能とPhotoshopの画像補正技術を教えた。PCはずいぶん使っているようで、すぐに習得してしまった。最近の号は、写真の収集は私が中心で行い、I先生が写真を配置した原案を作成して私が確認、原稿はそれぞれの行事の担当者に依頼するというパターンができてきた。

正門を入ったところの掲示板には最新の6枚が掲示されている。本日はI先生と待ち合わせて、校内4箇所に今年の全号を掲示して回った。

清陵ニュースを掲示するI先生 PCA教室前ギャラリーの掲示

PCA教室の前にはギャラリーがある。右上の写真のように、ライトが当たるので来客の方も良く見ていただく。
過去4年分の全号が、隣に束ねて掲示してある。

平成16年度第1期生 平成17年度第2期生

平成18年度第3期生 平成19年度第4期生

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2008年11月21日 (金)

特色科目委員会

校内の4つの特色科目の主担当者が集まって会議を開いた

1年次「産業社会と人間」、2年次「視点」・「コミュニケーション」、3年次「探求(課題研究)」の主担当者が集い、予算と来年3月24日の特色科目発表会のタイムテーブルについて話し合う。

特色科目発表会はまだ先なので、昨年度と同じ時間配分でよいか持ち帰って検討してもらう。また、総合学科推進部からは、特色科目の発展形として校外学習活動からインターンシップなどの発表を盛り込むことを提案させていただいた。

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2008年10月28日 (火)

情報A・B:プレゼンテーションの振り返り(3)

事業所見学のプレゼンを終え、振り返り作業の2時間目の内容

振り返り作業1時間目では、プレゼンを録画したムービーからシーンをキャプチャし、相互評価の結果を表計算ソフトに入力して提出した。2時間目は、WordでA4サイズ1枚分、プレゼンを振り返っての報告書を作成する。

振り返り報告書の作成

ムービーからのシーンとプレゼンテーションソフトから1枚のスライドのサムネイル画像を配置したもの。「伝えたかったこと」「スケジューリングの反省」「今後への抱負」などを記述する。この報告書は、カラー印刷して返却、また、Web形式で保存して校内Webで公開する。すでに先輩の報告書を見ているので、自分も思うようにできなかったことなど、改善目標をキチンと把握できている。

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2008年10月27日 (月)

情報A・B:プレゼンテーションの振り返り(2)

事業所見学のプレゼンを終えると、振り返りで2時間を使う

10月22日のエントリと同じ内容だが、振り返りの1時間目はプレゼンのビデオのキャプチャと、相互評価の結果のデータ入力を行なっている。前者に40分、後者に10分の時間配分。

下は、キャプチャの説明時を教師卓からと、教室の後部から撮影したもの。

キャプチャ実習を教師卓から見る キャプチャ実習を教室後部から見る

ビデオのキャプチャ作業ではデフォルトで無圧縮のBMP形式で保存され、1枚あたり226KBの容量となる。1年次生240人が、一人4枚平均で保存すると240MBという容量となることを説明し、レタッチソフト(IrfanView)で開いてJPEG形式(圧縮率はデフォルトの80)で保存させる。BMPと違って画像によって異なる容量になるが、せいぜい13KBということを互いに確認して、画像の圧縮の効果を理解する。

BMP形式とJPEG形式の画像に遜色のないことを確認しておくことも大切。JPEG形式の画像は、いずれWebページ作成で使うことをつげ、BMP形式の画像を削除させる。

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2008年10月20日 (月)

情報A・B:事業所見学プレゼンテーション

先週の水曜日から始まった情報A・Bでのプレゼンがピーク

発表の本番では40人の学級を20人ずつに分割。50分授業2回に渡って一人2分30秒から3分という規定で発表している。総合学科必履修科目「産業社会と人間」で事業所見学を行なったことから、自分が一番伝えたいことをテーマにしての発表。一人ひとりは1つの事業所にしか行けないが、発表により体験が経験に深化し、情報共有によってその経験の幅が広がる。12月には自分の将来を見据えて選択した科目の本登録がある。今のうちに視野を広げてほしい。

スライドの準備中 評価シートに記入中

2枚の写真は、発表と発表の合間の様子。リハーサル時にも相互評価シートの記入と交換をしているので、本番でも評価に迷わない。今から完璧はありえないので、他人に対しても改善点の指摘は積極的に書くようにと指導している。

他のクラスの発表の様子も見ると、今年は総じて前を向いて発表できているようだ。実物掲示の他、ジェスチャーや発問にチャレンジする生徒もいる。過去のプレゼン録画ビデオを見せていることが功を奏しているようだ。

■失敗があっても、発表し終わった生徒からは達成感が伝わってくる。まずは誠意をもって発表し、聞いてもらえたことの喜びを感じている。このステップがあって、以後の発表の機会に、オリジナリティを発揮したプレゼンが出てくる。

1年次の「産業社会と人間」では体験共有・情報共有が主な目的だが、2年次の「コミュニケーション」のインタビュー報告会や3年次「探求(課題研究)」の系列内発表を通して、徐々に自己表現型になっていく。これらのハードルを越えるための基盤づくりを教科「情報」が担っている。

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