2011年12月11日 (日)

専修大学ネットワーク情報学部 PROJECT2011

12時より専修大学生田キャンパスにて標記発表会を見学した

ネットワーク情報学部3年次生が科目「プロジェクト」の学習成果発表を行なうプロジェクト発表会。この学部のメインイベントとしてかねてから気になっていました。

望月先生のお誘いもあり、この発表会の見学を来年度の神奈川県情報部会の研修会するための下見と、夏のインターン生のフォローアップの会を兼ねての見学。同行したメンバーは、この学部出身の今年の新採用教員、神奈川と千葉に採用内定の学生、その他、情報科教員を目指す3名。

研修会を企画するために、学部長はじめ5名の先生方と協議の時間も設定していただきました。同行した若手にとってもいい体験になったと思います。

発表会場の一部 協議の様子

発表ブースが27もあり、どれも立派なポスターや制作物を展示している。4つの発表をじっくりと聴かせていただきながら、この科目がどのように展開しているのかヒアリングする。

説明を受ける様子 説明を受ける様子

「問題解決」の王道を行く内容だ。同行した他大学の若手からは、この科目の偉大さに驚きの声。

説明を受ける様子 説明を受ける様子

就職活動を後回しにして、この日のために頑張ってきた学生らの説明は説得力がある。欲を言えば、検証して評価、改善まで取り組めると良いのだが、そこまでできていたのは少数。今後の課題だろう。

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2011年12月 8日 (木)

DTP入門:ベジェ曲線でグリーティングカード作成

木曜午後の選択科目「DTP入門」。本日は恒例のグリーティングカード作成。

毎年、年末の最終回の授業では、Publisher上でクリスマスカードか年賀状を作成する。ベジェ曲線で描くイラストを活用して、ハガキ大のカードをデザインする。

作業の様子 作業の様子

受講生18名は、宿題にしてあったラフスケッチを元に、ひたすら作業を続ける。2時間1回の授業では完成不可能なので、20日までに完成してデータを提出することになっている。

年賀状作成中 オリジナルキャラクタ

今年は、ラフスケッチをスキャンしてそれを下絵にトレースする生徒が多い。技術的にもだいぶ進歩してきた。

パワーポイント上でトレース作業 パワーポイント上でトレース作業

授業の終わりに、ハガキに仮印刷して色味を確認した。
提出されたデータは、冬休み前にそれぞれ5枚づつ印刷して渡すことになっている。

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2011年11月15日 (火)

情報A:「箱ひげ図」で分布を比較し、考察する

情報Aでは、箱ひげ図を作成して母集団が異なる分布を比較している。

来年度から前倒しで実施する新学習指導要領「数学I」の「データの分析」の章で扱われる「箱ひげ図」。現職の数学科教員のほとんどが初めて扱う内容でもある。

海洋科学高校の実践事例をもとに、横浜清陵総合高校でも前期に「目分量の10センチに切ったテープの実測値について、個人データ、班データ、クラスデータの度数分布図を作成する」という実習を行なった。この時のデータをそのまま使うことができた。

操作画面

上は、データから箱ひげ図を完成させる直前の様子。下は、その完成図。

完成した箱ひげ図

Excelのグラフウィザードに「箱ひげ図」はないので、積み上げ棒グラフに誤差表示機能で「ひげ」を付けて行く。そのために、四分位数をQUARTILE関数で求めてから、「はこ」「ひげ」「土台(仮称)」の各要素を算出した表を用意する。

各部分の名称は、便宜上勝手につけさせていただいて解説した。図も自作。

四分位数と要素の算出

下は、データから算出した四分位数と各要素の表。

四分位数と要素の表

以下に、Excel2003を使ってこの表から6クラスと全体の箱ひげ図を作る手順を示す。

■縦棒グラフ作成
1、B26:I29を選択し、グラフ機能を利用して「積み上げ縦棒グラフ」を作成する。

■上ひげ作成
2、グラフの「上箱」の部分をダブルクリック
3、[データ系列の書式設定]ウィンドウの[Y誤差範囲選択]タブで、[表示]を[正方向]に
4、さらに[誤差範囲]の[指定]を選び、[+]の範囲に「上ひげ」の範囲「C30:I30」を設定する

■下ひげ作成
5、棒グラフの「土台」の部分をダブルクリック
6、[データ系列の書式設定]ウィンドウの[Y誤差範囲選択]タブで、[表示]を[負方向]に
7、さらに[誤差範囲]の[指定]を選び、[-]の範囲に、「下ひげ」の範囲「C30:I31」を設定する

■土台を消す
8、「土台」をダブルクリックして、[パターン]の[輪郭]と[領域]を「なし」にする

■箱の色を揃える
9、「上箱」と「下箱」の部分をダブルクリックして、[パターン]の[領域]の色を揃える

■縦軸を調整
10、縦軸をダブルクリックして、[軸の書式設定]ウィンドウの[目盛]タブで、[最小値]の値を、下ひげの一番下よりも少し小さい値(6)にする

■その他の調整

11、[凡例]を削除する。

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2011年11月14日 (月)

上月情報教育研究助成:研究論文の公開

標題の助成を受けて研究してきた研究論文がWebで公開された

「上月情報教育研究助成事業」助成対象者一覧にて、第17回研究助成の研究論文がアップされた。

今回は、「 高校における情報デザインを研究する会」として、「高校における情報デザイン能力を育成するための実践的授業研究~問題解決型の学習で利用できる教材・授業手法の開発と普及~」というテーマでの研究を行なった。途中、紆余曲折はあったが、研究成果物として3分冊の小冊子を無料発行することができ(現在第1分冊のみ刊行)、情報教育に一石を投じることができたと考えている。

現在、その第2・第3分冊の原稿を校正している。来年からの数学Iで扱う「箱ひげ図」を取り扱う記事もあります。箱ひげ図は現在授業で扱っているので、その実践報告としてまとめている。

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2011年11月10日 (木)

萩商工高校からの訪問を受けました

午後、山口県立萩商工高校の情報デザイン科の先生の訪問を受けた

情報デザイン科のカリキュラムを考えるために、ということで夏から依頼を受けていた。この3日間で、デジタルハリウッド大学(+クリエイタースクール)、横浜清陵総合高校、多摩美術大学を訪問するという。

見学の様子

見学していただいた授業は、全学年の選択科目「DTP入門」。内容は、先週実施した文化祭の新聞を作る作業。今日の授業では、各自がデジカメで撮ってきた画像と、教員と写真部が用意した画像から、必要な画像を選択して、ラフスケッチと記事の文章を考える。

生徒が作業に入ると、本校の情報科の取り組み、情報科学系列の科目の内容、校内Webの活用事例など、じっくりと説明させていただいた。特に「産業社会と人間」とその発展科目「コミュニケーション」によるキャリア教育の柱。そして、科目連携してその活動をサポートしている情報科の実践に関心を示された。
3時間の訪問では伝えきれないこともある。荷物になるが、「産業社会と人間」と「コミュニケーション」の記録集、3月の特力科目発表会のDVDをお土産に持って帰っていただいた。

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2011年6月 5日 (日)

10センチ・10秒ってどれくらい?

来週12日に迫った第53回ICTE情報教育セミナー in 早稲田での発表の準備中

昨年に続き、このセミナーで発表させていただく機会を得た。私は、上月情報教育研究助成を受けてグループで教材開発を研究してきた成果から、三宅なほみ先生の実践をヒントに若林先生が海洋科学高校で実践した教材を、本校にて実践し検証したことを元に発表する。

現在は、明日提出する予稿を準備している。予稿の一部「はじめに」では、以下のような思いを伝える。

 「実態は町のパソコン教室以下。これでよいのか、高校IT教育」(日経コンピュータ2005年4月号記事)と、かねてから「手段」と「目的」をはき違えた教育が批判されていた。表計算ソフトウェアでは操作教育に終始することが批判の対象になるが、扱う教材にも問題があると考えている。「試験の点数集計」や「掛け算の九九の表」をはじめ、教科書に掲げられる例題や検定試験問題は生徒の身近な問題とは関わりが少ない。そのため、生徒はこれらの問題からデータを処理し、加工する動機を持たず、データを処理した結果についても興味を示さない。これでは「表計算ソフトを利活用する意欲」だけでなく、「データを読み解く力」や「データを可視化する態度」を育てることができないのである。
 上月情報教育研究助成を受けて活動してきた「高校における情報デザインを研究する会」では、この表計算ソフトの教材開発も視野に入れてきた。メンバーの若林庸夫教諭(神奈川県立海洋科学高校)が三宅なほみ教授(東京大学大学院教育学研究科)の実践をヒントにして、目分量で紙テープを10㎝に切って実測したデータを分析するという実践を行った。個人のデータの分布、グループのデータの分布、学年全体のデータの分布を調べ、表れてくるバラツキの特徴を考察するという内容である。どの学校でも実施できる生徒参加型の教材なので、私はグループ研究の実践検証として、「情報A」選択クラスでは同様に紙テープを10㎝に切って測定値を分析し、並行して「情報B」選択クラスでは目を瞑り感覚だけで10秒を計時して、ストップウォッチで実際の時間を測定して分析した。
 今回のポスターセッションでは、この2つの実践の授業の写真、ワークシートおよび実際のデータ分析の結果を示して、事例報告と考察を行う。

一緒に情報を担当している本校同僚からは「画期的な教材」と評価を得た。
詳しくは、当日のポスターセッションにて説明をさせていただく。

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2011年1月27日 (木)

DTP入門:校内発表会のポスターを公開

「DTP入門」受講者が作成した発表会などのポスターを校内Webで公開した

科目「DTP入門」は1年次生から3年次生までの23名が受講している。
1年次生は科目「産業社会と人間」の発表会、2年次生は科目「コミュニケーション」のインタビュー実習報告会、3年次生は卒業式と三送会と、告知する内容は異なるが、生徒目線でのキャッチコピーとベジェ曲線のイラストを使ってポスターの作成が年末からの課題だった。

先週の20に定期試験があり、課題として作成したポスターについてプレゼンを行った。試験という形を取るので、作品制作にもプレゼンにも熱が入る。プレゼンはビデオ撮影して、作品とともにじっくりと評価をする。

本日の授業では、校内Webに公開した作品を見合って、様々な視点やアイディアがあることを確認した。

校内Webでの紹介

校内Webの「DTP入門」のページでは、各学年から代表作を表示し、リンクから全ての作品を閲覧することができる。出来不出来にかかわらず、過去の作品全てをWeb公開しているので、よい教材となっている。

放課後は、1作品につき2~4枚の印刷をし、ラミネートして校内に掲示した。昨年度の作品との張り替えになる。デジカメを持ち合わせていなかったので、いずれ撮影して様子を紹介したい。

掲示して回る最中に、DTPの科目を取っていない知らない3年次生から「新しいポスターを見て回るのが楽しみ」と言われた。今年になって、一番嬉しいと思った瞬間だった。

「生徒の視点で作ったポスター」だからこそ、生徒から慕われ、高校生活を豊かにすると考えている。行事や発表会のポスター作成は、高校における「情報デザイン」の一例だと自負している。

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2011年1月13日 (木)

DTP入門:発表会のポスター作成中

木曜午後の自由選択の時間。DTP入門では、発表会のポスターを作った。

2月中に、1年次生は「産業社会と人間」、2年次生は「コミュニケーション」という特色科目の発表会がある。1・2年次生はその発表会のポスターを作成、3年次生は「三送会」と「卒業式」のポスターを作成する。全作品を校内に掲示して、会の雰囲気を盛り上げていく。

来週の定期試験では、作品を掲示してプレゼンすることを課してある。

タイトル作成中 イラスト作成中

使うソフトはOfficePublisher。写真は使わずに、キャッチコピーとイラストで勝負する。ベジェ曲線のイラストにもずい分慣れたようだ。手書きのイラストをスキャンして、下書きとして使う生徒もいる。
毎年、作品のレベルが上がっているが、今年のレベルアップは著しい。 乞うご期待。

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2010年10月 2日 (土)

情報デザイン教育セミナーに参加

13:30~17:00。日本電子専門学校にて標記セミナーに参加

「e-learningによる情報デザイン教育を担う教員育成プログラム」の中核となるe-learningの公開実践と情報デザイン教育を担う教員コミュニティの形成を目的としたセミナー。「なぜ、情報デザインなのか」を知る講義で始まり、情報デザイン試験公式テキストのカリキュラムを、16時間分の講義と実習で行うことを学ぶe-learningコンテンツの紹介と、WBTの情報デザイン試験の体験を行った。途中まではUSTREAMで配信された。詳細は、文科省補助事業「情報デザイン教育」のサイトをどうぞ。

講義の後の対談 コンテンツ紹介

2ヶ月をかけて、全国で5回実施するセミナーの初回。準備はギリギリのようでしたが、半年の活動でよくここまで作り上げたと思います。

■別件ですが、ある出版社より、出来たての副教材「IT・Literacy情報デザイン編」をいただいた。情報デザインのグループ研究をしているので、その活動の一環として、編集中にアドバイスさせていただいてきた。
完成を楽しみにしていました。なかなか良いものに仕上がったと思います。
まずはDTPの授業で使いたい。

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2010年9月 9日 (木)

教科情報の新科目「情報デザイン」に向けて

昼休み、高校での「情報デザイン」について、出版社からの訪問に対応した。

この出版社は、情報の副教材シリーズとして「情報デザイン編」の追加を計画されている。以前、青写真を見せていただいたときには、アート寄りで理論的なため、数学や理科が元教科の情報教員には受入れ難いことをアドバイスした。今回は、ページ数を倍増して、実習問題も取り入れていた。改善されているが、生徒の実習の様子を想像すると、まだ不足する点がある。アート寄りでない教員だからこそ、臆せず言及できる強みがある。10月中には、刊行するという予定と聞く。ぜひ、役立つものに仕上げていただきたい。

ベジェ曲線を使ったイラストや、校内ポスターや三つ折りチラシなど、「DTP」の名のもとに、高校における「情報デザイン」を模索している。他にこのような事例報告が少ないため、いくつかの出版社より問い合わせや見学を受けている。けしてアートではなく、高校生なら誰でも取り組めるカリキュラムや教材を作成するため、数名の仲間と共に研究活動をしている。DTPに限らず、少し広い意味での「情報デザイン」とし、新しい教育課程の「情報デザイン」に繋げていきたい。

他社を含め、出版社に対してはこの研究活動の一環として対応している。結果として、現場で役に立つ教科書や教材が普及していくことを期待している。

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