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2011年3月12日 (土)

総合学科学習成果発表会と巨大地震

3月11日。海老名の神奈川県産業技術センターにて標記発表会が実施された

発表会場

9時に集合してPCとプロジェクターなどの機器の設定。私が機器を担当するので、本校が機材を搬入するために車を出している。
午前中は、発表順にリハーサルを行う。PCの動作確認と、発声練習程度のリハーサルだが、これが大切。中には、予定の動作にならず、解決策を練る発表者も出てくる。

この発表会は、情報部会の研究会として見学を認めてもらっている。10名の参加者の中には、来年度の新採用予定者3名(そのうち2名は総合学科という)もいる。総合学科高校の情報科教員数名とともに、生徒の発表と発表会の演出などを見学していただく。

3つのスクリーン 新採用教員によるカメラ操作

発表者の表情や実物提示を拡大表示するサブスクリーン。このカメラ操作を若手情報科教員に体験してもらった。傍から見るだけでなく、自分で操作して、どのように映したら発表会として効果的か考えてもらう。

人形の実物提示 サブスクリーンに拡大表示

さっそく、自作の人形の実物提示でサブスクリーンの効果を発揮した。暗めの会場であっても、上の写真のように、カメラを通すことで明るく拡大表示することができる。

■前半最後の発表中に地震が発生。天井がきしむ音がし、スクリーンの電源が切れた。
余震が続くなか、各校の管理職が中心となって情報提供と対策を練る。会場は構造的に安心だということで、生徒も教員もホール内に待機している。

しばらくして、発表会の中止が伝えられた。各校の管理職の指揮により、学校対応で行動を取ることになった。本校は、機材搬入のため車を出しており、生徒を送り、学校に戻ることができた。
しかし、海老名から学校まで、通常ならば1時間のところ、大渋滞で7時間かかった。途中でコンビニに入ると、弁当やパン類は売り切れ。幹線道路は車の渋滞はもちろん、大勢の方が徒歩で帰宅中。地震と津波による災害の様子をラジオで聞きながら、被災地の皆さんの安否を気にしながら、これから日本はどうなるのかと思った。


■学校に夜の12時ちょうどに到着。
自宅に帰れない生徒18名と、教員10数名が残っていた。生徒は多目的ルームに、教員は福祉実習室に泊まる。暖房が利く部屋で毛布が配られ、おにぎりが差し入れされていた。まずは無事でいることに感謝している様子。

おにぎりの差し入れ 支給された毛布で

教員として、貴重な体験をしました。

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