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2011年1月 6日 (木)

情報部会第5回研究会:実践事例報告会

昨年に続き、標記の研究会を運営、参加しました

神奈川総合高校にて9:30から17:00まで。情報科教員による事例報告が10本、ポスターセッションが2本という内容。50名近くの高校教員らが参加。この中には、教職課程を担当されている大学の先生、熊本・茨城・静岡・東京からの先生、教員を目指す学生らも含む。
大学の先生4名は来賓という立場で、各発表への指導助言、会を総括した講評をいただいた。

私は最初に発表させていただいた。「校内発表会での情報機器の活用」というタイトルで、日々の講演会を通して聞く態度を育て、生徒の発表会を盛り上げるための演出方法を実演を交えて説明した。自分の発表後も、全ての発表について、ビデオカメラからサブスクリーンへの投影を中心に、PC、OHP(?)からの投影に切り替えて演出させていただいた。

五十嵐の発表 若林先生の発表

最初の写真が発表の様子で、サブスクリーンをカメラからPCへと切り替えるリモコンを操作しているところ。つまり、演台にある2台のPCから、2つの画面を並べて操作していく。サブスクリーンにレジュメ、メインスクリーンに画像という形を取った。

2番目の写真は、海洋科学高校の若林先生の発表を、サブスクリーン用のカメラで撮影しているところ。若林先生は、テープをカットした長さを分析するという実践を紹介された。何かと面倒がる生徒たちだが、自分たち集計した結果を考察するという貴重な体験と感動を持たせることで、探究的活動への意欲を持たせることができる。すばらしい実践であり、私も取り組んでみたい。

総合学科の先生からの発表も多かった。私を入れて4名。

立体カラーチャートの説明 採用2年目の実践報告

左は藤沢総合の先生で、再任用のベテランの先生。しっかりした技術と教材を知り、私から発表をお願いした。「カラーチャートを題材にしたJavaScriptでのプログラミング学習」というタイトルで、JAVAアプレットの立体カラーチャートでセーフカラーを体験した後、JavaScriptのIF文とFOR文を活用して、ステップ的にカラーチャート表示を完成させていく実践を発表していただいた。さらに、マルチメディアの教材など、幅広い実践を紹介していただいた。

右は座間総合の採用2年目の若手。背伸びせず(十分背が高いが)堂々と発表する様子にスポーツマンシップを感じたのは私だけだろうか。生徒が興味を持って取り組むように、工夫する努力が伺われました。今後も期待しています。

ワークショップ形式の発表も4本。会の雰囲気が良くなります。

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ワークショップの様子 ワークショップの様子

神奈川の教員以外にも、大学の先生や学生が一緒に話し合い、作業をする。指導主事や県外の先生、民間の方とも交流するよい機会だ。
本校にインターンできた学生が積極的に活動していたのが嬉しい。

時間が押して行き、講評や新学習指導要領の情報交換の時間が短くなってきた。

講評の様子 望月先生の講評


4人の大学教授からの講評をいただく。専修大学の望月俊男先生は、発表会中に撮った写真を使って全体を振り返った後、いくつかの項目に分けてそれぞれの発表へのメッセージを送った。「情報を構造化する」という事例としてもありがたかった。

新学習指導要領についての情報提供として、都立町田高校の小原格先生からお話をいただいた。横浜が近いということもありますが、わざわざ足を運んでいただいてありがとうございます。
さらに、高校教育課の指導主事である柴田功先生と、総合教育センターの西村先生からもお言葉をいただく。
柴田先生からは、この会だけ見ると情報教育は上手く行っているように見えるが、そうでないところもあるようだ。さらに盛り上げて欲しい。という趣旨の激励をいただいた。

柴田先生からの講評 アルゴロジックのポスターセッション

昼食時間を利用したポスターセッションが2本あった。一つは、JEITAの大山氏より企画運営しているアルゴロジックの紹介。情報教育の指導的立場にある柴田先生、西村先生も熱心に聞かれていた。

全体的に、和やかで充実した研究会になったと思う。参加者の感想などは近々に情報部会のサイトで報告される。
終了後は希望者を募って懇親会。情報部会顧問のK先生もかけつけて、若手にはっぱをかけたようだ。

私は助成研究をしているメンバーとの打ち合わせに参加。4月末までに論文を仕上げるので、今後の日程などを話し合う。本日の発表もコンテンツに盛り込んでいきたい。

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