総合的な学習の時間コーディネーター養成講座の準備
明日、総合教育センターにて実施される標記講座の準備
本校の総合的な学習の時間「視点(2年次1単位)」と「探求(3年次2単位)」の取り組みの発表依頼があり、総合学科推進グループのN総括教諭と共にお手伝いさせていただく。発表はN先生で、私がPC操作、映像操作をする。県の担当とは管理職を通じて打ち合わせをし、新学習指導要領の「総合的な学習の時間」に向けての実践事例として、発表内容が精選されてきた。
この準備の課程で、「産業社会と人間(1年次2単位)」から「コミュニケーション(2年次2単位)」への流れが『体験型の学習』、総合的な学習の時間である「視点」から「探求」への流れが『探求型な学習』というイメージが固まってきた。従来の科目による『習得型の学習』から、一歩、二歩と踏み出した実践をこなしてきたことを再確認した。
日中は文化祭関係の仕事に追われるため、暗くなってからの打ち合わせ。時間を計ってリハーサルをし、削る部分と追加する部分を調整した。
■先週参加した「総合的な学習の時間」研修講座では、総合学科高校と普通科高校での「総合的な学習」観が、かなり異なることを実感してきた。本校の上記の4つの特色科目では、いわゆる『出口指導』は行なっていない。それでも生徒が学校に目が向いて、社会性・コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力が身について育っていく。これを素直に喜べる教員にとって、総合学科高校は大変やりがいのある職場だ。
■横浜清陵総合高校は、今年2月の国立教育政策研究所生徒指導センターの高等学校教員向けキャリア教育推進用パンフレット「自分を社会に生かし、自立を目指すキャリア教育」-高等学校におけるキャリア教育推進のために-、および、5月17日付けの中央教育審議会キャリア教育・職業教育特別部会の報告「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(第二次審議経過報告)」などに示される「キャリア教育」の推進と、新学習指導要領の「総合的な学習の時間」の探究活動の推進、この2つを両立させて実践できている学校だと認識している。今年になって記事にされたり、発表の機会が増えていることから、外部からも一定の評価を得ているようだ。
しかし、学校は教員が変わるので、その理念とシステムの継承が問題になる。
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