教科情報の新科目「情報デザイン」に向けて
昼休み、高校での「情報デザイン」について、出版社からの訪問に対応した。
この出版社は、情報の副教材シリーズとして「情報デザイン編」の追加を計画されている。以前、青写真を見せていただいたときには、アート寄りで理論的なため、数学や理科が元教科の情報教員には受入れ難いことをアドバイスした。今回は、ページ数を倍増して、実習問題も取り入れていた。改善されているが、生徒の実習の様子を想像すると、まだ不足する点がある。アート寄りでない教員だからこそ、臆せず言及できる強みがある。10月中には、刊行するという予定と聞く。ぜひ、役立つものに仕上げていただきたい。
ベジェ曲線を使ったイラストや、校内ポスターや三つ折りチラシなど、「DTP」の名のもとに、高校における「情報デザイン」を模索している。他にこのような事例報告が少ないため、いくつかの出版社より問い合わせや見学を受けている。けしてアートではなく、高校生なら誰でも取り組めるカリキュラムや教材を作成するため、数名の仲間と共に研究活動をしている。DTPに限らず、少し広い意味での「情報デザイン」とし、新しい教育課程の「情報デザイン」に繋げていきたい。
他社を含め、出版社に対してはこの研究活動の一環として対応している。結果として、現場で役に立つ教科書や教材が普及していくことを期待している。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント