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2010年5月 2日 (日)

納得研究会:横浜国大にて今年第2回目

昨日の14時~16時。横浜国大にて納得研究会が実施された。

昨日のエントリのように、昼まで歴史探索で横浜を納得した。上台橋から大通りに降りたところでタクシーを拾い、横浜国大の中央図書館に移動。同僚のN先生と合流。

本日の発表のお題と紹介文は、

1.「横浜清陵総合高校のキャリア教育の実践」 私とN先生より
三年間を「産業社会と人間」「コミュニケーション」「視点(総合的な学習の時間)」「探求(課題研究・総合的な学習の時間)」という、4つの特色科目を柱として職業観・勤労観・生きる力を養っている。さらに、夏休みはインターンシップ活動やボランティア活動を推進して、実践で学びをさらに深化させている。特に、2年次で全員が学ぶ学校設定科目「コミュニケーション」では、コミュニケーションスキルの獲得だけでなく、「インタビュー実習」を通して実践的キャリア教育を行っている。この実習は、自分の進路や関心に応じた社会人に、自らがアポイントをとってインタビューをするというもの。希望の社会人にインタビューを受けていただくために、夏休み中に何度も電話連絡や手紙のやり取りを行う。このプロセスは、大学生が就職活動をすることと似ており、将来の進路を真剣に考える機会になっている。3年次の「探求」では、自らがテーマを決めて課題研究を行うが、「産業社会と人間」「コミュニケーション」での体験が活かされてくる。インターネットや書籍で調べる学習だけでなく、積極的にフィールドワークや取材を行う様子には、キャリア教育の成果が表れている。年度末には、各科目の発表会から選出された代表による、学校全体の特色科目発表会を行う。下級生はこれからの学びを知り、上級生は自分の成長を振り返り学びを深化させる。また、全校生徒、全職員がキャリア教育の成果を共有するという効果がある。
この取り組みは言語活動の充実にも繋がるものと考えています。成果を検証するために各方面の方々よりご意見をいただけたら幸いです。
2.「花毛布 ―その歴史と継承―」明海大学准教授 上杉恵美様
毛布を花や自然の風景、動物などの形に折って船室の寝台に飾る「花毛布」は、100年以上の歴史を持つ日本船独自のもてなしの伝統であり、戦前の客船全盛期には、日本の船会社は競うようにして「花毛布」のサービスを提供した。
「花毛布」は、船会社間における船員の移動や業務提携を通して広まり、客室担当乗組員の間で口伝により、代々折る技術が継承されてきた。「花毛布」は船上から徐々に姿を消しつつあるのが現状だが、マニュアルの作成や実演の開催、映像記録等、伝統の保存と継承への取り組みがなされている。録等、伝統の保存と継承への取り組みがなされている。

私どもの発表は別途報告するとして、全員が引き付けられた明海大学ホスピタリティー・ツーリズム学部の上杉先生の発表について紹介したい。

上杉先生は、「花毛布(別名:飾り毛布)」をホスピタリティー(おもてなし)の一つの象徴として、積極的に調査活動・伝承活動を行なわれている。講師を招いて学生に指導してもらったり、ホテルに紹介して普及活動を行なっている。
この花毛布のサービスを行なう船乗員は、もっぱら調理担当の司厨員で、調理の合間の限られた時間に行なうたという。口伝で後輩に伝えてきたが、コツの修得が難しく、一人前になるのに10年以上かかるそうだ。昔は娯楽が少なかった船旅だからこそ、このおもてなしが船会社のアイデンティティーを示してきたのだろう。

私も興味を持ち、ネットで調べてみるとYouTubeにありました。それも上杉先生がテレビ出演しているもの。
●伝統の技「花毛布」 御もてなしの心を伝えたい
http://www.youtube.com/watch?v=lHO1qJrrwts&NR=1
関連の、
●花毛布の折り方
http://www.youtube.com/watch?v=L9vspBTqTRk&NR=1
も参考になりました。

前者のビデオの冒頭で、横須賀にある海洋研究開発機構の海洋調査船「かいよう」の事例が紹介されている。花毛布の技を伝えている数少ない施設のひとつだという。日本海洋事業の立木さんは「わが社の伝統だから、残していかなければいけない」と後継者の育成にあたられている。また、上杉先生は、花毛布を研究してその魅力を知らせることで伝統を残したいと考えておられる。

ホスピタリティーを課題研究のテーマにしている生徒がいるので、花毛布について教えてあげたい。つい先日、この生徒がN先生に研究の相談をしていたばかり。上手くいけば、校内での発表だけでも、760人の生徒に伝えることができる。

海洋研究開発機構は、横浜清陵総合高校が大変お世話になっている。1年次生の「産業社会と人間」の「社会人講話」と「事業所見学」、夏休みの「インターンシップ受入れ」と、開校以来7年間のご協力をいただいている。色々なところで偶然を感じる。

5月22日に「かいよう」の体験乗船があるが、同日、お台場の船の科学館では、午後2時から「飾り毛布制作実演」がある。
はしごは厳しいだろうなぁ。

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