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2010年4月29日 (木)

サイト「ジョブジョブワールド」配信終了

平成22年3月31日をもって、ジョブジョブワールドの配信が終了した。

3年次主任のM先生が、このことを知らせてくれた。3年次の就職希望の生徒の為だろうか、閲覧しようとして判明したそうだ。この年次が1年次のときの5月、「産業社会と人間」の授業で職業調べのために全生徒が閲覧したサイトだ。
1年次生の「キャリア教育」入門用として最適だった。

サイトの運営は、独立行政法人雇用・能力開発機構で、配信終了は事業仕分けの結果である。話題になった「私のしごと館」も同時に閉館となっている。「キャリア教育」の必要性が唱えられているので、せめてWebサイトだけは残してもらいたかった。データが古くなるという懸念はあるので、民間企業などにサイト管理を依頼できないものだろうか。
「ジョブジョブワールド」は、働く人のムービーもあって、高校生だけでなく、中学生・小学生にとっても分かりやすいサイトだった。それだけに、配信終了を残念に思う教育関係者、生徒にとって大打撃だ。

昨年度は、「情報A・B」の授業が「産業社会と人間」と連携して、この「ジョブジョブワールド」と、独立行政法人労働政策研究・研修機構が運営するサイト「キャリアマトリックス」を併用して閲覧した。情報の授業としては、Webサイトからの情報収集を、ターゲットを少し変えた別のサイトから行なって比較するという、いい教材にもなっていた。

残念だが、今年は「キャリアマトリックス」のみの利用になるだろうか。こちらのサイトは、全体的に大人っぽく、学生向けのコンテンツだけでなく、実際の求職者、キャリア教育関係者にも参考になる。高校では、特に3年の就職希望者にとって、このサイトは大変役にたつ。

■参考までに、国立教育政策研究所生徒指導研究センターが今年の2月に発行した、高等学校教員向けキャリア教育推進用パンフレット「自分を社会に生かし、自立を目指すキャリア教育」-高等学校におけるキャリア教育推進のために-では、ジョブジョブワールドとキャリアマトリックスのURLが紹介されている。ジョブジョブワールド配信中止は、国立教育政策研究所・文科省にも打撃を与えたことになる。

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