コミュ二ケーション:バンガロー殺人事件
仕事の合間に授業を見学。第2回目の授業のメインは「バンガロー殺人事件」
2年次に設置した学校設定科目「コミュ二ケーション」では、5月までコミュ二ケーションスキルトレーニングの単元です。より良いコミュ二ケーションをするためのスキルを知り、ひとり一人の気づきを大切にしていきます。
毎回の授業のはじめには、緊張を緩め、活動に参加しやすくするためのウォーミングアップをします。トレーニングでは、会話や人と関わりあう場面の要素を抜き出して、ワークの中で、あらためて「聞くこと」「話すこと」「他者と関わり合うこと」などの体験をしていきます。毎回の活動の中で、各自が気づいたことや感じたことを振り返る時間を取り、自分の言葉にしてシートにまとめ、その内容は教員の朗読による共有をします。この過程で、普段意識しなかった自分のクセや得意なことや不得意なことなど、様々なことに気づいていきます。
教員は、自然と、コミュ二ケーション能力を高める意欲を引き出すように雰囲気作りをしていきます。
さて、今日の授業は標記のワークです。グループの一人ひとりに配られた情報カードから殺人事件の犯人を探っていく作業になります。情報カードは人に見せてはいけないので、必ずコミュ二ケーションが生まれます。
時間経過と、一定の推理がまとまると、外部から新しい情報を得ていきます。特定の役割の生徒が情報を得て、仲間に伝えていきます。
掲示された情報を漏らさないように、書き写して戻ります。
一定時間内にほとんどのグループが解決するのですが・・・・
最後に、このワークの生徒の振り返りより
- 一人の持っている情報だけでは意味が分からなかったことも、みんなの情報をつなぎ合わせると意味が分かるようになったので面白かった。
- みんなで協力して一つの答えを導くのはコミュ二ケーションがすごく必要。
- みんなの意見を聞くことも大事だけど、自分の意見をちゃんと主張することも大事だと思った。片方が欠けたらコミュ二ケーションが成り立たないんだと思った。
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