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2010年4月25日 (日)

「総合学科について」(第四次報告)と「キャリア教育」

総合学科とキャリア教育について、昨日のエントリを補足する

総合学科についてというタイトルで、平成5年3月22日付けの文部省初等中等教育局長通達がある。通称「四次報告」と呼ばれるものであり、この理念を元に平成6年度から総合学科高校がスタートし、現在340を超す校数になっている。

四次報告に示された、総合学科の教育の特色

(一) 将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視すること。
このため、在学中に自己の進路への自覚を深める動機付けとなるような科目を開設するとともに、生徒の科目選択に対する助言や就職希望者・進学希望者の双方を視野に入れた進路指導などのガイダンス機能を充実すること。
(二) 生徒の個性を生かした主体的な学習を通して、学ぶことの楽しさや成就感を体験させる学習を可能にすること。
このため、教育課程の編成に当たっては幅広く選択科目を開設し、生徒の個性を生かした主体的な選択や実践的・体験的な学習を重視し、多様な能力・適性等に対応した柔軟な教育を行うことができるようにすること。
から、後に現われた「キャリア教育」の理念と根っこが同じであることが分かる。
それゆえ、「総合学科」を正しく運営すると「キャリア教育」の実践になる。四次報告では、さらに
また、現在、普通科においてはコースや類型の設置、生徒の興味・関心等に沿った科目の開設等、職業学科においては社会の変化や技術の高度化に対応した教育内容の改善、複合的な知識・技術を習得させるような学科の設置、学科の枠を超えた選択制の導入、継続教育の途の拡大等の改革の努力がなされているところであるが、今般創設される総合学科が新しい高等学校教育の在り方を目指して充実した教育を展開することにより、既存の学校や学科におけるこれらの改革への努力をさらに促進し、高等学校教育が全体として、多様な生徒の持つ多様な能力・適性等に対応できるようになっていくことが考えられる。
このことは、学歴社会の弊害の除去や過度の受験競争の緩和にもつながり、その意味でも総合学科が今後の高等学校教育改革のパイオニア的役割を果たすことが期待される。
とある。総合学科の成果が得られている学校とそうでない学校があることが懸念されているが、キャリア教育の実践校として事例が紹介されている学校には、総合学科高校が多いことは事実である。

今後、全ての普通科高校での「キャリア教育」が適切に実施されるよう、成果をあげた総合学科は発信の責任があると考える。

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