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2010年3月 1日 (月)

産業社会と人間:記録集の原稿「担当者より」

産人記録集は本日が原稿締め切りで、明日、印刷所にデータを渡す。

産人の主担当として、「担当者より」のページのトップ1ページの原稿を書いた。一晩寝かせて、明日読み直してから提出する予定。

書きたい内容はいくつもあり、何を書こうか悩んでいた。ちょうど本日のコミュ二ケーション年次発表会を聞き、「産人からコミュ二ケーションへ」というサブタイトルで、本校の特色科目について書くことにした。
今までに築かれてきた横浜清陵総合高校の「産業社会と人間」「コミュ二ケーション」、「視点」「探求(課題研究)」という特色科目。キャリア教育の先駆的なモデルとして評価が高い。この理念を継承していくために、また、今の1年次生が来年度の「コミュ二ケーション」を上手く滑り出すために、という思いを伝えたい。

日頃から考えていることなので、1時間で書き上げることができた。自分の記録のためにも、以下に紹介させていただく。

清陵の特色科目 ~産人からコミュニケーションへ~
 全国的には、この科目名「産業社会と人間」を略して「産社(さんしゃ)」と呼ぶようです。しかし、これでは「社会」の主役である「人間」が見えません。そこで、大師高校からスタートした神奈川県の総合学科では、あえて「産人(さんじん)」と呼んでいます。これは、普通科高校どうしが統合して総合学科高校になったという、神奈川県独特の事情も影響していると思われます。清陵ではこの理念を引き継いで特色科目を作り上げてきました。
 今年度、「産人」のコーディネートを担当させていただくにあたり、「社会」への視野を広げる実習体験と、交流体験による「人間」との関わりを柱にして、集団行動、報告・発表のグループワークを通しての人間形成支援を目標にしてきました。また、「産人」の取り組みの中には、産人の発展科目である「コミュニケーション」、そして総合学科の集大成となる「探求(課題研究)」に繋がる様々な仕掛けを用意してきました。この記録集にあるみなさんの感想からは、職業観が広がったこと、責任感やコミュニケーションの必要性に気付いたこと、行動力や考え方など自分の成長、将来に向けての夢が芽生えたことが読み取れます。この授業で職業について考えてきた膨大な時間と労力は、現在の高校生に不足している職業観を十二分に補い、進路計画や学習への意欲につながる「キャリア教育の成果」としてみなさんの心の中に根付いたはずです。卒業生がみなさんのために来て語ってくれるのは、清陵の特色科目で身に付けた力を誇りに思っているからなのです。
 4月初めの産人オリエンテーションの中で、「年間を通してグループワークを行うので、まずは宿泊研修の中から練習をしていきます。」と伝えたことを覚えているでしょうか。宿泊研修では2年間途絶えていたウォークラリーの復活を企画し、カレー作り、クラスごとのキャンドルファイアーのスタンツ、そしてたまご救済作戦と、グループワークの機会を提供しました。そして、社会人講話、事業所見学、福祉施設訪問のグループ行動と、報告会・発表会でのグループ発表を用意しました。発表形式も徐々にハードルを高くしていくのは、「社会」を見る機会と併行して、グループワークで社会性を高めるよう仕掛けているためです。発表の準備が上手くいかないときには、コミュニケーションの大切さに気付いたことでしょう。実は、2年次からの特色科目では個人的な活動が中心となって、グループワークを鍛える機会がありません。クラス単位で受ける授業もほんのわずかです。「産人」の次に「コミュニケーション」を学ぶ意味が、今なら分かるはずです。
 ところで、「産人」では学校で用意した講師や実習場所での学習でした。希望通りの実習先でなかったことも視野を広げるきっかけになったと思います。しかし「コミュニケーション」のインタビュー実習では、興味関心や進路希望につながる職業の方に、自分でアポイントを取ってインタビューを行います。この記録集を読むときには、特色科目発表会で先輩のインタビュー報告を聞いているので、そのイメージを掴んでいるはずです。みなさん、どのような人にインタビューを依頼しようかと、思いっきり悩んでください。自分の将来を考える一つの山場になりますが、「産人」を乗り越えたみなさんならば絶対に大丈夫です。
 みなさんが、清陵の特色科目を最大限に活用して、生きる力を高めていくことを期待しています。

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