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2009年12月31日 (木)

勉強納め

予定はしていなかったのだが、ハードな勉強で年を終えることに

昨晩、書店に立ち寄ったところ、情報処理技術者試験の22年度春期対策用の書籍が出始めていた。つまり、21年秋期の問題も収録されている。つい手に取った「応用情報技術者」の過去問題集と参考書を買ってしまった。この年末年始の休業日しか勉強する機会はないと思ったからだ。

平成14年に旧「ソフトウェア開発技術者」で合格した試験だが、カリキュラムの更新があり、新しい用語も出てくる。午後問題は記述式なので「基本情報」と違って、解答する練習が必要。今年再受験した「ITパスポート」と「基本情報」と違って、多少なりとも準備が必要だ。さっそく、21年度秋期の問題に取りかかった。

応用情報技術者試験の教材

試験内容は、午前問題は小問80題を2時間30分、午後問題は大問12題から6題を選択して2時間30分。とりあえず、1回分の午前・午後問題を全て解いたので、合計7時間30分にあたるボリューム。解いては解説を読み、知らない用語を参考書で確認したので、2日に渡る勉強は実質15時間を超えた。ただ今、年越し1時間前。朦朧とした状態。

結果は、午前問題が67.5%の正答率。午後問題は記述の採点基準が分からないのだが、大体午前と同じくらいの正答率は確保。昔取った杵柄で、合格基準の60%を超えてはいるが、実際の試験では、時間を気にしながら、問題の選択をしなければならないので、もっと焦るだろう。

まずは、出題傾向を把握して見通しを立てたことで良し。1月12日に申し込む。
心おきなく年を越せます。

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2009年12月30日 (水)

息子と「茶運び人形」を作成

この2日間、一切PCを触らなかった。掃除と読書、そして標記の作業。

学研の科学と学習は休刊になったが、大人の科学は継続すると聞いた。その大人の科学の付録のからくり人形、ミニ茶運び人形を作ることになった。私は紙を切って着物を作成するが、こちらも難しく、今日の完成はあきらめた。息子の方は、一度組み立てたが上手く動かず、試行錯誤の結果、無事動くようになった。簡単に動作しなかったので、良い経験になっただろう。

茶運び人形組み立て中 動かないので作り直し

完成した本体本体の組み立て時間は30分と記されている。しかし、構造を理解しながらじっくりと修正をしたので1時間程度かかったか。材質が木でないところが残念だが、透明なプラスチックのために歯車やカムの動作が良く分かる。将来は機械工学を学びたいという息子にとってはお手軽な教材だったようだ。

ついでに息子の話題をもう一つ。
ペンシルパズルに凝っていて、解くだけでなく作って投稿もしている。パズル通信ニコリペンパMIXに採用されてご機嫌の模様。
もうすぐ高校受験なのだが。

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2009年12月28日 (月)

仕事納め09

本日で仕事納め。

情報Aで冬休みの課題(昔話のアニメーション作成)が出ているので、PC教室は最後までフル活動。その脇で、新採用教員と一緒にビデオ編集作業を行なう。私は、12月16に実施した「2年次生に対して、3年次生からの課題研究のアドバイス」のパネルディスカッションのDVD。新採用のT先生は、12月24日の金沢総合高校の課題研究発表会のDVD。こちらは、金沢総合の記録用にと依頼されたため、少し気を使う。良い仕事をするためのいい経験になる。

DVD編集中の新採用教員

やはりスクリーンに映ったスライドが不鮮明なため、パワーポイントのデータからスライド画像を取ってはめ込む作業を行なった。昼前から始めて編集の終了は18時。レンダリングは年明けに行なうことになった。

本日はPC教室の生徒は17時で下校させる。PC教室5部屋と情報管理室を回り、使用していないプリンタやサーバーからシャットダウンしていく。例年どおり、今年も夕焼けがきれいだったので、写真を撮る。安いデジカメの上、腕が悪いので綺麗には撮れなかったが。

西の空

部屋を回っている間にどんどん日が暮れていく。先ほど見えなかった富士山のシルエットが浮かび上がる。

富士山のシルエット

東の棟の向こうにはみなとみらいの夜景が。

みなとみらいの夜景

いつもこの景色が疲れを癒してくれる。

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2009年12月27日 (日)

納得研究会に参加

青山学院大学青山キャンパスの一室にて、標記研究会に初参加

午前中はPC教室の開放を兼ねて、課題研究「探求」の年次発表会のDVDを焼き増して、各方面に発送する作業。メール便速達ならば180円で翌日に届く。

渋谷駅から宮益坂を登って青山学院大学へ。日曜日ということで正門の通用口から入り、会場の教室には地下守衛室から。青山学院大学院に在籍している練馬高校の吉岡有文先生が案内してくださった。

この研究会のことは別系統で吉岡先生と海洋科学高校の若林先生から伺っていた。青山学院大学の佐伯胖教授、横浜国大の有元典文准教授らを中心に、認知科学や教育学および多様なジャンルの発表とディスカッションが行なわれているという。本日は若林先生の発表もあるということで、初めて参加させていただいた。

若林先生の発表

20数名参加。2人の話者の発表について、随時かなり自由に意見を述べ合うという形式で、13時過ぎから16時まで。発表者も参加者からの意見を求め、有識者の意見が大変刺激的だった。勉強させていただきました。
論文発表の準備のために発表される方も多いと聞いて、納得した。

少し早い時間からの忘年会に参加。近いうちに発表することになるだろう。

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2009年12月26日 (土)

教室のワックスがけ

冬休み中に各教室のワックスがけを行なう

使命は、共用のポリッシャー1台を使いまわして、教室の床の汚れをはく離する。そしてワックスを2度がけすること。今日は1年次の教員4名が協力して、3教室のワックスがけを行なった。

ワックスがけの前段階

・ポリッシャーをかける役割
・水かきでポリッシャー周りのはく離剤をかき集めていく役割
・ポリッシャーが終わった部分のはく離剤の残りをモップでふき取る役割
・モップでワックスをかけ、乾いたら2度がけする役割

チームワークが良く、効率よく作業ができた。ワックスがけは生徒と一緒に行なうことが多いが、人数がいすぎても困る。教員だけで行なうのも妙に楽しかった。

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2009年12月25日 (金)

情報部会:21年度第5回研究会

総合教育センターにて、年内最後の研究会を実施

講師K校長先生と情報部会委員数名が朝8時に集合して、FireFoxをインストール。参加者が多いことと、PCに不調があったことを考えて、予備機にDWとFWもインストールする。9:30の開始時間ぎりぎりに完了した。

研究会の様子

ベテランのK校長の講義であり、内容に魅力があるため、40名を超す参加者。午前中は、ブラウザとXHTML、CSSの歴史の講義、そして、Fireworksを利用したトップページデザインとスライスの設定。昼休みを長めにとって、受講者の学校の画像を使ってレイアウトする。

午後は、テキストをDreamweaverに貼り付け、設計図に基づいたDIVとセレクタの設定。テキストにスライスで得た画像を置き換えていく。

CSSの設定というDWの機能の実習は無かったが、XHTMLとCSSによってWebページをデザインしていくワークフローが示された。特に操作に躓く受講生もおらず、全体的にレベルの高い研究会だった。

お忙しい中、教材を準備していただいたK校長先生にお礼を申し上げたい。

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2009年12月24日 (木)

総合教育センター:明日の研究会の準備

金沢総合から出張のはしご。17:15より明日の情報部会研究会の準備をする。

県の総合教育センターを会場として、「XHTML&CSSによる最新Webページ作成講座」 を予定している。定員40名を超える応募状況という。

会場の情報A研

講師のK校長、情報部会の幹事長S先生と研修委員のH先生、総合教育センターの2名の方と一緒に、DreamweaverとFireworksの体験版とフリーソフトのNoEditorをインストールしていく。1時間30分で終了。
明日は司会を務めることになっている。

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金沢総合高校:課題研究発表会を見学

午後から同じ総合学科である金沢総合高校を訪問した

清陵総合では18日に3年次内の課題研究発表会を行なった。1月から2月には、1・2年次の年次発表会があるので、それぞれの代表者による全校規模の発表会は3月24日に行なう。

金沢総合高校では、3年次の課題研究発表10本を中心に、2年次から2本、1年次から1本の全校発表会を実施した。神奈川県の総合学科高校間の授業見学会と、専門各種学校からの高校見学を兼ねて、見学を開放した。

課題研究発表会

2年前にもこの発表会を見学したことがある。体育館に全学年を集めて開催するので、巨大なスクリーン2枚を利用している。その他、プラズマディスプレイのプログラム表示や、発表者の手元を映すカメラなど、やはり工夫が凝らされている。こういった演出方法も、相互見学によって勉強になる。

校長の挨拶 発表者演台

司会進行とPC操作はやはり生徒が行なっている。2年前よりも、実演や実験報告などが増え、調べ学習の域を脱してきた。全国レベルの女子バスケットボール部員がウィンターカップに出場しているので、2本の発表が抜けてしまったのが残念。時間が短いので質疑応答を取り入れていなかったが、聞き手参加型になるともっと面白くなると感じた。

新採用4年目の家庭科の男性教員が裏方としてよく動いていた。
発表会後の情報交換会では、専門学校の先生からも金沢総合の素晴らしい発表会に、そして、総合学科の取り組みについて賞賛の声が上がった。

情報交換会

同じ総合学科高校として、協力し、切磋琢磨しながら学習環境を整えて行きたい。

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課題研究「探求」:発表者にDVDを配布

明日から冬季休業。18日の発表者に完成したDVDを配布した。

開錠の朝7時に出勤。昨晩からレンダリングしたDVDの完成を確認した。18:40に開始して、終了時刻を見ると朝4時を過ぎている。レンダリングに9時間以上もかかったことになる。上に配置する画像にはフェードイン/フェードアウトを施したが、多用したのでこれが負担になっている。

若手教員に早朝出勤を頼んであったので、2人でありったけのPCで複製作業を行なう。DVDジャケットの印刷とDVD面のプリントは昨日中に済ませてある。2枚のエラーがあったが、第一版として25枚を焼き上げた。

DVDとDVDジャケット

さっそく発表者の担任に手渡す。休業前の集会の後、生徒に渡ることになる。

全校集会の様子

このような集会も生徒会が整列指導、司会進行を担当している。

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2009年12月23日 (水)

ビデオ編集(2)

20日に続いて、丸一日、3年次の課題研究発表会のビデオを編集

12人の代表による4時間分の発表。これを一度は編集して書き出したが、発表者本人が見るだけでなく、記録として残すためには納得がいかない。スクリーンに映ったスライドの内容が読み取れなかったり、原色の再現ができない場合がある。そこで、スクリーンの部分にパワーポイントのスライドをJPEG保存して得た画像をオーバーラップさせて編集し直した。ビフォー・アフターは以下のとおり。

図が不鮮明な場合 スライド画像の表示でカバー

この地図は生徒が紙に描き、スキャナーで取り込んだもの。紙のしわによる陰影を明るさ・コントラストの調整で飛ばすことを手伝った。スクリーン上では十分に見えるのだが、撮影すると全く映っていない。そこで、スライドの画像をサイズ調整してタイムラインに配置した。次の例では、文字が読めない状態なので、スクリーンの位置にスライド画像を配置した。

文字が読めない場合 スライド画像の表示でカバー

撮影のフレームが同じでも、スライドの明度が低く、文字の明度が明るい場合は鮮明に撮影される。白地の場合にこのような修正が必要になる。

■スクリーンをフレーム一杯に映すと、確かに文字も鮮明に映る。しかし、発表者の顔を映さないのでは意味がないと考えている。あくまでもスライドは従であり、必要以上に大きく映し出すことには抵抗がある。むしろ、サブスクリーンで発表者の顔を大きく映し出して臨場感をアップさせている。

司会の拡大表示

上は、サイドスクリーンに発表会開始時に司会を映し出している。右上はプログラム表示用、左の大きなスクリーンは発表スライド用になる。
後ろの席からも良く見える。映される側も適度な緊張感が。

発表時の様子 サブスクリーン用カメラとプロジェクタ

左は発表時の3つのスクリーンの様子。右は、サブスクリーン用のカメラを生徒が操作している様子、すぐそばのプロジェクターから投影する。手持ちの資料などがあれば、それを拡大表示するなど、臨機応変の大役になる。

PremireElementsで再編集が終わり、レンダリングを開始したのが18時40分。明日の朝ダビングして発表者や関係者にDVDを配布する。エラーが心配なので、ワークフォルダを他のPCに複製し、2台でのレンダリングを行なう。

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2009年12月21日 (月)

大健闘! エコノミクス甲子園神奈川大会

昨日実施されたエコノミクス甲子園神奈川大会で清陵生が健闘した

12月6日のエントリでも紹介したが、第4回全国高校生金融経済クイズ選手権(エコノミクス甲子園)神奈川大会が20日(日)横浜銀行本店12F大会議室で開催され、政治経済を学んでいる本校3年次ペアが出場した。

朝の打合せにて、この大会での健闘の様子と、18日の横浜国大での「総合的な学習の時間」成果発表会での優秀賞の様子を、どちらも引率したA先生から報告があった。

以下、A先生の報告新聞から引用させていただく。

今年度の神奈川大会は聖光学院、横須賀高校、フェリス、海老名高校 他から22組が出場しました。
 第1ラウンドは50問の4択問題(30分)。第2ラウンドは4組対抗の早押しクイズ。ここで清陵ペアは、対戦した組で1位抜けし20ポイント獲得。決勝ラウンド進出は第1ラウンド1位の組と1、2ラウンド合計点上位3組の計4組なので、決勝進出の期待は高まりましたが・・。惜しくも6番目の成績で決勝進出ならず。優勝は聖光学院のチームでした。
 早押しクイズで清陵ペアが正解した問題の一例です。
Q.「日本銀行の基準割引率およ・・ 」ここで彼らはボタンを押して答えました。解りますか?
昨年度まで横浜清陵総合高校の校長であった石川裕二先生は、横浜銀行に務めておられた民間人校長。横浜銀行にはインターンシップ受入れでもお世話になっているが、少しはご恩返しができたか。

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2009年12月20日 (日)

ビデオ編集

一日かけて、DVD用に3本のビデオを編集

PC教室の4台のPCを使って、素材作成とビデオ編集を行なった。ソフトは少し古いが、PremiereElements2.0とPhotoshopCS、インクジェットプリンタ付属のCD面プリントソフト。編集とレンダリングに時間がかかるだけでなく、焼き増すDVDの枚数も多い。23日までに仕上げて、各方面への配布をする。

3つのビデオは、
12月14日の講演「言語活動の充実に向けた授業づくり」。約2時間分。
12月18日の「探求」年次発表会。約4時間分。
12月18日の横浜国大での「総合的な学習の時間」成果発表会。約3時間分。

この第2番目の発表会は、出張のため最初の一部しか見ることができなかった。ビデオ編集をしながら発表を確認しているが、なかなかレベルが高いので見入ってしまう。14日の「総合的な学習の時間」成果発表会で優秀賞をいただいた発表に勝るとも劣らない。今回はそれぞれ約20人からの代表者の発表であるが、毎年、底上げが出来てきているように感じる。まだ写真が手元にないので、DVDジャケットを作るのは後日になる。

第1番目の講演会のDVDが完成した。高校教育課にも送るため5枚作成。

DVDジャケット両面とDVD面

タイトルを付けて4つのチャプターを設定した。適するテンプレートを選ぶだけで操作は簡単。それ以上に凝る余裕はないが、記録として活用するには十分だろう。

4つのチャプターの選択画面

18時。第2番目のレンダリングが7時間をかけて完了。まずは8枚焼き増すが、記録だけでなく、来賓や発表した12名の生徒、管理職や年次担任などに配布するので、あと15枚は焼き増す。

DVDタイトル シーン選択の一部

第3番目は、15時からレンダリングを始めたが、施錠時には70%程度しか進んでいない。予定どおりだが、明日の朝に書きあがっていることだろう。PCのモニター画面だけ消して帰宅。

23日には全ての作業を終え、24日の年内終業日には発表した生徒に配布する。

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2009年12月19日 (土)

文科省ICTスクール2009の申込み

午後、昨日ICTスクール2009に願書を出した2名を呼ぶ

昨年までは、7月に夏季スクールの募集があり、ブラッシュアップする冬季スクールが用意されていた。2007年度に参加した卒業生より、今年は実施しないとのうわさだった。

ところが、10日に企画担当のNTTラーニングシステムズのK氏から連絡があり、急遽、冬季スクールの募集をすることになったという。心当たりのある生徒に声をかけていくが、25日から28日の宿泊になるので、みな都合が着かない。結局、1年次から2名が希望し、21日必着の願書を提出した。22日には選考して、在籍の校長の許可を得ての実施となる。非常にタイトな日程だ。

当然、スキルの問題がある。PC操作には長けているが、プログラミングについてはまだ深く習得していない。そこで、2007年に参加した卒業生(デジタルハリウッド大学2年次生)を呼んで、テーマである「GPGPU」の解説と、プログラミングの基礎を特訓してもらうことになった。

Flashでプログラミングの手ほどきを Flashでプログラミングの手ほどきを

簡単に言うと、GPGPUとは、CPUの性能が頭打ちになってきたが、3Dゲームに対応するように高性能になったグラフィックボードのGPUの有り余る能力を、CPUと並列で活用するという技術らしい。「GPGPU技術を駆使した自由課題の制作」というテーマに対処するためには、少なくともプログラミングの経験が必要。卒業生は、分かりやすいところでFlashのActionScriptで解説してくれた。生徒も楽しみながら理解が進んだようだ。
わざわざ教材を作ってきてくれたことに感謝している。

ここまできたら、ぜひ選考してもらいたい。残り期間には、私も指導する予定だ。

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県立学校公開講座「ワープロDTP」09:10日目

週末10回(×3.5時間)の県民対象の講座の最終日

先週からオートシェイプを利用したイラストを指導している。受講者の皆さんの意欲が高いので、特訓でフリーフォームと頂点の編集機能を教えることになった。年賀状用に使いたいイラストを模倣しながら、テクニックを磨いていく。

ベクトル描画は慣れるまでが大変。受講者5人に学生ボランティア4名という、恵まれた学習環境ゆえにチャレンジした。3時間で技術をマスターしてイラストを仕上げるために、総力戦の状態だ。

受講生と学生ボランティア 受講生と学生ボランティア

いつもは、解説を兼ねたお茶の休憩で30分を費やしているが、本日は休憩も短縮して作業を続ける。受講生の皆さんのものすごい集中力に驚く。予定の12時30分には、完成して印刷し、互いの作品を講評しあう。

互いの作品を講評する 記念写真

修了書を渡し、受講生と学生で記念写真を撮って解散。
皆さん充実していたと喜んでおられ、来年も受講したいとのこと。担当として嬉しくなります。

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2009年12月18日 (金)

横浜国大:「総合的な学習の時間」成果発表会で優秀賞

標記大会にて、横浜清陵総合高校からは初出場ながら優秀賞をいただいた

校内の課題研究「探求」の年次発表会は2人の発表を見たところで、A先生と発表する3年次生と共に横浜国大に移動。まず、学食で腹ごしらえしてから会場へ。
余裕を持って一番乗り。ビデオカメラを設定して開始を待つ。

教育文化ホール 大集会室

13時過ぎ、12組の発表が始まった。8分の発表に対して、大学の指導担当教授より5分程度の講評をもらう。全ての発表が終了すると、参加8校と指導教授、来賓が4つの賞に対する投票を提出。予定を大幅に過ぎたが、会場を移して茶話会に。
開票と賞状の準備ができるまで、「総合的な学習の時間」を研究の専門とする金馬国晴准教授より総括講評をいただいた。

発表の様子 金馬准教授の総括講評

表彰式では、アイディア賞、努力賞、プレゼンテーション賞、奨励賞、そして優秀賞が発表された。

優秀賞の表彰 記念集合写真

■優秀賞: 横浜清陵総合高校3年次生
■アイディア賞: 相武台高校3年年生ペア
■努力賞: 光陵高校1年生
■プレゼンテーション賞: 小田原高校2年生

優秀賞をいただいた清陵生の研究テーマは「アイスクリームショップ ~レインボーハットに必要なもの~」で、内容はアルバイト先のレインボーハットへの企画提案。前を向いて伝えようというプレゼンの姿勢はダントツだが、昨年度の受賞者はトップ校の堅いテーマが多いので、どのように評価されるか心配だった。将来、経営の分野で企画を担当したいという夢に向かっての実践研究が評価されたか。

参加した高校生は他校生徒の発表と講評を聞いて大変良い勉強になっただろう。また、我々教員も研究指導について良い刺激を受けた。発表者には数に限りがあるだろうが、見学という形での教員参加が増えると良いと感じた。
成果発表会を運営された横浜国大のスタッフ、助言指導をいただいた教授の皆様に感謝している。

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2009年12月17日 (木)

課題研究「探求」:代表者による年次発表会の会場設営

明日の3~6校時に実施する、課題研究「探求」の年次発表会の会場を設営した

3年次生の「総合的な学習の時間(2単位)」のホームベース内の発表会を経て、選考された12名が発表する年次発表会。明日、校外から多くの来賓を招いて実施される。部活動終了後、会場の設営を行なった。

探求年次発表会の会場設営

プロジェクターやPC、ビデオ機器と照明の設定を担当する。総合学科としての1期生の発表会から、このレイアウトを用いている。記録としてブログにノウハウをまとめてある。私は、昼前から出張に出てしまうが、熱い発表会が繰り広げられることを期待している。

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探求:「総合的な学習の時間」成果発表会の指導

横浜国立大学で開催される標記発表会に参加する生徒のプレゼンを指導

横浜国立大学では、情報化・国際化時代が進む中で、ますます必要とされる「子どもたちが自ら学び考える力」を支援している。とりわけ高等学校の「総合的な学習の時間」を大学への入学前教育と位置付け、そこで目指される探究する学力の育成を重要とする。「総合的な学習の時間」成果発表会にエントリーした高校生に、テーマに即して、指導可能な大学教員を全学から選定し、指導、並びに発表会のコメンテーターとしている。

今年で5年目になるこの「総合的な学習の時間」成果発表会に、本校からも初めてエントリーした。過去のエントリーはいわゆるトップ校ばかりだが、総合学科推進部ではチャレンジする価値があると考えた。

「総合的な学習の時間」成果発表会の指導 「総合的な学習の時間」成果発表会の指導

選考した生徒の研究テーマは「アイスクリームショップ ~レインボーハットに必要なもの~」。内容は、アルバイト先のレインボーハットに対する企画提案。先週の日曜日に作り上げたスライドと原稿を元にA先生と共に指導をしている。ペルソナ/シナリオ法を用いて、新企画の提案を盛り込んでいるので、私からは、この部分のアドバイスと、参考資料の提供をしてきた。

成果発表会はいよいよ明日。最後の仕上げの指導をした。

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2009年12月15日 (火)

産業社会と人間:福祉施設訪問・交流体験の振り返り

本日の産人の授業は12月1日の福祉施設訪問の振り返り

毎週火曜日の午後が産人の授業。5時間目は、訪問先別に集まって体験したことを話し合ってまとめる。そして400字詰め原稿用紙に感想文を書く。この感想文は誤字・脱字と不適な表現を添削された後、清書を取りまとめて施設に送る。体験と感じたことが、文書化することで頭の中で整理されるという狙いがある。

6時間目は各HR教室に戻って、異なるタイプの施設を訪問した生徒同士でグループ内報告を行なう。口頭で説明し、質問に答えることで、さらに体験が深化する。産人担当者として各クラスを回って様子を確認したところ、どのクラスも協力的に作業をしていた。

施設と体験を報告し合う 施設と体験を報告し合う

施設と体験を報告し合う 施設と体験を報告し合う

仲間からの報告から得たことをテキストにまとめる。感想文の下書きと共に明日までに提出する。

■昨日の研修会の言語活動の充実に向けた授業づくりを正に実践している。


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2009年12月14日 (月)

校内研修会:言語活動の充実に向けた授業づくり

放課後2時間の研修会。講師は横浜国大の髙木展郎教授

県の平成21年度高校教育フロンティア協働事業高大連携プログラムを利用して実現した、新しい学習指導要領に向けての研修会。高校教育課の方や他校からの参加者も数名いらした。私は例によってビデオ撮影係。

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2時間休みなしの研修だが、内容が総合学科(本校)の取り組みと一致する動きなので楽しく伺うことができた。
思考力・判断力・表現力等の育成と、PISA型読解力として「受信する→考える→発信する」の話が印象に残った。

マイクなしでの講義 学習指導要領と講義の資料

髙木教授は講義の1時間前に到着され、本校の特色の説明を受けられていた。本校の取り組みが「言語活動の充実に向けた授業づくり」に積極的であることを、「コミュ二ケーション」や「探求(課題研究)」を例に取り上げて説明された。

コミュ二ケーションの報告集 横浜清陵総合高校の特色科目を説明するチラシ

お渡しした資料を取り上げて取り組みを肯定し、「チーム清陵」にエールを送ってくださった。

総合教育センターの教科別研修会にてお話を伺ったという教員もいたが、その時と内容は同じでも、話の勢いが全く違ったという。
さもありなん。本校では、「産業社会と人間」の社会人講話・事業所見学の報告会から始まって、2年次の「コミュ二ケーション」の日本語トレーニング・インタビュー実習・報告会、「視点」のプレ探求、3年次の「探求(課題研究)」と、言語活動の充実に大きく関わるカリキュラムが組まれている。伝えることがやっていることという訳で、この教員集団の前で話すことは特別なことだと考えられる。

個人的感想だが、髙木教授には3月の「特色科目発表会」にぜひご列席いただき、実践を検証していただきたい。

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2009年12月13日 (日)

課題研究「探求」:18日の年次発表会に向けて

いよいよ今週金曜日、12のホームベースからの代表者による課題研究の発表会

現3年次は総合学科としての4期生にあたる。過去3年間、3年次の特色科目「探求」の課題研究の年次発表会は1月に行なわれてきた。予選に当たる12のホームベース内の発表は12月だったが、一般受験の生徒にとってはかなり酷な日程だった。一般受験の生徒には拒否権も与えられるが、それでも発表する生徒がいるくらい盛り上がる。
 ・昨年度は、1月16日に実施
 ・一昨年度は、1月11日に実施

しかし、今年は総合学科関東大会の会場校でもあり、11月にホームベース内発表が行なわれ、一昨日11日が論文の提出期限と、全体的に前倒しのスケジュールとなった。すでに、各ホームベースでの相互評価と教員評価によって代表12名が決まり、12月18日(金)の3~6校時相当の時間の発表に向けて準備をしている。

本日は休日だが、代表者たちがブラッシュアップのためにPC教室に集まってくる。横浜清陵総合高校の強者たちは、平日と違って、休日は落ち着いて作業ができることを知っている。「冤罪」をテーマに研究してきたS君もその一人、足利事件の菅谷さんに取材をしている。彼は、2年次の「コミュ二ケーション」のインタビュー実習で、俳優のN水氏へのインタビューを実現した実績がある。総合学科の利点を活かしてしっかり成長している。卒業後は後輩へのアドバイスなどで貢献してくれることと期待している。

いつでもPC教室が使える学習環境。このサポートは楽ではないが、活動する生徒達から元気を貰うことができる。

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2009年12月12日 (土)

県立学校公開講座「ワープロDTP」09:9日目

週末10回(×3.5時間)の県民対象の講座の9日目。

最後の2回でオートシェイプでイラスト作成にチャレンジする。希望によっては年賀状作成にも活かしていただく。作例を紹介し、グループ化を解除して分解していく。楽しみながら、グラデーションやパターンの塗りつぶしテクニックも学ぶ。

受講者と学生ボランティア

学生ボランティアは、受講生の後ろに跪いてサポートする。受講生の操作技術が受講開始時と比べて格段に向上したので、見守るだけの時間が多い。寂しいが嬉しいことだ。

写真でホワイトボードに掲示してある作品は、芸術表現系列の科目「CGデザインI」の受講者が作成した曼荼羅模様。

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2009年12月11日 (金)

2009年 情報教育指導者研修会II

昼前から有給休暇を取って、市ケ谷の私学会館にて標記研修会に参加。

研修会の様子

主催は専修学校教育振興会。情報検定(J検)の「情報デザイン検定」のカリキュラムと試験形式の変更に合わせて、「新しい情報デザイン教育」の提案を取りまとめている。

高等学校新学習指導要領の共通教科情報「情報と社会」、専門教科情報「情報デザイン」との関係も示そうとしていたが、まだ指導要領解説が出ていないので、いまひとつ歯切れが悪かった。指導の手引書と公式参考書が来月には出来る予定とのこと。その際に改めて説明をしていただけるよう、担当者に意見させていただいた。

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2009年12月10日 (木)

DTP入門:ベジェ曲線でグリーティングカードを作成

2週間(4時間)で、クリスマスカードか年賀状を作る。

作品制作中校内Webで過去の作品を閲覧できるので、次はどのような作品に取り組むか分かっている。最初の1時間までにラフスケッチを提出し、できたものから作成に入る。ラフスケッチを描くことで、作品の質が向上し、作業時間の節約にも繋がる。
写真の生徒は年賀状を作成しているが、今年もクリスマスカードの方が多いようだ。完成後、一人5枚を印刷して渡す。

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神奈川県立高等学校安全振興会作文コンクール入賞

もっと明鏡大賞に続き、標記作文コンクールの優秀賞と佳作に入賞

財団法人神奈川県立高等学校安全振興会が主催する、平成21年度作文コンクールの入賞者の発表があった。
結果は、最優秀賞2名は逃したが、優秀賞6名中に、1年次の千葉万土華さんの「障害者に安心を」が選ばれた。
さらに、佳作41点中に1年次榮彩美さんの「節水=健康」、3年次佐藤奈希さんの「社会福祉を学んで」が選ばれた。

横浜清陵総合高校では、1年次から履修できる総合選択科目に「社会福祉基礎」があり、「産業社会と人間」の単元で、福祉施設訪問・交流体験もある。多感な高校生が体験型学習によって得たものは、作文にしても説得力になって表れる。

Webで調べると審査委員副委員長は、前任校で大変お世話になった畠山利子先生。情報の免許講習会に押し込んでいただき、今の学校に送り出していただいた校長(元)である。情報科としての今の自分があるのは、と考えると筆頭に上げる方だ。懐かしい。

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2009年12月 9日 (水)

産業社会と人間:福祉施設訪問欠席者対象の補講

12月1日の福祉使節訪問を欠席した15人対象の補講を実施

面談期間中で午前授業のため、放課後1時間30分の補講を設定。インフルエンザや風邪のために欠席した生徒15名が全員集まった。施設訪問をした仲間から交流体験の価値を聞いていたのか、真剣に話を聞いていた。

講師は、私の母親で、最初に見せるビデオ「認知症を正しく知ろう!」に認知症老人の役で出演している。認知症サポートの啓発活動となればと買って出てくれた。

講義の様子

30分のビデオの後、連続して講義が40分。慣れない板書だが、実体験に基づいて体系的にまとめた内容に、生徒も熱心に聴いていた。

講義の様子 聞く姿勢

残り20分を使って、母が手書きで書いた樋口了一の手紙~親愛なる子供たちへ~の詩を輪読し、感想を書く時間を取った。

手紙を輪読中 感想を記述

ビデオと講義で認知症を理解した上でこの手紙を読むので、誰もが感動を覚えた様子。
福祉施設訪問には行けなかったが、得たことを忘れないでもらいたい。

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DTP活用:文化祭の新聞を作成中

中間試験でラフスケッチのプレゼンを行なってから2回目の授業

先週は出張のため見れなかったが、どの生徒も集中して「真直ぐ」作業に取り組んでいる。この科目は定期試験は実技試験を行なっている。後期中間試験はちょうど文化祭新聞を作り始める時期なので、ラフスケッチのプレゼンを試験に盛り込んでいる。その成果が、作り始めてからの集中力に繋がっている。

作品制作の様子 イラストレータの操作に慣れた

とりあえず、と画面上でレイアウトを始めると行き当たりばったりで、満足いく作品は選られない。ラフスケッチを説明すると、もやもやしていたコンセプトが明らかになり、そのレイアウトに向かって、効率的に作業工程を組み立てることができる。生徒もそれを実感しただろう。

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2009年12月 7日 (月)

第6回総合学科校外連携部会

15:30より県民センターにて、総合学科校外連携部会を開催

先週末で3講座あった「秋の土曜公開講座」が全て終了し、参加証明書が発行された。高校側の理事として、生徒の出欠の確認をした上で参加証明書を受け取り、本日の会合で各校に手渡した。

「秋の土曜公開講座」の振り返り、来年の「夏季連携講座」の科目開発など、総合学科生の学習環境の整備に関する議題が続く。2時間、ホットな意見交換が行なわれた。校外連携部会は最も活気のある部会のようだ。

年度内にあと2回の会議があるが、仕事がひと段落した。有志参加の懇親会も盛り上がりました。

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2009年12月 6日 (日)

『もっと明鏡』大賞:最優秀作品賞・最優秀学校賞受賞

第4回「もっと明鏡」みんなで作ろう国語辞典! の結果が発表された

『明鏡国語辞典』を出版している大修館書店が実施したもの。全国528校から合計で7万5,940寄せられた「国語辞典に載せたい言葉」から選考の結果が発表された。本校からも応募しており、最優秀作品および最優秀学校賞を受賞した。

最優秀作品10作に、横浜清陵総合高校3年次生の作品が選ばれた。

もぎもぎ 緊張や不安でドキドキしているときに、体をもじもじ動かしてしまうさま。◆ドキドキともじもじが一緒になった状態。(神奈川県・県立横浜清陵総合高等学校3年・小川菜摘)
最優秀学校賞も初受賞。全国11校に選ばれた。その他の賞では「鮭る」が選ばれていたが、調べてみると3年次女子から2名が同じコピーで応募していた。どちらが選らばれたか、職員室でも話題になった。

佳作は2,065作品中に10作品が選ばれた。内訳は3年次生7人、2年次生2人、1年次生1人。

多様な科目が多いので、授業ごとにこのような企画にチャレンジする機会も多い。以前、全国プレゼンテーションコンテストが実施されていた時、情報の授業から連続して複数名が入賞していたこともある。
私の隣の席の社会科A先生は、第4回全国高校生経済金融クイズ選手権「エコノミクス甲子園」に生徒を送り込んだ様子。予選の神奈川大会は横浜銀行が主催して今月20日に横浜銀行本店にて実施される。生徒も指導する教員も金融経済の知識・理解を深めるいい機会になるだろう。

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2009年12月 5日 (土)

情報B:Squeakで中間試験(2)

昨日のエントリの続き。Squeakに関する試験問題を紹介する。

プログラムを見ながら、数値等がどのように変化するかを追う作業をトレースと呼ぶ。Squeakでオブジェクトを規則的に連続移動させて得られる軌跡を描かせる問題を出題した。

右半分のスクリプトを試験問題とし、左の軌跡を解答用紙に描かせる。

トレースの問題と解答

似ているが、次の問題は難易度が高い。

トレースの問題と解答

Squeakの実習だけだと楽しんで終われるが、少しでも思考力を鍛える問題に挑戦させて、アルゴリズムの理解を定着させたいと考えている。

■ところで、千葉県の谷川先生もSqueakを使った授業を試行されている。今年は7時間の授業を行なって、プログラミングの導入としての効果があることを検証している。
ぜひ情報交換をさせていただいて、何らかの機会に共同発表ができるよう期待している。

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2009年12月 4日 (金)

情報B:Squeakで中間試験

先週実施した情報Bの試験答案を返却した。

授業にて条件分岐の流れ図を扱ったので、絡んだ問題を出題した

おみくじ画像と配列に入った表示用画像試験問題の半分はSqueakを使ったプログラミング導入から。以下は、授業で教材としたおみくじを題材とした条件分岐の確認のための出題。授業では「大吉:吉:凶」を2:3:1の確率で表示させた。
1から10までの整数値をとる乱数を使って、配列に当たる「入れ物」に入った4つのおみくじの画像を「おみくじ」オブジェクトの部分に表示する確率を制御する。下の2つのスクリプトを実行したとき、「大吉:中吉:吉:凶」の出現する比を答えるという問題。

まず、入れ子を1階層深めた条件分岐を確認する問題。

条件分岐で確率を制御する

次に、2分割してから再分割する条件分岐を体験する問題。

条件分岐で確率を制御する

授業で扱ったパターンは入れ子1つの場合だけだが、条件分岐と乱数の性質が分かっていれば、初めて見る形でも対処できる。

その他、昨年の後期中間試験の問題の変形や応用を出題した。

平均点は66点であり、過去の情報Bの試験の中で最高の水準。最低点でも40点ほどなので、みな落ちこぼれずに食いついてきたと感じている。

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2009年12月 3日 (木)

神奈川県:公立中学校卒業予定者の進路希望調査統計表

昨日のエントリの続編。具体的な調査統計表がアップされている。

探しにくいが「平成21年度公立中学校卒業予定者の進路希望調査」統計表のページに、10月20日時点の調査統計が報告されている。

例えば、第12表によると勤務校の横浜清陵総合高校では277人の募集人数に対して352名が希望していることが分かる。しかし、この数字がそのまま受験者数になる訳ではない。ただし書きで、

 ※この調査は、平成21年10月20日現在の希望状況であり、公立高等学校入学志願状況ではありません。
とあるように、この希望状況は最終的な進路決定をする(指導する)ための資料に過ぎない。

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2009年12月 2日 (水)

神奈川県:総合学科への進学を希望する割合が上昇

11月30日の記者発表平成21年度公立中学校卒業予定者の進路希望調査より

翌日12月1日の新聞でも記事になっていたが、

■全日制高等学校においては、総合学科への進学を希望する割合が上昇
全日制高等学校の中で、総合学科への進学希望者数は4,077人(前年度比494人増加)で、総合学科への進学を希望する割合は6.5%(前年度比0.6%上昇)となっております。
と、見出し付きで取り上げている。
実際に総合学科高校では学級増対象校が多く、それに見合った数が希望しているということだ。もちろん、一つひとつの総合学科高校での倍率が異なるので、単純に「総合学科人気」とは言い切れない。

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2009年12月 1日 (火)

産業社会と人間:福祉施設訪問・交流体験

晴天で暖かい一日。1年次生は数名ずつ50の施設の訪問・交流体験を行なった

総合学科の原則必履修科目「産業社会と人間」の一環として、1年次生は1日校外学習。2・3年次生は平常授業とになる。

 A:ライトセンター 30人
 B:養護学校(特別支援学校) 5施設 48人
 C:地域作業所 14施設 46人
 D:高齢者施設(ケアプラザなど) 30施設 115人

この多くの施設との連絡調整によって、本日の訪問が実現する。基本的には訪問先別のグループが自主的に集合して施設に向かう。「産業社会と人間」では、4月の宿泊研修、7月の事業所訪問、そして12月の福祉施設訪問と、徐々に校外自主行動のハードルを上げている。
「産業社会と人間」の発展科目として設置した2年次の「コミュ二ケーション」では、インタビュー実習で単独校外行動をとる。さらに、3年次の「探求(課題研究)」でも自主的にフィールドワークを薦めていく。そのため、1年次のうちから仕込みをしていく。

教員は、一部の集合場所には行けるが、他は巡回訪問となる。この巡回訪問には1年次の教員だけでは足りず、授業が空く先生にもお手伝いをお願いする。教員の移動スケジュール、行き先別の生徒名票、施設別の打合せ資料などを用意し、校内に教員が待機して欠席連絡や問い合わせに対応する。

私は地域作業所1施設とケアプラザ3施設を訪問し、いずれでも生徒は積極的に頑張っていた。

利用者さんに自己紹介をする 利用者さんとパズルに取り組む

利用者さんの話し相手に 利用者さんと本を読む

利用者さんと一緒に体操する 入浴後のドライヤーかけ

交流する方に迷惑をかけないように、多少の咳や発熱でも訪問はさせることができない。当日の朝の様子によって、学校に登校して代替の講義を受ける。今回は4名の生徒が該当し、講師が所属する認知症介護経験者劇団SOSの寸劇を使って解説する「認知症を正しく知ろう!」というDVDを見て、認知症を取り巻く問題について講話を受けた。DVDの寸劇は、メンバーの体験を元に自分達で作成したもので、日本社会事業大学の准教授が解説を加えたもの。概要はhttp://hiroba.digibook.net/d/bec4c957909abac8a25c66a2658a216e/にて閲覧できる。さらに、ポルトガル語の手紙を翻訳したという手紙~親愛なる子供たちへ~」の全文を輪読して、どのような人が誰に対して書いたものか感想を書かせた。

代替の講義を受ける様子 当日中に電話でお礼を

早めに学校に戻った職員は、班長から解散の連絡を受けてから、各施設にお礼の電話をかける。職員室の3台の電話がフル回転。今後、依頼したアンケート用紙で忌憚ない意見をいただき、来年度に向けての資料にする。

ほとんどの施設からは、積極的に取り組んでいたとお褒めの言葉をいただいた。この日に至るまでの連絡調整や事前指導など、年次団の苦労が報われた。
生徒と一緒に教員も勉強になりました。

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