第2回全国大会:当日
いよいよ第2回全国高等学校情報教育研究大会当日を迎えた
8時、宿泊先から茨城の先生の車で会場入り。
会場には、筑波学院の学生が作成したサイン塔と案内図が設置されていた。
午前中は、大会運営組織の総会と、開会行事、基調講演。
交通至便な上、立派な施設をお借りできて、筑波学院大学には感謝しています。基調講演は、文部科学省初等中等教育局視学官の永井克昇先生から「新学習指導要領と情報科」について解説をいただいた。永井先生の話は、いつも分かりやすく、情報科教員に元気を与えてくれる。
昼休みには、分科会とポスターセッションの打合せに参加。
私は、午後1番の分科会発表、「Squeakを使ったプログラミング教育の導入」。
永井先生が「情報の科学」の「(2)問題解決とコンピュータの活用」について講演でおっしゃられた内容
自分の考えたとおりに動くかどうか、結果が得られるかどうか、実行して確認する。を、スライドと実演に盛り込んで、Squeakでは、コードミスの余計なストレスなく、プログラミング的思考を育むことができることを強調した。永井先生が前列でお聞きになっていたので、少し緊張しました。
不適切な動きがあれば、それを考察して改善する。
発表は、Squeakを用いたカリキュラムの提案に、操作実演を絡めた。35分を目一杯使ってしまったが、会場外で「興味を持った」「使ってみたい」との感想をいただいた。
参加させていただいた分科会は「第2回研究大会のサイン計画について」。茨城県の実行委員の先生3名と、筑波学院大学で学生をリードしてサイン計画を指導してくださった山本先生、そして学生代表が1名。サイン計画には、ロゴマークから、ポスター、リーフレット、会場内サイン、活動を紹介するブログまで、幅広いもの。
それぞれの開発には、定期的なプレゼンを含む、高校教員側との議論があったこと。実際にクライアントとやり取りしながらの制作活動によって、学生は良い体験ができたこと。高校教員側も、厳しい役割、フォローする役割の連携が功を奏したことなどが紹介された。
どの説明にも「充実感」が感じられました。
ポスターセッションでは、分科会の間の1部、分科会後の2部とも発表した。テーマは、「校内ポスター作成における情報デザインの指導」。掲示した生徒作品に興味を持っていただいた方々に「指導のセオリー」を説明させていただいた。私自身が美術は苦手なので、「アートでない、万人のための情報デザインセオリー」とでも言えばよいだろうか。 例えば、
左の作例では、タイトルに使用するフォントの変更と文字詰め、文字色の改善。右の作例では、背景色によるタイトル、本文の可読性の改善を紹介した。
その他、オブジェクトを揃えるとか、余白の揃え、人物画像の配置場所、テキストは地色の変わり目からマージンを取るなど、基本的なセオリーを紹介させていただいた。
また、オリジナリティを高めるために、ベクトル描画の方法も紹介した。心のこもったイラストがひとつ入るだけで、訴求力がグッとアップする。
片付けと閉会行事を終え、全国大会が板についてきたことを実感した。
しかし、まだ終わらない。つくば駅前の懇親会場へ。
店を借り切っての立食パーティーで、よく70人も入れたという状態。とても盛り上がって、会長の挨拶にも声援が飛ぶ。
県内ではなかなか会えなくなったS氏とも談話した。情報の免許講習会では隣の席で大変お世話になった。思えば、平成12年に免許講習会に参加してから、人生が随分変わったものだ
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