「高等学校等の情報教育の実態調査」に関するワークショップ
霞ヶ関ビルにて標記のワークショップに参加
財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)が実施している「平成20年度情報大航海プロジェクト事業」の一環。
会場は霞ヶ関ビル33階。眼下に国会議事堂、この右手には皇居を見渡すことができるが、休憩はほんのひと時。朝10時より17時までみっちりの討議が行なわれた。
尚美学園の小泉力一先生を委員長とする委員会メンバーと、北海道から宮崎までの26名の参加者。文部科学省、経済産業省の方、科書会社の方がオブザーバーとして参加した。2月中旬に、全国の高等学校にアンケートの依頼があり、その回答が約1800得られている。参加者には事前にこのデータが送られ、これを元に自己紹介を兼ねたアンケートを提出してあった。項目は、取り組んでいること、全国の先生に期待すること、情報の授業の問題点など。
参加者はみな先進的な実践をしておられるので、聞いていて面白い。やってみたいことが一杯あって、密度の濃い研修をさせていただきました。
個人的には、マルチメディアやCGの分野の実践を報告する時間がなく、専門教科情報の科目や生徒のニーズについて検討する機会にならなかったことが残念。このような教員のネットワークを作っていこうという気運なので、夏の全国高等学校情報教育研究大会と併せて、期待していきたい。
神奈川からは3名が参加。そのうちの指導主事2名と千葉の指導主事1名が、それぞれ10分づつの話題提供(ショートノーティス)を行なった。
神奈川総合教育センターの柴田氏からは、データのラベリングの手法と、情報モラルかるたの紹介があった。パウチされたかるたを実際に見せていただいたが、これは面白そうだ。総合教育センターのサイトよりダウンロードできるので、来年はDTP入門の生徒にイラストを描かせようと思う。情報Aで標語を考えさせるのも面白いだろう。
■事前のアンケートと本日の討議内容について整理・分析を行い、このプロジェクトの委員会での検討と併せて調査報告書としてとりまとめるという。この規模の会合はなかなか開催できないと思うので、上手くまとめてぜひ配布していただきたい。
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