総専協の第3回事業委員会に参加
総合学科高等学校と専修各種学校との教育交流協定における事業委員会
15時より、県民センターにて標記の会合。6月の第1回に続いての参加。私は「情報共有部会」の高校担当者として事業報告をした。この部会の仕事は総合学科合同Webを作成する委員会を運営すること。
会の冒頭に岩崎会長から、資料をもとに、12月24日の中教審の発表「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(諮問)」の解説があった。行間を読むと、専修各種学校の役割や総合学科高校の職業観を持った教育に期待を感じることができる。岩崎会長は、「専修学校の振興に関する検討会議」の委員としても活躍されている。
文部科学大臣の「諮問の理由説明」より抜粋すると
まず、後期中等教育段階、とりわけ高等学校における職業教育の在り方についてであります。
高等学校については、中学校卒業者の97%以上が進学するなど、義務教育ではないものの、国民的な教育機関となっており、生徒の興味・関心、進路等の多様化が学科を超えて進むとともに、学力・学習意欲等の面で課題が見られるところです。
このようななか、我が国の経済・社会の将来展望も踏まえつつ、中長期的視点から、生徒の多様なニーズに柔軟に応える職業教育の在り方について、ご検討をお願いいたします。その際、専門学科については、職業人として必要とされる知識・技能等が高度化していることや高等教育進学率が4割以上に高まっている状況にも鑑み、これまでの3年間で即戦力となる人材育成を目指す教育のみならず、例えば、高等教育機関との接続の円滑化や専攻科の位置づけなど、その職業教育の在り方について、ご検討をお願いいたします。また、普通科については、専門学科に比べ、卒業後進学も就職もしなかった者の割合が高くなっていること等も踏まえ、併せてご検討をお願いいたします。
さて、会議の方は、専修各種学校協会の岩崎幸雄会長、総合学科校長会の藤井幹夫校長を筆頭に24名が参加。(私のようなヒラはわずか数名)。「公開講座部会」、「協同研究・学習部会」、「情報共有部会」の事業報告を受けて、今後の活動について総合的に議論した。
夏の公開講座、秋の土曜公開講座という連携講座の話題が一番多く、次いで専門学校への見学会の話題。私自身が「公開講座部会」の仕事をしているので、発言の機会も多かった。
昨年度末に、情報科学専門学校「卒業研究代表者発表会」と、横浜デジタルアーツ専門学校「卒業制作・進級制作展」を見学させていただいた。この事例を挙げて、卒業研究発表会のような機会に高校教員も見学させていただきたいと要望した。発表する学生にも励みになるだろうし、我々高校教員も、卒業生が専修各種学校でどのように育ったのか見ることができる。
今後、高校間の連携のみならず、専修学校各種学校の先生方も大学の先生方とも、積極的に交流を進めていきたい。
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