高校の新しい学習指導要領が発表された
9時のNHKニュースで、高校の新しい学習指導要領(案)の発表を知る
いつもの時間に帰宅し、いつものように一杯飲みながらニュース番組を見る。今日は待ちに待ったニュースを聞くことができた。高校の新しい学習指導要領が発表されたという。職場を出る前に文科省の新しい学習指導要領のページを確認してきたばかりだが、何も変化がなかった。ニュースを聞いて、即座に同サイトを見たが特にその発表は公開されていない。詳細の公開は、巷でうわさされる「24日のクリスマスプレゼント」になるのか。
さて、ニュースの内容は、高校の英語の授業は英語で行なうようになるということ。発表が分かっていたかのように、英語科教員が勉強している様子が映し出される。この学習指導要領は平成25年の新入生より実施されるのだが、実際は前倒しになるだろう。
私が一番気にしているのは、専門教科情報の新科目「情報デザイン」の内容、次いで、普通教科情報の「社会と情報」「情報と科学」の内容。特に「情報デザイン」については、現「コンピュータデザイン」からどのように脱却するのか。教科「芸術」ではなく、教科「情報」としておく科目だけに、文部科学省はどのように先を読んで構想しているのかが注目される。世の中では「情報デザイン」の定義が曖昧なままなので、文部科学省がどのように定義するのか責任は重大だ。注目したい。
教科情報にとっては、初めてのカリキュラムの改編。情報の科目ではすでに陳腐になった内容もあるだけに、5年後から10年間の展開に耐えられるだけの内容を提示して欲しいと願っている。
取り急ぎ。
【追記】辰巳先生のエントリから福井新聞の発表を知る。情報の部分を引用する。
【情報】
「情報A」「情報B」「情報C」の内容を再構成し、「社会と情報」「情報の科学」の2科目構成とする。
〈社会と情報〉
情報通信ネットワークの仕組みと情報セキュリティーを確保するための方法を理解させる。
〈情報の科学〉
情報システムとサービスについて、情報の流れや処理の仕組みと関連付けながら理解させ、利用の在り方、社会生活に果たす役割を考えさせる。
【追記2】23日の早朝に文科省の新しい学習指導要領のサイトにアップされるようです。
が、文科省より情報が早い全国都道府県教育委員会連合会のサイトを忘れていました。
こちらに、PDFで紹介されています。
専門教科情報は、PDFの263ページ(p254)から、
ちなみに「情報デザイン」は270ページ(p261)
普通教科情報は、PDFの111ページ(p102)から。
引用するには、少し長い。
【追記2】23日朝。
予定通り文科省のサイトに、パブコメの募集と一緒に公開されました。
新旧の比較表が良いですね。
■関連エントリ:正しい中教審情報の入手方法
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コメント
はじめまして。辰巳先生のページから飛んできました。貴重な情報、ありがとうございました!
TB頂戴致します。
投稿: にしばた | 2008年12月23日 (火) 00時55分