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2008年11月30日 (日)

CGクリエイター検定:校内実施

本日は、標記検定の校内実施。監督業務を無事終了した。

試験会場の案内ポスター8時30分の開門前から準備を始める。写真のポスターを掲示し、会場となる教室の準備、試験保管のロッカーから問題を取り出し、手順の確認。3級が9時30分に試験開始なので、とても慌しい。受ける分野は、CGクリエイター検定ディジタル映像部門。3級の受験生は、現在「図形と画像の処理」を受講している生徒17名中の15名、そして、午後の2級は昨年度の受講者が1名受験した。

試験が終了する時間から間髪いれずに、宅配便の業者が答案を受け取りに来る。答案用紙と受験票、その他の必要書類をまとめて梱包しておく。

さて、今年の成果はいかに。3級に限っては、昨年、一昨年と受験者全員が合格している。1週間前の補習期間に参加している生徒の手応えはあるのだが。。。

合否結果は30日後。本人はWebで確認できるが、正式書類が届くのは年明けになる。私にとってのお年玉になるか?

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通勤路の銀杏並木(2)

11日19日のエントリの続編

銀杏並木

その後、定点観測をしている。直線で600メートルの並木だ。葉が落ち始めているが、横からの日差しを浴びて黄色が見事。

検定試験の監督のため職場に向かうところ。普段の出勤時よりは遅いので、日が十分に当たっている。

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2008年11月29日 (土)

県立学校公開講座「ワープロDTP」7日目

9時~13時、県民対象の標記の公開講座。10回中の7回目。

前回は本校と南太田駅の間にある常照寺に撮影会に出かけ、そのチラシを途中まで作っていた。使う写真を選び、それをどのように配置するかというアタリをつけたところまで。本日は、実際に写真を配置し、見出しや記事を入力していく。

この講座も後半に入り、そろそろ実力をつけてもらわなければいけない。必要以上に教えず、なるべく考えていただくように心がける。私からは、メインとなる写真は大きく、その他は控えめにする。本文は少し小さめで細めのフォントを選ぶことをアドバイス。少し厳しいが、互いに相談しながらトリミング作業をし、納得のいく作品ができたようだ。写真の公開については、快く了解してくれた。

自分の作品に満足の様子

毎回、お茶の時間を作って懇談している。今日は、お茶の時間を利用して、新聞のレイアウトや扁平した見出し用のフォントなどを説明した。自分の作品を作った後なので、新聞で工夫されていることがよく理解できる。

グリッドシステムの話をしているので、揃えるということは一通りできている。素人でも、そこそこの見栄えになるから嬉しい。2人の受講生も、最後には寸分の違いにも気をつかうようになり、その結果の出力に喜んでいる。私を入れて3人の作品を交換しあった。

休憩後は、オートシェイプの組み合わせによるイラスト作成の練習。次回は年賀状やクリスマスカードのイラスト作りを予告して終了。

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2008年11月28日 (金)

DTP入門:中間試験はトレースの実技

DTP入門は前期期末試験に続き、PC教室で実技試験

081128dtp

授業はPC20台の教室で行なうので、マシントラブルを見越して定員は18名。40人用の教室で行なうと余裕を持って実技試験ができる。

今回は、ベジェ曲線の描画に慣れるために、トレースの実技を課した。ベクトル描画は10月の授業で教え、その後、トレースの練習を1度行なっている。制限時間でどれだけ正確にこなせるかを問い、この試験によってスキルアップすることが狙い。今後の作品作りでは、イラストを自由に使えるようになるはずだ。

問題は順を追って難しくなる3題のトレース。PowerPointのスライド別に下絵を配置しておき、グリッドとガイドの「位置合わせ」のチェックをはずして作業をさせる。

ここでは基本の2題を紹介する。問題図はIllustratorで作成し、パスを選択した状態でキャプチャした画像。アンカーポイントが見えてヒントになっている。

文字ABCのトレース カエデの葉のトレース

この2題を20分で終えて、最後の難題を30分で仕上げるという設定。3題目はアンカーポイントのヒントも無く、図形どうしの重なりを考慮する必要があるので、50点(思考・判断)としてある。

なるべく少ないアンカーポイントで滑らかな曲線を実現できているか、減点法で採点する。

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2008年11月27日 (木)

情報B:Squeakの試験問題

本日は情報Bの中間試験。一部はSqueakを使ったアルゴリズムの問題

授業では3時間しか扱えなかったが、分量、配点ともに3分の2程度を占める。図形描画とライントレースの問題を扱っている。全員が受験したので、概要を紹介させていただく。

■図形描画の問題
Squeakのスクリプトを確認するために、まず参考の図を例示した。
長方形を描くスクリプト
スクリプトを連続して実行して多辺形を描く問題を扱ってきた。

(1)スクリプトのみ提示して、描かれる図形を描かせる問題。
田の字を描くスクリプト 十字を描くスクリプト 平たい六角形を描くスクリプト

(2)描かれた図から、スクリプトを補完する問題。
 ・最初の回転は、60度か-60度か?
数値だけを補完する問題

 ・次の問題はステップ数が限られているのがミソ。
スクリプトを補完する問題

■ライントレースの問題1
まずは、問題で使うオブジェクトを決めておく。試験問題は白黒印刷なので、センサーの色も「色名」で定義しておく。
オブジェクトの定義

(1)車が直線道路を往復するために、判定に使う色を問う。
 ・道路か背景か? 条件分岐後の動作で判断する。
判定の対象を考える問題


状況を示す図(2)(1)が完成した状態で、車を回す角度を90度に変更するとどのような動きをするか、文章(や図)で説明せよ。(記述問題)

(3)(1)が完成した状態で、車を進める数を30ドットにしたところ、車は道路から完全に飛び出てしまった。その後の動きを説明せよ。(記述問題)

■ライントレースの問題2
40ドット以上の太さの曲線コースで、3つのセンサーを使って次のように動かしたい。
動作の設定

(1)車がコース内を進むために、上の設定の( )内を埋める。

(2)この動作をさせるスクリプトの( )内を埋める。
入れ子構造の理解を問う問題

【作問後記】
すべて自作なので、作問には苦労し、正味10時間は費やした。教えている内容が少ないだけに、基本の繰り返しの問題だが、少しは考えさせる問題に仕上がったと思う。
ここでアルゴリズムの基礎が定着すればしめたもの。次のステップは変数やループの制御、乱数によるシミュレーションか。

試験作問優先のため、他にやることが山積している。この採点は週末になる。

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2008年11月26日 (水)

DTP活用:後期中間試験はプレゼンで

作品のラフスケッチを使ったプレゼンで試験をする

2年次生ばかりの14名。すでに、Illustratorのパス・レイアウト機能と文字組み機能、そして、Photoshopによる画像処理とクリッピングマスクを覚えてきた。いよいよ本格的なレイアウトができるレベルになった。

先週から文化祭の壁新聞を作るという単元に入った。前回の授業では、200枚程度の写真を提供し、どの写真を使って、なにをテーマに作品を作るか考えさせた。この単元では、完成度の高いラフスケッチを描くことをひとつの狙いにしているので、ラフスケッチのプレゼンを今回の試験内容とした。写真も切り抜いて使えるようになったので、切り抜いた状態のラフを描くことになる。

プレゼンをビデオ撮影 具体的なラフスケッチ 説明も慣れてきた様子

左の写真のように、プレゼンをビデオ撮影する。ラフスケッチとコンセプトシート、そしてこのビデオをもとに評価をする。9月の前期期末試験では、体育祭の壁新聞のプレゼンだった。このように、出来上がってからのプレゼンではなく、これから作るもののプレゼンは企画力を育てることに繋がる。1分から1分半という短い時間設定だったが、はっきりしたテーマと、「前回の○○という反省を活かして、○○のように作りたい」という意欲が伝わってきた。

来週から、2時間の授業2回で作品を完成させる。ラフスケッチの完成度が高いと、技術的なアドバイスもしやすくなる。

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2008年11月25日 (火)

図形と画像の処理:後期中間試験

2・3年次生は本日より後期中間試験。初日に「図形と画像の処理」の試験を実施。

実は朝方までかかって作問していた。11月30日に、この科目の受講生17名中15名がCGクリエイター検定3級を受験する。今日行なった試験は、その模擬試験を兼ねるように意識して作問した。作問にかかった時間は実質8時間ほど。色の三属性や解像度、階調を問う画像処理の問題もあるので、試験問題はカラープリンタで印刷する。カラー印刷にはトラブルが付きまとうので、全員分の印刷が終わるとホッとする。

科目「図形と画像の処理」には検定教科書が無いので、CGクリエイター検定(CG検定)3級のカリキュラムを利用している学校が多いようだ。本来、上級学校で1年程度を学んだ学生を対象としており、高校では特別に習わないと難しいだろう。テキストを読むだけでなく、その裏づけとなる具体的な実習作業が必要なので、教員には、フリーソフトであれ学習環境を整備する工夫が求められる。

先輩たちと同様、今年も全員合格を期待している。解答用紙を回収後すぐに模範解答を配布し、復習を促した。

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2008年11月24日 (月)

ICTE東京支部:第3回Webデザイン講習会

バレーボールで有名な東亜学園にて、標記講習会に参加

午前中の会合から直行したが、30分ほど遅刻。30名ほどが参加していた。

東亜学園 講義の様子

サブタイトルが「ちょっと体験してみる業界のWeb制作」ということで、デジハリ大の講師でもあり、Web制作会社ウェブマックスの代表取締役社長でもある渡辺康一氏が講師。アシスタントにデジハリの職員の方がついてくださった。

内容は、イラストレータ、フォトショップ、ファイアーワークス、ドリームウィーバーという業界スタンダードのソフトがどのように使われているかの「さわり」の説明。時間的に無理があるので、体験というほどの内容ではない。デジハリの授業の紹介のようなもの。

ちょうど、私が受講したWebデザイナー専攻の授業から、対応する内容を紹介する。
イラストレータで道路を作成
・フォトショップでマスク処理(この操作方法は初めて知った)
ファイアーワークスでスライス
ドリームウィーバーでCSS

16時より、新井薬師駅前の居酒屋で懇親会。

Squeakによるプログラミング教育を実践している、東亜学園の北原先生、都立練馬高校の吉岡先生と情報交換を行なった。武蔵工大の小池ゼミがSqueakの学習環境の整備をしているが、我々が高校で実践をして、その成果を学生がまとめあげることになる。連絡を取り合って、情報交換の場を設定することができた価値は大きかった。

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総合学科合同Web作成委員会:今年度第5回目

9:30より、情報科学専門学校にて標記の委員会に参加

大きい議題は2つ。1つ目はページの新設。「レッツアクセス総合学科」という広報活動のページを作成すること。麻生総合高校の生徒が、たたき台となるデザインをプレゼンし、意見交換が行なわれた。

生徒によるプレゼン

さらに、神奈川総合産業高校定時制から、総合学科定時制をまとめたページの新設が提案された。

2つ目は、総合学科合同Webサイトのデータベース化と、具体的に変わる点の紹介。これは、技術面でサポートしていただいている情報科学専門学校の学生による説明。まだ更新システムが完成していないので、実用化は年明けか。

検索表示システム

「卒業生の声」と「在校生の声」の表示を、新着順・学校別などで指定することができるようになる。PHP+MySQLで実現している。

総合学科高校の所在地とリンク

各校のWebページへリンクする地図に、Yahooの地図APIを組みこんだもの。拡大表示や航空写真表示はもちろん、便利なことに、下の学校説明と共に印刷することもできる。

終了後、教員だけの会議を開き、来年度に向けての方針を話し合った。
また、12月10日の総合学科研究会では、私がこの委員会の活動とWebページの説明をすることになった。

次の会合に急ぐ。

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2008年11月23日 (日)

情報B:Squeakの試験問題の構想

来週の試験週間に向けて、作問の構想をしている段階。かなり出遅れている。

朝から出勤して雑多な用事を片付けながら、4科目の試験作問の準備を始めた。特に、初日の「図形と画像の処理」と3日目の「情報B」が大変だ。

夕方から中2の息子にSqueakを教えた。情報Bの授業で使ったプリントを与え、マンツーマンで指導すると、3時間かかったことが2時間で、しかも問題演習も加えることができた。実質、時間は半分に短縮し、アルゴリズムの理解もバッチリというところ。

Squeakでプログラミング実習をする息子

息子の操作の様子を観察し、どのようなエラーをするか、また、初めての問題に対して、どのような発想をするかと気をつけて見ていた。この観察により、作問のヒントをいくつか得ることができた。

片付けなければいけないことが多々あるが、勤労感謝の日、休養を兼ねて時間をとっている。プログラミングを楽しんだ後は、しゃぶしゃぶ食べ放題の店(濱ふうふう)に出かけた。鍋が分割されていて、同時に2つの出汁が楽しめる。デザートもお代わり可というサービスも良かった。

大食の方だが、食べる量はとうとう息子に抜かれてしまった。

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2008年11月22日 (土)

県立学校公開講座「ワープロDTP」6日目

9時~13時、県民対象の標記の公開講座。10回中の6回目。

前回は、受講者2名と、学校の敷地内と西に隣接する清水ヶ丘公園にてデジカメで撮影を行い、近況報告のハガキの素材とした。本日は、まず1時間で、そのハガキに見出しと挨拶文を入れて完成した。

晴天で無風という絶好の条件。10時からは、本校から南東方向の清水ヶ丘霊園と、日蓮像から参道を逆に下って常照寺の境内・山門までの撮影会に出かけた。下りは最寄の南太田駅までの最短コースだ。

本堂と撮影する受講者 常照寺本堂

明治元年に建てられたという本堂。ここがヨコハマ?

京浜急行の高架橋と山門 中腹にある釣鐘堂

山門の上を京浜急行の高架線が走っている。ちょうど南太田駅のホームになる。
この山門から、通勤で歩くと息が切れ、冬でも熱くなる参道を戻る。今日のようにゆっくりと景色を楽しみながら登ったのは初めて、全く苦にならない。釣鐘堂を横に見ながら、横浜港に向いて立っている日蓮像にもどる。

日蓮像 日蓮像の背後の横浜清陵総合高校を望む

この日蓮像の建つ丘は横浜清陵総合高校の丘よりわずかに低い。ここから清水ヶ丘霊園を通って学校に戻る。

清水ヶ丘霊園からみなとみらいを望む 清水ヶ丘霊園から蒔田公園を望む

東のみなとみらい方面と、南の眼下の高速道路と蒔田公園をパチリ。

1時間半のショートトリップ。撮影した画像を使って、A4一枚の旅行記を作成する。3人のデジカメから画像を取り込み、必要な画像10枚を自分のフォルダにコピーする。このように、一連の作業を繰り返して行なうことに心がけている。

Wordに秋らしい落ち着いた色で枠を作り、メインの写真を配置。長方形のオートシェイプで。残りの写真の当たりをつけ、印刷して終了。

次回までに、見出しと説明文を考えてくることを宿題とする。お疲れ様でした。

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2008年11月21日 (金)

総合学科合同Web作成委員会:担当者会議

18時より情報科学専門学校横浜西口校にて標記の会合

来週の24日の午前中に行なわれる委員会の事前打ち合わせ。前回参加した生徒から寄せられたアンケートを元に、構造を抜本的に変える作業をしていたため、更新システムの完成は遅れているという報告を受ける。

しかし、各校の位置をYahooの地図APIで示して操作性を良くし、説明と共に印刷してアクセス紹介にも使えるようになった。また、PHPとデータベースの連携により「卒業生の声」や「在校生の声」を、新着順や学校別に表示することができる。更新作業もシンプルになった。

24日の説明の段取りを話し合って終了。生徒には地図を印刷してお土産にしてもらう。

新システムが完成するまで、待ち遠しい。

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特色科目委員会

校内の4つの特色科目の主担当者が集まって会議を開いた

1年次「産業社会と人間」、2年次「視点」・「コミュニケーション」、3年次「探求(課題研究)」の主担当者が集い、予算と来年3月24日の特色科目発表会のタイムテーブルについて話し合う。

特色科目発表会はまだ先なので、昨年度と同じ時間配分でよいか持ち帰って検討してもらう。また、総合学科推進部からは、特色科目の発展形として校外学習活動からインターンシップなどの発表を盛り込むことを提案させていただいた。

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図形と画像の処理:メタセコイアで動物ぬいぐるみを作成

専門教科情報の「図形と画像の処理」、モデリングした作品を相互閲覧

フリーのモデリングソフトメタセコイアを使っている。まず、クマのぬいぐるみを作成して一通りの作業と理論に慣れた。ポリゴンやサブディビジョンサーフェス、環境光・拡散反射光・鏡面反射光の解説など、CG検定にも十分耐えられるように説明をしてきた。

授業2回分の時間で自由作品の課題を与えていた。全員は完成していないが相互閲覧の予定日。未完成でも中央モニターに転送し、コメントを与えていく。全体的なレベルは年々アップしている。

完成した作品の中からレンダリングしたもの。

トナカイ ペンギン アヒル

また、角度を変えてトゥーンレンダリング(セル画調)してみた。

トナカイをセル画調に ペンギンをセル画調に アヒルをセル画調に

来週は中間試験。未完成の者、さらに作りこみたい者は冬休み前までに提出とする。

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2008年11月20日 (木)

横浜清陵総合高校の教職員公募の案内

校務として横浜清陵総合高校公式サイトに教職員公募の案内をアップした

神奈川県立高校間の教職員公募は12月5日までが手続きの期限であり、各校には公募一覧表が掲示された。また、各校のWebページにもその内容を示すことになっている。

本校もそれに漏れず、PDFデータを作って早速アップした。

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コミュニケーション:インタビューのお礼状を発送

担当クラスは、月曜に指示したお礼状の清書が揃い、一斉に発送した。

とは言っても、私は仕事が遅くて他の業務に追われていた。一緒に担当しているO先生が、全て行なってくださった。O先生は本当に仕事ができる方で尊敬している。

隣のクラスを担当しているT先生も封筒の糊付けを手伝っていただいたそうで、恐縮している。

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CGクリエイター検定対策の補習

今週は、昼休みをCGクリエイター検定3級の補習に当てている

毎日20分のショートタイムだが、過去問題の解説を中心に補習をしている。試験は11月30日、受験者は専門教科情報の「図形と画像の処理」の受講者のほとんど。時間になると、休息時間を削って参集してくる。

「意外と簡単だね」という声も出てきた。しかし、「図形と画像の処理」や「DTP入門」の授業や、「色彩検定」で学んだことと重複しているからで、これらを経験していない生徒からみたらチンプンカンプンだろう。君たちはそれだけ学んできているのだよ。

ただし、CGのちょっと高度な分野については知識が不足している。来週は中間試験だが、どこかまとまった時間をとっての補習・実習が必要だ。

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情報B:Squeakで学ぶプログラミング(4)

昨日と同じ内容でSqueakでライントレースの授業。今日は見学者を迎える。

今年度は8科目9講座を担当している。この情報Bのみ2クラスを担当させていただいているので、教材研究と1回目の授業は昨日済んでいる。ちょっと気楽に授業ができた。

ホワイトボードでの説明を撮られる見学者

車のセンサーがコース外に接触した図ホワイトボードには、左右2つのセンサーが付いた車のモデルがマグネットで貼りついている。コース外に接触したときにどのように軌道修正するかというアルゴリズムを説明するために作ったもの。後でいただいたメールによると、大学とは随分異なった教え方に見えたようだ。

見学者は、武蔵工大の小池先生と、学生2名。この学生たちは、小池情報デザイン研究室にて「プログラミング学習環境をデザインする」というテーマで研究をしており、Squeakで学ぼうというサイトはその研究成果物でもある。

朝の1時間目の見学だが、大学での授業があるので、小池先生と学生1名は終了前に退出。授業後に、残る1名の学生と情報交換を行なった。私からは、教室のネットワーク環境とSqueakの保存機能の相性が悪く、このようなストレスを解消できるような学習サポート体制を作っていただくようにお願いした。

■Squeakを使った授業に生徒は喜んでいるようで、中間試験後も取り扱おうかと検討している。ただいま、他の実践校の先生とコンタクトを試みている。

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2008年11月19日 (水)

総合学科教育推進部:鶴見総合高校公開授業

県の総合学科教育研究会の企画。鶴見総合の授業公開と研修会・情報交換に参加

鶴見総合高校は、今年から90分授業3コマに変更しているので、その様子をぜひ見せていただきたかった。昼休みの補習を終えてからの移動だったため、公開授業は後半部分しか見学できなかったが、授業は落ち着いており、外部講師によるヒップホップの授業なども、生徒がしっかり取り組んでいる様子が分かった。

鶴見総合高校も1年次から総合選択科目を履修できるシステムで、今日の午後のコマもその時間である。研修会のテーマは、総合選択科目の履修指導の工夫や、時間割上の工夫などで、参加した総合学科の先生からは、積極的に情報が提供された。

ちょうど先週、埼玉県にて総合学科研究会の関東大会が行なわれた。ある分科会に参加された先生からは、他の都県では、コース制に逆戻りしている傾向があるとの報告があった。神奈川県の総合学科は、普通科高校どうしの統廃合によってできたので、旧職業高校への回顧もなく、系列にはあまり縛られない科目選択を指導している。特に、このような研修会に参加される先生は、神奈川の現状を推進する気持ちの方が多い。

試験前で作問の業務もあり、昼夜アップアップの状態。しかし、深い経験は、足を運ばなければ得られない。今日も、新採用の教員とで参加して勉強させていただいた。

企画運営をしていただいた鶴見総合高校の校長はじめ榎本先生、そして授業を見学させていただいた諸先生、どうも有難うございました。

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情報B:Squeakで学ぶプログラミング(3)

Squeakでプログラミングの基礎を学ぶ授業の3時間目

本日のテーマはライントレース。車が道路から外れたことをセンサーが判断し、回転によって軌道修正を行なう。

実習で使う車オブジェクトネットワークからセンサー付きの車を描いたSqueakの実習用ファイルをコピーさせる。生徒に描かせてもよいのだが、判定に色を使うために、実習環境が揃っていたほうが授業進行がスムーズだ。

このファイルを開いた状態で、ホワイトボードでの説明に入る。

■突然、「先生、眠くないの?」という質問にビクッとする。
おお、配布したファイルのタイムスタンプが今朝の3:45だった。。。

切り抜いたセンサー付きの車の型

同じ色使いで印刷して切り抜いた3種類の車の絵。裏にはマグネットシートを貼り付けてある。

■まず、センサーが1つ(中央の赤)の場合

中央のセンサーが道路外に触れた状況道路から外れた場合、どちらかの方向に回転することで、センサーは道路上に戻る。道路から外れていない場合は、その方向に進めばよい、というアルゴリズムに気づかせる。
上の図のように、丸いコースならば問題なく周回する。

センサー1つの場合のスクリプト

赤いセンサー部分が、道路の外の色に触れたことを判定し、「回転」か「進む」を実行する。プリントには上の図のようにヒントだけ書いてある。各自、右回り、左回りのそれぞれで動作を確認させる。

プリントには、図の逆S字型のコースを完走できるか確認せよという指示を出してある。

逆S字型のコース

多くの生徒の予想に反した結果になる。
ここで、「シミュレーション」という単語を紹介しておく。

■センサーが2つ(左の緑、右の青)の場合

左右のセンサーを説明する図左のセンサーが動路外に触れたら右回転、右のセンサーが動路外に触れたら左回転に軌道修正をし、どちらも触れていない場合は進めばよい。ホワイトボードの紙を操って、このアルゴリズムに気づかせる

2つのセンサーを機能させる入れ子の型

上手く動いた生徒には、自由にコースを作成して動作確認をするように指示。途中、多少のトラブルが発生するが、TTの先生と共に解決。密度の濃い1時間だった。

来週は後期中間試験。今までの授業内容全てを試験範囲としている。

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通勤路の銀杏並木

通勤路の銀杏並木の色づきがよくなった。晴天の下でパチリ。

銀杏並木

ちょうど川崎市川崎区から横浜市鶴見区に入る通勤路にて。朝2時間の有給休暇を取り、日が高くなってからの出勤だった。普段の通勤時よりも鮮やかに見える。

市街ではこの週末までが見ごろだろうか。

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2008年11月18日 (火)

教諭の情報科への転科選考試験

神奈川県教職員課より標記試験の通知が出ている

興味があり、管理職より実施要領を受け取った。県では情報科教員の採用を始めた昨年度より実施しているが、昨年度は応募がなかったという。神奈川では採用時の教科に属するが、試験によりそれを変更するというもの。49歳までが上限のようなので、私は来年度から受験資格を失うことになる。

実施要領より、一部を抜粋して記録しておく。

■募集教科及び募集人数
 ・情報科 ・若干名

■受験資格
 ・神奈川県立高校の教諭であり、次の条件を満たす
 ・昭和34年4月2日以降に出生
 ・情報科の高等学校教諭普通免許状を所有、又は、今年度取得見込み

■選考方法
 ・筆記試験(教科専門)
 ・面接試験

通知から申込提出期限まで、期間は2週間。

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県の公開研究授業(情報第2回)に参加

昨日、7日に続き、県の教育課程研究会研究推進委員会の研究授業に参加

12:30より神奈川総合高校にて、情報部会でも研修委員長としてお世話になっている小澤先生の授業を見学。学校名に「総合高校」と付くが、単位制普通科の超進学校で、90分授業4コマで時間割が組まれている。3校時目の情報Aの授業で、受講者は1年時生と2年次生の30名ほど。

「情報の統合的な処理」の単元で3コマ目の最後。本時の小単元の目標は、

表計算ソフトを使った情報処理の基礎を理解した上で、与えられたデータから目的に応じたグラフを作成するための方法を考える力を養う。また、作成したグラフをプレゼンテーションし、情報伝達の工夫を知る。
大変に参考になった授業なので、展開を記録させていただく。

グラフの復習 課題のデータ

まずは、復習を兼ねてSUM関数と割合の計算、そして、棒グラフと100%積み上げ棒グラフを作成し、並べて比較する。つまり、同じデータでも見た目が変わることを認識させる。このままデータのソートも復習し、グラフに反映されることも知る。

すぐ、本時の内容にうつる。100を超えるテレビCMについて高校生にアンケートを取った結果のデータを使う。CMの商品や会社名はふせてある。4つの観点、「1.好感を与える」、「2.頭にこびりつく」、「3.やめてほしい」、「4.商品が欲しくなった」という項目に投票されていて、いくつかのCMには特徴らしいものがある。

生徒を6つのグループに分けて、それぞれに特徴あるCMを割り当てる。CMの企画担当者の立場になって、グラフを利用して、担当したCMがどれだけ効果的なものだったかを報告用にまとめて発表するというのが課題。

グループ内発表 グループでの改善作業

まず、グループ内で発表し合い、その中で最も優れた発表者を選ぶ。次に、グループを代表する発表として、そのグラフと発表を改善する。年次にまたがったグループワークもソツなくこなしている。

短時間の作業のため、発表のシナリオが示されている。

  • CM**番について発表します。
  • *****という点に注目してグラフを作りました。
  • 比較対象は*****を使いました。
  • *****ということから、このCMは効果があります。

3人で発表するグループ グラフひとつでプレゼンする

スクリーンに映したグラフを使って代表者によるプレゼンを行なう。中には3人で発表したグループもあったが、その息のあっていることに驚いた。

二項目の和でグラフを作成 100%積み上げ棒グラフで中央のデータのプレゼン

90分授業も、最後の振り返りの部分が時間不足だった。後の研究協議で、「発表会感想プリント」と「振り返りシート」を閲覧するが、記入量が少なかったのが残念だが、要点は記入できているのはさすが。

■感想

  • メディアリテラシー教育としても通用する、深みのある題材だ。
  • グラフの見せ方で、ある程度情報をコントロールできることを認知させた。
  • 2項目の得票の和で比較したグループがあったが、この項目間に重みをつければかなりコントロールできそうだ。
  • ディベートにも使える発想。
  • グループ内発表が十分にリハーサルになっている。
  • グラフひとつでプレゼンという形式が新鮮でよかった。
  • 発表の型を示すという仕掛けが上手かった。
  • 次回の授業での振り返りと講評が楽しみだ。

自分の授業をTTに頼んで来た研究会。事前・事後の負担は大きいが、とても勉強になり、足を運んで見学したかいがあった。このような会に参加者が少ないことは、本当にもったいない。

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2008年11月17日 (月)

コミュニケーション(19):礼状作成と取材体験記

第19回目の授業。インタビュー実習後の作業を進める。

担当するクラスでは、全員が無事インタビュー実習を終えている。何名かに感想を発表してもらうと、(受け手の配慮があってだと思うが)リハーサルよりも良くできたと言う。うかがう予定以上のインタビューができたという声もあった。まずは、ご苦労様でした。

インタビュー実習のまとめとして、今後の授業内容を説明する。本日は礼状作成と取材体験記の提出、さらに取材メモをまとめる作業。礼状は下書きを教員が確認してから、清書をする。宛名書きした封筒に入れて提出し、20日には全員分を発送する。

礼状の下書きの確認を受ける

書き物には慣れている生徒たち、まずは礼状を1時間で完成する。

説明のための配布物 礼状の清書

今後の授業予定は、12月までに「インタビュー報告書の下書き」をワープロで作成し、受け手の方に郵送して内容の確認と修正を依頼する。1月には「インタビュー報告書」を完成し、冊子の原稿として提出。

そして、最後のイベントが2月の「インタビュー実習報告会」。昨年の様子をご覧いただくと分かるように、クラスメートと向かい合って、何も持たずに、しかも、身体の前にさえぎるものが無い状態での発表となる。

クラスの代表者になるが、3月にはさらにインタビュー実習報告全体発表会があり、その中から、特色科目発表会での発表者が選考される。近々、4つの特色科目の担当者がこの発表会の企画をまとめることになっている。

まだ先は長い、我々の指導も気を抜けない。

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情報B:Squeakで学ぶプログラミング(2)

Squeakでプログラミングの基礎を学ぶ授業の2時間目

まず、前回の復習を兼ねて、本校の校章を描く。生徒証より、説明を引用する。

【校章の由来】
総合学科高校である本校の理念の基に集う人々が、現在から未来へ、この場所から世界へと「時空」を広げながらスパイラル(らせん)的に夢を実現して行く姿を表しています

【校章図形の作り方 】
(1) 10(単位の長さ)進む。
(2) 進行方向から左に60°回転して、20(単位の長さの2倍)進む。
(3) 進行方向から左に60°回転して、30(単位の長さの3倍)進む。
(4) 進行方向から左に60°回転して、40(単位の長さの4倍)進む。
(5) 進行方向から左に60°回転して、50(単位の長さの5倍)進む。
(6) 進行方向から左に60°回転する。
(1)~(6)を6回繰り返す。

このアルゴリズムに従って素直にタイルをはめ、数値を変更していく。
今の段階では、変数やループの概念は教えない方が良いと考えている。

横浜清陵総合高校の校章

枠の左上の「!」アイコンで、スクリプトが1回実行される。
0/1/2/3/5ステップ目の描画の様子を示す。虫の向きにも注意。

0ステップ 1ステップ 2ステップ 3ステップ 5ステップ

このように図形を描画する過程で、「順次」と「繰り返しの基本」を理解する。

次は、「判定(条件分岐)」を理解するために、車に道路を往復させる。
車の先頭にはセンサー役の○を描き、このパーツ(モーフ)が道路や動路外の色と接するか否かを条件とする。

色の選択は、カラーピッカーのスポイトでダイレクトに摂取することができる。
判定に用いる色の摂取

単純に道路を往復させるにも、判定は2通りあり、向きが変わるタイミングが異なる。

まずは、道路の色を判定に使った場合の臨界状態。
道路との接触判定の臨界状態

次は、道路外の色を判定に使った場合の臨界状態。
道路外との接触判定の臨界状態

どちらにせよ、「!」アイコンで1ステップずつ行なうのは手間がかかる。ストップウォッチアイコンで連続実行するが、それでも車が進む速度が遅い。

ここが狙い!

基本カテゴリのy座標を制御車の進むドット数を5から増やすと早くなるとアドバイス。極端に大きな数値を入れると、道路外で向きを変え続けることになる。理由は各自で考えさせる。

さらに大きな数値だと、画面外に出て見えなくなってしまう。他の方法もあるが、今は座標の概念を理解させるために、車のy座標の数値を変更することで戻させる。

■次のように、二車線道路を左側通行で往復させよと、課題を与えて終了。
二車線道路を往復する

次回は中間試験前の最終回。
曲線コースをライントレースする課題を用意している。

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2008年11月16日 (日)

デジハリ081115

昨晩、19時~21時。PHP講座第11回目。

情報デザインフォーラムの懇親会を中座させていただき、元町駅からみなとみらい線で横浜に向かう。

本日の内容は、ショッピングカートで[注文確定]を押したときのトランザクション。[注文確定]すると、購入テーブルと購入詳細テーブルが更新される仕組みになっているが、もし、後処理のデータベース操作にミスが出た場合、2つのテーブルの整合性が取れなくなってしまう。

更新処理が成功した場合

これは成功した場合に遷移する画面。実際に、後処理のSQL文を意図的にスペルミスして実行すると、エラー画面(error.php)に遷移し、phpMyAdminでデータベースを表示すると、前処理の分だけ更新処理が行なわれていた。これを防ぐ機能の実習をした。

すでに3分の1の受講生がドロップアウトしている。分かりやすさと時間短縮のため、今回は、用意したソースコードに工夫をしてあった。トランザクション処理を行なうSQL文「bigin/rollback/commit」を空白にして、いずれかが入るとコメントをつけている。

もちろん、最初に入るのが「begin」。
081115php01_2

途中の条件分岐の中に幾度と出る、エラーの場合の「rollback」。
081115php02_2

問題がなければ確定するために「commit」。
081115php03_2

次回が最終回。

管理画面から、特定のメンバーの特定の月のデータを表示させて、このECサイトを終える。
そして、レンタルサーバでPHP+MySQLの環境を実現するための注意、という予告。


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2008年11月15日 (土)

第2回情報デザインフォーラム

14時から18時まで、山手ゲーテ座ホールにて標記の会に参加

前半は第1回情報デザインフォーラムと同様のフォーラムのメンバーによる発表。後半は、8月に行なわれた横浜ワークショップ2008の成果をブラッシュアップして発表するという企画。会場の左右の壁には、今回の発表のために用意された、規定のポスター2枚ずつが掲示。絵として目を引いたのは、山下公園でのオジサンをタイプ分けして分布を示したもの。

081115design01 081115design02

学生たちのプレゼン後、フォーラムの講師のみなさんからの講評では、辛めのアドバイスが多かった。しかし、ポスター2枚に集約せよという課題設定は難しかったと思われる。8月のワークショップでの発表は、アウトプットの基準がなかったため、様々なデザインが示された。8月に最優秀に選ばれたグループは、アウトプットの形態の条件が厳しいからか、今回は参加していない。

以下、ポスターセッションの様子を、ケータイで撮った画像で紹介する。

081115design03 081115design04

081115design05 081115design06

081115design07 081115design08

各班の研究成果は一冊の本にまとめあげるという。楽しみにしているが、自由に表現できるように工夫していただきたいと思った。

【翌日追記】参考ブログと見所
千葉工大学生 三島君 Making of OJISAN MAP
千葉工大 山崎先生 前半の講義のポイント
kojicozyさん 講師からのコメント
横浜デジタルアーツ 浅野先生 懇親会の様子
若林先生 初参加の高校教員の感想

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救急法基礎講習会

青少年赤十字(JRC)による救急法基礎講習会が実施された

13時までの公開講座を終えて、山手のゲーテ座に向かおうとすると、多目的ルームで標記の講座が実施されていた。のぞくと講師は本校の坂本先生。福祉の教員免許は取っていないが、その道にはかなり詳しい多才な先生だ。

救急法基礎講習会ポスター 講義の様子

本校生徒を含む4校から17名が参加していた。

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県立学校公開講座「ワープロDTP」5日目

9時~13時、県民対象の標記の公開講座。10回中の5回目。

本日はデジカメで校内の写真を撮り、その写真を用いて近況報告のハガキを作るという内容。まずは、在校生が4月に作る学校紹介のハガキを見てもらい、イメージ作りをした。

生徒の作品を参考に

デジカメを貸し出して、敷地内で写真を撮ってもらう。半押ししてピントを合わせること、脇をしめて固定して撮る事などを指導しておく。薄ぐもりの天気だが暖かいので作業しやすい。

正門前では個人の写真を撮り、後は自由に取材する。受講生が撮った写真から、本校の様子を紹介する。丘の頂上の学校なので、校舎から見下ろした構図が多い。

第一グランドとみなとみらい 受付前の植え込み

吹奏楽部が音だしの練習 校舎南の庭

第2グランドでY校との練習試合 テニス部とハンドボール部

部活動の様子が気になるようで、風景に次いで多かった。

次回は、晴れたら近くの寺の境内で撮影会を行ない、紹介のポスターを作る予定。

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2008年11月14日 (金)

課題研究「探求」:グループ別最終発表会の調整

3年次の課題研究の科目。論文の受領の後はグループ内で発表会。

12月12日(金)午後、12月19日(金)3/4校時の2回に分けて、課題研究を進めてきた約20名のグループ内で研究発表を行なう。担当する情報科学系列のグループでは、一人7分から8分の発表に、質問者2名+自由質問で、合計10分を目安に進行する。横浜清陵総合高校では、発表の機会が多いので、3年にもなると手法も多様である。高校での発表もいよいよ最後となる、各生徒の学習成果を十分に伝える発表を期待している。

本日は、アットホームな雰囲気の中、発表の順番および司会、タイムキーパーの役割を決めた。スライドを使わない発表もありそうで、とても楽しみにしている。

各グループから選ばれた代表12名が、1月16日の年次発表会で発表をする。さらに、選考された者は3月24日に公会堂を借りて行なう「特色科目発表会」にて全校生徒の前で発表する。昨年度の特色科目発表会の様子は08年3月のエントリでご覧ください。

生徒が、生徒だけでなく教員にも感動を与えてくれる。また、教員も一緒に育っていくことを実感できるのは、総合学科高校の特典だろう。

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2008年11月13日 (木)

教員機にXAMPPをインストール

PHP+MySQLの実現のため、メインの教室の教員機にXAMPPをインストールした。

本日の午後は創立5周年記念の式典を芸術鑑賞教室と兼ねてよこすか芸術劇場にて実施。残念ながら、私は、業者によるPC教室のメンテナンスに立ち会うため、唯一の居残り。逆にこのような時を利用しないと、作業ができないというのも事実である。同様の理由で、校内では、教室にストーブを設置する業者が作業をしていた。

5部屋あるPC教室の中で最も利用頻度が高い教室の教員機に、以前エントリしたXAMPPをインストールし、Apache+PHP+MySQLいう環境を実現した。細かな設定があるので、まとめて作業を行ないたかった。HD復元ソフトを一時解除しての作業となるので落ち着いてできる今日を選んだ。

自分のマシンでは何台もインストールして実験済みなのだが、Apacheが起動しないというトラブルが発生。原因はすぐに分かったが、教員機でIISが動いていてバッティングしていたこと。しかし、メインサーバがWebサーバを兼ねているので、教員機で不要なサービスが動いていたことに驚いた。システム上必要なさそうであり、IISがらみのセキュリティの不安もあるので、動作を止めておく。そしてHD復元ソフトをかけて終了。

今後は、必要な時だけ、Apacheを起動してPHPを使えるWebサーバとし、MySQLも起動するとデータベースを扱える。

構想している使用方法があるので、成功したら報告させていただこう。

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2008年11月12日 (水)

色彩検定:自己採点

日曜に実施された色彩検定。Webで自己採点を薦めている。

合否の連絡が12月末、生徒に手渡せるのが1月の始業の日。マークシートの試験でも合否結果が届くのはかなり遅れる。合格証明書が届くのはさらに遅れて2月初旬になる。1級は、一次試験合格後、二次試験があって時間がかかるのは分かるが、もう少し早く結果を出して欲しいものだ。神奈川では、色彩検定3級が1単位、2級が2単位と、学校裁量だが、単位認定の標準例が示されている。各校が、この標準例に掲載されている検定試験を、示された単位数を超えない範囲で単位認定をすることができる。ただし、年度初めにはその学校で単位認定を認める試験を、生徒保護者に周知徹底をしておく必要がある。未だに活用されていない学校もあるが、総合学科高校では学習の幅を広げるためにも、職業観の育成のためにも、大変役に立っているシステムだ。

さて、色彩検定の解答速報が複数のサイトで実施されている。中には個人情報を登録するものもあるが、複数のサイトを見ながら、受験生は自己採点をし始めた。早速、報告に来る生徒がおり、中には9割近い得点の者もいる。

今年は、神奈川の総合学科と専門学校の連携による「秋の土曜公開講座」が展開され、「カラーデザイン講座」という色彩を学ぶ講座を受講した生徒の受験も多い。専門学校の講師の先生からも、高校時代から3級、そして2級とチャレンジする姿を見ると嬉しくなるという。

将来に向かってのチャレンジを応援する気持ちは全く同じである。

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2008年11月11日 (火)

コミュニケーション:インタビュー実習速報

2年時生、ほとんどの生徒が昨日(11月10日)にインタビュー実習を行なった

本日は1校時の「図形と画像の処理」と、5・6校時の「DTP活用」で2年次生と顔を合わす。昨日のインタビュー実習の様子をたずねると、みな親切に対応していただいたようで、中には3時間半も話を伺ったという生徒もいた。どの生徒も、いくらでも説明してくれそうな顔つきで、充実感が伺える。

本校の学校目標の一つである「コミュニケーション力・プレゼンテーション力を鍛える」の裏には、実践的なキャリア教育が仕組まれている。科目「コミュニケーション」では、インタビュー実習にいたるまで、進路指導的なアプローチは全く行なわないが、生徒はインタビューの対象として、自分の将来に関する職業の方を選ぶことが多い。その道の専門の方から直接お話を伺えることは、正しくキャリア教育のサポートになっている。

来週からのコミュニケーションの授業では、体験談とお礼状を書いた後、報告書を作成して、インタビューを受けてくれた社会人に添削をしていただく。クラス内での発表まで、自分がどれだけの事を成し遂げたかを実感して行く。

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教育新聞に掲載されました

11月10日、上月情報教育研究助成を受けた実践研究の成果が教育新聞に掲載されました。

研究のテーマは、高校生の「短期集中講座」と大学生のインターンシップを利用した2つのねらいを持つ教育活動であり、2つのねらいとは、

  1. 高校生の情報教育に役立つ手厚い指導体制づくり
  2. 情報科教員を目指す大学生の意欲と資質を高めるための支援
というもの。

平成20年11月10日付け教育新聞記事

記事(PDF:191KB)は夏休み中の短期集中講座(35時間)と、類似する講座での実践を組み合わせた、3週間のインターンシップ活動の概要。取材は1時間弱であったが、上月情報教育研究助成の研究論文を参考にしていただいたようだ。

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2008年11月10日 (月)

情報B:Squeakで学ぶプログラミング(1)

中間試験までの3回の授業で、Squeakでプログラミングの基礎を学ぶ

プログラミングの学習環境には、ことだま on SqueakSqueakで最後まで迷ったが、欠席者や理解に苦しむ生徒がいたら、Squeakで学ぼうのサイトに頼ろうと考え、後者を利用することにした。バージョンが上がったドリトルという手もあるが、まずは短期間で成果をあげることを考えて選択した。

3時間で教える内容は、
 (1)「順次」と「単純反復」の考えを使って、螺旋多辺形を描く。
 (2)「判定と分岐」の考えを使って、ライントレースの制御。
の2つ。

1時間目はSqueakの扱いを説明しながら、オブジェクトの動きと回転の制御の実習。
最初につまずかせないように、ゆっくりと丁寧に進める。TTの先生とは、ひととおりの作業の打ち合わせをしてあるので心強い。五角形の回転角度の計算に戸惑った程度。

081110squeak01

081110squeak02
プリント資料も操作説明も工夫したが、最初に校章を描くことを伝え、気を引いていることがミソ。
この図形は、らせん多辺形の一種で、現在、情報科の指導主事をされておられる小島淳子さんが校章として提案された。

放課後、有志の生徒に課題を与えた。集中して作業し、校章を含めて1時間弱で完成した。

課題の作図の一部

参考にしたのは、ことだまonSqueakで学ぶ論理思考とプログラミングの練習問題で、ちょうど次回の授業のリハーサルになった。

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コミュニケーション(18):いざインタビュー実習へ

第18回目の授業を午前中に1時間。2年次生は午後、インタビュー実習に出かける。

本日の授業では、まず、ほとんどの生徒が本日の午後に予定しているインタビュー実習についての再確認をする。そして、実習終了後の体験談の作成、報告書作りの説明を行なう。浮き足立っている生徒、緊張している生徒などがいるが、相手先の都合で実習を終えた生徒に体験談を話させて、安心させる。

実習の再確認

集団の説明後は、生徒同士で最後のリハーサルを行う。一度は教員相手にリハーサルを行うことになっているが、さすがに今日行なう生徒は練習の成果を感じる。

教員からの指導 教員からの指導

生徒どうしのリハーサル 教員からの指導

午後、校内は1年次生と3年次生だけで授業を行なっている。コミュニケーションの担当者は、万一の連絡に備えて実習の一覧表を作成して待機。私の担当では、仕事の都合で面会時間が遅れるとの報告が一件あった。

明日の2年次生の表情が楽しみだ。昨年度は、やり遂げたという充実感が満ちていた。

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2008年11月 9日 (日)

色彩検定:校内実施

いよいよ冬季色彩検定の当日。

校内実施を始めて3年目。受験者は年々増加している。

色彩検定3級の受験

本日は、教室棟とは別棟の福祉実習室を借りることができた。受験者数が増えると、大きな教室が必要になり、吹奏楽部や軽音楽部の音が影響しないように配慮する必要がある。時には、一定時間、練習を控えてもらうこともある。今回は、日本赤十字の会合を別の部屋で行なっていただいた。午後は2級の試験を実施した。

検定の合否結果は12月下旬に届き、生徒には年明けの始業の日に渡す。新年がよいスタートになってもらいたいと考えながら、答案を梱包して発送した。

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2008年11月 8日 (土)

デジハリ081108

19時~21時。PHP講座第10回目。

登録情報の更新画面

ECサイトの会員登録での登録と更新、ログイン後の画面遷移に対応するセッション管理を学ぶ。

まず、画像のようにログインしているときは、登録は「更新」、ログインしていなければ「新規登録」と判断でき、
 更新:update文
 新規登録:insert文
のSQLを実行すればよい。これを、条件分岐せずに行なうために、
 ログイン済み:delete文で 会員のレコードを削除
 いずれにせよ:insert文で 登録
とすることでコーディングがシンプルになる。

PHPはPerlのように連想配列を使えるので、セッション関数を扱うのも楽。PHPは使いやすいという理由の一つだ。

次回は、ショッピングカートの注文確定ボタンに関する機能という予告。

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色彩検定:校内補習(4)

14時~17時半。明日の色彩検定受講者に最後の補習を行なう。

今年は、総合学科と専門学校の連携講座「秋の土曜講座」のカラーデザイン講座に参加した総合学科生からも受験者がいる。本日は、磯子工業高校定時制と金沢総合高校の受験生も来校し、総勢20名を超す学習会になった。

色彩検定の補習は可能なかぎりPC教室で行なってきた。CG-ARTS協会の認定校制度から得ている教材と日本色研のサイトを資料としながら、PowerPoint上で対比や同化などの実習を用意しているからだ。板書では色の表現が難しいので、サイトの画面転送、書画カメラによる表示、PowerPoint上の実習作業が効果的だった。

PCを使った色彩検定の実習 Webサイトを活用して説明

影響された生徒の中には、試験勉強のノートをPowerPoint上にまとめている者がいる。色彩検定だからというのではなく、上手い学習方法だと思った。例えば、単語の暗記カードなどもアニメーション効果と併用すると面白そうだ。

さて、いよいよ明日が試験。成果は如何に?

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県立学校公開講座「ワープロDTP」4日目

9時~12時半、県民対象の標記の公開講座。10回中の4回目。

外に写真を撮りに出て、近況報告のハガキを作るという予定だったが、雨のため変更。今まで私の解説にしたがって、テキストの課題を作成してきたが、復習のため、テキストを見ながら作成する作業。受講生からは家でも勉強したいという要望があり、そのためには必要なスキルと考えた。やはり忘れていることが多いので、後ろで見守りながら補足していく。

ノートパソコンを持参された受講生には、学校の学習環境に合わせた設定を施した。喜んでいただけて何よりだ。

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2008年11月 7日 (金)

県の公開研究授業(情報)に参加

神奈川県の教育課程研究会研究推進委員会が主催する研究授業。

14時より湘南台高校にて、情報部会でも一緒に仕事をしている諏訪間先生の授業を見学する。委員の方以外の参加者は少ないが、とても参考になる内容だった。授業見学ができる貴重な機会として、「DTP入門」の授業をサブの先生に依頼して参加したかいがあった。

1年生対象の情報Aの授業で、単元「情報の収集・発信における問題点」の3時間目、「プロフを題材に情報モラルを考える」という内容。すでに2時間で「コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報技術の特性をレポート」、「情報通信ネットワーク利用におけるトラブルの原因と対策をレポート」という内容を、PC教室で行なっている。

本日の授業は、HR教室での座学の授業。これだけでも新鮮な気がした。以下、授業展開の様子を紹介させていただく。

081107prof01_2 081107prof02

  1. 目をつぶらせて、プロフを持っている人(パー)・知っている人(チョキ)・よく知らない人(グー)の三択で挙手させる。
  2. 導入で本時の目標を紹介。「情報モラル」「対話」という目標を板書する。
  3. プロフについて、親と社会人の立場でイジメやトラブルを非難する文章(ブログより)を、当てた生徒に音読させる。
  4. プロフが原因で殺人未遂や中学生の逮捕に至る事件の記事を、当てた生徒に音読させる。
  5. なぜこの人達はプロフを規制した方がよいと思っているのか、その立場に立って考え、ワークシートに理由も添えて記述させる。
  6. プロフの良い面と悪い面を、各5項目以上ワークシートに記入させる。
  7. 4人組みで8班を作り、机を寄せての作業に移らせる。
  8. 司会と発表者を決めさせる。(じゃんけんなど、各班で工夫していた)
  9. ワークシートの内容を情報交換し、話し合いの結果として規制の賛否を決める。
  10. 発表者は前に出て、グループの意見に理由を添える形で、プレゼンさせる。
  11. 8班が発表後、サブについている教員がコメントを述べる。
  12. 作業の振り返りを記入して、ワークシートと共に提出。終了。

終了後、参加した教員8名で研究授業に関する研究協議。

諏訪間先生の説明によると、「総合的な学習の時間」も担当されており、グループで討議して発表するというスタイルは定着させているという。普通科高校では発表する機会が少ないかと思われるが、1年生でもよくこなせていたと感心した。他の参加者も同様の意見だった。

また、プロフを持っている生徒も、話し合いの場では規制賛成派になることが多かったという感想。グループ分けを、規制賛成派と反対派に分けてディベートすれば良かったかと、授業改善の意見が続く。このことも、一度授業をやって生徒の行動を観察しなければ出てこない。そんな意味からも、研究授業は価値がある。

次回は11月17日に神奈川総合高校で研究授業がある。こちらも楽しみにしている。

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2008年11月 6日 (木)

専修学校教育重点支援プラン(2)

文化祭の代休。16時より標記の事業に係わる会合に参加した。

2つの仕事とメールチェックのため、昼から出勤。9日実施の色彩検定の問題が届くため、受領を確認して保管し、報告する。そして、年末調整の書類を事務センターに送った。

一度帰宅し、大久保の日本電子専門学校に急ぐ。文科省の委託事業「Webなどの電子媒体環境を前提とする グラフィックデザインを中心とした情報デザイン教育プログラム開発事業」の委員なのだが、公務員ゆえ勤務にかかる時間帯には参加できない。7月以来、2回目の参加となる。

研修会の打ち合わせ

東京では、12月9日(火)13時からと、1月21日(水)13時からの2回、高校教員を対象とした情報教育指導者研修会を予定しており、その実施内容を打ち合わせた。タイトルは「新しい学習指導要領のポイントと新領域『情報デザイン』入門編」ということ。まもなく都または近県の学校には案内が届くはずで、「情報デザイン試験」を実施しているJ検のサイトで案内と受付を始めている。専修学校教育振興会の方をはじめ、事例発表やワークショップを担当される専門学校の先生、美大の先生、グラフィックデザイナー、Adobe社員の皆さんの中、「情報デザイン」について高校現場からの意見を聞いていただいた。参加される高校の先生におみやげとなるように「高校でできるもの」を提供する方向で話が進んだ。

年内には文科省より高校の新しい学習指導要領が発表されるとアナウンスされている。この研修会では文科省の担当が指導要領の解説をしてくれる運びだが、12月の研修会では間に合うだろうか。1月は入試が近くて参加しにくい教員も多いだろう。。。


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2008年11月 5日 (水)

25年研修:課題解決力向上講座

一日、神奈川県の小・中・高・特別支援校の25年経験者研修に参加

CD-ROMを利用した「指導力向上」の研修の他、校外研修として4日が設定されている。本日は、総合教育センターにて「課題解決力向上講座」に参加した。この講座は期日が5日設定されていて、その中からちょうど文化祭の代休にあたる日程を選択した。参加者数は130人ほど、横浜清陵総合高校では該当職員3名は全て今日。

今年度から設置された25年研修だが、とても意義のある内容を用意してある。本日は、児童・生徒理解をテーマにして、
 ・学校における危機対応のあり方
 ・校内におけるケース会議のあり方
 ・具体的な事例をあげて危機対応をグループで話し合う演習
という内容。

午前中は大草心理臨床・教育相談室主宰の大草正信氏による「学校危機の対応と予防」という講演。レジュメには無かったが、話の後半の「一次意識と二次意識」が興味深かった。

昔の生徒と今の生徒は異なる。生徒の一次意識(思ってしまう思い)から二次意識(思いたい思い・一次意識に対する思い)への指導では、褒める・しかるということが予想外の行動を引き起こすことがある。
と、25年選手に警告してくださった。なるほど、納得した。

ここで思ったことは、本校では科目「コミュニケーション」「産業社会と人間」などでは常に「振り返り」を課しているが、この「振り返り」が、よい二次意識を生み出すトレーニングになっているということ。巷では「リフレクション」とも言われるが、この効用は認知されている。

午後の後半は、指導主事らが出演するDVD「はじめようケース会議」を見てからのグループ演習。5部屋に分かれ、6~7人の4グループで事例について協議する。小学校、中学校、高校、特別支援校からの混合編成なので、刺激もあり、みな積極的に意見交換ができた。司会・記録・報告の役割もスムーズに決まった。
4グループからのまとめの発表に対して、指導主事から講評をもらって終了。

一日、重みのある研修だった。解散して駅まで歩く間に、みるみる日が暮れていく。

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2008年11月 4日 (火)

色彩検定:校内補習(3)

創立記念日で生徒は休日だが、午後、3時間半の補習を行なった。

色彩検定3級を受験する18名中、13名が参加。
まずは復習としてカラーチップをPCCSの色相環に並べる。トーンについての知識が深まったので、今日は少し高度なトレーニング。隣で組になり、配色カードから任意の一枚を選び、その色相とトーンを当てる練習。最初はなかなか当たらないが、まず清色(純色に白または黒を混ぜた色)か中間色(純色に灰色を混ぜた色)かを答えるように指示する。少しづつだが、目が肥えてくるはずだ。

色相環実習プリントと配色カード 色当ての演習の様子

講義の内容は、
 ・PCCSの復習。
 ・色の見えるしくみ
 ・眼の構造と錐体・桿体。
 ・混色の種類
 ・マンセル表色系の特徴と、物理的補色。色の標記方法。

後半は過去問題を解きながらの演習。本日はマンセルの問題も解いてみる。大問で1題は出るので抑えておく必要がある。

毎年過去問題集を購入しているので、すでに8冊ほど所有している。また、試験を実施すると資料として実物の問題をいただける。これらが指導するための財産となっている。今日は全て貸し出した。

来年度からテキストが改定され、新カリキュラムに移行する。マンセル表色系が2級に移るするようなので、3級はPCCSだけに集中することができそうだ。その方が入門級として適していると考える。

次回の補習は試験の前日。ここでは問題演習を行なって知識の定着を図る。

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2008年11月 3日 (月)

総合学科広報部会:今後の広報活動の打ち合わせ

午前中、県民センターにて。広報部会の2つの委員会が合同で会議

神奈川県総合学科高等学校教育研究会の広報部会には、「合同Web作成委員会」と「レッツアクセス総合学科実行委員会」という生徒主体の2つの委員会がある。今後、2つの委員会が連携して総合学科の特徴や魅力を広報していく流れ。本日は、両方の委員会に属する生徒委員と担当教員が集まった。

合同の打ち合わせ

この会議に手を上げた、麻生総合、金沢総合、鶴見総合、横浜清陵総合の4校から、生徒10名、教員6名が参加した。このような会議は、休日、特に祭日に設定されることが多い。今回は定時制からも私学からも参加はないが、どの学校も参加できるように考えるとやむをえない。

レッツアクセス総合学科とは、リンク先の説明のように、神奈川の総合学科高校の生徒たちが、総合学科を紹介するために開いている説明会。自分の学校の宣伝ではなく、総合学科というものを紹介する。しかし、ここ数年で私学や定時制を含む新しい総合学科が増加し、当初の目的を果たすためにはさまざまな問題点が出てきている。事務局を輪番で行なってきたが、一部に負担がかかりすぎているのも事実だ。

今日は、生徒委員から意見を出してもらった。両委員会から認知度を高める工夫の必要性、引継ぎが上手くいくような体制作りの必要性があげられた。レッツアクセス総合学科の様子を総合学科合同Webにアップし、来年以降の活動をスムーズに行なえるように連携することが決まった。次回の合同Web作成委員会が11月24日、ここで、何をどのように行なえるか相談することになった。

会議終了後、横浜清陵総合から参加した4名の生徒と食事を取りながら雑談。各校の2年次生が中心となり、3年次生が必要ならばサポートするという体制が望まれている。上級生が下級生を育てることが大切だと良く理解していることに驚いた。企画力も高い生徒たちだと感心した。

今の1年次の委員が集まってレッツアクセス総合学科を紹介するページを作ると、来年の活動に繋がるだろう。

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2008年11月 2日 (日)

祝!多摩高校全国駅伝大会出場

前々任校で顧問を務めていた多摩高校陸上部(男子)が駅伝県大会で優勝

サブ顧問という立場で在籍した7年間、陸上部は毎年インターハイに出場していたが、投擲、走り高跳びというフィールド種目が多かった。川崎市のトップ校らしく、効果的な練習方法を常に研究していた部活だった。駅伝では赴任の前年度に県大会6位入賞で関東大会に出場したが、私の在籍中はそれを越せなかった。力不足で申し訳なかった。

10年前に同じ川崎にある生田東高校を駅伝全国大会に導いた深谷先生が現在の顧問であり、再度公立高校で都大路の切符を手に入れた。生徒は行事や部活でとにかく忙しかったが、伝統ができると強い学校だと思っている。ぜひ、次に繋がるよい結果が出るように期待している。

ハンマー投げの朝練に付き合い、週末には生徒を車に乗せて丹沢湖に行ったことを思い出した。試合では計時係の審判で、雨でもカッパをかぶってストップウォッチを握っていたのもなつかしい。

勤務したらその学校の文化に合わせて楽しく働くこと。25年間、そのように過ごせているのは幸いだ。

■女子マラソンの高橋尚子選手が引退した。「あきらめなければ夢はかなう」という言葉が、現在勤務している横浜清陵総合高校の「夢に向かってチャレンジする力を育てる」という教育目標と重なる。

悔いのない教員生活を送るために、まずは体調を管理しながら頑張ろう。

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色彩検定:校内補習(2)

放課後の3時間みっちり。色彩検定受験者への補習、第2回目。

色彩検定3級では、マンセル表色系(物理的)とPCCS(心理的)を扱っている。全体的には、心理的なPCCSに比重をおいたカリキュラムなので、マンセルは補習の後半に回して、PCCSだけで話を進めていく。(2級受験者にはノータッチ)

問題演習の様子

本日の講義の主な内容は、
 ・前回の復習として、PCCSの色相環にカラーチップを並べる実習。
 ・日本色研のサイトを使ってPCCS色立体とトーンの説明。
 ・PowerPoint上で色タイルを配置させて対比や同化を理解する実習。
 ・加法混色、減法混色。
 ・色相・明度・彩度。「色の設定」でHSLカラーモデルを使用。
 ・白色光のスペクトル、波長と色味の説明。
 ・光の錯乱、屈折による空、夕焼け、虹の色の説明。

色の設定/HSLカラーモデル左の長方形の色相を問う実習。緑と間違えやすいが、「色の設定」のユーザ設定より、色相は黄色であることが分かる。
同様に、「茶色」の色相が(色味によって)赤や橙であることも確かめる。同じ色相でも、明度と彩度を変えることで違うトーンになることを体験的に理解していく。

後半は、過去問題を解きながらの解説。
問題の選び方によって、スムーズに学習を進めることができる。事前の講義内容も吟味して提供しているので、少し考えれば解けていく。この心地よさが大切。

今年の受験者は例年以上に意識が高いようだ。合格だけが目的ではないことを分かったうえで、学習のモチベーションが高まったと実感した。

次回の補習は、4日の創立記念日に行なう。
マンセルと目の構造、ナチュラルハーモニー/コンプレックスハーモニーを扱うことを予告した。

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文化祭:後片付け

写真ニュース

報道関係志望の生徒による、3日連続の号外新聞、写真ニュースと題した。一般生徒が活動する前に校内に掲示した。

写真はこの生徒が撮ったものばかりで構成している。3枚の大きな写真は、中庭を4階から俯瞰して撮ったもの、グランドでの野球部の招待試合、後夜祭の盛り上がりの様子、と、一般の生徒の視点とは違うものを使っている。

惜しまれる点は、本文を段組にするべきだったこと。一行が長すぎて可読性が悪い。疲労した上に、自宅で作り上げてきた努力に免じて印刷を許可した次第。
既にAO入試でその方面の進路が決まっているので、これから文字組みの勉強などを指南しよう。


連日の疲れを癒し、片付け作業に精を出してもらうため、生徒は1時間遅い登校。各展示会場を片付けてから、机・椅子の復元作業。片付けは予定通り昼過ぎに終了し、会計報告などの作業。午後は早めに放課する。

片付けの合間に、文化祭中の膨大なビデオや写真の整理を始めた。記録としてまとめるだけではなく、「DTP入門」「DTP活用」の授業での文化祭の新聞作りの素材にもなる。次の授業の前に用意するため、代休中が勝負。

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2008年11月 1日 (土)

デジハリ081101

19時よりPHP講座第9回目。

後夜祭のビデオを取り込んでから、デジハリ横浜校に急ぐ。本日は校舎の見回りなどがあり、19:30までが勤務時間だが、1時間の有給休暇をとらせていただいた。

今日は、インクルードを使って効率のよいコーディングをすること、セッション管理をして画面が遷移しても情報を保ち続けることなど。項目の予習はしているが、少し高度な内容なので、どのように教えてくれるか楽しみにしていた。

しかし、作業中に予想以上に文字化けがおきて、授業の流れが定まらない。無駄にする時間が多かったので、授業後のアンケートフォームには辛口のコメントを記入。残すところ3回のPHP講座は、正規には1回2時間あたり1万円を超える受講料だ。

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文化祭:2日目(一般公開日)

文化祭2日目朝の号外新聞

朝9時30分の一般公開に先立ち、昨日と同様、報道関係志望の生徒が作成した号外新聞を掲示した。サイズもA3となり、記事の量も増加。自宅で仕込んできたという。

模擬店のテント

少し風が強かったが、快晴に恵まれた。入場者も受付名簿を増刷するほど多かった。

邦楽実習受講者の発表 演劇部

警備の役の合間は、記録担当として動く。午前中は多目的ルームで、邦楽実習、演劇部を撮影。吹奏楽部は撮り損ねてしまった。

魔女とメイドの仮装 081101bunkasai04

着ぐるみやメイド姿、セーラー服など仮装姿の生徒も多い。茶道部のお茶会は満員で、外の机でお菓子とお茶をいただいた。外部からのお客さんが優先ですね。

寸暇を惜しんで生徒部の総括教諭。昨日、生徒指導担当者会議で学校裏サイトなどの研修を受けてきたという。クラスTシャツを着て、早朝から文化祭の運営業務に追われている。
昼食のひと休みといっても、さっそくプロフや裏サイトの研究をされている。

有志グループの踊り ダンス部

中庭のウッドステージでは午前中が軽音楽部の演奏、午後は有志やダンス部の踊りが続く。校舎の2階の窓よりビデオ撮影をし、早速PCに取り込んで編集作業。

15時には公開終了。ゴミ処理と会計だけ行い、16時には校舎を施錠する。生徒は体育館の後夜祭に参加するか、帰宅するか、ほぼ半分に分かれる。参加したくても疲れきっている生徒も多い。

ヨーヨーの演技 若手教員を従えて崖の上のポニョ

ヨーヨーの芸を披露する生徒。新採用の教員を誘って「崖の上のポニョ」を踊る生徒。今年はダンス部が抽選に漏れたというハプニングがあったが、毎年、個性のある発表が増えている。

3年次のバンド 漫才

軽音楽部3年次生の演奏には、3年次生が盛り上がる。高校最後の行事を名残惜しむアナウンスも多い。

ダンススクールに通うペア 有志の踊り

有志の踊りがトリ。音響のミスがあったが、観衆の手拍子に応えて踊りきった。

明日は片付け。後夜祭の号外が出るか?

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