情報B:Squeakの試験問題
本日は情報Bの中間試験。一部はSqueakを使ったアルゴリズムの問題
授業では3時間しか扱えなかったが、分量、配点ともに3分の2程度を占める。図形描画とライントレースの問題を扱っている。全員が受験したので、概要を紹介させていただく。
■図形描画の問題
Squeakのスクリプトを確認するために、まず参考の図を例示した。
スクリプトを連続して実行して多辺形を描く問題を扱ってきた。
(1)スクリプトのみ提示して、描かれる図形を描かせる問題。
(2)描かれた図から、スクリプトを補完する問題。
・最初の回転は、60度か-60度か?
・次の問題はステップ数が限られているのがミソ。
■ライントレースの問題1
まずは、問題で使うオブジェクトを決めておく。試験問題は白黒印刷なので、センサーの色も「色名」で定義しておく。
(1)車が直線道路を往復するために、判定に使う色を問う。
・道路か背景か? 条件分岐後の動作で判断する。
(2)(1)が完成した状態で、車を回す角度を90度に変更するとどのような動きをするか、文章(や図)で説明せよ。(記述問題)
(3)(1)が完成した状態で、車を進める数を30ドットにしたところ、車は道路から完全に飛び出てしまった。その後の動きを説明せよ。(記述問題)
■ライントレースの問題2
40ドット以上の太さの曲線コースで、3つのセンサーを使って次のように動かしたい。
(1)車がコース内を進むために、上の設定の( )内を埋める。
【作問後記】
すべて自作なので、作問には苦労し、正味10時間は費やした。教えている内容が少ないだけに、基本の繰り返しの問題だが、少しは考えさせる問題に仕上がったと思う。
ここでアルゴリズムの基礎が定着すればしめたもの。次のステップは変数やループの制御、乱数によるシミュレーションか。
試験作問優先のため、他にやることが山積している。この採点は週末になる。
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