25年研修:課題解決力向上講座
一日、神奈川県の小・中・高・特別支援校の25年経験者研修に参加
CD-ROMを利用した「指導力向上」の研修の他、校外研修として4日が設定されている。本日は、総合教育センターにて「課題解決力向上講座」に参加した。この講座は期日が5日設定されていて、その中からちょうど文化祭の代休にあたる日程を選択した。参加者数は130人ほど、横浜清陵総合高校では該当職員3名は全て今日。
今年度から設置された25年研修だが、とても意義のある内容を用意してある。本日は、児童・生徒理解をテーマにして、
・学校における危機対応のあり方
・校内におけるケース会議のあり方
・具体的な事例をあげて危機対応をグループで話し合う演習
という内容。
午前中は大草心理臨床・教育相談室主宰の大草正信氏による「学校危機の対応と予防」という講演。レジュメには無かったが、話の後半の「一次意識と二次意識」が興味深かった。
昔の生徒と今の生徒は異なる。生徒の一次意識(思ってしまう思い)から二次意識(思いたい思い・一次意識に対する思い)への指導では、褒める・しかるということが予想外の行動を引き起こすことがある。と、25年選手に警告してくださった。なるほど、納得した。
ここで思ったことは、本校では科目「コミュニケーション」「産業社会と人間」などでは常に「振り返り」を課しているが、この「振り返り」が、よい二次意識を生み出すトレーニングになっているということ。巷では「リフレクション」とも言われるが、この効用は認知されている。
午後の後半は、指導主事らが出演するDVD「はじめようケース会議」を見てからのグループ演習。5部屋に分かれ、6~7人の4グループで事例について協議する。小学校、中学校、高校、特別支援校からの混合編成なので、刺激もあり、みな積極的に意見交換ができた。司会・記録・報告の役割もスムーズに決まった。
4グループからのまとめの発表に対して、指導主事から講評をもらって終了。
一日、重みのある研修だった。解散して駅まで歩く間に、みるみる日が暮れていく。
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