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2008年11月 2日 (日)

色彩検定:校内補習(2)

放課後の3時間みっちり。色彩検定受験者への補習、第2回目。

色彩検定3級では、マンセル表色系(物理的)とPCCS(心理的)を扱っている。全体的には、心理的なPCCSに比重をおいたカリキュラムなので、マンセルは補習の後半に回して、PCCSだけで話を進めていく。(2級受験者にはノータッチ)

問題演習の様子

本日の講義の主な内容は、
 ・前回の復習として、PCCSの色相環にカラーチップを並べる実習。
 ・日本色研のサイトを使ってPCCS色立体とトーンの説明。
 ・PowerPoint上で色タイルを配置させて対比や同化を理解する実習。
 ・加法混色、減法混色。
 ・色相・明度・彩度。「色の設定」でHSLカラーモデルを使用。
 ・白色光のスペクトル、波長と色味の説明。
 ・光の錯乱、屈折による空、夕焼け、虹の色の説明。

色の設定/HSLカラーモデル左の長方形の色相を問う実習。緑と間違えやすいが、「色の設定」のユーザ設定より、色相は黄色であることが分かる。
同様に、「茶色」の色相が(色味によって)赤や橙であることも確かめる。同じ色相でも、明度と彩度を変えることで違うトーンになることを体験的に理解していく。

後半は、過去問題を解きながらの解説。
問題の選び方によって、スムーズに学習を進めることができる。事前の講義内容も吟味して提供しているので、少し考えれば解けていく。この心地よさが大切。

今年の受験者は例年以上に意識が高いようだ。合格だけが目的ではないことを分かったうえで、学習のモチベーションが高まったと実感した。

次回の補習は、4日の創立記念日に行なう。
マンセルと目の構造、ナチュラルハーモニー/コンプレックスハーモニーを扱うことを予告した。

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