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2008年10月17日 (金)

神奈川県の教員採用試験の合否誤りについて

昨日、神奈川県より標記の記者発表があった。

平成20年度教員採用試験第二次試験における合否誤りについてという10月16日付け記者発表。概要を引用すると、

 平成20年度に実施した教員採用試験の第二次試験の得点について受験者から自己情報の開示請求があり、10月2日及び3日分の請求の一部について、総合得点に疑義が生じました。
 このため、第二次試験の受験者2,629人全員の得点について点検したところ、183人の総合得点に誤りがあることが判明し、このうち4人の受験者については合否への影響がありました。
 いずれも平成20年9月30日に行った合格発表において不合格とした受験者が合格となるもので、小学校受験者3人と高等学校(英語)受験者1人の計4人を10月15日付けで追加合格といたしました。
 なお、既に合格とした受験者については、合否への影響はありませんでした。
ということ。原因は
総合得点を算出する表計算ソフトに入力した計算式に誤りがあったことによるもので、その内容は次のとおりです。
として、2つの数式のミスを説明している。受験者の開示により発見されたということに驚きを感じた。また、納税者としての立場からは、ミスによる合格の取り消しについて本当に影響がなかったのかと考えてしまう。

以前神奈川県の教員採用試験の状況というエントリで、

神奈川県では、採用試験業務が適切に行なわれていることを示すため、9月10日付けで教員採用試験等の点検結果についてという記者発表をした。
と紹介させていただいたが、どうやら全国的に同様の公開があったようだ。この報告によると、平成18・19年度の採用試験の保存文書の点検が行なわれたようだが、この様子では使用した表計算ソフトの式も点検し、場合によっては過去に遡った追加合格がでるやもしれない。

次世代の教員の育成についてを研究テーマにしているだけに、適切な対処を切望する。

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