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2008年9月30日 (火)

インターンシップ報告会

放課後、夏休みに職業体験をした38名の報告会を開催。

インターンシップに参加した生徒のみの会だが、体験を共有し、学びを深化させるという狙いがある。

昨年の報告会と同様に多目的ルームをパーティションで区切り、事業所別に8グループと9グループに分かれて行なった。昨年との違いは、募集人数を絞ったため、机の配置が囲い型になったこと。第1回からの伝統として、司会やタイムキーパーは生徒が行なう。

インターンシップ報告会開始直前

開校当時から担当させていただいてきたインターンシップとこの報告会。5年目を向かえ、今回は受け入れ先の担当者も招待させていただいた。上半期末という忙しい中においでいただいた11名の皆様、電報を送っていただいた企業には、感謝を申し上げます。
また、横浜旭陵高校と横浜緑園総合高校から学校視察に見えた先生方も参加し、質問していただいた。

多目的ルーム前部分 多目的ルーム後ろ部分

グループ発表は、4分の発表と2分の質疑応答。質問することはコミュニケーション能力を高める効果と聞く能力を高める効果があるので、前々回の発表グループは質問を必須とする。もちろん、飛び入りの質問も受け付ける。また、教員や来賓から質問を行なうことが緊張感を高めている。

質問に回答することには、さらに大きな意味があり、発表では淡々と述べてしまうことも、アドリブなので本音の気持ちや活きた表現を引き出すことができる。自分の体験や感動を深く考察する機会にもなる。本校では、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を高めるという教育目標を掲げているが、このような機会が「仕組み」として活きている。

グループ発表が終わると、他の報告を聞いた上での感想を一人ひとり述べていく。挨拶や言葉遣いなど普段から気をつけていきたいという意見、インターンシップができる学校でよかったという意見など。他人の体験談に引かれて、来年は○○で職業体験をしたいという要望も出た。

一人ずつ感想を述べる

1時間30分の会を副校長の講評で閉める。会場は心地よい充実感が漂っている。

今年も、会場の片付けは生徒が率先して行なってくれた。


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2008年9月29日 (月)

コミュニケーション(15):インタビューの台本作り

第15回目の授業。短縮45分の2時間で行なう。

担当するクラスは全員がインタビュー実習のアポ取りを終えている。インタビュー依頼状の発送もあと1名ということで、全員が同じ進捗状況で次の段階に入ることができた。

本日の内容は、決まった方に対するインタビューの台本作り。6月に行なった取材コンテと仲間インタビューの「取材コンテ」の本番を行なという説明で生徒は納得する。4月のコミュニケーションスキルトレーニングから始まった今までの積み重ねの意味が分かってくる。

本日の作業の説明

まずは、取材コンテの作成。ピンクの細いポストイットに質問事項を書き込み、グルーピング、ラベリングする。これを左の列に並べ、中央の列には、想定する回答とその対応を黄色い太めのポストイットの上下に書く。

作業の様子

2度目なので、要領よく見やすくまとめることができる。

取材コンテの作成 080929comu03

これらをA3の用紙に貼り付け、完成したらはがれない様にセロテープでとめる。

ポストイットをセロハンテープで固定 完成した取材コンテ

次に、ただ罫線が入っただけのA3用紙に、インタビューの台本を書き上げる。書き方については、自分が使いやすいことが第一なので、一応任意とする。しかし、上手くストーリーをまとめられたかどうかを教員がチェックする。「取材コンテ」と共に「インタビュー台本」を今週木曜までに提出。週末に教員が添削して、来週の授業に繋げる。

来週からインタビュー実習のリハーサルに入る。

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2008年9月28日 (日)

江ノ島散策と新江ノ島水族館

息子の部活の休日とタイミングが合って江ノ島に出かけた

一日曇りだったが、少し涼しくて、ハイキングにはちょうどよい気候だった。

10時過ぎから、ゆっくりと江ノ島神社から展望台、対岸の岩屋の海岸までを歩く。参道の露店で貝の串焼きやシラスご飯を楽しみながら、時代をさかのぼったような気分にひたる。展望台前では大道芸人の芸を観ることができた。

磯遊びをして予定を過ぎたので、岩屋の海岸からの戻りは乗合船を利用。14時から16時半までは新江ノ島水族館。目当ては世界有数というクラゲ空間での癒し、そして2種類のイルカショー。他にも大水槽をマイワシの大群がうねり泳ぐ様子は圧巻だった。

江ノ電江ノ島駅にて ドルフェリアハーモニー

大人になっても、水族館はいいものだ。

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2008年9月27日 (土)

デジハリ080927

デジハリ横浜校、総合ProコースWebデザイナー専攻。第20回目の授業。
+(19時より)PHP講座第5回目

【Webデザイナー専攻の授業】
Flashの授業4回目。市販の入門書には載っていない内容も入ってきた。

■ムービークリップシンボルとグラフィックシンボルの違い
ムービークリップシンボルとグラフィックシンボルの違い

同じ「素材」ムービークリップをムービークリップシンボル「MC」と、グラフィックシンボル「GR」としてシンボル化し、どちらにも1秒間に1回転するモーショントゥイーンを設定する。この2種類のインスタンスを1フレームでは左端に並べ、36フレームでは右端に移動するというモーショントゥイーンを設定した図。

オニオンスキンを表示してあるので、単にシーン1のタイムラインに start() させても「MC」は回転しないことが分かる。これは、ムービークリップではシーン1とは独立したタイムラインを持つためであり、「回転開始」ボタンには、このインスタンス(shikaku)に対して play() をピンポイントで送り込むActionScriptを書いてある。

逆にグラフィックシンボルは置かれているシーン1と連動したタイムラインを持つので、この操作は必要ない。さらに、グラフィックシンボルはインスタンス名を持てないので、ActionScriptで命令を送り込むことができない。

■外部のテキストファイルを読み込み、スクロールさせる。

外部テキストの表示
ダイナミックテキストのテキストボックスには、次のファイル「text2.txt」から変数「text2」の値が読み込まれる。
改行の「%0D」と、デジハリへのリンクの周りに注意。
読み込むテキストファイル

ダイナミックテキストをくるんだムービークリップに書き込むActionScript
2行目は文字化け対策。読み込むファイルの文字コードにエンコードを合わせる。
ダイナミックテキストのアクションスクリプト

スクロール用の上向きと下向きの三角ボタンに書き込むActionScript
上向き三角ボタンのアクションスクリプト 下向き三角ボタンのアクションスクリプト

■ロードムービー:レベルとターゲットの2つの方法

files1.swf と files2.swf という、シーンと同じサイズで右上、右下に矩形(とファイル名)を表示するSWFデータを書き出す。これらを、レベル1とレベル2に読み込み、消すためのボタンが上の3段に用意してある。

file1をレベル1にfile2をレベル2に file1をレベル2にfile2をレベル1に

on(release){loadMovieNum("file1.swf",1);} //file1.swfをレベル1に読み込む
on(release){unloadMovieNum(1);}  //レベル1を消す

三角形が動くアニメーションを小さなサイズのSWFデータ files3.swf で書き出す。カラのムービークリップをターゲットとしてシーンに配置し、インスタンス名を dummy とする。この dummy に files3.swf を読み込む。file3.swfはdummyの位置に左上を合わせて表示される。ちなみに、これはボタンと同じレベル0に読み込まれている。
さらに、dummy に対して play() と stop() の命令を送り込むボタンを用意した。

ターゲットにfile3を読み込んだ

on(release){loadMovie("file3.swf",this.dummy); } //ターゲットに読み込む
on(release){unloadMovie(this.dummy);} //ターゲットから消す
on(release){this.dummy.play();}  //dummyに向かって動け

【PHP講座】
本日と次回でMySQLを使ったデータベースとテーブルの作成、データの登録/表示/追加/削除/更新を学ぶことになっていたが、本日だけで予定はほぼ終了した。DOS窓はデモンストレーションで見せただけで、最初からphpMyAdminでの操作で教えたためで、初めての受講生もまあなんとかできちゃったという感じ。

更新のSQLを発行

SQL文は配布されたPDFのデータからコピペで使用したので、簡単だったが受講生の理解は浅い。

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総合学科「秋の土曜公開講座」:ビジネスマナー基礎講座初日

神奈川県の総合学科高校と専門学校との連携講座の第2弾。

先週スタートした「カラーデザイン講座」に続き、7時間×6回の講座「ビジネスマナー基礎講座」がスタート。本校の生徒3名を含む6名が受講する。初日の出欠確認と開講の挨拶、講師紹介のお手伝いをさせていただいた。

ビジネスマナー基礎講座

会場は情報科学専門学校横浜西口校、講師はビジネス秘書科のまとめをされておられる、佐藤尚美先生。初めてお会いしましたが、同校のサイトの先生紹介のページにて、

社会に出て、まず必要なビジネススキル。美しい立ち振る舞いや正しい言葉遣いでの対応は受け手にとっても気持ちのいいものですよね。ビジネス秘書科では、これらを実践的に学びます。
と書いてあるように、洗練された対応をしていただきました。無料でこのような環境で学べる生徒は恵まれていると思いつつ、実は私が学びたいという気持ち。

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2008年9月26日 (金)

課題研究「探求」:中間論文をネタにゼミ形式で

3年次生の課題研究の科目。会議室を借り、今年2回目のゼミ形式で行なう。

8月28日が中間論文(3200字以上)の提出だった。今年も昨年と同様に2名で情報科学系列の20名の生徒を担当している。実際には、その内の11名を私が受け持っている。

昨年も行なったが、テーマが近しいグループを作り、ゼミ形式の機会を作った。先週の授業で渡した互いの論文を読み込んだ上で、今日の授業を迎えた。まず、自分が研究してきたことと今後の方針を述べ、それに対して、他のメンバーが突っ込みや質問、アドバイスを与える。自分の考えが整理でき、以後の研究活動によい影響を与える機会になる。写真右はF先生の指導の様子。

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中間論文とは言え、結構ボリュームもあって読み応えがある。コピペの注意が浸透しているので、自分の言葉で書くことは守られている。私も入って活発な意見交換が行なわれる。予想以上に(有意義な)突っ込みがはげしく、一人の論文に対して10分以上かかってしまった。

私の受け持ちは3グループに分けたが、一グループが来週に積み残しになった。

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彼岸花

例年、秋分の日前後に一斉に咲く彼岸花。隣の両親の庭にて。

彼岸花 彼岸花 彼岸花

前々任校の頃は、通勤路の多摩沿線道路で、土手に一面に咲く様子を楽しめた。そんなことをふと思い出した。

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2008年9月25日 (木)

コミュニケーション:夢よ、届け!

科目「コミュニケーション」では、インタビュー実習の依頼文書を発送する。

2年次生は、インタビュー先へのアポイントメントを夏休み中に取り、却下された生徒も9月になって実習の受入れを開拓してきた。そして、9月25日付けのインタビュー実習依頼文書を書き、学校長からの挨拶文とともに封筒に入れた。担当するクラスでは、まだアポイントメントが取れていない3名を除き、36名分の依頼状を発送する準備ができた。

インタビュー実習の依頼状

封筒には「夢、チャレンジ!」つまり、夢に向かってチャレンジすることを目標に掲げた学校の方針が示されている。この36の封筒の中には、36人それぞれの「夢」が込められている。ぜひ、全員のインタビュー実習の正式な受入れがかなうようにと、期待しながら封をした。

夢よ、届け。。。。

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2008年9月24日 (水)

PHPの学習環境(3)

デジハリのPHP講座では、次回5週目からデータベースとSQLに入るという予告。

毎回、副教材改訂版基礎PHPで予習ページが示される。幸い、自宅での学習環境が整ってきたので、時間さえあればなんとかなる。昨日は午後から時間が取れたので、DOS窓でのSQLを復習し、副教材のコラムにあるphpMyAdminの操作にも挑戦した。

昨日のエントリのように、情報科学専門学校の先生とは、総合学科合同Webサイト構築のために担当者として打ち合わせをする。一昨日の打ち合わせでは、PHPの話で盛り上がり、授業で使われているプリント資料をいただいてきた。しばらく前に触ったときは分からなかったphpMyAdminの機能が丁寧に説明されていたので、実にタイムリー。スイスイと勉強することができた。杉本先生に感謝!

phpMyAdminのテーブル一覧

日本語なので、WinMySQLAdminよりも使いやすい。デジハリの授業でもDOS窓の体験はするだろうが、受講者の様子を見る限り、phpMyAdminを利用した方がよいだろう。(デジハリの講師にも連絡したところ、同じ考えのようだ。)実行したSQLのPHPコードもコピーできるし。XAMPPをインストールした場合、phpMyAdminも同胞されているので、config.inc.phpをエディタで開いてパスワードとauth_typeの書き換えを行なえばすぐ使える。

テーブルsales

テーブルgoods図はphpMyAdminの表示の一部。上のテーブル「sales」と左のテーブル「goods」に対して、基本的なSQLを書きながら実習した。初級シスアドを受けた7年前、データベースの勉強は架空のものだったなぁ。

SQL実行結果

SQLの勉強が終わったら、PHPでMySQLを操作することになるだろう。手元には4冊の本があるが、「クラス」を扱わないものから、すぐに「PEAR」や「Smarty」を使い始めるものと、レベルが様々だ。どの本もWebアプリを構築しているが、ブログはまだしも、ショッピングサイトを構築するものは、必ずPEAR、Smartyを使っている。PEARは様々なクラスのライブラリ。単独のインストールは手間がかかりそうだが、XAMPPには同胞されていた。HTMLデザインのテンプレートシステムであるSmartyはダウンロードしたフォルダをコピーするだけなので簡単だった。つまり、学習の環境は全てそろったことになる。

PHPを使って高度なWebアプリを作るには、PEARとSmartyを避けられないようだ。色気を出してPEARを使ったデータベースへの接続方法を勉強しはじめた。しかし、本で勉強すると、コード中にブラックボックスが多すぎて分からない、眠くなる。打ち込むだけの勉強は嫌だ。どうやら、これらが使えるかどうかが初級者と中級者の境のようだ。

学習の方針が定まった。まずは初心者から初級者のレベルを確実にしていこう。

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2008年9月23日 (火)

総合学科合同Web作成委員会

午前中、今年度第3回の委員会。情報科学専門学校にて。
県内の総合学科高校の生徒委員と教員で約40人が集まった。

神奈川県総合学科合同Webの更新システムについては、私が専門学校との交渉担当になっている。情報科学専門学校の担当教員と手伝いの学生とは、昨晩伺って打ち合わせてある。なんとか本日の実習には間に合わせていただいた。

会場の案内 更新作業の体験

内容は、
■同じ広報を担当する「レッツアクセス総合学科」という総合学科を紹介する合同委員会活動との連携について。
■定時制の総合学科をまとめたページを作るための提案。
■完成が近い更新システムの運用の説明。生徒委員がフォーム入力で投稿し、まとめ教員が承認、校長が承認、そしてWebページに反映するまでの一連の作業を実習した。イントラの練習用サイトとあって、各校の生徒たちは自由に投稿し、校長の承認作業まで行なって喜んでいた。下図は入力内容を送信前に確認する画面。

投稿の確認画面

PHP+データベースで構成するシステム。管理システムのログインにはいろいろな工夫でセキュリティを確保している。12月には校長会での運営説明があり、その後正式に運用が始まる予定。

終了後、本校の5名の生徒と昼食会。3年次の委員の大学合格祝いを兼ねて。

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2008年9月22日 (月)

前期の評価を提出

先週の金曜から今週の水曜まで本校の生徒は秋休み、教員は評価活動。

先週の木曜まで授業があり、その放課後に教科会。翌日、観点別を含む評価を単位制支援システムに入力し、出力して確認作業。週末を挟んで、本日は正式な成績伝票を出力し、再確認をして各担任と教務に提出。担任はクラスのチェックと年次の資料作りに取り掛かる。明日の勤労感謝の日を挟んで、明後日は年次会議、翌日の後期始業式の放課後に成績会議というスケジュール。

単位制総合学科なので、専門的な選択科目数が多く、評価活動には大変なエネルギーを使う。私は、8科目9講座を担当しており、評価対象の提出物が多いこともあって、無事に評価を提出できてほっとしている。

思えば8月初めの短期集中講座(+インターンシップ受入れ)からトップギヤでフル回転だった。

明日は午前中に出張があるが、午後は休養にあてたい。

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2008年9月21日 (日)

デジハリ080920

デジハリ横浜校、総合ProコースWebデザイナー専攻。第19回目の授業。
+(17時より)サイトリニューアル企画のグループ発表
+(19時より)PHP講座第3回目

新横浜の出張から戻ってデジハリ横浜校。早朝からビッシリ詰まったスケジュール。
(このエントリは昨日の内容)

【Webデザイナー専攻の授業】
Flashの授業3回目。まだ基本だが、図とメモをまとめておく。

■ActionScriptでダイナミックテキストの変数を扱って「電卓」を作る。
Flashで作った電卓上の2つのテキストボックスは「テキスト入力」、変数num1とnum2を設定。下のテキストボックスは「ダイナミックテキスト」で、2つの変数から、押したボタンによって計算値を表示する。

文字化け対策として、演算記号はグラフィックに、表示する数値のフォント(0~9の数字とマイナス)は埋め込む。
当然、割り算のボタンには一工夫を。
割り算のボタンのActionScript

■ウィンドウの壁にぶつかると跳ね返るアニメーション
跳ね返りのアルゴリズム定番のアルゴリズムだが、Flash独特のクセがある。ActionScriptは正方形のムービークリップに書く。
標準の550×400pxのウィンドウ内を、縦横50pxで基準点が中央の正方形が動きまわる。x座標、y座標が指定の範囲を出たら座標の増分の正負を変える。この判定は、繰り返し行なうので onClipEvent(enterFrame) で。
移動の増分の初期値は1度だけ読み込めばよいので、onClipEvent(load)で。

■マウスカーソルをゆっくりと追跡するチェイスカーソル
チェイスカーソル 
ムービークリップにActionScriptを書く。「this.」の省略とその指すものについての解説。

■ドラッグムービー:ウィンドウ内をドラッグで自由に移動
ドラッグムービー
550×400のウィンドウ内を、150×60のムービークリップをはみ出さないようにドラッグできる。マウスを押すことを判定するのはボタンクリップなので、ActionScriptはボタンシンボルに書く。このボタンシンボルをくるんだムービークリップに対して startDrag と stopDrag のメソッドを送る。

相対パス 絶対パス
ボタンからムービークリップを正確に指定するために「ターゲットパス」の機能を使った。相対表示と絶対表示を選ぶことができる。この図からも、ボタンシシンボルをムービークリップで包んでいることが分かる。

【グループワーク:サイトリニューアル企画の発表】

リハーサルの様子4グループに分かれて上記の企画をプレゼンする。我々5人のチームは、昨晩集まって分担を統合し、本日を迎えた。昼休みに1度通しで読み合わせ、直前の2時間に3回リハーサルして改善をした。

我々のグループはあるカフェのサイトをターゲットにし、構造の組み直しとトップページのデザイン案を示しながら、ファンの確保と集客率を高める提案をした。

【PHP講座】
宿題の解説から。下の私の解答も例示された。うるう年の判定問題だった。

うるう年判定プログラム

判定結果問、ある年がうるう年かどうかをPHPで判定せよ。
・基本的に、4で割り切れる年は、うるう年である。
・ただし、100で割り切れる年は、うるう年ではない。
・ただし、400で割り切れる年は、うるう年である。

ベン図を描けば簡単だが、IF文の入れ子にしている人が多かったようだ。

授業は急にレベルが上がった。HTMLのフォームからの送信をPHPで受信して表示、そしてファイルに出力する実習。ログ機能の説明。
■formタグのメソッド POST と GET の違い。どちらも $_REQUEST 変数で受け取れる。
■fopen 命令の上書きモードと追記モード。fputs, fclose 命令。

ここでPHPからしばらく離れ、次回はSQLという予告。

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2008年9月20日 (土)

総合学科「秋の土曜公開講座」:カラーデザイン講座初日

神奈川県の総合学科高校と専門学校との連携講座がスタートした

今年度からの新企画で、総合学科生を対象とした土曜日7回(のべ42時間)の講座。「カラーデザイン講座」「ビジネスマナー基礎講座」「情報活用応用講座」の3講座が開講する。文化祭などの学校行事で参加できないことが1回あっても校外講座として単位認定が可能なボリュームである。昨年度から総合学科連携部会の一員として開講のお手伝いをさせていただいてきた。

本日は、トップバッターとして「カラーデザイン講座」の初日。出席の記録と講師の紹介のため、会場となる新横浜の横浜デジタルアーツ専門学校に向かう。台風13号による影響が心配されたが、早朝に雨が上がって、開始の9時には青空が広がった。県内の総合学科高校から6校、26名(本校から11名)が受講する。

開講の挨拶

主催は神奈川県総合学科高等学校教育研究会となる。写真は連携部会の担当校長である金沢総合高校の加藤校長からの開講の挨拶。講師の吉岡先生には、加藤校長が前任校でも色彩の勉強会でお世話になったという。本校も、過去2年間、色彩検定の対策講座をお願いしているが、指導実績と豊富な教材は高校では得がたいものだ。私は、出席の点呼を取った際に、この恵まれた環境に感謝しながら学んで欲しいとメッセージを伝えた。

10時からはデジハリ横浜校での授業を受ける。授業の開始を確認して9時15分に退出させていただいた。

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2008年9月18日 (木)

DTP入門:PublisherでDTP

期末試験の直前から授業で使いはじめたPublisher。基本はすぐに習得した。

Publisherを2時間だけ指導し、前期期末試験では作品を仕様書にしたがって複製する実技試験。データを採点したところ、7割以上の完成率で満点もいた。

080918dtp

今日は試験後の最初の授業。前半1時間は、試験前の指導で使った校内新聞の複製の微調整を行なって提出。中央モニターの完成品をラフスケッチ代わりにする。試験で扱った成果はバッチリで、基本操作はみな習得している。

授業の後半は、名刺作りの単元に入る。まずは名刺の受け取り方と置き方、差し出すときに親指でかくれる部分には文字を入れないことなどを説明。
次に、市販のA4に名刺8面が収まる専用紙の寸法に合わせて余白とグリッドを設定。段組用のグリッドガイドとその間隔を入力するだけでよい。10面用紙を使わないのは、8面用紙の場合は名刺間に隙間があるため、この部分にはみ出すように色を敷くことで、裁ち落とし部分まで色が塗られた名刺を作ることができるから。DTPのトンボの話も盛り込むことができる。

グリッドガイドの設定 設定後のA4ワークシート

このグリッドガイドや、上と左のルーラーから引き出すガイドは吸着機能を持っていて、新聞の作成には威力を発揮するが、「名刺」という実用的な教材に利用にすることがミソ。
公的な名刺の他、オートシェイプやベジェ曲線のイラストを使った私的名刺も作る。いつも好評な単元である。

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2008年9月17日 (水)

図形と画像の処理:DoGAでアニメーション実習

前期期末試験前から続いているDoGAのアニメーション実習

この科目はフリーソフトのお世話になることが多い。特にDoGA_L/Eは教育用に開発されたシリーズで、機能が多すぎて使いにくいということが無いようにレベル分けしてある。

試験前に、一通りの操作を教えながら三面図による空間把握や出現時間のコントロールを教えてきた。しかし、2次元を超えた3次元+時空の感覚に慣れるには、操作時間数が必要である。試験後の数回の授業で、自由作品を作る実習を行なっている。

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移動物体や静止物体のキャラクタ作りから始まる。基本パーツがあるので、これらを組み合わせて飛行物体や動物などを作る。これらを、ベジエ曲線で移動を制御し、拡大縮小などと組み合わせてモーションを作っていく。

秋休み明けの授業で、作品の相互閲覧となる。毎年、時間をかけて作りこんでくる生徒がいるが、今年はどうだろうか。

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2008年9月16日 (火)

DTP活用:体育祭新聞の講評

前期期末試験でプレゼンして提出した作品の講評を行った

試験作品の講評

14名の受講生の作品一つひとつを講師の小川先生が講評してくださる。生徒は今後の作品に反映してくれるだろう。
私からも何点か補足させていただいた。特に、トンボで裁ち落としてみると、記事の余白が予想以上に狭くなりがちだと注意した。

講評後は、Photoshopの画像補正の練習。まずは「レベル補正」と「トーンカーブ」の機能をマスターした。次は秋休み後になるが、「色相・彩度・明度」、「明るさとコントラスト」、「アンシャープマスク」を教える予定。

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2008年9月15日 (月)

PHPの学習環境(2)

PHP+MySQLの学習に励む一方、その学習環境にも興味がある。

何かコンテンツを作るだけでなく、いずれ学校の授業でも取り入れたいもの。1年後か、延長して2年後にリース切れになるマルチメディア教室のPCの払い下げに期待している。イントラでWebサーバの環境を設定すれば、Webに特化したおもしろい授業ができるだろうともくろんでいる。

エディタとしては、サイト管理機能だけでなく常に新しい技術をサポートしているDreamweaverを使いたい。PHPの学習に伴って、(HTMLではなく)サーバーサイドプログラムのファイルのブラウザプレビューの設定をし、動作確認している。

DreamweavaerでHTMLを編集する人は、便利なブラウザプレビュー機能を利用するだろう。F12キーを押すと編集中のHTMLがブラウジングされる。

ブラウザプレビューの設定

HTMLやJavaScriptならば、デフォルトでもIEなどのブラウザで表示される。しかし、そのマシン上でWebサーバーが立ち上がっていても、そのままでは、PHPのようなサーバーテクノロジーを利用するファイルをブラウジングすることはできない。事前に、ドキュメントルートと使用するサーバーテクノロジーなどを設定しておく必要がある。そこで、

DreamweaverでPHPを学習するためのサイト管理の設定についてまとめておく

2週間前設定した、XAMPPでデフォルトのドキュメントルート C\xammp\htdocs\ に作業フォルダ 08phptry を作り、その中にPHPファイルを保存しているという環境。この作業フォルダを「サイト管理」の対象に設定していく。

作業フォルダの階層

[サイト]メニュー、または[サイトの管理]から、[新規]>[サイト] を選ぶ

サイトの管理

ここでは、すでに定義してあるサイトを選択することができる。便利な機能だ。

080914site050サイト定義ダイアログでは、[詳細設定]タブに入り、上から3つの項目を設定する。
・[ローカル情報]
・[リモート情報]
・[テストサーバー]

ローカル情報の設定項目

[ローカル情報]では、[サイト名]に任意の名前。[ローカルルートフォルダ]に、ドキュメントルートの下の作業フォルダ。[HTTPアドレス]には、http://localhost/ に続き、作業フォルダ名 08phptry/ を入力。

[初期設定イメージフォルダ]を作業フォルダ内に作り、ここで指定しておくと、画像を扱うときに非常に便利。作業フォルダ外の画像を使う場合は、自動的にこのイメージフォルダにコピーし、URL指定してくれる。当面のPHPの学習には不要だろう。

リモート情報の設定項目

[リモート情報]には上記の設定

テストサーバーの設定項目

[テストサーバー]には上記の設定。Webサーバを通してブラウジングするための重要な設定。

以上の設定が終わると、サイトがDreamweaverのファイルパネルに表示され、作業効率が高くなる。

サイト定義後のファイルパネル

なお、図の作業フォルダには、サイトの定義を書き出して保存してある。


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2008年9月14日 (日)

PHPの学習

現在、PHPの学習にはまっている。

過去に勉強(最後の方はやっただけ)したPHP4の2冊、デジハリのPHP5の副教材、この合計3冊を並行して自習している。学習の手間がかかり、時間的ロスも大きいが、概念をしっかりつかむためには有効だと思う。

PHP4からPHP5になってオブジェクト指向化が進み、いくつかの変更があるようだ。PHP5ではコンストラクタの表記方法が変わり、デストラクタという新しい機能が追加。また、オブジェクトが参照渡しになったという。さっそく、XAMPPに付属のPHPSwitchを使ってそれぞれの環境で動作確認してみた。

PHPSwitchの起動

PHPSwitch

コマンドプロンプトが起動して、「4」を入力すればPHP4に、「×」でキャンセルという説明。PHP4が起動しているときは、PHP5への変更ができる。学習する身だけでなく、PHPプログラマーとして働いている方にも重宝されていることだろう。

JAVAでもクラスを使ったプログラミングをかじっているが、必要に追われてプログラミングすることがないので、はっきり言ってモノになっていない。おそらく一番簡単であり、具体的にWebコンテンツを作れるPHPならば、仕事で使える成果物を作れるだろうと考える。

しかし、書店で見て回ってもPHPとCSSのセットをタイトルにした本は無さそうだ。まだ、プログラマー側のPHPとデザイナー側のCSSをミックスして教える人材がいないのだろうか?

本を参考に、アクセスした日のタイムスタンプから、その月のカレンダーを表示させるHTMLソースを書き出すプログラム。色の飾りはCSSで工夫。土日の日付(クラスセレクタ使用)とアクセスした日のセル(IDセレクタ使用)に色をつけてみた。こんなのはまだ初歩の初歩だが。。。

今日を示すカレンダー

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2008年9月13日 (土)

デジハリ080913

デジハリ横浜校、総合ProコースWebデザイナー専攻。第18回目の授業。
+(19時より)PHP講座第3回目

■Webデザイナーの授業

午前・午後ともひたすらFlash。アニメーションとボタンシンボルの作り方、ボタンへのActionScriptの書き方を学ぶ。

モーショントゥイーンでは、
 ・振り子
 ・プロペラ(連続再生にタイミングのずれが起きない工夫)
 ・ガイドラインに沿った曲線的なアニメ
 ・マスクアニメーション(サーチライト風)
シェイプトゥイーンでは、
 ・シェイプヒントの扱い方
 ・文字から文字へのシェイプトゥイーン(モーフィング風)

ボタンについては、
 ・ボタンシンボルのアップ/オーバー/ダウン/ヒットの説明
 ・ボタンにActionScriptを書いて、アニメーションの動作を制御
 ・「this」の解説

次回は、ウィンドウ内で衝突判定をして向きを変えるという「定番」のコントロールを行なう。

15時20分に授業は終了。ある検定試験の作問会議が行なわれている関内に急ぐ。年内の会議はこれで終了。18:30にデジハリに戻る。

■PHP講座の授業

今回は条件分岐と繰り返し。foreach文があるPHPは配列の操作が楽。

授業では、テキストエディタとしてDreamweaverを使うようになった。次回はフォームからのデータ受け取りと、ファイルの読み書きという予告。
Dreamweaverはフォーム作成で威力を発揮するだけでなく、先に扱うSQLでも便利な機能を持っている。

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2008年9月12日 (金)

神奈川県の教員採用試験の状況

大分県の教員採用試験にからむ汚職問題が話題になっている。

神奈川県では、採用試験業務が適切に行なわれていることを示すため、9月10日付けで教員採用試験等の点検結果についてという記者発表をした。

神奈川県では9月30日に合否の発表となる。情報科の教員を3名募集しているが、昨年度同様、新タイプ校の配置が予想される。個人的には、本校にも1名の配置を期待している。10月からは週末を利用した社会人対象の講座ワープロDTPを担当するが、合格された方はぜひ一度、見学に来ていただきたい。

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2008年9月11日 (木)

コミュニケーション(14):インタビューの依頼文

第14回目の授業。短縮45分の1時間で行なう。

多くの生徒が夏休み中にインタビュー実習のアポ取りを終えている。私が担当させていただいているクラスでは、5人以上が未定の様子。9月中には全員が実習先を決められるようにサポートしていく。実習の許可は得たが、日程が決まっていない場合も多い。また、事業所としてインタビュー実習を受け入れていても、対応していただける職員が未定という場合も多い。当分は、授業時間以外にも個別指導が必要になる。

本日の授業では、9月25日に一斉に発送するインタビュー実習依頼状の清書を行なった。実習日時が決まっていない場合の書き方を指導することも多い。当然、封筒には宛先が必要だが、担当者の姓しか聞き取れていない生徒もあり、その対応を指示したりする。前回のエントリで書いたが、「一人ひとりを見る科目」ということが良く分かった。

さらに「アポ取り体験記」の用紙を配布し、明日までに体験記を提出することを指示。出遅れている生徒も、カナリヤバイという表情。過去、インタビュー実習をしないで卒業した生徒は一人もいない。2年次になると、総合学科ゆえに身につくものが分かってきているので、この実習に価値があることも理解している。

次回は秋休み(生徒だけ)明け。取材コンテ・インタビュー台本を作成することを予告。

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2008年9月10日 (水)

DTP活用:前期期末試験

試験時間までに作品を印刷してプレゼンすることが試験。14人全員が無事完了。

持ち原稿なしで、昨年を越えるレベルのプレゼンになった。誰もが2分以上を話し切るだけの準備をしてきた。試験前の授業で簡単だがリハーサルを行なった成果である。また、昨年度の年度末試験のプレゼンのビデオを見せたことも効果があった。今後が楽しみである。

作品のプレゼン 作品のプレゼン

「関心・意欲・態度」をプレゼンとその内容から評価する。ビデオ撮影してあるので、私が評価する。
その他の観点は、中間作品と完成作品、そして完成作品のデータにより評価する。講師の小川先生が13時から19時過ぎまでかかって評価をして下さった。

早速、提出されたIllustratorのデータをPDF化し、キャプチャした画像を用いて校内Webに公開した。実物の掲示は、試験後の授業で講評をしてから行なう。

校内Webで公開


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2008年9月 9日 (火)

図形と画像の処理:08試験問題例(2)

昨日に続き、専門教科情報の科目「図形と画像の処理」の前期期末試験より

授業2時間の実習と夏休みの課題に沿ったPOV-Rayについての問題を紹介する。設問は簡略化してある。

■図に示すPOV-Rayのシーンファイルに関して、次の問いに答えなさい。
shapes.inc,Sphere,colors.inc

【1】(  )に適する語句をシーンファイル中の語句より答えなさい。
シーンファイルの最初に、色や形を設定したインクルードファイルを読み込んでいる。例えば球1つ描くのにも細かい設定が必要だが、( 1 )というインクルードファイルには、プリミティブと呼ばれる基本的な図形の設定が用意されているので、このファイルを読み込むことにより、( 2 )という単語を記述するだけで、原点に中心を持つ半径1の球を描くことができる。また、( 3 )というファイルを読み込んでいるので、色名をつかって色を簡単に指定することができます。

【2】次の図は、シーンファイル中の赤の破線による下線を引いた部分 <0,0,0> をどのように変更したものか答えなさい。ただし、3つの値は全て整数とする。

<2,0,0> <2,1,-3>

※この問題も、解きながら理解を深めるためのものである。特に【1】は、生徒が夏休みの課題を作成する際に、インクルード文の記述漏れによるエラーを体験している。あらためて解答することで納得することを狙いとした。


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2008年9月 8日 (月)

図形と画像の処理:08試験問題例

専門教科情報の科目「図形と画像の処理」の前期期末試験より

授業で扱ったDoGAの実習に沿った問題を紹介する。なお、問題は簡略化してある。

■「物体をデザイン」する場面
物体のデザイン

操縦席のパーツを追加したところ、上図のように船体に埋もれている。

操縦席を上・前に移動 右に回りこんでズームイン

(1)三面図の中のひとつだけ使って操縦席を左図のように移動するには、上/横/前のいずれか?

(2)さらに、パース図の右にあるカメラオペレーションのアイコンを2つ使って右図のように表示させた。使用したアイコン2つは?

■「モーションを作成」する場面
モーションの作成

ちょうど中央の50フレームでとめている。このときのパース図は次の4つのどれか?

不正解 不正解

不正解 正解

※PCでの操作中は直感的に作業を進めるが、このようにペーパーの試験では、3次元の位置関係やカメラワークなどがしっかり分かっているかどうか確認できる。また、問題を解きながら理解を深めることができる。

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2008年9月 7日 (日)

ミニ向日葵

まだ暑さが続きますが、横浜清陵総合高校の庭園では向日葵が元気に咲いてます。

庭園のミニひまわり

試験問題作成のため昼から出勤すると、庭園には高さ50センチほどのミニ向日葵が咲き誇っていた。夏休み前に除草した場所なので、その後種をまいたのだろう。

休みなしで勤務しているが、向日葵が育っていることすら気づいていなかったという次第。思えば、朝は飛び込むように出勤し、帰りは19:30の定時で土砂降りが多いこのごろ。9月の中ごろ、評価を終えると少し休養できるかな。

定時までかかって、4科目中の3科目まで作問終了。あと一息。

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2008年9月 6日 (土)

デジハリ080906

デジハリ横浜校、総合ProコースWebデザイナー専攻。第17回目の授業。
+(19時より)PHP講座第2回目

本日よりFlashを扱う。

【午前中】
■Illustratorとの比較をしながら、Flashの描画の特徴を解説。特徴を理解すると、Illustratorでは描きにくい描画もできる。

  • Flashはレベルで管理している。単に描画しただけでは同レベルゆえに、他の図形の「切り抜き」がおきる。グループ化してレベルを上げることで「切り抜き」がおきなくなる。
  • Flashでは「塗り」と「線」が個別に存在する。鉛筆ツールでは「線」のみの描画、ブラシツールでは「塗り」のみの描画。インクボトルツールは「線」の追加、バケツツールは「塗り」の追加を担当する。
  • あくまでもベクターデータだが、Photoshopのようなビットマップデータの操作性も兼ね備えている。
Flash独特の描画技術

■「静止テキスト」の文字化け対策
テキストのグラフィック化Illustarorでは文字のアウトライン化で一発。
Flashではテキストに対して「修正>分解」。このままでは1文字づつが文字情報を持っているので、再度「修正>分解」。これらをグループ化することで扱いやすくなる。

■Flashのアニメーションの種類
・フレームアニメーション
・モーショントゥイーンアニメーション(8~9割)
・シェイプトゥイーンアニメーション(1割)
という使用頻度。午後はモーショントゥイーンで必須の「シンボル」の説明。

【午後】
■アニメーション用のシンボル作成
・ボタンはアニメーションに不向き。
・グラフィックはActionScriptによるコントロールができない。
・アニメーションにはムービークリップが良い。
シンボルとインスタンスは分身。1つを加工すると反映される。

■モーショントゥイーンの作成のポイント
バウンドの瞬間 アニメのオニオンスキン表示

【夕方】
グループワークの実習。あるカフェのサイトのリニューアル計画について、意見交換をしながら意思統一を図る。トップページのデザインをする者と、階層構造の見直しをする者に分かれて作業。各自、来週までの宿題を持ち帰る。

【PHP講座】
第2回目だが、まだゆっくり目の授業。PHPをはじめてどころか、Webサーバーの概念が分からない受講生もいる。今日は、変数と配列、連想配列の基本をやっただけで終了。先の応用的な段階になってからの駆け込み・詰め込みが予想されるので、何とか手を打っていただきたい。

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2008年9月 5日 (金)

DTP活用:前期期末試験はプレゼンで

来週の火曜日の試験を控えて、作品のプレゼンのリハーサルを行った。

「DTP入門」「DTP活用」「図形と画像の処理」という科目では、年度後半の試験をプレゼンで行うようにしている。作品は使ってもらえなければいけないという職業観教育も理由のひとつだが、何となく作るのではなく、コンセプトや思いをこめて作ってもらうための啓発でもある。その結果がスキルアップに繋がっていく。

今年から体育祭が前期に行なわれるようになり、「DTP活用」ではその新聞ができあがったところ。昨年度は後期中間試験からであったが、今年は前期期末試験からプレゼンを取り入れる。そのため、試験前の授業の最後の15分間を使って、リハーサルを行った。

全員のプレゼンリハーサル 隣どうしでの練習

試験当日は、一人2分から3分と決めてある。今回は計時用の時計を中央モニターに映しながら、隣どおしでのリハーサル。2分間持たなかった生徒が多く、互いにアドバイスを行って、本番にむけて改善の計画をしていく。

当日は、隣のPC教室を控え室にし、作品のブラッシュアップは直前までOK。印刷物をトンボで裁ち落として待機させておく。時間になったら、一人ひとりを呼び出し、中間制作物と並べて比較しながらのプレゼンをビデオ撮りする。

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2008年9月 3日 (水)

県立学校公開講座:ワープロDTP

今年も10月~12月の土曜・日曜を使った県民対象の講座を担当する。

広報が出遅れたため、このブログでも紹介させていただく。興味のある方はPLANETかながわをご覧いただき、お問い合わせを。

このブログでも度々エントリしている本校の授業「DTP入門」「DTP基礎」の基本部分を、年配の方でも分かるようにゆっくりと楽しく学びます。これらの科目を履修している高校生が授業補助のボランティアにつきますので、日本語入力さえできれば安心してご参加ください。

名称:ワープロDTP
日時:9:00~12:30の全10回、35時間。横浜清陵総合高校にて
  (10月中は土曜日)10/12,10/19,10/26
  (以後日曜日)11/8,11/15,11/22,11/29,12/6,12/13,12/20
定員:10名(日本語入力をマスターしている高校生以上)
科目概要:DTP専門のレイアウトソフトは高価で、操作に慣れるのが大変です。身近なワープロソフトにもそれに近い機能が備わっています。この講座では、DTP検定Ⅲ種(全日本能率連盟)のカリキュラムに沿って、Word2003のDTP機能をわかりやすく解説し、課題作成を通してレイアウトや文字組みの技術をつけていきます。
料金:受講料2,500円+教材費3,000円
問合せ:神奈川県立横浜清陵総合高校「公開講座係」
申込み方法:往復はがきにて、9月8日~9月26日まで

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2008年9月 2日 (火)

図形と画像の処理:夏休みの宿題

「図形と画像の処理」では期末試験前日が〆切の夏休みの宿題がある。

授業ではPOV-Rayによるレンダリングを2時間しか扱えないので、プログラミング(コード入力)に慣れさせる意味もあって、日文のIT-Literacy 3DCG編のPOV-Rayの部分を自習し、全データをフォルダごと提出するという宿題を出してある。夏休み中に1日かければ終わる内容だが、未完成の生徒が昼休み、放課後、空き時間に作業をしている。

スネアドラム

この作品にたどりつくまでに、大体6時間ぐらいは要するようだ。前半は、基本的な図形描画だが、include文やcameraの設定を忘れるという初歩的なミスから、コード入力のミスなどでスローペース。この時期ははっきり言って辛いが、後半はみな夢中になって作業している。高い質感のオブジェクトをコンピュータに描画させることができるようになって、楽しくなるようだ。このテキストは、自習課題にちょうど良い。

080902povray最後がコマ送りのアニメーション。ここまで終えた生徒は、達成感が表情に表れている。
左図は、POV-Rayで書き出した連番画像をGIFアニメに統合している。この手法は先々の授業で扱うことになる。


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2008年9月 1日 (月)

コミュニケーション(13):特別講義

第13回目の授業。多目的ルームで特別講義を受ける。

講師は産業能率大学情報マネジメント学部の松岡俊准教授
携帯電話と固定電話の違いを比較させ、そこからコミュニケーション能力を鍛える必要性を説いてくださった。

特別講義

産業能率大学には本校の科目「実践ビジネス」での講師派遣でも協力をいただいている。普段からお世話になっている富田氏より、講師紹介に先立ってのアナウンス。

先日、高校教員対象のセミナーを開催した。この4月に横浜清陵総合高校を卒業したばかりの学生が、200名の観客の前で高校時代に学んだことを堂々と話した。その中で、コミュニケーションの授業を一番にアピールしていた。横浜清陵総合のコアの科目として、皆さんも頑張って取り組んでください。
という内容だった。
インタビュー実習を目前にして、アポイントメントが取れていない生徒も多い。まだピンと来ない生徒がほとんどだろう。しかし、今までにこの科目を担当した先生は「3月になれば分かる」と必ず言い切る。取材のため、2月のクラス内発表会を経て、3月の年次内発表会と学校を挙げての学習成果発表会を見てきたので私も「分かる気がする」。

アポイントメントが取れていない生徒のフォローと、リハーサルの指導など、生徒から「これほど一人ひとりを見てくれた科目はない」と聞いているが、これからが勝負。「3月になって分かった」と言われるように頑張っていきたい。

■参考までに、8月5日には神奈川大学で「学校教育におけるキャリア教育シンポジウム(PDF)」が開催され、そこに本校の生徒たちが発表者として招待された。発表のひとつにコミュニケーションの授業を紹介したグループもある。他校の先生から写真入りの報告もあるが、直接お聞きしたところ、とても興味深い科目でこれから必要になる内容だということ。

「情報デザイン」と共に、「コミュニケーションデザイン」というべく分野が脚光を浴びるようになると予測している。つきつめれば、この2つは同一のものかもしれない。

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