小池情報デザイン研究室前期展
本日・明日と開催される武蔵工大のオープンキャンパスに行く
全国高等学校情報教育研究大会のサイン計画を担当している小池情報デザイン研究室。オープンキャンパスではなく、併設のこの研究室の発表が目当て。3年次ゼミ生の展示発表は2つあるが、大会のサイン計画の部屋を紹介する。
イーゼルにかけたパネル、部屋の中央には、大会の会場である武蔵工大世田谷キャンパスと、会場となる6・7号館の模型。訪れた高校生や大人(日本デザイン学会の情報デザイン分野の方々も。浅野先生、木村氏、大澤氏・・・)に説明をしている。
学生が一番説明しやすかったのは、ロゴのデザインのパネル。今回のサイン計画で一番最初に取り組んだものだった。全員が作成した案をカテゴリに分けて分類、候補作品選出し、大会のテーマを伝える形へと修正していく過程を示してある。
受付と基調講演の会場である6号館(地下)と、企業展示・ポスターセッション・分科会会場である7号館(1~3階)の模型
一晩かかって作ったという。6号館地下(左)は、右側の部屋で受付し、左の大教室で基調講演を行う。(中央の部屋は使用しない)この大教室の入り口ドアの脇が演壇なので、講演中は、地上階から外に出て、裏から入ってもらうことになる。模型があることで、その状況をみなで共有することができ、サイン計画の議論がスムーズになる。小池ゼミでは、昨年の研究「コミュニティバス」の模型で、この手法を身に着けたようだ。当日も、この模型が展示され、活躍するだろう。
7号館は、4階立てだが、使用するのは3階まで。企業展示に4部屋、ポスターセッションに3部屋、分科会に5部屋を使うので、これも模型があると導線や掲示物配置の検討に役立つ。
情報を共有してデザインに活用するには、デジタルよりもアナログの方が優れているという事例。
構内に配置する案内図というと、平面の紙というイメージ。これを、台を作ってその上面に置くことで、方向をより正確に伝えることができるという提案。しかも、その図には、現在地や目的地が分かるという位置情報以外にも、時刻によってどこで何が行われているかという情報も盛り込む。まだ案の状態だが、ちゃんと模型を作って計画している。雨に弱いというが、地図をパウチすることを勧めた。う~ん、当日が楽しみだ。
オープンキャンパスの終了時刻が過ぎて1時間ほど。小池星多教授を囲んでリフレクション。「朝までポスターを作っていて、この会場へのサインを作れなかった。」という声もあるが、みな、時間が足りないと言い訳せず、むしろ、自分の時間の使い方が下手だと反省している。
試験直後のこの展覧会。そして8月22日の全国大会、8月28日からの「金の卵展」と、夏休み返上の日程。学生にとっては酷にも見えるが、それを分かった上でこの研究室を選んでいる。スキルアップ間違いなし、と応援していきたい。
【追記】小池情報デザイン研究室のブログの記事小池研究室 前期展1日目。今晩も徹夜の模様。明日はさらにブラッシュアップされるのか。行けなくて残念だ。
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コメント
昨日は、武蔵工業大学小池情報デザイン研究室の前期展にお越し頂き、ありがとうございました。
今回の前期展で、いろいろな方からご意見をいただきましたので、
それを活かして、22日に望みたいと思います。
お力になれるよう、頑張ります。
それでは、失礼いたします。
投稿: 高村 | 2008年8月 4日 (月) 21時53分
高村さん、コメントありがとうございます。
22日は、来場のみなさんが、「情報」とはこんなことも扱うんだとびっくりされると思います。ガツンとやってください。
私としては、皆さんが思考錯誤しながら作り上げていく過程を見ることができ、大変うれしく思っています。また、それが教員としての糧になります。
投稿: VX | 2008年8月 5日 (火) 01時15分