情報部会:第2回研究会「情報デザインワークショップ」
一日かけての研究会。16名が参加して新しい視点を獲得した。
会場は講師浅野智先生が勤務される横浜デジタルアーツ専門学校。本校の短期集中講座「DTP基礎」、総合学科公開講座「DTPの基礎」、「クリエイター講座」などで、この夏もずい分お世話になる。

まずは、情報デザイン概論の講義。人間中心設計(ISO13407)とHCDプロセスを紹介し、現在、各プロセスの手法の研究がされていることを説明。
次のシートが配られて、最初の課題が与えられる。これは個別に行う。

横浜の「イワサキ製菓」は、夏のお中元商戦に向けて新しいフルーツゼリーを企画したい。特に盆暮れの挨拶には縁遠い若い女性が贈りたくなるような商品にしたいと考えている。既成の商品にあまり開発費をかけないで考えて、新しいデザインやサービスを提案すること。(30分)次に、ユーザ調査の手法のひとつであるオブザベーション(観察法)の実習。
4人グループを作り、果肉入りゼリーを食べる様子を互いに観察し、その過程(ステップ)と本人が気づかない不便さ(エラー)を記述する。

グループごとにステップとエラーをまとめ、代表が発表する。
ここまでで午前の部が修了。昼食休憩では、少人数で運営している学食の手際についてつい「観察」してしまう。
午後は、ユーザ調査の手法から始まり、ユーザ情報の表現手法として近年話題の「ペルソナ/シナリオ法」の解説。早速、実習にうつる。
先ほどの課題に対して、商品を買う(贈る)女性のペルソナと、贈られるペルソナをつくり、観察で得られたエラーを克服しつつ、これらのペルソナが満足するような製品を企画する。4つのグループが、2つのペルソナと製品企画のプレゼンをする。
縛りの条件がゆるいので、各グループがさまざまなペルソナと企画を発表した。
我々のグループは、詳細なペルソナとシナリオを用意できたので、企画への意思統一ができてスムーズだった。短時間で、ペルソナ/シナリオ法の効果を確認することができた。
次に、情報のモデル化(可視化)とユーザ評価の説明。プロトコル分析のラボを見学させていただいた。この部屋で、使いにくい液晶時計の操作を実際に撮影したビデオを見る。この分析から操作の様子を書き起こし、操作時間のNE比(Novice/Expert)の解析法を学んだ。
講義と実習により、参加者は「ユーザ≠自分」という認識を新たにした。
浅野先生、一日のワークショップを実施していただき、ありがとうございました。準備も大変だったことと思います。
また、ブログでの報告、各参加者へのリンクもありがとうございました。
終了後の懇親会は7名の参加で盛り上がる。
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