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2008年6月 1日 (日)

日本デザイン学会情報デザイン教育プロジェクト研究会

13:00~18:30。多摩美術大学上野毛校舎にて

多摩美術大学3号館午前中は職場で明日のコミュニケーションの予習など。11:30より標記の研究会に移動。昨年9月30日以来、開催が延びていた。
参加者は11名と少ないが、大学・専門学校・高校の教員の他、Adobe・リコーなどで情報デザインに係わられている方々。現在、情報科教員を目指して神奈川県立や私立高校の非常勤の方もいらした。先日の情報部会研究大会にも参加され、浅野先生にお誘いを受けたという。現在、数学の免許も取得すべく努力されている。

次第

手作りの研究会という雰囲気が良い。

1)13:00~14:00:「専門学校における情報デザイン教育」
  浅野智先生(横浜デジタルアーツ専門学校)
2)14:00~15:00:「千葉工業大学における情報デザイン教育」
  高橋靖先生(元千葉工業大学)
3)15:15~16:00:「高校での情報デザインを模索する」
  五十嵐誠(神奈川県立横浜清陵総合高等学校)
4)16:00~17:00:ディスカッション 

という予定だが、各発表・質疑が伸びて、ディスカッションも延長。終了は18:30となる。

横浜デジタルアーツ専門学校と千葉工業大学での実践報告を聞き、あらためて、私が取り組んでいる授業内容はまだまだ上級学校の「情報デザイン」には届かないもので、「情報デザインの基礎力養成」程度のものと感じた。PCの中だけでなく、具体的なモノ(情報を分析して、人に役にたつもの)を作ることが大切なのだ。

私からは、本校のイントラで公開している成果物を「情報A」を中心に紹介。その後、「DTP基礎」でのインターンシップ受入れの報告、「DTP入門」での三つ折チラシのプレゼン試験の様子、「DTP活用」で作成したインタビュー冊子、「図形と画像の処理」での3DCGアニメと実写の合成ムービーを見ていただいた。
美術的完成度はともかく、作品を作ったり、表現することに慣れる。そして相互評価を繰り返すことで自然とメディアリテラシーが身に着くことが教育目標であることを理解していただけたと思う。

ディスカッションの様子遠くは公立はこだて未来大学よりいらした先生もいるので、忌憚のない意見が交わされた。若手の非常勤の先生も積極的に発言しており、とても頼もしく感じた。ぜひ、神奈川の教員になってもらいたい。
高校の教員が2名いるので、高校の話題にも時間を割いていただけた。非常勤の先生は5校の経験から、学校による温度差があり、本校の事例は希少だという感想。

次回は9月28日、Adobe社の会議室を予定。

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