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2008年6月 2日 (月)

コミュニケーション(7):聞き方トレーニングと振り返り

第7回目の授業、2時間ともHR教室で。TTの先輩が出張のため一人で担当する。

■前半1時間は、前回の続きで、アナウンサーが作曲家にインタビューするラジオ放送を聞き取り、メモから要約をまとめるトレーニング。開始前には、このインタビューのテーマと話し手を解説しておく。

テーマと話し手を解説 メモから要約をまとめる

途中、音楽が入ったりするが、12分の放送。かわいそうだが1回しか流さない。制限時間15分で、メモから要約を記述する。前回はニュースだったので、無駄のない文章だったが、今回はインタビューなので、相打ちや質疑以外の派生の話題もある。テーマを考えて、いかに余分なことを抜いてメモし、まとめることができるかが勝負。
しかし、今回も完全を求めているのではない。自分の聞き取り方とまとめ方に納得がいかなければ、日頃からどのような行動が必要かと『気付き』を求めているのである。

■後半1時間は、今までの全ての振り返りと、この科目の本丸である「インタビュー実習」の解説。

前回の振り返りシートから、共有したい気付きのある記述を抜き出して読み上げる。その記載内容を受け、『Yes-Noで終わる質問』と、『Yes-Noで終わらない質問=5W1Hを使った質問』の違いを復習した。その上で15分の時間を取って、今までの振り返り。A4の両面にわたる7項目を書き切って、明日までに提出。

記述の読み上げ 今までの振り返り

振り返りは時間で打ち切り、「インタビュー実習」の説明にうつる。
まずは、この「コミュニケーション」という学校設定科目の説明。「産業社会と人間」の発展科目として、「広く社会とかかわり、積極的に社会の中で生きていくために必要な、人間関係づくり(より良く他者とかかわり合う力)とコミュニケーション(受け取り、感じ・考え・理解し、表現・発信する力)に関する力をつけて、社会生活における『生きる力』の基礎を育てる」ことを目指したプログラムを組んでいること。
そして、「産業社会と人間」で学習した『職業について知る』の単元を発展させた内容として、4月から学習してきた基礎的なスキルを生かして臨む、『仕事を持って社会で活躍している職業人の方にお話しを伺い、内容を記事にまとめる実習』を11月から行う。この実践課題への取り組みを通して「自分自身の将来の生き方や職業について考え、社会との関わりなどについて学んで行く」、「他者と身近に関わることで、改めて自分のコミュニケーションの力について考える」ことを体験していく。

その他、インタビュー実習の対象者を決めるためのルール、希望表の提出と調整の手順、夏休み前にアポイントメントの取り方の学習をすることなどを説明する。

まさに総合学科の最大の特徴である「職業観を持った教育」をしていると実感した。

■次回の予告をして終了

同時展開をしている3クラスの生徒が多目的ルームに集まり、「メディアから学ぶインタビュー」を映像と講義で説明する。

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コメント

「温故知新」という言葉があります。
すばらしい「コミュニケーション」の
授業のようですが、どう「温故知新」
しているのか、知りたいと思いました。

「産業社会と人間」も根本原則や原理を
継承しながら、年々リニューアルしてきた
のが、総合学科の15年だったと思います。

投稿: HIRON | 2008年6月 3日 (火) 23時35分

HIRON様、コメントありがとうございます。

3回の履修した年次の様子を検証している段階。細かなところは臨機応変に対応していますが、「インタビュー実習」を柱にしているので、科目の内容はあまり変わらないはずです。一人あたり20人の職業観を相手にするので、科目内容よりも、教員集団のスキルアップが学校全体を「温故知新」することが期待できます。

一部は、学校づくりのプログラムを総合学科の「職業観を持った教育」に生かしてきたものと(個人的に)解釈しているのですが、「ねらい」ではなく「結果」として、総合学科の背骨としての成功を収めているように思います。例えば、インタビュー実習を課題研究に繋げていく生徒が多く、さらに自分でアポを取ってフィールドワークに出て行く力、他者の発表を聞く力です。もちろん、全国の総合学科高校が独自の方法で独自の成功を収めていますので、他校に押し付けるつもりで言っているのではありません。

HIRON様が異動された学校にも、選択で「コミュニケーション」があると伺っています。お会いしたときには、ぜひ情報交換をお願いします

投稿: VX | 2008年6月 4日 (水) 02時48分

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