コミュニケーション(4):話の聞き方・伝え方
第4回目の授業。本日は、担当するクラスを換えて行った。
■前回の振り返り
前回の授業の、ウォーミングアップとバンガロー殺人事件の振り返りの中から、みなが共有する意見をピックアップして読み上げる。目の前にいる生徒たちにとって、他のクラスの誰だか分からない生徒の意見。それでも、よく聞いている。
■ウォーミングアップ
なんでもバスケットだが、今回は「目に見える特徴」が条件。オニになったら、今の気持ちを述べてから移動の指示を出す。
終了後、座った順に番号を振り、次の行動のグループを作る。
■紙を使って
B5のわら半紙を配り、教員の指示によって、折り、切り取っていく。作業が終わったら、グループ内で見せ合って結果を比べる。
左の写真は、指示の出し方を雑に行った1回目の様子。
2回目は少し丁寧に説明。ここまでは口頭だけの説明で行う。
3回目は、言葉を使わずに、大げさな身振りで降り方を実演して見せる。
メラビアンの法則を思い出すような結果だった。
■背中合わせ・向かい合わせ
2人組みになり、説明役には図のような図を渡し、これと同じ図を紙に書くように説明する。ただし、初回は椅子を背中合わせにして、質問もできないという条件で行う。
次は、向かいあって、目配せなどの説明も加えて行う。
この2つの方法によって、意図の伝わり方にどのような違いがあったか話し合う。
■話の聞き方
先の2人組みで、あらためて、聞き手と話し手を決めさせる。ここで決めた役で3回の活動を行う。
まず、聞き手役は廊下に出て、そこで教員から「かかわりの少ない聞き方で聞く」という例示付きの指示書を受け取る。話し手には、この間に他の教員から、「昨日のできごと」を話し続けるように指示される。
ストップウォッチで2分間を計り、予定通りの役割を行う。
2回目、3回目と聞き手は毎回廊下に出て指示を受け取る。この活動によって、聞き手の態度によって、話し手の説明が大きく変わることを強烈に体験する。コミュニケーションは聞き手が主役であることを理解していくことが狙い。
3回の活動後、不快な聞き方も「役割」として演じたことを強調する。
いつものように、振り返りシートを記入して提出。今日は10分以上の時間を取ってある。
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