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2008年5月 1日 (木)

コミュニケーション(2):「知り合う」+担当者打合せ

第2回目の授業の紹介と、当面の授業の打合せの様子の報告

■25年経験者研修と重なり、私は第2回目の「コミュニケーション」の授業に参加できなかった。
画像もないので、授業の概要だけを紹介する。

4月28日は、授業時間1時間で、「仲間づくり」の最初の項目「知り合う」をテーマに、フルーツバスケットと自己紹介・他己紹介を行った。フルーツバスケットでは「目に見えるもの」はターゲットとせず、移動は個人判断で任意に行えるようなものを選ぶ。今後も、アイスブレーキングとしてフルーツバスケットを使っていくが、徐々にターゲットの内容を変えていく。

席がシャッフルされたところで、番号を振り、同じ番号同士でペアをつくり、自己紹介と質問、さらに全体に他己紹介をさせる。これらの作業では、教員が強制することなく、自発的に行動に移るような雰囲気づくりを心がける。

■麻疹のために生徒は休校。これ幸いと、数日間は各種の会議三昧である。会議の中でも別格なのが、コミュニケーション担当者会議。年次や分掌を横断するメンバーなので、優先して時間を設定した。

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毎回の授業前に行う打合せ。初めて担当する教員も、リードする教員も一体化して取り組む。特に、次回は「仲間づくり」のハイライトの項目「バンガロー殺人事件」であり、お互いに協力して問題を解決することで、他者を理解していくという狙いを持っている。

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6人から7人のグループを作り、それぞれが刑事の名前を与えられ、殺人事件を解くための「情報カード」が配られる。この「情報カード」は他人には見せないで、口頭でのみ情報交換を行うことができる。全ての情報がかみ合うことで、犯人が浮かび上がるというゲーム。生徒にカードを配布してからは、教員はヒントや指示を与えず、質問にも答えない。生徒たちが自発的に情報交換したりメモを取ったりしていくまで耐えていく。途中何回か、指定の刑事役がアクションを起こすことがあるが、その際に、課題をクリアしているかどうかを判定するのが唯一の役目だ。

この「バンガロー殺人事件」を理解するために、教員が2グループに分かれて、犯人探しのリハーサルを行った。

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早いチームでも解決に至るまで、30分近くかかった。う~ん、よくできたゲームだ。

仮に犯人名がリークしていても、途中の推理ができずに課題がクリアされないと進まない。かえって面白くなくなるということは、生徒も理解できるはず。休校明けの5月8日、3・4校時に行うクラスと、5・6校時に行うクラスに分かれて行うので、一応、注意を促す必要があるだろう。

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