デジハリ:東京校オープンスクールに参加
テーマは、『ユビキタス時代のユーザインタフェース!
~実世界指向インタフェース研究動向~』
18時よりデジハリ東京本校にて。講師に、東京大学大学院情報学環教授 (兼ソニーコンピュータサイエンス研究所)の暦本純一氏を迎える。PlayStationのインタフェース開発などにも携わっておられる。

デジタル情報と現実とのギャップを埋めることによって、コンピューターを意識することなく活用する、「実世界指向インタフェース」の研究成果の事例を、サイト上の画像や動画を使って分かりやすく紹介していただいた。素人でも興奮する内容だった。
■複数のPC間や机上・壁面間でのファイル操作を実現するシステムPick&Drop。
■電界の変化で手の位置や遠近をセンシングするシステムSmartSkin。
■PERCEPTIVE PIXELも遠い未来のものではないだろう。
■特に興味を引いたのは、WiFiを使った位置情報システムPlace Engine。都心部など無線LANのアクセスポイントが無数にある場所ではGPSよりも精度が高いという。実用例として地図への応用も紹介された。
■LifeTagというハードウェアは、その位置情報を記憶することができ、正に人生にブックマークをするというもの。ソニーのデジカメ、サイバーショットDSC-G1では、写真のEXIF情報に緯度・経度を記録する。
参加者は40名弱だが、参加者の層がいつもと違う。終了後の質問もアカデミック。デジハリのスクール生よりも、デジハリ大や大学院生、研究職の社会人が多いという様子。
昔のインターフェースの紹介として、木のマウス第1号の写真が紹介された。1964年頃というが、縦方向と横方向の滑車から位置情報を得るという機能を実現していた。
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