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2008年3月14日 (金)

総合学科学習活動成果発表会

総合教育センターにて、13:30より開会。

080314seika01今年で第4回を数える県内の総合学科生による発表会。昨年に続き、全ての会に参加させていただいているが、毎年違った発表が聞けて楽しい。
神奈川の総合学科の特徴として、ほとんどが普通科からの改編で出来た総合学科。互いに情報交換しながら総合学科を作ってくることができた。このような発表会を継続してできていることが財産である。
どの学校もエース級が出てきているのだろうが、発表活動の多い総合学科の生徒なので、発表の態度も立派。神奈川では本校同様に開校4年目の学校が多く、2期生を送り出したところ。総合学科として共通な部分だけでなく、それぞれの特色が確立されてきたように感じた。

発表する生徒と各校の引率教員は9時に集合。その後、グループごとに最終打ち合わせをし、会場でリハーサルを行う。

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◆特色ある授業の学習成果発表
(1)「産業社会と人間」(金沢総合)
(2)「情報と表現(系列選択科目)」(みなと総合)
(3)「秘書実務(総合選択科目)」(横須賀総合)
(4)「マーケティング(総合選択科目)」(相模原総合)
(5)「写真集をつくる~女子高生らしい写真集~(課題研究)」(横浜清陵総合)
(6)「HIVについて(課題研究)」(大師)
◆授業以外の活動成果発表
(1)「インターンシップ」(藤沢総合)
(2)「多文化交流委員会~世界の輪を求めて in TURUSO!~」(鶴見総合)
◆校外連携活動の成果発表
(1)「レッツアクセス総合学科」(鶴見・金沢・大師・清陵)
(2)「総合学科合同Web委員会」(麻生・相模原・清陵・藤沢+情報科学専門学校)
(3)「まちを歩く・食べる・知る(校外講座)」(清陵・大師)

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みな、自分が体験したことをもとに話すので説得力がある。緊張しても自分の言葉が出てくる。会場や司会からの質疑に対しても、しっかり答えることができる。

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全ての発表が終わり、参加した生徒も教員も充実感・満足感を得られた様子。私も、あらためて密度の濃い学習活動が展開されているのだと実感した。

神奈川県と横須賀市(横浜市は欠席)の教育委員会から講評をいただく。年々会全体が充実してきていることと、「気付きがあって自分が変わっていく様子」が伝わる発表が多かったと、質の高さが評価された。また、臨機応変に対応した司会進行の生徒に対しても格別なねぎらいの言葉を頂く。

終了後、他校の先生方と懇親を深めた。総合学科に密に関わっている先生が多いので、話は盛り上がる。
たまたまお子さんが今年本校を卒業された方がおり、卒業式に参加した感想として「担任でなくとも泣ける卒業式」という言葉をいただいた。今年赴任された教頭も「こんなに泣けた卒業式は初めて」と。
卒業式の感動は、本校だけでなく、他の総合学科高校からも聞かれる。

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コメント

先生方もいろいろとご苦労も多かったと思います。
お疲れ様でした。いい発表会でした。
「エース級」が出て来られていたんですね。
エースじゃない普通の高校生が、さまざまな学びの
中で、何を感じ何を考えたのか、も知りたかったと
思いました。

投稿: HIRON | 2008年3月16日 (日) 10時14分

HIRON様、コメントありがとうございます。
私の説明が足りなかったようで申し訳ありません。この発表会は、ご存知のように各校からどの部門にエントリーするかを早くに決め、校内の発表会から選考されてきた部門、そして校外連携部門とがあります。「各校のエース級」は前者の発表になります。この両者で会のバランスが取れていると思います。
私がお手伝いをさせていただいているWeb作成委員会は後者の部門になります。この委員会は特に発表の指導をせず、普通の高校生の発表でしたがそれで良いと思いますので、HIRON様と気持ちは変わりません。

今まで、大師高校の系列内そして校内の発表会に参加して勉強させていただきました。大師高校では系列の代表を伸ばして(内容も発表手法も高めて)校内発表会に向かわせているということを教授していただきましたので、その過程を見させていただいています。その指導技術は伝統によってできていることは今までも報告しているとおりで、校内発表会の一つひとつが素晴らしく仕上がっています。今回の大師高校からの発表も、その校内発表から大人向け内容に指導されたというように、総合学科生徒内というレベルを超えるものになっています。この手法には学ぶところが大きいのですが、残念ながら本校(私も)はまだそこまで成熟していません。
本校では今回の発表者に対して特別の指導もせず、地のままの発表でしたが、今はそれが良いところだと思っています。校内発表会でも視聴率が高いことに繋がっているようですので、そのように解釈していただけると幸いです。

私は、この発表会を続けることの意義を強く感じていますので、それぞれの学校が特徴を活かして発表をしていくことを期待しています。

(このような思いを書く機会がなかったので、この場で紹介させていただきました。)

投稿: VX | 2008年3月16日 (日) 22時48分

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