デジハリ:Making of 『L change the WorLd』
メイキング・オブ・『L change the WorLd』 VFX&特殊メイク セミナー に参加
13時~16時、デジハリ東京校(お茶の水)にて
おととしの11月にMaking of DEATH NOTE セミナーに参加し、CGを駆使したVFXに興味を持ちはじめた。今回は、最新の特殊効果映像の世界がどのように作られているのか、公開中の映画のワンシーンをもとに「VFX」「特殊メイク」のメイキングを解説するセミナー。
■VFXのメイキング:村が爆発するシーン
VFXを解説する講師は、前回同様にVFXを担当したデジタルフロンティアの前川英章氏、そして特撮監督の神谷誠氏。最近は仕事が減ったという特殊撮影とCGの合成による制作過程とその技術を紹介。
村が爆発するシーンでは、村のミニチュアセットを作って実際に爆発させ、ハイスピードカメラで実写する。この画像からゴミを取ったり、グリーンバックで撮影した人が吹き飛ぶシーンを合成する。撮影現場の写真はとても参考になった。
上空から爆発を写すシーンでは、森も村もCG。爆発の炎は実写し、合成してなじませていく。
■特殊メイク:運転中、顔が見る間に発症していくシーン
こちらの講師は、前川氏と、特殊メイクを担当した西村映造の西村善廣氏。VFXのメイキングの説明中に、西村氏はデジハリ生をモデルに顔中が発症して血がにじみ出てくるメイクの実演。20分ほどで完成。
発症の度合いを変えて、グリーンバックで運転シーンを繰り返し撮影。レイヤーに重ねて位置とタイミングを合わせ、マスクをうまく使いながら徐々に発症していくシーンを作る。さらに車窓の映像と合成し、陰影などを調整していく。
講師には、さらに、映像の中のテレビ画面(モニタデザイン)を担当したデジハリ大学院教授の井上英俊氏。最後は4名の講師から業界の様子を紹介した。司会と4名の講師の息のあった、楽しいセミナーだった。また授業で使えるネタを得た。
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