DTP入門:トレース作品
「DTP入門」の授業では、既存の画像をトレースする練習をした
この科目では、Illustratorのような特別なソフトを使わずに、身近なOffice(MSでもOpenでも)ソフトで出来る作品を作っている。文字組みやレイアウトの基本はマスターしたので、カットに使えるイラストを作成できるようにベクトル描画の技術を教えている。ものの形を観察する力を育てるためにも、1回(2時間)の授業を使って、好みの画像をトレースさせた。今回使ったアプリケーションはPowerPoint2003。作品例として、12月24日に紹介したベルの作品を示した。
課題の内容は、画像の形状の特徴をつかんで、フリーフォーム機能を活用してトレースをすること。デフォルメやアレンジを推奨した。画像については、紙媒体からはスキャナーで、実体はデジカメ画像で、Webからの画像は個人的使用としても、元画像とURLを明記して使うということにした。
例として、クリオネの作品を紹介する。
元画像はhttp://www.kaikyokan.com/oubo/oekaki/2006_12/2006_12.htmlより
ベクトル画増なので、一つ作ると加工や修正が容易。アンカーポイントの追加や削除も利用して、使いまわしが効く例になる。
情報AでFlashで標語バナーを作成している。この生徒には、Officeで描いたベクトル画増をFlashにコピペすると、シンボルとして使えることを教えたので、きっとクリオネの標語バナーができるだろう。
次の作品は、グラデーションと透明化を上手く使った例。
元画像はhttp://flower.girly.jp/sozai/flower/flowertext/corsage80.htmより
たった2時間の授業であったが、生徒は夢中で作業をしていた。
どの作品も、予想以上に素晴らしい出来ばえで、互いに誉め合っていた。早速キャプチャし、校内Webに全作品をアップした。来年度は、さらにレベルが高い作品を期待したい。
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