DTP活用:試験はポスターのプレゼン
本校独自の特色科目発表会のポスターの制作とプレゼンが試験内容
3週間の授業で作った作品を印刷し、コンペに出品するつもりでプレゼンをする。これをビデオ撮影して評価する。
後期の中間試験では、コンセプトシートの手持ちを許可したが、今回はそれは不可。それでも2回目なので、堂々と作品を説明し、売り込むためのプレゼンをすることができた。
1年次の「産業社会と人間」と3年次の「探求(課題研究)」は総合学科高校では定番のもの。横浜清陵総合高校では、2年次に「視点」と「コミュニケーション」という科目を置いて、3年間を貫くキャリア教育を実践している。この4つの特色科目ごとに年間をまとめる発表会が行われるが、それぞれの代表が一同に集まって発表することになる。つまり、その発表会のポスターを作成した訳である。高校生が「情報」を「デザイン」する題材として適切と考えている。
下の年次生にとっては、これから取り組む科目のガイダンスに、上の年次生は、今までの学習活動を振り返って自分の成長を確認しながら次へのステップへの意欲を高める。これらを教員が指導するのではなく、生徒同士の発信によって受け継がれ、発展していく。
横浜清陵総合高校に着任して4年目。3年間、「DTP入門」、「DTP活用」という科目を開発させていただいたが、今年度は発表会の発展に伴ってそのポスター作成に取り組んできた。教員は、生徒の学習成果の発表の機会を設定し、演出のサポートをするのが仕事であり、今のところ上手くいっている。教科「情報」もWebでの発信やプレゼンの指導などでバックアップしている。
この「発表」や「発信」を前面に出せることが、本校の新タイプ校としての成果だと考えている。
Photoshopでロゴを作る工夫や地図作成で時間をとられたものの、今回は独創的な作品が目立った。基本的なレイアウトは慣れてきたので、思い切ってチャレンジしている様子が伺える。3年次生はこれが最後の作品。2年次生は、これからInDesignを使ったエディトリアルの内容に入る。年末の試験では、この作品のプレゼンを行う予定。今度は、ボードに作品を貼り付けて行おうかと構想を練っている。
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