課題研究の発表会を終えて(1)
昨日の発表会の補足や事後処理の報告などをしていく
今回は、特にステージ周りのレイアウトと機器、照明の設定について。
特に役割が与えられた訳ではないが、この準備設定を継続して行っている。総合学科の教育活動から個人が得るものは大きいが、発表することでさらに理解が深まり、さらに他人の得たものも共有することができる。「発表活動」が総合学科としての成功の鍵のひとつというのが持論である。そのための基盤として、情報の授業ではプレゼン以外にも、常に情報発信と相互閲覧をするようにしてきた。そして「発表会」が楽しく、価値の高いものになるように、裏方を務めさせていただいている。
「発表会」が成功するように、次のような点を心がけている
・発表者がプレッシャーを感じないように
・発表者が伝えたいことを、より効果的に実現できるように
・参加する生徒が、発表者と一体感を持って聞くことができるように
・飽きる生徒が出ないように
・生徒が運営しやすいように
設定を振り返って記録することで、反省し、新しいアイディアを引き出す。
■スライド用スクリーンと移動カメラ用スクリーンの配置について
・投影の下辺は後ろからも見える高さで
・スライド用投影は必要以上に大きくしないこと
・サブスクリーンに映った発表者の視線が、発表者本人を向くように
■照明について
・客席の前半分を暗くすることで、発表者へのプレッシャーを押さえる
・天井の照明機は、スクリーンにかからないように発表者と演示台を照らす
・天井の後方の照明機(図に映っていない)は発表者に眩しくならないように
■移動用カメラの撮影について
・カメラと撮影者が発表者の目に入らないように、この周囲は少し暗く
・スクリーンが右なので、移動カメラは発表者を向かって右から撮影
・移動カメラの通常の位置は、発表者から60度ぐらいの位置
・移動カメラは発表者をローアングル気味で映す
・接続しているプロジェクターから離れられる距離(ケーブル長)を把握しておく
・展示物は、移動カメラに対して正面を向けてもらう
■記録用ビデオカメラについて
・プレッシャーを与えないように発表者の視界に入らない位置で
・発表者とスライドの投影が少し重なるくらいの位置
・通常は、発表者の上半身とスライドがフレーム一杯になるように
・掲示版や演示台などを確実に撮影できるように、机の上に三脚を立てる
・必ず2人で操作し、ON/OFFの切り替えを確認する
・近くの音を拾うので、周囲に注意をうながす
■PC操作やデッキ操作の補助者の位置
・発表者の直近に配置し、発表者はPC画面を見ることができるように
・発表者本人がPCを操作する場合は、PC本体またはマウスを演台に移動する
■発表者(演台)の位置
・スクリーンとの距離はレーザー光で指し示すような動作ができる程度
・あくまでも発表者がメインなので、スライドにかかるかどうかの位置
・演示台やホワイトボードへの移動がしやすいように
■■機器操作の係の配置
・移動(ビデオ)カメラの係
・記録用ビデオカメラの係(兼:演示台の補助)
・プログラム提示のスライド操作の係
・発表スライド用PCを次の発表者用にセットする係(兼:メンテナンス)
【反省点】
・もう少し発表者の顔を明るく照明すべきだった
・PC補助の席を少し前に出し、発表者がPC画面を見やすくすべきだった
・ポイントマーク式のレーザー光では分かりにくいので、円形マーク式を購入する
【次回へのアイディア】
・ホワイトボードは常設し、質疑応答でも使うことができるようにする
・スライド用プロジェクターのOUTにモニタを接続し、発表者のスライド確認用に使う
・発表者の位置に演劇用の台を置き、少し高い位置にする
・併せてスライド投影をもう少し小さくすると、どの位置でも手を当てて示すことができる
とりあえず、気がついたことを記しておいた。
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