課題研究「探求」:成果発表会
3年次の課題研究の成果発表会が、系列のグループ毎に行われる。
本日と来週の金曜の午後、「探求」の時間帯に、12のグループ内での研究発表が行われる。7月6日の中間発表以来、各自がテーマに基づいて研究を重ねてきた。その成果を一人8分づつプレゼンする。
私と新採用3年目の若手が担当する、情報科学系列に関係するテーマと教育問題をテーマにする生徒たち。20人用のマルチメディア教室で研究を続けてきた仲間の発表。司会・タイムキーパー・質問者・ビデオ撮影を分担して、自分たちで発表会を運営する。
タイムキーパーはストップウォッチを持ち、6分・7分・8分にそれぞれ1鈴・2鈴・3鈴を鳴らす。このタイムキーパーは一人1回、質問は一人2回がまわってくる。これが、全員で発表会を作りあげる仕組みになっている。
このグループは日常の活動にPC教室があてがわれているからか、全員がスライドを使った発表。BGMを流したり、自作CMムービーやポスターを映したりして、表現の工夫がみられる。一人8分の発表時間も、平均すると8分30秒±1分で収まる。その後、分担が決まっている2名+希望者からの質問に答える。この「質問」を設定することで、聞く方も発表する方も緊張感が増す。発表会のモチベーションを高めるための仕組みは教員が仕込んでおく。
7月の中間発表と異なる点は、発表時間と規定質問者人数が倍になったこと、座っての発表が、立っての発表になったこと。発表会の進行については、前回と同じように生徒が行う。教員2名は、聞きながら評価をするだけだが、ビデオに撮ってあるので、後にあらためてゆっくりと評価する。
発表の中で、この課題研究の中で「視野が広がった」という言葉が聞かれる。夏休みに見知らぬ社会人に自分でアポイントを取って.インタビューをしてきた生徒、学校を通さずにインターンシップをしてきた生徒、専門学校等で実習をしてきた生徒、やはり校外に足を運んだ生徒の発表は説得力があり、視野が広がったことがよく伝わる。
私からも「総合学科に来て、この科目を持って君たちと一緒に勉強したことで、今までの学校ではなかったほど視野が広がった」とコメントした。
残り半分は、来週の金曜日に発表。そして、1月11日には、各グループから選ばれた代表12名と金沢総合高校と大師高校からの各1名が、研究成果の発表を行う。聞き手は3年次生だが、金沢総合と大師高校へはテレビ会議システムで生中継を行う。「DTP活用」の授業内で、これらのポスターを作成する。
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