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2007年12月 4日 (火)

日本情報科教育学会の設立について(2)

昨日のエントリに続き、新学会に期待することを具体的に3つあげる。

(1)高校生が望む教科情報のための学会であって欲しい

呼びかけ人27名中26名が大学教授などである。
肩書きは、日本教育工学会会長/電子情報通信学会副会/前情報処理学会会長/日本測量調査技術協会会長/教育システム情報学会会長/中央教育審議会・専門委員/日本教育工学振興会会長/メディア教育開発センター理事長/日本教育工学協会会長、のように、既存の学会を横断するための計らいを感じる。しかし、高校生にとって魅力であり、コンピュータの高性能化、アプリケーションの高機能・低価格化からも、開講が期待されているマルチメディア分野の科目を牽引されるメンバーがどれだけおられるのか、懸念している。
「情報デザイン」、「情報メディア」、「メディアの編集と表現」、「情報コンテンツの開発」という科目の内容は、普通教科情報の中にも組み込まれていくであろうし、新採用教員には当然の知識・技術となる。この分野は、日進月歩で進化していくので、常に牽引してくれる上級学校の関係者のサポートが望まれる。関係する学会からの参加を期待している。

(2)高校の教員が参加しやすい学会であって欲しい

大学教授と違って、高校教員の場合、学会には有給休暇を取って自腹で参加する。会費の区別、会合では校務に支障ないような曜日・時間帯の設定や出張旅費援助などの工夫をしていただきたい。
12月1日現在の発起人は160名中、40名ほどが高校教員。さらに多くの高校教員が参加し、各都道府県の部会活動を活性化する効果も期待している。

(3)次世代の教員を養成することに取り組んで欲しい

情報の新カリキュラムの科目は、社会と情報/情報の科学/情報産業と社会/課題研究/情報の表現と管理/情報と問題解決/情報テクノロジー/アルゴリズムとプログラム/ネットワークシステム/データベース/情報システムの開発/情報デザイン/情報メディア/メディアの編集と表現/情報コンテンツの開発。

私たち現職教員の多くは免許講習会で情報の免許を付与された。その後、個人的にも研鑽を積んできているが、とても全ての範囲をカバーできない。現在、情報の免許を発行する学部学科は多様であるが、大学で履修すべき科目群が体系的に定められており、4年間という十分な時間で学習してきた教員への期待は大きい。教職志望の優秀な学生の意欲を保てるように、サポートする仕組みの整備が望まれる。

■期待する以上、私にできることは積極的に実践していきたい。

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