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2007年12月 2日 (日)

舞岡公園15周年記念シンポジウム

12時より、横浜市立南舞岡小学校にて、標記のシンポジウムに出席。

071202maioka00紹介済みだが、昨年度の「DTP活用」の履修生徒が作ったチラシ。公園とは言っても、遊具施設があるのではなく、田んぼを中心に自然環境を維持管理している場所。ここで、稲作りや炭焼き、昆虫・植物の観察などを行っている子供たちからの発表があった。第2部は、公園事務所、公園運営委員の方や引率教員、教育委員会の方によるパネルディスカッション形式のシンポジウム。本校のN村先生もコーディネータとして活躍している。
本校からは、副校長と総合学科推進部のN瀬先生が出席。さらに、5月9日より情報の学習ボランティアとして参加している教員志向のT氏、夏の情報のインターンシップに参加していた学生のU君も出席。教員を目指している段階から、活きた教育の現場に触れることはいい勉強になるはずだ。

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会場の小学校には、小学生が作ったカカシが立ち並ぶ。それぞれに愛称が付けられている。無農薬で稲を育てるため、田んぼを覆うネットとカカシは必需品だそうだ。まず、3校の小学生が、舞岡公園との関わりを発表する。小学校では、卒業式もそうだが、文章の一節をリレー形式で繋いでいく発表が多い。特に実体験していることなので、一人ひとりの言葉には感情がこもって、活き活きとした発表だった。

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高校からは、本校(横浜清陵総合)と大師高校、舞岡高校からの発表。舞岡高校は普通科の学校だが、総合的な学習の時間での取り組みがあるという。舞岡高校からは、南舞岡小学校出身の生徒が1名、作文を朗読した。

一部終了後、収穫した米で作ったおにぎりが振舞われた。

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第2部のプログラムを紹介する司会(左)は、小学生と本校のI君。ここからは、コーディネータのN先生に司会をバトンタッチする。このような貴重な体験ができる施設を守り、より多くの子供に教育の場として提供していくためにはどうしたらよいかという意見交換が展開される。
会場の小学校の先生からは、総合的な学習の時間の削減を心配する意見もあった。教育委員会のパネリストからは、中学校での関わりが発表されなかったのが残念という声。自然を確保するだけではなく、子供と関わっていく大人の人材・意欲が大切であり、総合学科ではその土壌を築きやすいことが見えてきた。

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会場の壁には、舞岡公園の地図、歴史の他、動植物の写真や小学生が詠んだ句などが掲示されていた。実行委員の皆様、ご苦労さまでした。

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