色彩検定:前日の補習
14時より明日の試験に向けての補習。3級受験者17名中12名が参加。
マンセル表色系とPCCSの違いから初め、ほとんどの分野のポイント抑える。コンピュータ教室の中央モニターを活用し、テキストと過去問題集を教材提示装置で写しながらハイテンポで解説した。
「教える」補習ではないことを伝えてある。勉強している範囲については理解が確実になるが、勉強できていない範囲はチンプンカンプンだろう。
すでに合格圏内にいる生徒、あと10%の上積みが必要な生徒など、対策の出来・不出来の様子が分かる。それでも、明日の試験には全員合格してもらいたい。
■私が検定試験へのチャレンジを生徒に勧めるのは、授業などで習った知識をしっかりと定着させることもさることながら、「資格と単位認定」という目標を利用して問題解決能力を鍛えさせるためだ。高校入試も大学入試も一般受験が減る中だからこそ、独学的な勉強方法を身につける機会をサポートしていきたい。
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コメント
こんにちは。いつも熱心に教育されている様子に頭が下がります。
ところで、「資格と単位認定」が「問題解決能力」につながると
いうあたり、どういう位置づけなのかよく分かりませんでした。
何事も問題解決だと言えばそうなのですが、もう少し具体的な
ストーリがありそうに思えます。解説して頂けると幸いです。
投稿: 久野 | 2007年11月11日 (日) 18時00分
久野先生のご意見のとおり、説明不足で申し訳ありません。
行事の運営や部活動の試合など、高校生には身近な目標はあり、ここから学ぶことは大きいと思います。
ところが勉強については、定期試験もそうでしょうが、与えられたものをこなすだけの受身の勉強では「生きる力」の育成に寄与しないかと考えています。
将来の自分のためになることを、自分で設定し、勉強方法も工夫して解決していくことで、学力以外の力(問題解決能力も)を身につけていく様子を見ています。「資格検定」では、目標(≒自己実現)設定の機会であり、学校生活とは違うスレッドで独学します。その結果が「単位」となれば自信とバネになり、さらなるチャレンジへの原動力になります。総合学科なので職業観を養う上でも役に立っています。
私自身が、検定を利用して同様の体験をしています。残念ですが「単位」にはなりませんが。
投稿: VX | 2007年11月12日 (月) 00時33分
解説、ありがとうございました。なるほど、勉強については試験の
成績とか言われても1つの目標として捉えにくい点があるのかな、
と思いましたし、定期試験とは別の独立した目標に対してどう挑戦
するかを考えるというのも確かに意義があると思います。
投稿: 久野 | 2007年11月12日 (月) 09時04分
下手な説明ですが、ご理解いただけたでしょうか。高校生よりも上位の層をターゲットにした検定であれば、能動的な勉強の機会になると考えています。
私は、もうけ主義の技術的検定は相手にしていませんので、これだけは念を押しておきます。
投稿: VX | 2007年11月12日 (月) 22時25分