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2007年11月30日 (金)

図形と画像の処理:試験はCG検定風に(2)

昨日に続き、「図形と画像の処理」の試験から1題を簡略して紹介する。

【問】以下は、モデリングの手法についての記述である。番号が付されている( )内に最も適する言葉を語群から選びなさい。

 立方体、球、などの基本形状を(1)とよぶ。これら自体はシンプルな形状にすぎないが、それを組み合わせたり、分割や移動を繰り返すことによって複雑な形状を制作することができる。
  点を結んで定義した(2)の面を(3)とよぶ。モデルの形状は、(3)の集合によって表示される。また、(3)でモデリングされたモデルは、異なるソフト間でのデータのやりとりが比較的容易である。つまり、Metasequoiaでモデリングしたモデルを、POV-Rayで統合して配置し、レンダリングすることも可能である。
  授業で使ったMetasequoiaでは(4)という名の操作であったが、一般には(5)とよび、これは(3)の各面を細かく分割していくことで、滑らかな形状を得る方法である。
  (6)は、面や線を一定の方向に移動、または回転させることにより立体をつくる手法である。特に、ある軸に沿って移動させることを(7)の(6)とよぶ。また、ある軸を中心に回転することを回転の(6)とよぶ。

【語群】プリミティブ ・ マテリアル ・ テクスチャ ・ 多角形 ・ 円形 ・ フレーム ・ ポリゴン ・ ベベル ・ 面の生成 ・ 曲面制御 ・ ナイフ ・ ミラーリング ・サブディビジョンサーフェス ・ スロープ ・ スイープ ・ スリープ ・ 拡大縮小 ・ 押し出し ・ 平行移動

【正解】(1)プリミティブ (2)多角形 (3)ポリゴン (4)曲面制御 (5)サブディビジョンサーフェス (6)スイープ (7)押し出し

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課題研究「探求」:発表会の準備

総合学科3年次の課題研究。本校では「探求」という科目名。いよいよ発表の準備。

来週と再来週の金曜午後を使って、研究グループ内での研究発表となる。この部屋では、私と若手F教員の担当するグループ18名が、8分の発表と2分の質疑応答を行う予定。

本日2時間のスケジュールは、発表のためのスライドなどを準備することと、発表の順番と規定の質問者や司会・タイムキーパーを決めること。さらに、合間を見て最終論文の書き直しの指導を行う。

若手のF先生が、乱数を発生させて発表順を示す。拒否権は一人1回で、拒否する者が出なくなるまで繰り返す。

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誰もが最初の発表になると拒否する。が、一度だけ。みんなで盛り上がりながら、拒否が出ない(できない)状況で発表順が決定。規定の質問は、自分の発表後の2人に行う。司会、タイムキーパーも皆で分担して協力体制を作り上げていく。7月6日の中間発表を体験しているので、今回の方が発表前の緊張を楽しんでいる様子。

2週間の発表の後、12のグループから代表一人を選出し、1月11日(金)の3・4・5・6時間目に3年次生全員の前で発表を行う。さらに、金沢総合高校と大師高校からも各1名の発表者を招待する。これは、11月16日の金沢総合高校の発表会の逆パターンであり、本校の発表の様子をテレビ会議システムで両校に生中継する。

これらの発表会に興味を持ち、見学を希望される方はご連絡ください。

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2007年11月29日 (木)

図形と画像の処理:試験はCG検定風に

「図形と画像の処理」の試験は、カラー印刷8ページ。語群から選択の形式で出題。

この科目では、CG検定の出題形式を踏襲して作問している。残念ながら、そのCG検定は直前の25日に実施。CG検定を受検した生徒からは、中間試験が先ならよかったのにとの声も。

前期期末試験での出題については9月9日から9月11日までのブログで紹介した。
今回は、大問9題の中の1題を簡略化して示す。画像はPOV-Rayで描画したもの。

【問】以下は、3DCGの技術用語についての記述である。下の語群から、番号が付されている( )内に最も適する言葉を選びなさい。

071129bump_2 球体のオブジェクトに、メノウの図柄をマッピングしたものが左の球体である。このように貼り付ける柄のことを(1)とよぶ。この球体が立体的に見えるのは、光源に向いていない面が暗くなる(2)の表現による。
 さらに、右の球体では、メノウの図柄の色の濃淡によって光の反射の基準となる法線の向きを変化させて凹凸を擬似的に表現する(3)という手法を用いている。よく見ると球体の輪郭は完全に円になっていることが分かる。

071129glass_2 この図は、球体のオブジェクトに(4)の質感を与えたものである。球体の後ろの格子模様がゆがんで見えるのは、光が(5)するためである。このように3DCGで透明なものや光沢のあるものを表現するには(6)による(7)が適している。

【語群】プリミティブ ・ マテリアル ・ テクスチャ ・ 陰 ・ 影 ・ 輪郭 ・ ディスプレイメントマッピング ・ バンプマッピング ・ 環境マッピング ・ 木材 ・ 金属 ・ ガラス ・ 屈折 ・ 反射 ・ 減衰 ・ワイヤーフレーム法 ・ レイトレーシング法 ・ モデリング ・ レンダリング

【正解】(1)プリミティブ (2)陰 (3)バンプマッピング (4)ガラス (5)屈折 (6)レイトレーシング法 (7)レンダリング

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2007年11月28日 (水)

DTP入門:試験はトランプのトレース

「DTP入門」の中間試験は、トランプのマークをベクトル形式でトレースする実技試験。

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MS Office(Open Officeも)に付属の機能、「フリーフォーム」を使ったベクトル描画の習得のための実技試験。20分で操作方法の説明し、波線や楕円の描き方を練習した。下は配布したPowerPointファイル中の2枚のスライド。他のスライドのページには波線などの練習問題が用意されている。

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残りの時間で、トランプの4種類のマークを模写(トレース)させた。見本とトレース用の下絵(GIF形式)が別のスライドに用意してある。下絵ではアンカーポイントを設定する場所も分かるが、これはIllustratorのアウトラインモードを利用してキャプチャした。部分的に拡大して作業効率を考える。さらに時間に余裕のある生徒は、別のスライドにオリジナルのハートマークを作成し、EMF形式(ベクトル形式の一種)で保存させる。

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テストでは時間が限られ、目的達成の意識が強いので、生徒が技術を習得するレベルが高い。ここで身に付けた技術を使って、ベクトル描画でクリスマスカードまたは年賀状を作る単元が控えている。過去の作品はこちらで。

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2007年11月27日 (火)

第A回プ会に参加

18時より秋葉原駅前のデジタルハリウッド大学にて、標記の研究会に参加

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デジハリ大の今田氏の配慮で、会場提供のみならず、案内板まで用意していただいた。終了時の20時を過ぎても、ラウンジでは学生が活動していた。来年は教え子が加わることになる。

参加者は20名。大学と高校の教員で半々ぐらい。内容は、「電気通信大学での教育支援システム」と「マインドストームのライントレースを使ったOS内部の振る舞いの可視化」。ここしばらくは、大学と高校からの発表をセットで行っている。終了後の懇親会も18名が参加し、盛況だった。

次回は12月18日、「情報デザイン」ネタでということ。私も話者として参加する。案内はプ会のサイトで。


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2007年11月26日 (月)

DTP活用:試験はプレゼンで

「DTP活用」の中間試験は、作品のプレゼンをビデオ撮影。

071126dtp01中間試験は、文化祭または体育祭の新聞作成とそのプレゼン。ポスターの公募に対して、自分の作品を採用してもらうためにアピールする、という設定。
受講生12名は、3週間の授業では足らず、放課後や休日に制作してきた。A3用紙にB4のポスターを2部印刷し、一部はトンボで裁断。試験は、この2枚を掲示し、コンセプトシートに記入した内容を発表。2分~3分の時間が与えられている。
TTで専門学校のグラフィックデザイン科の先生も担当してくださるので、プレゼンはビデオ録画し、後日、電子データと印刷物、コンセプトシートと合わせて評価する。

昨年度は後期の期末試験でこの形式のテストを行った。今年度は、効率的に授業を進めており、この時期に大型のオリジナル作品の制作と、そのプレゼンを行うことができた。進度が早い分、宿題を多く与えて習熟させるが、これが功を奏している。授業のレベルも年々高くなっているので、総合学科の目標である「職業観を持った教育」の実現にも貢献している。この科目を取ったことで、広告関係の職業につくために経営学部を選んだり、グラフィック系の専門学校や美大、クリエイト系の大学を選んだりする生徒が出てきている。

その他のプレゼンの様子を示す。今回は初めての形式なので、コンセプトシートの手持ちを許可したが、次回からは認めない予定。

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タイトルにはアウトライン化して変形した文字か、アピアランスで縁取りをつけた文字を使用。写真はPhotoshopでクリッピングパスを設定。記事は自分で考える。

今回は写真が多く、その上に配置したテキストの可読性が悪かったようだ。返却時にアドバイスを与えて、作品をブラッシュアップさせる。

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2007年11月25日 (日)

CG検定を終えて

CG検定の校内受験が終了

午前中は、CGクリエイター検定3種の受験者9名、午後は、CGクリエイター検定とWEBデザイナー検定各2級の併願者1名が受験した。
3級では、授業で扱っていない部分も多く、補習に出てこれなかった生徒にはきつかったかもしれない。3DCGの世界は、実際に編集操作をしてみないと実感が沸かないことが多い。特に3Dアニメーションの出題が多くなってきているので、DoGAL1の実習だけでは対応できていない。検定受験者の増加と、来年の受講希望者の倍増に応えて、さらに充実した授業内容を提供していきたい。

「図形と画像の処理」では、先週までMetasequoiaでモデリングの実習をした。昨年はPovRayに持っていってレンダリングの実習をしたが、今年はスキニングをしてアニメーションにする実習を行う予定。MIKOTOというフリーソフトを使って、Metasequoiaで作ったぬいぐるみを動かしていこうと思う。昨年の「図形と画像の処理」の受講者がMIKOTOを使いこなしているので、CG検定終了後にレクチャーを受けた。

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タイムラインとキーフレームの操作には問題ないが、ボーンの設定のほか、モーション設定のコツなど、基本技術を身につけなければいけない。生徒の興味・関心とスキルに合わせて、どのように授業を展開するか、しばし教材研究に時間を割く必要がある。

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2007年11月24日 (土)

県立学校公開講座「ワープロDTP」(5)

県民対象の公開講座。第5回目。

受講者4名と学生ボランティア5名がフル参加。本日は、テキストにあるA4サイズのチラシの制作。テキストを超えた手法を使い、さらに「文字組み」について補足していくので、難易度は高い。しかし、急激に、受講者の目が肥えてきたことが分かる。

休み時間のお茶会の後、通年の授業「DTP入門」をとっている生徒に、廊下に掲示された自分の作品(体育祭のポスター)を受講者にプレゼンさせた。

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掲示のポスターは、先週、昨年度の作品と入れ替えたばかり。説明する生徒の作品は、相互評価の結果、同点で金賞だった。並べてみると、色のバランスや見出しの上手さ、フォントやサイズ・行間値による本文の可読性などが比較できる。受講生も評論しながら、自分の理解が進んできたことに気がつきはじめる。

次回はオートシェイプを活用して、グリーティングカードを作ることを予告。

午後は学習ボランティアの学生相手に数Iの補習。久しぶりに数学を教えるが、少人数相手なのでPC教室で行う。教材提示装置を使って、教科書や、わら半紙へのペン書きを中間モニタに映し出す。
学習ボランティアの学生には後期中間テスト前なのに無理して手伝ってもらったのでサービスを。しかし、1日に7時間分の授業を行ったことになり、さすがに疲れた。

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2007年11月23日 (金)

CG検定:認定教育校制度

「図形と画像の処理」の授業と「CG検定」を繋ぐ認定教育校制度

平成12年度に情報免許講習会に参加して以来、自分自身が資格検定試験のカリキュラムを利用して体系的な勉強をしてきた。その経験から、資格試験については情報部会の一員としても研究をしている。

様々な情報の科目を担当しているが、伸びる生徒に対して、授業では足りない部分を、適切な資格試験を目標に紹介することでサポートしている。生徒にとっては、進路に向けて役にたつだけでなく、資格によっては単位認定もされることも、高い意欲で取り組む理由である。

専門教科情報の指導要領科目「図形と画像の処理」には、いわゆる検定教科書がない。そこで、この分野の草分けである、CG-ARTS協会のCGクリエイター検定3級のカリキュラムであるテキスト入門CGデザインを補助教材としている。授業ではもっぱら、フリーソフトとAdobeソフト群での実習を中心に、自作プリントで進めている。

この科目の受講者の半数以上は、明後日実施のCGクリエイター検定3級・2級を受ける。昨年度も受験者がいるので、今年よりCG-ARTS協会から認定教育校として支援を受けている。授業で最も役に立つ支援は、テキスト中の図版・画像データをほぼ網羅したCD-ROM。これを中間モニタに提示しながら説明することで、効率よく授業が進む。

次に役立つ支援は、検定試験のキーワード集。検定の範囲には授業では扱っていいない部分もあるが、キーワード集のおかげで、昼休み6回ほどの補習でも、要領よく全範囲を解説することができた。暗記ではなく、理解した上での知識になったと見込んでいる。

11月25日が試験。

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2007年11月20日 (火)

芸術鑑賞教室

大船の鎌倉芸術館にて全校行事の芸術鑑賞教室。

午前中2時間の授業の後、大船駅より徒歩10分の鎌倉芸術館に移動。今年は狂言と落語の組み合わせ。狂言は初めて見たが、事前に解説していただいたので生徒もよく分かり、満足したようだ。落語のトリは三遊亭円丈、見た目の歳は感じるが、高校生に合わせた話題で楽しませてくれた。帰宅後、WikiPediaで調べたらコンピュータゲームに精通しているとのこと、なるほど、その系統のネタで生徒を引きつけていた。

手前味噌かもしれないが、総合学科生ゆえ、と感じたことを2つ記す。

まず、集合時間を厳守できること。普段から外部に出ることを繰り替えしているので、13時30分の開演時間前には着席している。一般受験の3年次生の顔が一部見えなかったが、ほとんどは「得るもの」を期待して参加していた。他者や外部から学ぶことがあることを知っているからだろう。

次に、鑑賞会に興味を持ち、聞く態度ができていること。「産業社会と人間」で育んだ職業観から、出演者を「職業人」としても見ていたかも知れない。また、2年次以上の生徒は「コミュニケーション」の授業の延長として、話術(=コミュニケーション能力)のプロとして見ていたかも知れない。もちろん、内容自体が興味を引いたことが一番の理由だろうが、このようなことを感じるような様子だった。

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2007年11月19日 (月)

情報処理技術者試験の結果

先週、IPAの情報処理技術者試験で一部試験の合否発表があった。

この秋の受験を把握している2名が報告に来た。

1名は「基本情報技術」を受けた3年次生で不合格。彼はAO入試に合格しているが、様々なことにチャレンジしているので勉強の時間が取れていない。「アルゴリズム」の授業でC言語を学習しているが、とても試験のレベルには到達していない。落ちても仕方ない状況だったが、合格ラインからはそう離れていなかったようだ。

もう1名は2年次生。「初級システムアドミニストレータ」に高得点で合格した。昨年度は全商の情報処理検定プログラミング部門2級に合格した。今年は「Webプログラミング」の授業で教員も驚くような力を発揮している。来春の「基本情報技術」に向けて意欲を燃やしている。
過去6回の試験問題集を渡してエールを送った。

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2007年11月18日 (日)

IT Education Initiative フォーラム

丸ビル、コンファレンススクエアにて、第6回の標記フォーラムに出席。

東京駅丸の内南口の目の前の丸ビルの8階。会場の窓の下は東京駅。

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主催はコンピュータの資格試験を運営している(株)オデッセイコミュニケーションズ。参加者は、関連企業の方と専門学校・大学等の教育関係者で100名ほど。高校の教員は希少。

■サブテーマ「諸外国における情報教育との比較」に関する発表が興味深かった。

小学校2年までアメリカの公立学校での教育を受けたという中学生の発表からは、相当な勉強量・読書量を課せられ、発表の回数も多いことが伝わった。保護者の説明からは「考える基本スキルを鍛えてくれる」と「扱う題材は社会の最前線のもの」という評価と、日本と違って「100点満点のない世界」という表現が印象に残った。

韓国と日本の情報教育の比較では、韓国の国をあげての「世界で最もコンピュータを活用できる国民に」という姿勢と、教育でのインフラ整備の様子が伝えられた。小学生から週2時間はITの授業があり、全ての教科の学習過程で10%以上は情報通信を活用するという。

■日本の情報教育については、高校と中学からの発表。

千葉県立船橋豊富高校の谷川先生が「高校での教科情報の現状と問題」についてを企業の方に分かりやすく解説。東京都多摩市立多摩中学校の川島副校長からは「技術の先生の努力で情報教育が充実している」という事例の報告があった。

■文科省からは、永井克昇教育課程調査官が、現行と新しい学習指導要領の微妙な表現の違いを示し、普通教科情報の横軸と、専門教科情報の縦軸の関係を説明。文部科学省が示す「枠組み」と、現場の「取り組み」で情報教育が行われる。新しい学習指導要領のパブリックコメントの募集が12月7日までなので、ぜひご意見をと伝える。

時間が押していたので、質疑は2名に限定。当然、「誰が教えるのか?どういう教育を受けた人が教えるのか?」という意見が連続。永井調査官は、「免許講習会で免許を付与された現職教員と、大学で教職課程を学んだ方が教える」と回答するが、私を含めて納得がいかない表情が多い。閉会後も永井調査官と話を求める方が行列を作る。私は、話をあきらめたが、パブコメは書きます。

■神奈川の指導主事のK島さんも参加していた。

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2007年11月17日 (土)

教職員人材確保・育成基本計画が公開

昨日付けで神奈川県の標記の計画が公開された。
サブタイトルは、「高い指導力と意欲をもつ教職員の確保・育成をめざして」。

■神奈川の教員採用試験を目指す方、大学の教職担当者には、かながわ教育ビジョンとともに、必読の資料であろう。

■8月4日のエントリで、この計画案に対してパブリックコメントを提案したことを紹介した。10月にパブコメに対する県の考え方と計画とが公開される予定だったが、半月ほど遅れての公開になる。

県民意見整理台帳によると、意見は28人・団体から総数36の意見があった。同類の意見はまとめてあるが、全てに対しての回答(県の考え方)と反映状況が示されている。

反映状況は6つに区分されている。

  1. 「計画に反映しました。」(一部でも反映したものは含む)
  2. 「ご意見の趣旨を参考にしました。」または「計画の推進にあたって、ご意見の趣旨を参考にします。」
  3. 「すでに反映済みです。」
  4. 「計画に反映していませんが、他の政策等の中で取り組んでいます。」
  5. 「計画に反映できません。」
  6. その他(感想、質問など)
意見は15に分類され、反映状況が1の意見が3つある。22件の同旨のものが1つ、そして他の2つも、総論的でもっともなもの。具体的な提案に対しては反映状況は2が多い。私の4提案も全て2であった。今後、どのように参考にされるのか見守っていくと同時に、個人的に実践できるものは推進していく。

新しい学習指導要領についてのパブリックコメントの締切は12月7日(金)。情報の教員養成について思うところをまとめ、提案してみたい。

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県立学校公開講座「ワープロDTP」(4)

県民対象の公開講座。第4回目。

本日ははじめに、ディスプレイの解像度を変更する実験と、デジカメの解像度の話をした。実際に、デジカメで解像度を変更して取った画像を開き、ピクセルの理解を深めた。さらに、用途に合わせた解像度の設定を理解してもらう。

次に、デジカメやケータイの各種のメモリカードとカードリーダの話をした後、互いにデジカメで写真を撮りあう実習。この写真は、講座を受けて勉強していることの近況報告をするハガキを作るための素材になる。

近況報告の課題作成のため、ハガキサイズの用紙にラフスケッチを描く。これをもとに、WordのDTP機能で制作を始める。学習ボランティアの生徒がサポートしているので、2時間ほどでできあがった。印刷を繰り返して、配置や色、フォントを微調整し、納得のいくものができたようです。

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休み時間にお茶会。受講生の方が毎回お菓子やお茶を持ってきてくださる。職員用食事室で団欒のひと時。写真の利用については受講者も生徒も了解してくれた。

受講者4名は、講座を楽しみにしてくれている。終了後、生徒にはボランティアとしてのあるべき行動を確認した。

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2007年11月16日 (金)

金沢総合高校の学習成果発表会にて

金沢総合高校3年次の課題研究の発表の場に生徒を引率。
全国優勝の女子バスケ部の奉仕活動によるそうだが、校舎内にゴミが落ちていない。

金曜日の午後がそろって3年次の課題研究の時間である、大師高校、金沢総合と本校の連携活動。大師高校から1名、本校から2名が招待されて発表の場を与えていただいた。

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金沢総合高校では、4・5・6時間目を割り当てての行事。4時間目は下級生も発表を見学して、先の研究活動への心の準備をする。授業の成果であるアンサンブルギター・合唱・タップダンスのアトラクションを交えて、選ばれた6名と他校の3名が課題研究の発表をしていく。スクリーンに映す映像の撮影や司会進行などは生徒が行う。

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一週間前のエントリで紹介したように、テレビ会議システムで、大師高校と横浜清陵総合高校に生中継をしている。

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カメラを上に乗せたモニターには、横浜清陵総合高校の視聴覚室で中継を見ている生徒たちが映っている。これを目の前に見ながら発表するという機材のレイアウト。中継先では、発表者と後ろのスライドが映っている。リモコンでカメラの向きやズームを変えることができる。

■本校の生徒2名の発表の概要を紹介する。いずれも、総合学科らしく、自分の将来に絡めた研究テーマである。見学に来た本校の生徒8名と学習ボランティアのT氏も、発表を見守っている。

071116kanazawasogo05芸術表現系列の生徒が、シルバークレイでアクセサリーを作る方法を発表した。S大学の「キャリア教育接続入試」で使ったプレゼンを修正したもの。自身がデザインから造形し、焼いたものを研磨するまでを写真を使って説明する。強度も考えたデザインへのこだわりが苦労を伝える。自然体でのプレゼンだが、自分が体験してきたことなので説得力がある。作ったアクセサリーを取り出し、スクリーンに拡大投影されると、会場から歓声があがる。

情報科学系列の生徒は、DTPの授業を取ったことから広告に興味を持ち始め、特にネット広告に注目して研究をしてきたことを発表。Web技術の進歩により、「検索連動型広告」が爆発的に普及し、低コストでターゲットに向けての広告を提供できるようになった事例を紹介する。フィールドワークでは、日本電子専門学校・デジハリ横浜校・広告展示会への参加の他、夏休みには広告会社ディスコへのインターンシップを行ってきた体験談。この研究活動が、経営学部でマーケティング論や広告論を学びたいと思う(AO入試で合格)きっかけになった。最後に、Mixiへの広告料のクイズを出して、会場を沸かせた。

残念だったことが一点。情報科学系列の生徒は、AfterEffectsで作ったCMムービーをスライドからリンクして見せるはずだった。出発ぎりぎりまで原稿を作成していて、ムービーの実体をコピーし忘れたようだ。この失敗も明日の糧になるだろう。

■大師高校の生徒の発表より。

舞岡公園での稲作や炭焼きの作業をしているうちに、自分が変わってきたことを発表した。「自然」とのふれあい、関わった「人」とのふれあい、この両者によって、テレビゲームばっかりだった自分が、積極的に公園の保全活動に協力するようになったという。舞岡公園での写真と、葉っぱを石で砕いて作った和紙と竹細工の実物を使って説明する。これも自然体の発表だが、調べ物の発表には無い説得力だ。

この発表者は、8月の総合学科連携の講座「DTP基礎」でも、記事の取材に協力してくれた。本校のN先生が関わっている舞岡公園での環境教育活動の広報活動として、本校の「DTP活用」までを履修した生徒が作成したフライヤーと、金沢総合の「マルチメディア表現」の受講生によるポスターが使われている。

このように、幅広い連携活動が展開されているのは、神奈川の総合学科のパイオニアである大師高校から移られた先生方の力が大きい。

■1月に本校の課題研究の発表会が行われる。また、大師高校・金沢総合高校との相互の招待発表やテレビ会議中継を企画していく。

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2007年11月15日 (木)

DTP入門:体育祭の新聞完成

2時間×3回の授業で課題を完成し、相互評価した。

PublisherでA4の新聞をつくることが課題。題材は体育祭の様子を中学に掲示してもらうための新聞。

まず、前回の中間提出作品を元に、可読性を確保するための注意をする。地色の変わり目と文章が接近してはいけないこと、テキストボックスに色を塗る場合はテキストボックス内の余白を設定すること。本文のポイント数と行間値の設定、フォントの選択など。その後、60分の作業時間を与える。

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完成していない生徒もいるが、時間を切って印刷。まず、一人ひとりが自分の作品を画面上で示しながら説明・アピールする。その後、印刷物を順に回しながら、相互評価をしていく。写真は、他人の作品を見ながら、表に評価を入力しているところ。

次回から文化祭の新聞作り。今回の相互評価により目が肥えたので、さらにレベルがあがる。

■本日は、情報の教員を目指す方(写真中央)が授業見学に見えた。一度大学を出た社会人であり、某美術大学の通信制で情報の免許を取っている最中。今年は神奈川の採用試験も1次は合格している。セキュリティ関係の実務経験とデザイン系の知識・技術は教員になったら役に立つだろう。新タイプ校(都立)の出身であることも心強い。

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2007年11月14日 (水)

色彩検定を終えて(2)

色彩検定の自己採点をした生徒が報告にくる。

11日(日)に実施した検定について、Webで自己採点を勧めた。3級受験者は、初の検定試験という生徒がほとんどで、速報サイトの存在に驚いていた。

報告に来る生徒は、「ギリギリ7割で配点次第」という者ばかり。合否結果が12月下旬に届くので、生徒に渡るのは1月の始業の日。問題の妥当性などを検証してから判定するのだろうが、マークシートなのでもう少し早く結果を出してほしい。

中学で3級を取っている1年次生が2名、2級にチャレンジした。この内の一人が報告にきて、85点という高得点を告げた。「今回は、答えが明らかな問題が多くて楽だった」という感想。この生徒は、勉強方法を身につけているのだろう。

この「勉強方法を身につけること」も資格検定を推進する狙いの一つ。今回、3級受験者には学習のペースをつくるために補習を行ったが、合格者には2級を(独学で)受験することを勧めていく。

校内Webに、「合格者からのアドバイス(仮称)」というコーナーを作ろうと計画している。「夢に向かってチャレンジする!」をモットーにしている学校。夢もチャレンジも応援していきたい。

【翌日追記】
もうひとりの2級を受けた1年次生からも報告があった。複数の速報サイトによって異なるが、平均すると85点という。私が合格したときは80点程度だと思う。やはり、好きで目標を持って勉強している生徒はスゴイ。

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2007年11月13日 (火)

図形と画像の処理:メタセコイアではじめよう

科目「図形と画像の処理」、オリジナルのモデリングの実習。

フリーウェアのMetasequoia LEを使って、モデリングの実習を行ってきた。まずは、ソフト付属の作例データを解析しながら説明、チュートリアルの「手」をつくるまでで2時間。ここまでで、オブジェクトの移動・拡大・回転とカメラワークを身につけた。
次に、入門書籍メタセコイアからはじめよう!の作例クマを2時間かけて一緒に作る。理論的なことも作りながら教えていく。ここでは複数のオブジェクトを効率的に編集する方法や、曲面制御(サブディビィジョンサーフェス)、ミラーリング、環境光や拡散光、シェーディングの基本を学ぶ。

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本日は、この5時間目で、いよいよオリジナルのぬいぐるみを作る。予告.として昨年の受講生の作品を見ているので、この1時間でほぼできあがる。写真は、教師卓から見た様子。左のモニターは教師PCの画面であり、クマの作例と、制作上の設定ポイントを表示しており、これが生徒機の間にある中央モニターにも表示されている。右のモニターでは、生徒機の画面を巡回でモニターしており、手前のパネルで操作することができる。作業が進んでくると、生徒の作業状況を順に中央モニターに転送して、モチベーションを高めていく。

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1時間でほぼ完成。次回の授業でレンダリングし、相互閲覧をする。
その後、マッピングを教えていくと、ちょうど25日のCG検定を迎える。図形と画像の処理の受講者から10名が、CGクリエイター検定3級にチャレンジする。連日、昼休みに、教えていない部分を補習している。

■クリエイト系の授業では、互いのいいところを学び合わせることが大切。けして、教員がすばらしい作品を作ってみせる必要はない。

■書籍「メタセコイアからはじめよう!」は、メタセコイアで授業を行っている先生が必ずといってもいいほど参考にしている。

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2007年11月12日 (月)

プ会Aの会場

月例の研究会の第A回目を、デジハリ大で行うことになった。

11月27日(火)の18:00~20:00。プログラミング・情報教育研究会の会場として、秋葉原駅前にあるデジタルハリウッド大学の秋葉原メインキャンパス(ダイビル7階)の一室を提供していただく。デジハリの講座受講でお世話になっている事務担当者が手配してくださった。

デジハリ大は、夜も学生が作品制作をしていたり、大学院の授業があったりと活気がある。

研究会の内容は、
(1)教育支援システムSHoes
  角田 博保(電気通信大学)
(2)ロボットを用いたOS学習 -工業高校での取り組み-
  西野 洋介(都立府中工業高校)

参加申込みおよび詳細は、プ会のページでどうぞ。

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2007年11月11日 (日)

色彩検定を終えて

色彩検定の校内受験が終了

校内受験を始めて2年目。6月の夏期検定は、募集も指導もする時間がないので行えない。この冬期検定だけを実施している。

午前中は3級。昨日の補習に出なかった生徒はもっぱら対策が遅れていたようだ。3年次生は文化祭や課題研究にも精力を使い、勉強のスケジューリングに失敗したらしいが、「次は失敗しない」と悔しさをバネにしていた。

午後は2級。この生徒達を対象とした補習は行っていないが、4名全員が3級を受験した経験を持つので、自ずと早い時期から取り組んでいる。しかし、難易度はかなり高く、直前までの奮闘の様子が受験態度に現れている。

■2級を受けた4名の取り組む姿勢を見てきたが、3級受験の体験から、目標を達成するための計画力や自己をコントロール力を身につけていることが明らかだ。自分で選んだ検定を目標にすることで、その過程から得るものがある。与えられるのではなく、自分でハードルを設定することができるようになれば、問題解決能力も向上すると考える。

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2007年11月10日 (土)

色彩検定:前日の補習

14時より明日の試験に向けての補習。3級受験者17名中12名が参加。

071110aftマンセル表色系とPCCSの違いから初め、ほとんどの分野のポイント抑える。コンピュータ教室の中央モニターを活用し、テキストと過去問題集を教材提示装置で写しながらハイテンポで解説した。
「教える」補習ではないことを伝えてある。勉強している範囲については理解が確実になるが、勉強できていない範囲はチンプンカンプンだろう。
すでに合格圏内にいる生徒、あと10%の上積みが必要な生徒など、対策の出来・不出来の様子が分かる。それでも、明日の試験には全員合格してもらいたい。

■私が検定試験へのチャレンジを生徒に勧めるのは、授業などで習った知識をしっかりと定着させることもさることながら、「資格と単位認定」という目標を利用して問題解決能力を鍛えさせるためだ。高校入試も大学入試も一般受験が減る中だからこそ、独学的な勉強方法を身につける機会をサポートしていきたい。

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県立学校公開講座「ワープロDTP」(3)

県民対象の公開講座。3回目。

雨が降る中、受講生4名と学生ボランティア5名のフルメンバーが揃う。

071110dtp

本日から、フォントや行間値、揃え方などのこだわったDTP技術の指導に入る。生徒のボランティアが大活躍で、受講生からも頼られている。ただし、終了後のミーティングで、あまり教えすぎると身につかないので、少し考えさせたり、間違えさせたりすることも大切なことを話し合う。この生徒たちは、年齢が違うことで、学びの姿勢や、習得するスピードが違うことを理解し、「他者を知る」という貴重な体験をしている。私も生徒もボランティアとしてだけでなく、教育活動としての意義を確認しながら続けていきたい。

9時から4時間を超す実習後、成果物を印刷すると感激してくださる。次回は、この講習会に参加していることを題材に、近況報告のハガキを作ることを予告して終了。

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2007年11月 9日 (金)

探求:最終論文提出締切

総合学科の必履修科目「課題研究」の最終論文の提出日

9月14日の中間論文締切と同様に、本日18時30分が提出期限。4800文字以上という条件。

文化祭終了後、3年次どうしで「あと何文字?」「字数はオーバーしたけど…」などの会話が飛び交っていた。今日は、1・2年次が実力テスト、3年次だけは4コマ分の論文作成の時間であった。PC教室5部屋と図書室、自習室のPCは時間制で交代。みな、真剣に取り組んでいる。

071109calla 071109pca

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071109teisyutuこれは担当している情報科学系と教育系のグループの提出状況。
本校では、1年次の「情報A/B」と「産業社会と人間」で、かなりの電子データの提出を行っている。提出期限近くなると放課後のPC教室はあふれてしまう。2年次の「視点」と「コミュニケーション」の授業でも同様だ。この3年次の生徒は、さすがにスケジューリングが上手くなってきた。ほとんどの生徒が授業時間内に印刷物と電子データを提出することができた。放課後残って作業する人数は、中間論文提出日に比べて激減。提出時間厳守のモチベーションを高めるために、ヘッダに最終印刷時間を設定したのも功を奏したか。

教員は、この一週間で論文をチェックして修正させる。生徒は、来週から論文内容をプレゼンする準備にかかる。これが、横浜清陵総合高校の教育活動の集大成になる。系列グループ内の発表を経て、年次全体での代表発表、そして、3月には全年次合同の学習成果発表会と続く。

071109tv■来週の金曜日、金沢総合高校では一足先に課題研究の代表者発表会。本校の生徒2名と大師高校の生徒1名も招待されて発表する。その発表会の様子をテレビ会議システムで放映する。本校の3年次生は、校内にいながら、他の総合学科高校の発表の様子を見ることができる。
今日はそのリハーサルも行った。写真手前がカメラとマイクの装置。3元中継では多少画質が落ちたが、音声はクリアだった。

■本日論文を書き上げたところだが、来週、金沢総合でプレゼンをする2名を決めなければならない。AO入試で進学が決定している生徒に声をかけると即答でOK。
チャレンジすることが当然という風潮の学校である。

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2007年11月 8日 (木)

新・中教審情報の入手方法

本日より、文部科学省のサイトに「新しい学習指導要領」のページが開設された

今までの資料へのリンクも豊富であり、一朝一夕で作られたものではない。昨日のエントリで、今回の情報に限りやけに素早いという感想を書いたが、翌日にこのページを公開するための布石であったか。

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総合学科合同Web作成の仕事

放課後、標記の担当業務で、情報科学専門学校に出張。

同専門学校の学生と教員が、総合学科合同Webサイトを活性化するために、各校から更新作業ができるようなシステムを構築してくれている。要は、セキュリティ対策が取れたオリジナルのコンテンツ・マネージメント・システムを開発し、サイトの更新頻度を上げていくことが目的。

本日は、システムの概要を伺い、それを県の担当者に説明するために役立てる。
11月4日の会合から間もないのに、システム設計を示していただいた。
 (1)ID・パスワードでユーザを特定。
 (2)IPアドレスによるアクセス制限。
 (3)SSLとデジタル証明書を利用する。
という3段階のセキュリティ対策と、更新の入力が、管理職の決済により実行される方式。

委員会の担当者として、このシステムで総合学科独自のWeb管理を行うための許可を得ていく。

■情報科学専門学校の担当教員のS氏はLinuxにもかなり長けている。ノートPCにインストールしたFedora7について、設定がうまくいかなかった点を解決していただいた。のどにささった魚の骨が取れた気分。

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2007年11月 7日 (水)

正しい中教審情報の入手方法

連日、中教審絡みのニュースが新聞紙面に紹介されている。

しかし、新聞に載るネタは社会的にウケるものばかり。情報科教員としては、埋もれている情報が気になる。私が毎日チェックしているのは、

(1)中央教育審議会 初等中等教育分科会のページ
(2)全国都道府県教育委員会連合会のTOPページ

だが、(2)の方が圧倒的に情報が早い。ただし、発表時は紙の資料のコピーをPDF化したもの。しばらくして(1)が公式にアップするとそのデータにリンクしなおすという流れ。

(1)は会議賭後から数日のタイムラグがあって公表されるが、HTML化していることが多いので読みやすい。
ところが、本日の会議については、(知る限り)初めて、項目だけだが即日アップされた。但し書きで【準備中】とついているが、速報性に少しは配慮し始めたと解釈できる。このようなサービスが官にも求められているはずだ。

つまり、(2)でチェックして、落ち着いてから(1)で読む。(1)でアップされない資料は(2)で確認する。というのが、正しい中教審情報の入手方法といえる。

■さて、本日は教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ(案)(PDF175ページ)のPDF資料を斜め読みしたが、「新たな研究開発学校制度の創立」(p50)が気になった。
解説を抜粋すると

○ 他方、学校教育方施行規則や学習指導要領に規定されていない新たな教科の創設など、学習指導要領等について特例措置を講じなければ実施できない構想について、一定の要件の下、所定の手続きを経て認められた場合に限り、学習指導要領によらない教育課程編成が可能となる仕組みもあり、具体的には、研究開発学校制度や構造改革特別区域研究開発学校設置事業(いわゆる「特区研発」)などがある。
(中略)
○ 他方、特区研発は、構造的改革特別区域制度を活用し、内閣総理大臣の認定により、学習指導要領等によらない教育課程の編成・実施を可能とする制度であり、結果として教育課程の編成・実施についての学校自身の意識を変えるとともに、地方自治体や社会の教育課程への感心を高める効果が生じている。この特区研発については、平成18年4月の閣議決定において、特区として内閣府に申請し、内閣総理大臣が認定するという手続きを経なくとも、文部科学省が直接申請を受け付け、審査、認定することにより、このような特例措置が可能となるよう求められている。
(攻略)

なぜ気になったかというと、前任校で、全日制と定時制を一体化した1日12コマの「フレキシブル課程」を提案したが、却下されたことがあるからである。もちろん、牽引して推進したのは管理職だが、当時、定時制職員として、定時制への不本意入学者と向き合っていたので、個人の適性を判断して時間帯を選ぶことができるのは意義あるシステムだと考えて賛同していた。

(余談だが、ことときの柔軟な発想が、多様な学びの形態を発案することに役立っている。)

神奈川県では、私立との協議で公立の定時制の募集枠を増やす動きであるが、今こそ「フレキシブル課程」設置のチャンスではないだろうか。

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2007年11月 6日 (火)

色彩検定対策講座に生徒を引率(2)

9月22日のエントリに続き、標記の教育活動。横浜デジタルアーツ専門学校にて。

今週末の試験に向けて、専門の講師の方が面倒を見てくださる。特に、ファッションとインテリアの分野の解説を依頼したが、基本分野からポイントを復習してくださった。

071116yda社団法人全国服飾教育者連合会(略称 A・F・T)が実施する試験。
「ファッションコーディネート色彩能力検定」から「色彩検定」と名称が変わるとともに、ファッション分野重視から徐々に脱してきた。WebやDTPのデザイナーやインテリア関係からの需要が伸びてきているのだ。この様な説明を含み、吉岡先生のベテランの威厳を感じさせるような講義だった。写真のように教具が豊富なのが素晴らしい。後半では、模擬試験を実施したが、採点の様子では本日の参加者は合格ラインに達していそうだ。

文部省時代から様々な分野の標準レベルを確保するために行ってきた「検定試験の認定制度」が昨年度で廃止され、他の検定同様に「後援」の冠しかつかなくなった。それゆえ、この検定を必要とするターゲットに向けて改良が行われている。また来年度冬季からテキストが刷新されるようだ。移行期間として、来年一杯は旧テキスト(現行のもの)で対応できる。
このように、情報に関する検定は、日進月歩で変身を遂げていく。

■模擬試験の最中は、入試担当の職員と、来年度の総合学科公開講座についての相談。この色彩検定のカリキュラムの講座を、複数の専門学校(デザイン部門やファッション部門)の施設と講師の活用で実現できないかという提案をした。この職員も同様の企画を立てていたようなので話は早い。神奈川県も広いので、北相地区などの専門学校と連携して、複数地区での開講の可能性を探ってくださるという。

合わせてJ検の講座も相談するが、こちらは別の分野の専門学校に依頼することになる。木曜日に伺う専門学校が相談相手として適任である。

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2007年11月 5日 (月)

0711今月の初心:技能審査の単位認定

今月は「技能審査の成果による単位認定」に関わる仕事が多い。
これらをこなすことが今月の目標。

■神奈川県の「技能審査の単位認定に係る標準例」の原案作成

他都県の情報科教員からも望まれている本県独特のシステム。内容や試験方法などを総合的に判断して、技能審査の成果を単位認定する場合の標準単位数の一覧が作られる。県内の公立・私立高校は、ここに示された技能審査については、表記の単位数を越えない範囲で単位認定することができる。各校はこの標準例から、内情に合わせて次年度の対象技能審査を申請し、生徒に周知する。

情報に関しては、技能審査の新設やカリキュラムの変更が多いので、毎年更新をする必要がある。情報部会が精査して原案を提出しているが、そのたたき台を作る担当。

今までに、単位数の適性化と、CG検定・情報活用検定(J検)・色彩検定・DTP検定を「情報」に盛り込んできた実績がある。来年度は「初級システムアドミニストレータ」が春で終了、「基本情報技術者」も含めて試験制度が改正される。まず、この試験について情報をまとめたい。その他、現行の試験も全て確認していく。

参考までに、2月2日のエントリで昨年度の情報関係の単位認定の実績を紹介する。

■色彩検定とCG検定の校内実施

今月11日が色彩検定、25日がCG検定。両試験とも私が担当なので、受験者への補習指導を行っている。高校生にとっては高い受験料、なんとか全員合格を目指している。明日は、文化祭の代休を利用して、いつもお世話になっている横浜デジタルアーツの専任講師に色彩検定の対策講座を開いていただく。講師の方がベテランの上、豊富な教具があるので頼もしい。

■総合学科の「公開講座」の科目開発

夏休み(中心)の公開講座を整理して、なるべく単位認定が可能なボリューム(35時間以上)にしていく方針。モチベーションの高い総合学科生が集まり、レベルの高い授業が期待される。
この運営をする「総合学科校外連携部会」の一員として、技能審査のカリキュラムを利用した科目開発を構想している。専門学校にも協力を仰ぐ。

個人的には、J検(2級)と色彩検定(3級)を対象とした講座が適当と考えている。
明日と木曜日に専門学校に伺うので、それぞれで打診してくる予定だ。

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2007年11月 4日 (日)

総合学科合同Web作成委員会

朝から標記の委員会に出張。横浜駅西口の情報科学専門学校にて。

この委員会は専門学校の力を借りて、神奈川県立・横浜市立・横須賀市立合同の総合学科合同Webの運営を行う。委員の生徒も教員も参加しやすいように、休日に行われる。今日は文化祭の片付けなので、6名の生徒委員から2名だけを引率。

各校生徒が分担した宿題をプレゼンしていく。本校は、総合学科のカリキュラムのページを更新する原案を示して意見をいただく。普通科高校との違い、すなわち、総合学科の必履修科目である「産業社会と人間」の説明を軸に、キャリアガイダンス科目、総合選択科目、自由選択科目を説明することになる。今後、完成形にして委員会、そして総合学科校長会の許可を得ていく。

今年度の取り組みとして、「動画による学校紹介」と、「フォームによる更新」の2点を計画している。各校は1月の次回委員会までに動画の用意をする。フォームによる更新については、年内に見通しを立てて今年度の更新作業に役立てたい。行事の紹介や写真紹介のページなど、各校で対応できるようになると活性化が見込まれる。

フォームによる更新の技術面については情報科学専門学校の学生に頼るので、地理的にも近い私が調整担当になった。

今後、情報科学専門学校の学生スタッフと担当教員とで打ち合わせをしながら、県の情報ネットワーク担当者の了解を得ていく。神奈川県立は1つのネットワークで管理されているので、特定のPCからのFTPの許可やセキュリティの確保について相談することになる。

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2007年11月 3日 (土)

文化祭公開日

朝方は曇り、午後から晴れる。中庭ステージでのプログラムは予定通り。

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「DTP入門」と「DTP活用」の授業では、体育祭や文化祭からテーマを設定して新聞やポスターを制作していく。素材の写真は写真部の顧問に依頼しているが、掲載の写真は私が撮影したもの。

071103bunkasai01文化祭実行委員が作った正門前のアーチ。校内ではゴミの分別と減量を指導しているからか、今年はゴミが出ないものを作り上げた。ペットボトルに色水を満たして積み上げたようだ。日が射すと結構きれいだ。

開会宣言のあと、まず吹奏楽部の演奏。

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次に、2年次5人組の有志「つんでれ・ふぁいぶ」。

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この中の美術部の生徒2名は、そのままの衣装で手や顔へのペイントサービスへ。茶道部の生徒3名は和服に着替えてお茶会、邦楽実習の授業を取っている生徒はさらに和服で琴の演奏へ。忙しそうだが、思う存分楽しんでいる。

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その後は、軽音楽部のバンドが順番に演奏。ダンス部もいくつものユニットで演技。

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その他、多目的ルームでも、琴の演奏や、演劇部、吹奏楽部の発表。

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体育館での後夜祭まで、絶え間なく発表が続く。バスケット部と野球部の招待試合も行われている。間が持たないという生徒の姿は見られない。
後夜祭はダンス部3年の引退を兼ね、最後の挨拶には会場から涙も。「つんでれ・ふぁいぶ」も文化祭を盛り上げるために大活躍。総合学科として再編して4年目、行事も一定のレベルは確保できてきた。

■この後、体育祭と文化祭の新聞・ポスターが出来ると、1年間廊下に掲示する。これらを見て、また来年はさらに発展した行事がうまれていく。紙媒体の特徴を活かしたこの狙いは、着実に成果を挙げている。これも「情報」の力である。

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2007年11月 2日 (金)

文化祭初日(非公開)

少し肌寒いが、雨は免れた。本日から文化祭。

明日の公開を控え、今日は校内(内輪)での文化祭。

071102bunkasai00 071102bunkasai01

朝10時30分の開会式に合わせて、中庭に生徒が集合。清陵際実行委員と校長が昇降口の屋上で今年のテーマ「繁」を披露する。直後から、中庭のウッドステージでの演奏や模擬店の営業が始まる。生徒たちは朝からハイテンションだ。

071102bunkasai02一般に公開する明日になると混雑する。まず、和服の生徒に誘われて茶道部のお茶会に参加する。袴の1年次の男子部員が振舞ってくれた。着ぐるみのガチャピンとご令嬢が一緒に参加したのでパチリ。
美術部の展示会は、女子部員が全員メイド姿。そろいの制服は、ドンキホーテで7000円だそうだ。明日10時から、美術部員と茶道部員の有志5名のステージがある。どうやらメイド姿で踊るようだ。ポスターが功を奏して、全校の話題になっている。

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2007年11月 1日 (木)

新カリキュラムの「情報科」

中教審の10月30日の教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ(案)(PDF150ページ)によると、普通教科情報も専門教科情報も進捗があったようだ。

まず、普通教科情報の2科目については(仮称)の表示が消えた。
あらためて、科目名と説明記述を抜粋する。(p113)

  • 「社会と情報」については、情報が現代社会に及ぼす影響を理解させるとともに、情報機器や情報通信ネットワーク等を効果的に活用したコミュニケーション能力や情報の創造力・発信力等を養うなど、情報化の進む社会に積極的に参画することができる能力・態度を育てることに重点を置く。
  • 「情報の科学」については、現代社会の基盤を構成している知識や技術を科学的な見方で理解し習得させるとともに、情報機器等を利用して合理的な判断・理解に基づいた問題解決能力や情報発信力等を養うなど、社会の情報化の進展に主体的に寄与することができる能力・態度を育てることに重点を置く。
専門教科情報についても、(仮称)だった名称が決まった。分かりにくいと思われた「マイニングとソリューション」は「情報と問題解決」となり、「情報テクノロジー」はそのままの名称に。
現行の11科目が13科目になる。あらためて科目名を抜粋する。(p121)
情報産業と社会、課題研究、情報の表現と管理、情報と問題解決、情報テクノロジー、アルゴリズムとプログラム、ネットワークシステム、データベース、情報システムの開発、情報デザイン、情報メディア、メディアの編集と表現、情報コンテンツの開発

■PDFの参考資料(p149)には、高等学校の教科・科目についての一覧表がある。一部を説明すると、

  • 地理歴史・公民・芸術は全く変わらず。
  • 数学は「数学基礎」が無くなり、「数学I」が3単位で2単位まで減可という進展。さらに「数学III」は5単位。「数学C」が無くなり、「数学活用」が新出。
  • 理科は、「理科基礎」と「理科総合A・B」が無くなり、各2単位の「科学と人間生活」・「物理基礎」・「化学基礎」・「生物基礎」・「地理基礎」から3科目が必履修、ただし、「化学と人間生活」を含む場合は2科目。その他、「物理」・「化学」・「生物」・「地学」が4単位で、「課題研究」が1単位。
  • 国語では、必履修科目は「国語総合」だけになり、4単位が標準だが、2単位まで減可。
  • 外国語は、全ての科目が一新し、コミュニケーションを重視している。

特に、数学、理科、外国語、情報の4教科が大幅な変更。情報を担当する先生にとっては、教材研究で益々忙しくなりそうだ。

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