日本デザイン学会情報デザイン研究部会
昨日、13:00~18:00。多摩美術大学上野毛校舎にて
総合学科合同Web作成委員会から、東横線+大井町線で直行。
この校舎は夜間大学。日曜でもあり、到着したときは閑散としていたが、終了時は多くの部屋に灯りがともって学生が活動していた。
横浜デジタルアーツ専門学校の浅野先生より紹介されて参加。日本デザイン学会では、情報デザイン研究部会の分科会、高大連携プロジェクトには参加したことがあったが、こちらには初めて。
テーマは「情報デザインを教える・学ぶ」。美大以外の大学で、情報デザイン教育を実践されている、武蔵野工業大学環境情報学部の小池星多先生、専修大学ネットワーク情報学部の上平崇仁先生より報告があった。具体的な作品も紹介していただいたので、質疑応答は予定時間をはるかにオーバーする。図は、学生が家から大学まで10分毎に写真を撮り、それを学校からの方角に合わせて繋ぎ合せたもの。
お二人の学部では、情報の免許が取得できる。このようなデザインの知識を持った情報の教員は頼もしいだろう。今後の教員養成についても、協力を求めた。
参加者は13名。美大の先生、一般大学の先生、専門学校の先生、SEの方、グラフィックデザイン会社の方、Adobeシステムズの方と、多彩な顔ぶれ。ディスカッションも話題が尽きない。
「情報デザイン」には、『デザイナーのためのデザイン』と『万人のためのデザイン』があり、PCがツールとなった現在、後者をリテラシーとしてレベルを確保していくことが必要。これは参加者が共通の認識としてまとめたこと。
一般の大学生だけでなく、高校でもそれは納得できる。Web・プレゼン・DTPなど、デザイナー的センスがなくてもセオリーを知っているだけで、一定のレベルのものができるからだ。
教科情報の新科目「社会と情報(仮称)」では、この内容を体系化して盛り込むと座りが良くなると考える。例えば、DTPの文字組み・レイアウトとWebのCSSは、ひとくくりにできるだろう。色彩も全てに求められる知識だ。
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