« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007年9月30日 (日)

総合学科合同Web作成委員会

本日9:30~12:00、情報科学専門学校横浜西口校にて。

7月7日に続き、今年度第2回目の会合。夏休みから今日まで、2期生ゆえに試験や成績処理に追われて、各校とも宿題をこなせなかった。それでも、できた範囲での作業をプレゼン。今後の方針の糧にする。

070930_03 070930_01

サイトの技術的サポートをしてくれる専門学校の学生からの提案があった。サイトの一部だが、今後の更新作業を、各校からフォームで行えるように改善していくという。これは、高校生にとっても直接サイトを運営する気持ちになって好ましい。今年度中には完成の方向で話がまとまった。

070930_02予定より早く終わり、午後の予定まで時間がある。肌寒いので、他校の委員もさそって、ラーメンを食べにいく。注文の様子には、生徒の個性が表れておもしろい。
休日、しかも雨の中、ご苦労様。
次回は11月4日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月29日 (土)

休養日の日記

大学時代の友人と六大学野球(早-立)の観戦に出かける

私が熱狂的早慶戦ファンであることを覚えていたR大の旧友から、大学野球観戦のお誘いを受けていた。春は都合がつかなかったが、本日やっと実現した。年賀状の交換はしていたが、27年振りくらいの再会。3名で信濃町駅で待ち合わせ。互いに歳はとったが、すぐに分かった。

070929_baseball00 070929_baseball01

残念ながら、先週2回登板した斎藤佑樹投手は出なかった。あいにくの小雨で、観客も予想以上に少なく、懐かしの応援歌も声量が少なかった。

070929_lescristallenws肌寒かったので、早めに切り上げることになった。友人が、表参道のレ・クリスタリーヌに電話してランチを予約してくれた。ディッシュをライトアップする演出でも有名だそうだ。店内は若い女性グループで満席。1,750円のランチにグラスワインx3。近況報告に花が咲く。
たまにはこんなランチも良いものだ。

070929_hills02 070929_hills01

腹ごなしに表参道ヒルズに行くことになった。デジハリで「空間デザイン」の講座を受けたばかりなので、造りの見方が変わった。吹抜けの回りをスパイラル式に階層という構造。さらに各店舗のディスプレイなど、今までになく、見ていても飽きなかった。

3名中2名が神奈川在住。次は横浜での再会を約束して別れた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月28日 (金)

プ会8:Unplugged

18:30~20:30、筑波大学大塚校舎。プログラミング・情報教育研究会に参加

7月に続いて2度目の参加。今回は60名ほど参加して大盛況。
テーマは今話題の、コンピュータを使わない情報教育(アンプラグド)。講師には、この教育・教具を15年前から開発してきた Tim Bell氏。そして、中学校での実践を行ってきた松坂市の井戸坂幸男先生、高校での実践と効果分析を行っている、神奈川県立松陽高校の保福やよい先生。

070928unplugged00 070928unplugged01

TimBell氏はわざわざオーストラリアから手弁当で来て下さった。1時間余りの英語での説明は、スライドと身振り・表情でなんとか理解できた。保福先生は、8月24日の関東大会での発表をさらに進めて、ペーパー試験での学習効果や相関関係を報告された。いそがしい中、よくこれだけと敬服する。

終了後、茗荷谷で懇親会。東京都の教員も多く参加されていたので、話もつきない。大阪から来られたみどりさんとも知り合えた。パワーのある人たちから、元気をもらって帰ってきた。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2007年9月27日 (木)

情報部会の幹事長が来校

神奈川県教科研究会情報部会の幹事長が来校

aKさんが、帰宅途中に遠回りになるが本校に寄ってくださった。多忙な中、出張ではないが、ある書類を届けるためである。ちょうど、会議が終わったところで、情報部会会長である本校の校長とも合えて、夏の関東大会その他の業務のねぎらいを受けた。

19時ちょうど。定時(?)より少し早いが、aKさんと一緒に帰途につく。話題は、部会のさまざまな業務の正常化について。関東大会の運営も大変だったが、どの委員も忙しくなり、数年前の活動状態が保てなくなってきている。来月は、幹事会、テスト委員会と会合があるが、なんとか上手く乗り切りきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年9月26日 (水)

情報部会「テスト委員会」

神奈川県教科研究会情報部会の特別委員会「テスト委員会」の活動

今年度より、新設された委員会。昨年度まで情報教育委員会の活動として「新入生テスト」(平成17,18年度は「導入テスト」という名称)、「完成テスト」(平成18年度3月試行)を行ってきたが、他都県での採用や英語・数学・国語・理科・社会と同一歩調で行う等による責任の増大、委員会メンバーの減少などの事情から平成19年度より特別委員会「テスト委員会」として新たにスタートすることになった。

よりよい問題を作成し情報教育の発展に役立てるために、神奈川県情報部会の委員から広くテスト委員を募集し、部会の全委員が少なくとも問題提供を行う。10月には集まった問題の検討を始め、11月には問題選択と素案作り。12月には最終的に問題を決定し、1月には参加校の募集という運びとなる。

私も「新入生テスト」用には、中学校の技術家庭の2教科書を意識しながら、「完成テスト」用には、最新の話題も取り入れながら作問を行った。先週の週末を利用して、9項目に対して各2問、合計18問を作った。

他県の高校でも、実施の希望があるようでしたらご連絡ください。テスト委員の委員長に取り次ぎます。なお、新入生テストについては、神奈川県情報部会のサイトより過去問題が公開されています、ご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月25日 (火)

デジハリ:「空間デザインの世界」セミナー

デジハリ渋谷校、19:30~21:30。標記のセミナーに参加

けして時間に余裕がある訳ではない、刺激を受けたくて参加した。
渋谷校で10月18日から開講する、全6回のワークショップ企画「空間デザインの世界」のプレ講義。デジハリというとPCを使ったクリエイト作業と思う方もいるだろう。この講座を含め、「イメージビジュアル講座」のようにデザイン力を高めるための講座も存在する。

講師は横井直美氏。株式会社ジェイビット代表取締役。1971年に武蔵野美術大学造形学部空間デザイン学科を卒業後、主に店舗デザイン設計を担当されている。1984年に(株)ウルトラボックスを設立し、主にセゾングループ新規事業開発の関係計画に従事。2001年に、現在の(株)ジェイビットを設立した。日本でロフト空間をいち早く手がけたが、消防法をクリアするのに苦労されたという。

代表作品として、ハビタ館・リボン館・澁谷プライム・たかの友梨・Berlitzの他、各地の西武・丸井・三越・緑屋などの百貨店の空間デザインをされた。これらの作品をウルトラボックス社のWebサイトの写真を使って紹介し、解説した。

数々の作品を見せていただいたが、驚いたことに、私が通っているコ○ミスポーツクラブ川崎アネックス店の前前身であるRE-BORN川崎をデザインされていた。高級スポーツクラブ時代の貴重な画像を見ることができる。現在、多少ディスプレイが変わっているが、プール回りの空間は当時のまま。壁面など砂漠をイメージして作ったという説明に、少し納得した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月24日 (月)

NHK番組:ロボコン世界大会を見て

本日19:30~20:45、NHKの標記の番組を見た

NHKが主催する大学ロボコンの世界大会。ABUロボコンについては、5月30日の卒業生が英語の特別講義にのエントリで紹介したように、東京電機大学未来科学部ロボット・メカトロニクス学科に進学した卒業生が、1年次生にそのルールを英語で紹介してくれたことで興味を持っていた。彼は、中学時代からロボットに興味を持っており、それゆえ本校を選んで入学した。パソコン部のロボット研究を牽引してくれた実績は大きい。先日、総合学科合同Webサイトへの原稿として、以下の写真と記事を寄せてくれた。

Shimizu私は、小さい頃からロボットを作りたいと心に抱いていました。そんななか、清陵のパンフレットに、「ロボット入門」や、「アルゴリズム」などのロボットに関係する科目を見つけ、「絶対この学校に入りたい!」と思って入学をしました。総合学科では、自分の興味のある科目だけじゃなくて、大学進学のための科目(私の場合は、英・数・物)も取ることができて、とてもバランスよく学習できたと思います。また、「探求」という課題研究の時間があり、その時間を使ってロボットについて調べることができました。その結果、希望する大学のAO入試に合格しました。また、入学時に自分が何をしたいのか見つかっていない人でも、入学後に、たくさんの種類の科目の中から自分にあった科目を選択できると思います。

さて、残念ながら日本の金沢工業大学チームは決勝トーナメント初戦で敗退してしまった。各チームの作戦と予定通りに動かないトラブルの絡みで勝敗が決まる。日本チームのトラブル対策も検討したが、本番では力不足。優勝した中国チームのロボットは作戦も動きも洗練されていた。結局、自国のロボットの単独の動きだけでなく、対戦相手の行動を把握しながら、動ける範囲で臨機応変に対処できることがポイント。

■ロボコン世界大会を見ての感想
世の中、理論通りに行かないのは自明のこと。それゆえ、現在はITからICT、つまりコミュニケーション能力の重要性が求められている。次の情報のカリキュラムが「社会と情報」と「情報の科学」に決まったとしても、我々教員が、高校時代にコミュニケーション能力、そして情報を表現(デザイン)する能力を鍛える責務を担っていることは間違いない。
総合学科ではバランス良く科目を配置していきたい。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

県立川崎高校文化祭

昨日、午後の部活指導の前に前任校の県立川崎高校に寄らせていただいた

070923kenkawa00 070923kenkawa01

屋上緑化や壁面緑化に取り組んだ新校舎。私は定時制勤務だったが、学校再編業務では施設整備と科学系の科目開発を主に担当していた。中庭では定時制の模擬店も活躍していた。神奈川の県立ではめずらしく、標準服制なので、服装では全日制と定時制の生徒の区別はない。

070923kenkawa05 070923kenkawa06

単位制普通科高校をさらに進めた「フレキシブルスクール」という構想の学校再編だった。再編準備期間中もフレキシブルスクールの前倒しで、科学系と情報科から短期集中講座を4講座開講した。「観察と採集の地学」「コンピュータの自作と設定」「現場のテクノロジー」「コンピュータ技術」という1単位の科目。夏休み中なので、再編前の川崎高校全・定および川崎南高校の生徒が受講することができた。受講生の意欲が高いので、ハイレベルな講義と学校を離れての実習ができる。紹介した4講座の中で最初の2講座は担当者の異動により閉講。現在、川崎高校では7講座が開講されている。

私は、平成13年度から夏休みというと授業という生活。苦ではなく、教員として楽しい仕事。現在の横浜清陵総合高校でもその生活を引き継いでいる。

070923kenkawa02 070923kenkawa03

環境系では、ビオトープの他、農園を管理している。「野菜」などの専門科目を立てて、その受講生が実習を行う。正門から校舎に向かう道の傍らで、稲穂が頭を垂れている。川崎の臨界工業地帯からそう遠くないが、地名は渡田(隣接の町名は、小田・浅田)というように昔は一面田んぼだった。このような地域だからこそ、環境教育は大切だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月23日 (日)

Webデザイナーのための『PIP体験講座』

昨日13:30~20:00。デジハリ渋谷校の体験講座に参加

予定の終了時間は18時だったが、後半の講師の到着が遅れたことと、補習の追加により、かなり長い実習になった。参加者は20名ほど、初心者はいないようだ。

講座の内容は、実写ムービーを加工してFlashに取り込み、ActionScriptでインタラクティブなコンテンツに仕上げるというもの。素材は、デジハリの男女のスタッフが、ブルーシートの前で、歩く動作>説明>振り返る>歩く動作で戻る、という2本の実写ムービー。

070922pip03完成作品。
選択ボタンを2つ、ムービークリップを左右に配置。初期状態では、ムービーは停止している。ボタンをクリックすると、指定のムービーがスタートし、同時に画面中央に拡大していく。説明が終わって後ろ向きに歩いていくタイミングから最初の位置とサイズにもどっていく。他方のボタンをクリックすると、途中でも初期状態にもどり、他のムービークリップが動作する。

実習作業は3段階

(1)AfterEffectsでブルーバックを除去
070922pip02
AE7.0で強化されたキーイング機能。まず、最低限のサイズにマスクし、背景のブルーをKeylightで指定。ScreenGainとScreenMatteのClipBlack、ClipWhiteの値を調整して人物を切り出す。
AVIまたはMOV形式で「圧縮なし」、チャンネルを「RGB+アルファ」として書き出す。

(2)FLASH8 Video EncorderでFLV形式に変換
070922pip01
2つのムービーを作業ウィンドウにドラッグ。
設定>詳細設定で 「アルファチャンネルのエンコード」にチェック。これで、ブルーバックを切りぬいて背景が透明なFLV形式に変換される。

(3)Flashに配置し、Webコンテンツに仕上げる
070922pip00
FLVファイルを配置し、ムービークリップでくるむ。2つのボタンに対し、図のように簡単なActionScriptを設定した。

終わってみれば、作業の流れは簡単だし、今までデジハリで得た知識で十分。しかし、実際に作品を作り上げる作業の体験、これが教員としての財産になる。

情報の授業でも、「足を運んで得た知識に勝るものはない」と指導している。インターネットで容易く得られる知識に対する警告を含んでいる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月22日 (土)

色彩検定対策講座に生徒を引率

昨日。色彩検定受験者に対し、横浜デジタルアーツ専門学校にて対策講座を開催。

11月11日(日)実施の色彩検定の募集を行ったところ、2級に3名、3級に17名が申し込んだ。3級の場合でも、公式テキストと配色カードを購入し、検定料を合わせると約1万円。その他、市販問題集で2千円弱がかかる。この額なので、指導する立場からも絶対合格を目指させる。

校内では範囲を区切って、私が4回の補習をしていく。しかし、教材や指導のコツなどは専門学校には及ばない。そこで、新横浜にある横浜デジタルアーツ専門学校(以下、YDA)の吉岡先生に依頼して、これから色彩の勉強をはじめる生徒を対象とする講座を設定していただいた。本校では、生徒にとっては秋休み、YDAでは前期試験が終了して、追試や成績処理をしている期間。午前中3時間の都合をつけていただいた。

なお、神奈川県の総合学科高校と専門学校・各種学校は連携協定を結んでいる。このような講座設定の相談にも応じていただけるし、無料で対応していただけて有難い。YDAには、夏の短期集中講座「DTP基礎」でも1日の実習、また課題研究をする3年次へのアドバイスもいただいている。

070921yda00 070921yda01

まず色の三属性(色相・明度・彩度)とトーン、PCCS(日本色研配色体系)の色立体の説明。最後に、赤と緑のネットを使った色の同化の説明。これらの指導には、教具の威力は絶大だ。すでに中学時代に独学で3級を取っている1年次生が2名いたが、こんな説明があったらもっと分かり易かったという。

070921yda03 070921yda02

PCCSの色相環の解説の後、配色カードを切って、指定された組み合わせで貼りつける実習。実際に色を「触る」体験をしておくことは、今後の学習に多いに役立つ。検定に向けての学習、良いスタートが切れたはず。3時間の講習を終え、生徒の表情は明るい。

070921yda04b

■実習の合間に、「情報デザイン」の分野を先駆的に研究されているYDAの浅野智先生と懇談。浅野先生の「情報デザイン」のイメージは、コンピュータがツールとなった時代ゆえ、デザインという作業を通して一般人の教養となるべきもので、けしてデザイナーを対象とするものではない。浅野先生は美術系であり、私は工学部系のデザイン素人だが、今後の「情報」という教科、ICT教育の中で必須のものであるという考えは一致している。
私のように美術的な「デザイン」の力が無い者でも、最低限のセオリー(リテラシー)として「情報デザイン」を身につけていけば、現在のように授業の指導もできるし、生徒はそれなりのレベルでポスターを作りあげる。プレゼンやWeb作成の指導にもその手法を活かしている。高校現場での「情報デザイン」の実践例として、今後も一緒に勉強させていただけると有難い。

浅野先生のブログでは、早速講座の様子をアップしていただいた。さらに、リンクをはっていただいき、恐縮しつつ、緊張する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月21日 (金)

中教審の検討素案の配布資料

中教審教育課程部会におけるこれまでの審議の概要(検討素案)が公開された

9月16日のエントリ教科「情報」が継続して必履修にに対して、筑波大学の久野先生がコメントで知らせてくださった。

教育課程部会(第4期第10回)議事録・配付資料

改善例として示されている内容から一部を引用させていだたく

○ 社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力や態度をはぐくむために、情報教育の目標の3観点(情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度)をより一層重視することとし、次のような改善を図る。
(ア) 高校生の実態の多様性、情報及び情報機器・情報通信ネットワークやソフトウェア等の活用が社会生活に必要不可欠な基盤として発展しているばかりではなく、これらを活用して高い付加価値を創造することができる人材の育成が社会的に求められていることなどを踏まえ、情報活用の実践力の確実な定着や情報に関する倫理的態度と安全に配慮する態度や規範意識の育成を特に重視した上で、生徒の能力や適性、興味・関心、進路希望等の実態に応じて、情報や情報技術に関する科学的あるいは社会的な見方や考え方について、より広く、深く学ぶことを可能とするよう現行の科目構成を見直し、必履修科目として「社会と情報」(仮称)、「情報の科学」(仮称)の2科目を設ける。
さらに両科目の内容も記されているが、詳しくは上記リンクで。

巷ではこの資料を探してキーワード検索をされた方が多い。私もその一人だが、検索の結果、このブログをヒットされた方のアクセス数が多いことからもよく分かる。

午前中は出張だったが、午後は未消化の夏休み半日を取って自宅に戻ったところ。溜まっている用事を片付けるため、これから外出する。内容は週末にじっくり検討したい。

取り急ぎ、紹介させていただいた。

【追記】日本文教出版のS田さんからメールで連絡をいただいた。
久野先生のコメントの1分後の受信だった。

全国都道府県教育委員会連合会Top

では、9月18日にて配布されたペーパー資料をそのままPDF化したものが紹介されている。こちらでは、文部科学省のWeb発表データよりも、もう一段階詳しい内容が示されている。つまり、「関連資料」なるものの目次までが示されている。残念ながら、その詳細は省略されているが、目次にあるページ数だけでも膨大な量のデータが埋もれていることが分かる。

いずれにせよ、専門教科「情報」については、まだ何も示されていない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月20日 (木)

DTP基礎:作品評価より

前期の成績処理が終了。「DTP基礎」で顕著な特徴が。

先週からかなりの時間を割いて評価活動をしてきた。私の担当は作品制作が多いので、その作品から観点別に評価点を出し、その合計として総合評価点を得る。評価計画は立てるが、前期の全てを終えてでなければ評価の重みは決定できないので、いつも最後にまとめて行う。もちろん、授業中の取り組みも観点別の評価に加える。

この観点別学習状況の評価については、2003・2004年度、情報部会の仲間とともに上月情報教育研究助成をうけ、2005年には第13回上月情報教育賞をいただいた。この時点では、かなり進んだ研究であったが、この経験がこなれて活きている。

しかし、私が理想とする観点別学習状況の評価は、「単元別」のものであり、その単元ごとに評価を示すことで「形成的評価活動」として活用するもの。いわゆる評価と共に出すだけでは、その価値は激減してしまう。しかし、あまりの多忙さにより、かつて実践できたことが、今では学期末だけの行事になってしまい、誠に残念である。

■さて、本題に戻る。
1年間2単位で教える「DTP入門」という科目と、そのダイジェスト版として8割の内容を夏休みの36時間で1単位で教える「DTP基礎」という科目を担当している。この2科目の作品評価から、感じたことを示したい。

まず、通常の授業「DTP入門」では、ほとんどの生徒が過去の作品を超えるレイアウトをすることができた。校内新聞などが掲示されているので、これらからヒントを得る機会もある。週1回ごとの授業なので、知識が少しづつ醸成されて奥の深さを感じさせる。毎年、必ずレベルが上がってきている。

そして、短期集中講座の「DTP基礎」では、レイアウトのアイディアも、グリッドシステムを利用したオブジェクトの配置の緻密さも、驚くほどの出来栄えであった。いや、本当に驚いた。
その理由は明らか。インターンシップ生の協力により、手厚い学習環境が整い、生徒は適度な緊張感の中で細かな知識・技術を習得し、それを活かしきることができたからだ。作品の評価点は例年をかなり上回った。

■「短期集中講座」+「情報の教員を目指す学生のインターンシップ」の目的

実は、この取り組みは、2006・2007年度の第14回上月情報教育研究助成を受けている。現状では、私が中心に活動しているが、本校の情報科教員の小島淳子教諭(現:情報科指導主事)と工藤剛司教諭と3人で中心になって申請したもの。

研究テーマは、

高校の「短期集中講座」と大学生のインターンシップを利用した2つのねらいを持つ教育活動
~高校生の情報教育に役立つ手厚い指導体制づくり~
~情報科教員を目指す大学生の意欲と資質を高めるための支援~

ということであり、今回の作品評価からも、サブテーマの前段は明らかに実現できた。サブテーマの後段は、まずは実施直後までは大成功を収めているが、これから教員採用までをトレースして本当の成果が確認される。

■インターンシップ生4名には、モチベーションを保つために、授業見学やデジハリの無料体験講座などの情報を提供し続けている。大学も忙しいであろうが、教員になるためにどれだけ意欲があり、そのための活動にチャレンジできるか。与えられたこと以上に、自分からアクションを起こすことができないと、問題解決型の情報の授業など、とても指導できないであろう。

試練は、自分のためになる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月19日 (水)

神奈川大学での研修会より(続)

昨日のエントリの補足

今年から神奈川大学の理学部情報科学科でも「情報」の入試を始めた。問題は大学のサイトからもPDFデータをダウンロードできるが、他校やセンター試験の情報関係基礎などと比較して、中程度の難易度。初めて解く問題でも、解きながら勉強になる問題が多い。7題中3題が必須、残り(計算・アルゴリズム/表計算/集合・演算/ハードウェア)から2題を選択。

情報の入試問題については情報科学科の後藤智範教授が解説。私は後藤先生の解説は4回目だが、いつも飾りのない率直なコメントで楽しんで聞くことができる。今年の夏のインターンシップ生4名の内の1名が、神奈川大学情報科学科の3年次生であり、後藤先生にもお世話になっている。解説の中で、教職課程では情報と数学の免許を取るように指導しているが、9名ほどの中で、情報の方で受けたいというのは1名だがとても熱意を持っている。それはそのインターンシップ生であるという。

後藤先生の30分の説明後、質疑応答の時間に以下の質問をさせていただいた。

中教審の検討素案によると、教科情報は継続して必履修となりそうであり、そうすると、今後も入試で情報を使う大学が増えるであろうことは予想できる。しかし、ソフトウェア開発者などの卵を見出そうとするならば、AO入試での募集を行う予定はないのか?
回答は、現在は想定していないが検討はしてみたいということ。

ぜひ、率先して情報のA0入試を行っていただき、私も受験者を指導していきたい。
私は、A0入試の受検者を抱える高校では、教員も一緒に勉強してスキルアップするだろうという、期待を持っている。情報科の現職教員を育てるために一番効果的な方法だと思うのだが・・・

この質疑応答の後、桑原教授から「情報+数学」「情報+理科」のように他教科の免許を持っていなければ教員採用試験に受からないとコメントされた。閉会後、桑原教授に「神奈川県の採用試験では、情報の採用条件は情報の免許だけだし、受験教科の免許以外は願書に記載できないようになっている。」と確認のため説明すると、ご存じでなかった。

昨年度はこの研修会の閉会後、大学の教員と参加された情報部会の委員会の教員で情報交換を行った。私は教員を育てるためにインターンシップ制度を準備していることを伝えたが、全く興味を持ってもらえなかった。前任校で高大連携をしていたS大学とは、大学側の意識が異なる。神奈川大学で情報の教科教育法を担当されているのは、我が神奈川情報部会の委員でもある神奈川大学附属中・高の小林先生であるが、忙しい上、講師で行かれているのでは学生の指導も限られるであろう。

常々思うが、情報の教職課程について親身に指導されている大学は、残念ながら少ないと感じている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月18日 (火)

研修会:神奈川大学ひらつかキャンパスへ

教育委員会ネットワークに係る県立学校担当者研修会に参加

昨年度に引き続き、神奈川大学のご支援のもと、大学の先生方から講義を受ける。参加者は60名ほど。最寄の平塚駅からはバスで35分と、交通の便が悪いが、自由参加にしては参加者は多く、熱心に講義をうけていた。情報部会の委員の先生はひとりもおられなかった。

070918kanagawa_univ

講義は60分または30分で、神奈川大学の教授による。
・ネットワーク社会
・神奈川大学におけるITによる授業支援環境の紹介
・インターネットのしくみ
・プログラミング言語「かいてみよう」とその実行環境
・教科情報の入試について

大学の授業を少し易しくしてくれたのだと思う。とても分かり易かった。
プログラミング言語「かいてみよう」は神奈川大学の野口教授が開発されたものだが、ドリトルの簡易版という感じ。高校生にとっては入門しやすいだろう。ただし、JAVAのインストールが必要。

授業支援環境の紹介では、理学部で利用しているレポート管理システム「HIPLUS」のデモ。いわゆるCMSだが、使い勝手は良さそう。

最後に県の教育政策課のI氏から
・教育委員会ネットワークにおける情報セキュリティの状況について
の話があった。
県立高校の公式Webサイトは、県の教育委員会ネットワークのサーバで管理している。通常は、学校から指定のPCからでしか更新できない。しかし、修学旅行中でも携帯から写真をアップしたり、台風などの際に携帯から掲示板に書き込むなどの方法も用意したとアナウンスがあった。

7月中に参加を申し込んだが、ちょうど成績処理のピーク。終了後の大学の先生方との懇親会は残念だが、参加できなかった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年9月17日 (月)

専門教科情報は?

中教審の検討素案の公開が待たれる

まずは素案が実現することを期待している。今までの「情報A」「情報B」「情報C」という呼び方では分かりにくい。県内の学校で3科目を選択としている学校では、「情報C」が一番高度な科目と判断する生徒が多いという。入学時の選択なので、説明はするそうだがなかなか伝わらないという。素案の2科目の名前の方が分かり易い。

本校では1年次に「情報A」「情報B」の選択必履修。実際には「情報A」は「情報C」の内容を含んでいるので、「情報C」に変えようという話もあった。しかし、上記の事例があるので、現状のまま。今年の履修者数は、240人中の43人が「情報B」。「情報B」の選択者が少しづつ増えてきている。

素案どおりならば、本校では、「社会と情報」「情報の科学」の2科目は1年次の選択必履修科目となるであろう。理由は2つある。1つは、早くから校内ネットワークに慣れて「産業社会と人間」やその他の科目で、ICTを活用していくため。もうひとつは多彩な専門科目群を配置するために、その前に履修させる必要があるからだ。

さて、私が中教審の検討素案を早く見たいのは、専門教科情報の科目配置を知りたいから。科目名が同じであっても、指導内容は刷新されるだろう。これだけ早く技術が進歩するので、教科書の内容も古くなってしまっている。
専門科目はまだ具体になっていないかもしれないが。

この機会に情報科学系列の科目を再構築していきたい。現状では、科目が人についてしまうので、一度シャッフルするという狙いもある。下図は、今年度の本校の情報関係の科目群。

08seiryou_kamoku


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月16日 (日)

教科「情報」が継続して必履修に

中教審高校部会の検討素案にて高校の情報の必履修が示された

情報源としている農工大辰己先生のブログより知った。毎日新聞のニュースで解説されている。必履修として「社会と情報」「情報の科学」の2科目を設定し、いずれか1科目を選択履修にするという案。小・中・高のカリキュラムにどのように配分されていくのか。まだ素案なので今後の動向が大変気になる。

まずは、情報科教員の採用に弾みがつくことを喜びたい。今後も「教員の卵を育てる」ために、短期集中講座へのインターンシップ、さらに他の形態での高大連携を研究し、実践していきたい。

関東大会でのインターンシップ生と私の発表を聞いていただいた千葉県の先生より、思いを同じにする旨の連絡をいただいた。この1週間、メールでのやり取りで本校の事例とノウハウを紹介した。学校として取り組む方向で検討して下さっているので、とても心強い。

【追記】
他のソースからは、世界史の必履修継続が報道されている。
読売新聞
朝日新聞など。
しかし、世界史に比べて情報の必履修については関心が薄いのかな。

【追追記】
このニュースの元となる中教審の検討素案の原文を探しまわったが、見つからなかった。まだネット上には公開されていないのか?
見つけられた方はお手数をおかけしますが、ぜひコメントください。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年9月15日 (土)

AO入試対策+情報のAO入試は?

採点、評価業務の為に出勤。ところが・・・

課題研究「探求」で受け持っている生徒2名のAO入試対策、つまり自己アピールの面接試験の指導で1日が終わってしまった。用意している内容が控え目すぎた。本来は教員が援助する必要はないが、自己紹介の域を出ない状態で臨ませることは、人情的にできない。

内容がまとまると、私を含め、休日出勤している先生に頼んで面接慣れの練習。一人は5人の先生に延べ7回の面接指導を受けた。

別室では、産能大のキャリア教育接続入試の対策指導を受けている生徒がいる。この入試は、総合学科生ならば受けられるが、ちょうど課題研究の中間発表を終え、中間論文をまとめたところなので、そのまま入試準備となる。AO入試の一種とも考えられる。

AO入試の名を借りた青田刈りが増えてきている。

■思うに、AO入試を受ける生徒に対して、どこの学校の教員も何等かの援助をするであろう。そこで、情報に関するAO入試が多く行われれば、その指導の結果として、教員のスキルも向上すると考えている。
情報と名のつく学部・学科は多い。情報をネタにAO入試が行われて然るべきだと思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月14日 (金)

探求:中間論文提出締切

総合学科の必履修科目「課題研究」の中間論文

本日の18:30が、本校での課題研究の科目「探求」の中間論文の提出期限。
3年次生は毎週金曜の午後2時間がこの科目。7月、グループ内で中間発表を行い、さらに夏休み中にサマーアクションという行動を取り、研究テーマに対する中間論文をまとめる。

PC教室は5部屋。図書室等にもあるPCを含め、教育用ネットワークに接続するPCは160台程度。3年次生240人が、5時間目6時間目を分けて入力作業をする。電子データの提出とプリントアウトの提出が課されている。期末試験が月曜に終わると、3年次の生徒は空き時間と放課後を利用して入力を始めている。さすが、3年間の提出作業で鍛えられているので、先を見越した行動を取る生徒が多かった。昨日提出されている者も多い。長期欠席者以外は無事提出完了。

Moji_count内容についてはこれから評価するが、分量としての基準も設けられている。最終論文は4800字だが、中間論文は3200字(40文字x40行x2枚)が必要。Wordで作成するので、生徒は文字数を、メニューのツール>文字カウント、でチェックしている。
総合学科の特色科目において、手書きで、ワープロでと記述の経験が豊富な彼らは、この量は苦にならないようだ。

明日からの3連休。この科目を含め、その他の科目の評価活動に充てている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月13日 (木)

インターンシップ報告会

放課後、夏にインターンシップをした生徒の報告会を開催

9月4日のエントリインターンシップ発表会へのとおり、50名の生徒による、体験と得たことの報告会を行った。受入先は、9月4日のエントリで紹介させていただいた。

070913internship03 070913internship01

■今年は受入事業所数が増え、2分割しての報告会。多目的ルームをパーティションで区切って使う。15時まで演劇表現の授業で使用している教室だ。15時30分の開始までに会場づくりを行うために、4名の教員で作業を始めると、集まった生徒たちが積極的に手伝ってくれる。15分で完了したのは嬉しい誤算。

■前日までにスライドのデータを提出するように指示していたが、数件は当日だった。月曜まで期末試験で、火曜が履修計画の提出と慌ただしい日程なので仕方がないか。年次にまたがったグループでは発表の準備も大変だからだ。
私が本校で自慢できることの一つに、電子データの提出能力がある。「情報A」・「情報B」だけでなく、「産業社会と人間」やその他の科目で頻繁に提出作業を行っている。履修科目もマクロを組んだエクセルを使って設計し、そのデータを提出したばかり。
多目的ルームの情報コンセントにノートPCを繋ぐだけで、提出データを開いてプレゼンに使える。

■昨年もインターンシップに参加した生徒が司会をする。

070913internship00 070913internship02

まずは、夏休みに本校の情報のインターンシップに参加した大学生から話を伺う。自分の体験を語った上で、高校生からのインターンシップの価値を伝えて報告者にエールを送ってくれた。

その後、インターンシップ生には、生徒のプレゼンをビデオ撮影してもらった。これも実習のひとつとして喜んで受けてくれる。

生徒の発表時間は3分、質疑応答と入れ替えで2分。司会は質問時間の調整でタイムスケジュールに沿った進行を心がける。全グループの発表後、一人ひとりが、感想や来年度への要望などを30秒程度で発表する。最後に管理職からの感想でしめくくった。

生徒は1年次から3年次までおり、1年次だけのグループはまだプレゼン技術が未熟。(9月最終週からがプレゼンの本番なので仕方ない。)やはり上級生のプレゼンは慣れたもので、テンポもよい。様々なプレゼンを見てきていることと、場慣れしているからだろう。どの報告からも、伝えたいことが十分に伝わってくるのは、実体験を元に語っているからだ。

■個別のグループの報告内容は割愛するが、終了後の片付けも生徒全員が積極的に手伝ってくれた。
この報告会の運営に協力的なことから思うに、彼らは自分が体験してきたことに誇りを持っており、体験を報告したいという気持ちがある。また、聞く態度が素晴らしいのは他の体験を聞きたいからだ。

生徒は忙しすぎるのではという意見もあったが、インターンシップをやりっぱなしで終えては、宝の持ち腐れになってしまう。体験を振り返って磨いてあげる機会としても、プレゼン能力の育成としても成功している。

■複数のグループから、コミュニケーション能力の必要性と、2年次の学校設定科目「コミュニケーション」での実習が役にたったと報告された。この「コミュニケーション」という科目の説明はいずれ行うが、本校は総合学科としてコミュニケーション能力の育成を柱の一つにしている。3年次の課題研究「探求」でも、外部にインタビューに出かけるなどの行動にその成果が表れてきている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月12日 (水)

光の三原色:IrfanViewでの実習

「情報A・B」および「図形と画像の処理」における、光の三原色の実習

Rgb_3colors

この図は、IrfanViewというソフトで光の三原色の混色を表した画像を開いたところ。
画像は、POV-Rayで白い壁に3色のスポットライトを投影した状況を描画した。

IrfanViewは普通教科情報で画像処理を教えるには十分な機能を持っているフリーソフト。本校のPC教室では全てインストールしてある。

メニューから 画像>色調補正 を選択すると、光の三原色の増減の実験ができる。
授業では、スポットライトのうち一色を消していくとどうなるかという実験をする。

赤を半減した図。 スライダーと右の調整後の図に注意。
Rgb_r127

赤を完全に消した図
Rgb_r255

このように、カラーバランスのR/G/Bのスライダーをマイナス方向に移動し、この組み合わせの実験で加法混色を理解する。

次に、実際の画像を使って実験する。ただし、それぞれのスライダーを下げる前に、どのような色になるか発問してから実行する。
Himawari_r255

これも赤を減じたものだが、生徒は結構感動してくれる。
Fuji_r255

■IrfanViewにはモザイクやぼかしなどのフィルターの他、トリミングやリサイズの機能もあるのでWEB素材を加工するにも最適。授業では重宝している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月11日 (火)

図形と画像の処理:問題例2

9月9日のエントリの続編
専門教科情報の科目「図形と画像の処理」の前期期末試験より

私たちが物の色として認識しているのは、太陽光に代表されるすべての波長を含んだ白色光が物体から反射したときに知覚される色のこと。つまり、その物体が反射しやすい波長の色ともいえる。反射しない波長の光はその物体に吸収されてしまうのである。

たとえば、暗闇におかれた、通常赤と認識される物体は、赤い光だけを反射する特性を持っているので、赤の成分が入っていないシアンの光が当たったときは黒く見える。

という内容を、この科目では取り扱っているので、この理解を問う問題を出した。

【問】暗闇に置かれた左の物体に、上部の5種類の光が当たったときの「見えの色」を答えよ。
Rgbtest00

授業で光の三原色の加法混色は教えてあるが、POV-Ray実習の中でも次のような実験を行っている。
Rgbtest02

これは白い壁の前の球体に色を白、光源を白と設定した場合。
つまり、球体と光源の色を、rgb<1,1,1>で白を設定している。

上の【問】の最終段では、太陽光の下ではイエローに見える物体に、暗闇で異なる光を当てた場合の見えの色を答える。物体は rgb<1,1,0>でイエローに設定し、以下のように光源の色を変えてレンダリングして確認する。壁の色は白のままなので、光源の色が壁の見えの色である。

左から、イエローの球体に、白・赤の光を当てた場合。
Rgbtest_y_w Rgbtest_y_r

左から、イエローの球体に、緑・青の光を当てた場合。
Rgbtest_y_g Rgbtest_y_b

さらに、イエローの球体に、シアン・マゼンタ・イエローの光を当てた場合を続ける。
Rgbtest_y_c Rgbtest_y_m

Rgbtest_y_y

この加法混色の実験はバーチャルだが、十分に説得力があった。

【解答】
Rgbtest01


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月10日 (月)

図形と画像の処理:POV-Ray実習

昨日のエントリについて、授業での実習を紹介する

POV-Rayは前任校で2003年に自作チュートリアルを作成し、現在も導入で使っている。
コメントアウトしたソースをブラウザからコピーして貼り付け。その後、コメントアウトをはずしながらレンダリングし、ソースの意味を解説していく。少しなれたら、z座標を変更したり、色や質感を変更して理解を深めていく。空間座標とプリミティブの拡大や回転はすぐに覚えてしまう。

生徒のスキルが上がってきており、最近では2時間目に自主的なデザインをさせている。日本語マニュアルも出ているので、このウィンドウを横に開いて自由に創作させる。次のように様々な作品ができる。

Povray00 Povray06

Povray03 Povray04

次の時間には、カメラの設定を変えたり、光源を変えたりという実習になる。大体4時間もあれば十分な体験ができ、あとは昨日のエントリのように副読本を利用して自習させる。打ちこんだコードにエラーがあるとレンダリングできないのでバグ探しの練習にもなる。

後にメタセコイアでモデリングし、POV-Rayに配置してレンダリングする実習も行う。これらの作品からサイドナビのマイフォト清陵の授業(CG編)に掲載している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 9日 (日)

図形と画像の処理:試験問題例

専門教科情報の科目「図形と画像の処理」の前期期末試験より

授業で行ったPOV-Rayを使った実習に沿った試験問題を紹介する。なお、問題は簡略化してある。

【問】次の3DCG画像でカメラの設定を(1)~(6)のように変更する。それぞれに最も適した説明と画像を選びなさい。
 Jun00b 

<カメラ設定>
 (1)ハイアングル  
 (2)ローアングル
 (3)ドリーイン
 (4)ドリーアウト
 (5)ズームイン
 (6)ズームアウト

<説明>
 (ア)レンズの画角を狭める。望遠のこと。
 (イ)レンズの画角を広げる。広角のこと。
 (ウ)カメラを上に振る。
 (エ)カメラを下に振る。
 (オ)カメラを対象から遠ざける。
 (カ)カメラを対象に近づける。
 (キ)見下ろす角度を俯角といい、全体の状況が把握しやすい。
 (ク)見上げる角度を仰角といい、ダイナミックな印象を与える。

<画像>
 左から(A)(B)
 Jun_low Jun_high

 左から(C)(D)
 Jun_angle15 Jun_z5

 左から(E)(F)
 Jun_z20 Jun_angle60

■特に(3)~(6)は空間把握ができないと難しい。反射や屈折、陰影により、各オブジェクトの位置関係を理解し、カメラワークの意味を知っていなければいけない。まず<説明>を選択させることで<画像>を答えさせるヒントにしている。

参考までに、元画像のPOV-Rayのソースを示す。

Jun_source
POV-Rayの実習では3DCG技術の理解の他、空間座標の理解とプログラミングの入門が副産物として得られる。夏休み前にこの問題のような描画実習をしたあと、夏休みの宿題として、日本文教出版のIT-Literacy「3DCG編」の8ページ~37ページを自習させている。

■正解は
 (1)ハイアングル -(キ)-(B) 
 (2)ローアングル -(ク)-(A)
 (3)ドリーイン   -(カ)-(D)
 (4)ドリーアウト  -(オ)-(E)
 (5)ズームイン  -(ア)-(C)
 (6)ズームアウト -(イ)-(F)

それぞれ、ソースはカメラ設定の部分を次のように変えた。
 (1)location<0,10,-10>
 (2)location<0,-1.1,-10>
 (3)location<0,0.5,-5>
 (4)location<0,0.5,-20>
 (5)angle 15
 (6)angle 60

■ここでカメラワークについての知識を確認し、次の単元「DoGAを使った3Dアニメーション」に繋げていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 8日 (土)

AO入試の指導

クリエイト系の大学を目指す生徒のAO入試対策

AO入試が始まっている。本校でも受験者は多く、また合格率は極めて高い。選択科目と課題研究により、自分が進みたい分野の知識が豊富でプレゼン能力もあるからだ。

情報科学系列で課題研究を担当している生徒が2名、クリエイト系の大学に出願する。任意提出だが、作品の電子データと印刷物を添付する。来週の月曜が出願の締め切りなので、昨日対応する予定だったが、台風による授業時間変更のため、本日、休日出勤で対応することになった。

2Dグラフィックと3Dモデリングと興味は異なるが、総合学科の総合選択科目により幅広い知識を身に付けている。昨年、ともにCGエンジニア検定3級を取得しているので、資質は十分にある。面接でキチンとアピールできれば合格の可能性は高いだろう。合格後は同2級や色彩検定、情報デザイン検定にもチャレンジさせたい。

本日の作業は、学校と自宅で作った作品をキャプチャして画像として保存、さらにA4に配置して印刷すること。
2Dの生徒はPhotoshopで描いた絵が中心なのでそのままIllustratorに配置して印刷。3Dの生徒はMetasequoiaでレンダリングした画像と、DoGAで作成したムービーからキャプチャした画像をPublisherに配置して印刷。ページ数があるのでPublisherを選択したのは正解。
私はどんな作品でアピールすべきかをアドバイスするだけで、以後の作業は使用するツールを含めて自分たちで判断できる。例えば下絵用の線画はスキャナーで下書きを取り込み、コントラストの調整も自分たちでできる。IT機器の活用能力は高い。

二人は授業の成果としてWeb公開に協力してくれる。彼らの作品から3D関係の作品を紹介する。

Sk02 Sk01

Sk03 Sk04

Sm01 Sk05

最後の画像は1分24秒のムービーからのカット。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 7日 (金)

出張:総合学科教育研究会

県内の総合学科高校の校外連携活動を企画運営する部会に参加。
横浜駅近くの県民サポートセンターにて。

議題は、
(1)夏の公開講座の実施状況と来年度への計画
(2)12月までの授業公開の計画
(3)教材の共有化について

(1)の公開講座は総合学科生ならば誰でも受講できる講座。このブログで掲載した「DTP基礎」のように35時間以上のものは単位認定の対象となる。
時間数を問わないと、高校で開催された講座が15講座、専門学校で開催された講座が11講座。それぞれの受講希望者は、85名、47名の合計132名。受講者の感想からはどれも充実した講座であったことがうかがえる。教えた側からも、意欲の高い集団を教えるので教えがいがあったという報告。今年で3年目の制度だが、流れに乗ってきたようだ。

まだ高校によっての参加人数には差があるが、地理的条件や、広報活動、該当校での講座の有無などの要因が考えられる。本校は、近くにある金沢総合と共に、参加者数が多い方である。

(2)は各校が総合学科らしい授業を相互に見学し、情報交換をする企画。毎年3校程度が公開する。今年は大師高校、横須賀総合高校、相模原総合高校で予定している。

(3)は総合学科合同Webに教材をアップして共有しようという計画。すでに2件が上がっているが、著作権や肖像権をクリアするのが難しい。今年度は、「産業社会と人間」の導入部分のシラバスとワークシートを各校から提出すること、その他に教科系列授業に関する自由投稿を募集する。

会合の終了後、夏季公開講座を取りまとめてくださった金沢総合高校のI村先生の慰労会。急だったので4名の参加であったが、新しい公開講座のアイディアが飛び出して今後の活動目標ができた。可能な講座では教員を目指す大学生をインターンシップで受け入れてはと提案したが、前向きに考えてくれた。他校でも思いを同じくする仲間がいて心強い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 6日 (木)

期末試験:台風の影響

台風9号の影響で試験の時間割を変更

今晩から明日未明にかけて関東に上陸するであろう台風9号。明日の朝の交通状況が心配のため、今朝の打ち合わせせで期末試験の時間割を変更した。

1年次は1科目以外は必修科目でクラス単位の試験が多いが、2・3年次はほとんどが選択科目である。つまり、試験の時間割の複雑さは普通高校の比ではない。期末試験の時間割は4日間×5時間でできているが、2・3年次はクラスで集まることはない。中には、試験中に休みの日ができる生徒もいる。

さて、明日の試験の対策は、2~4校時に予定していたものを、午後から行い、1校時と5校時に予定していた(少ない)科目は、月曜の試験の前後に割り振る。他の科目とバッティングする生徒がいないようにチェックしてある。

実はこの変更の連絡が大変。各生徒の個人試験時間割が提出されているので、本日の試験がある生徒にはなんとか連絡できる。しかし、本日休みの生徒もいる。これは、担任が一人ひとりに電話で連絡を取る。

私の試験「図形と画像の処理」の時間割も午後になってしまった。午後15時から出張があるので、監督ができなくなる。補欠の先生に依頼するが、自分で監督できないことは非常に残念である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 5日 (水)

DTP活用:実技試験

科目「DTP活用」で実技試験を行った。

前期はAdobe IllustratorのDTP機能を教えた。やっと主体的に使えるようになってきたところで、早さと正確さを身につけさせるために実技試験を行った。

まずは5分で終わる問1。メロンの画像を配置し、クリッピングマスクでトリミングをするという問題。パスを上手く描くことと、クリッピングマスクを作成する操作を確認する。

070905clip

問2はB5サイズの小振りのチラシの模写、45分を見込む。余白や各パーツのサイズから、ガイドの位置を算出し、その上でレイアウトをしていく。この方法に慣れると作業がスムーズだ。

受講生には美大に進学し、将来DTPデザイナーを目指す生徒。クリエイト系の大学に進学し、3DCGアニメや2Dグラフィックスを極めて行きたいという生徒。文芸部で、出版関係に興味を持つ生徒など。とにかく前向きが生徒が多い。

この科目を担当して3年目になるが、1年次の「産業社会と人間」の時間帯とバッティングしている。それゆえ、毎年1年次に入ることができない。今年も、他の曜日の午後に2時間連続の帯を設けるように要望したが叶わなかった。WAO!クリエイティブカレッジとデジハリでDTPのコースを学んだだけに、この科目への思いは強い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 4日 (火)

インターンシップ発表会へ

昨日のエントリの補足。9月13日に発表会を行う。

今年、インターンシップに協力して下さる事業所は神奈川県経済同友会のご尽力で、23社に増えた。短期集中講座や公開講座等との調整もあり、最終的に20社に50人ちょうどが参加した。1年次生が多いが、3年次生も6名いる。

横浜銀行、NTT東日本-神奈川、海洋研究開発機構、横浜市中央図書館、ホテルニューグランド、崎陽軒、有隣堂本店、横浜松坂屋、神奈川大学図書館、神奈川中央交通、地球市民かながわプラザ、菊名記念病院、大口東総合病院、舞岡公園、一幸電子工業、京急サービス、京急ストア、サンタクシー、互興運輸、ロリエ商会の各事業所におきましては、本校の生徒の為にご尽力をつくしていただきまして、本当にありがとうございました。一部で、挨拶や礼儀が不十分な点がありましたが、充実した活動を終えることができました。

この体験から得たものを共有するために、発表会を行う。生きた教材をもとに発表しあうことで、総合学科生の連帯感が生まれる。このような活動が学校の求心力を生んで成功している。

22グループの生徒を2つに分け、11グループ内での発表となる。3分の発表+1分30秒の質疑応答+入れ替え30秒。つまり5分でローテーション。司会は、昨年もインターンシップに参加した2年次生が引き受けてくれる。今年来られた先生に呼びかけ、質問者として参加していただく。

プレゼンはスライドを使うこととし、巡回指導に伺った教員が撮った写真、自分たちで撮った写真を盛り込む。1年次生はまだプレゼンの授業が終わっていないが、上級生にもまれて鍛えられるであろう。

例年、真剣な態度で互いの発表に聞き入る。
このような機会をふんだんに盛り込めるのが総合学科の特徴であろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 3日 (月)

学校外の学修の単位認定

この一部は所属する分掌「総合学科推進部」の業務
取りまとめて教務に提出する。

■本分掌が担当する学校外の学修の単位認定のためには、4つの書類が必要。
具体的には、ボランティア・インターンシップ・校外講座の3種類の活動に対して、それぞれ様式1~4の書式が用意されている。これらが完備され、35時間以上の活動が審査された場合は1単位が認定される。

【様式1】活動申請書
活動をすることの申請。単位認定に当たる活動の場合受理される。
【様式2】活動報告書
活動後に、その内容と活動時間を報告する。
【様式3】活動証明書
活動を引受けてくれた責任者より、内容と時間を証明する。
【様式4】単位認定申請書
活動後、条件が整っている場合に単位認定を申請する。

■校外講座
先週金曜の昼休みに、該当者のべ35名ほどを集めた。総合学科連携の公開講座で本校の「DTP基礎」「まちを歩く・食べる・知る(神奈川にくらす外国人の歴史と生活)」「救急法講習会」および横須賀総合高校の「フランス語初級」の受講者だ。
講座毎に記入する活動時間を指示して(様式2)と(様式4)の用紙を渡した。保護者の印と担任の印をもらって私に提出となる。同時に各講座の担当者より(様式3)の提出を依頼している。

■ボランティア活動
本日昼休みに該当者を集める。分掌内の他の先生が担当しているが、保育関係のボランティア活動が中心。最近では保育園も保護者からの意見などにより、ボランティアを引受けてくれる所が減ってきている。
これも(様式2)と(様式4)の提出を指示する。

■インターンシップ
本日放課後に該当者50名を集める。(様式2)と(様式4)の提出を指示するが、(様式4)は9月13日付けとする。この日に体験発表会を行い、この事後指導を持って研修を終了とするからだ。
プレゼンは各事業所ごとに3分。さらに2分で質疑応答と入れ替えを行う。このプレゼンの資料作りを指示した。詳しくは明日エントリする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 1日 (土)

今月の初心0709

気がついたら9月に入っていた

■今月は前期の成績処理の仕事が多い。まず、これをしっかり行うことが最優先。

本校では、夏休み中の活動の成果によって単位認定されるものが多い。私もこの審査と申請手続きに絡んでいる。短期集中講座・校外講座・インターンシップ・ボランティア・資格取得と、種類も対象者も多いので漏れがないように気をつけたい。

来週水曜から期末試験。私が作問するのは「図形と画像の処理」と「DTP入門」「DTP活用」。後の2科目は実技試験なので、マシントラブルが起きないように予行が大切。今晩から明日はこの作問作業。

■次に、情報科の教員志望の学生を受け入れたインターンシップの集約。学生には事後のレポート提出を課してあるが、ここから得られる意見は貴重な資料となる。そして彼らの活動の評価をし、成果物と共に大学に送る。

■関東大会が終わったので、情報部会の活動も通常業務に戻る。関東大会自体は成功したが、裏の運営には上手くいかなかったこともある。通常業務に尾を引かないように、副幹事長としてサポートしていきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

作問会議

某検定試験の作問会議に出席

県内の高校教員の他に、専門学校や大学の先生が加わったメンバー。

前回の会議で相互にまたコメンテータから受けた指摘をもとに改善した。その問題を改めて修正した。
時間を置いて見ることで、アラが見えたりするものだ。

今年度から、神奈川県情報部会の作成する「新入生テスト(旧:導入テスト)」は、全委員で作問に関わることになった。この検定試験の作問に関わったことで得たノウハウを活かしていきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »