SSS2007:初日
2泊3日の学会「情報処理学会情報シンポジウムSSS2007」に参加
【28日帰宅後投稿】
5時に家を出て、徒歩で川崎駅。新横浜から名古屋まで新幹線。さらに、近鉄で四日市を経由して湯の山温泉駅で下車。駅からは送迎車で会場の『希望荘』に。遠方に四日市市を見降ろす鈴鹿山麓。4階の展望風呂からの夜景がきれいだった。
■9時30分からのPre講座「Moodle講習会」を三重県高等学校情報教育研究会(三情研)の先生方と一緒に受ける。講師は鈴鹿高専の白井達也先生。ファイル名・フォルダ名の日本語対応化まで用意していただいた。
Moodleをインストールして、アカウントの設定や、フォーラムの開設など、多少練習して少し操作にも慣れた。ところが、無線LANカードを接続したら、BluePanic。立ち上がらなくなってしまった。どうでもよいノートPCだったが、インターネット環境が確保できなくなった。学会中のMoodle議論に参加できないし、ブログの更新もダメ。
昼食後、
■鈴鹿短期大学学長、佐治晴夫先生の特別講演『リベラル・アーツとしての宇宙教育』
内容の紹介は割愛させていただくが、壮大なスケールの話と、心が休まるような話しぶりに魅了された。
■パネルディスカッション『高校普通科「情報」の実践教育を省察して』
地元の進学校の先生より、情報を教えて何が残ったか疑問に感じているというご意見。また、早い時期から自主的に情報教育を展開されてきている先生からは、教科「情報」の呪縛を感じているという。もちろんプロジェクト学習を中心にアクティブな授業を展開されている先生の報告もある。
全員が違う向きの発表のため、コーディネータもまとめることができない展開。しかし、実に考えさせられる内容だった。普段、情報部会の研究会に来られない先生からも声を聞かなければいけない、とあらためて思った。
その後、研究発表が続く。夕食の休憩を挟んで20:50まで。その後、21時~ナイトセッション。
■この日の研究発表の目玉は、トップバッターの「コンピュータを使わない情報科学教育」。24日の関東大会に続き、保福先生の実演。教具も紹介され、後のナイトセッションでは、我々が参加して楽しい実習をした。
黒板の右上のアクセスポイントは、理論上256のアクセスが可能。150名ぐらいが詰める会場でもストレスはない。それどころか、2階上の宿泊部屋でもアクセスできたという。バッファローの社の協力だそうだ。
■都高情研の先生方4名も参加されていた。
初日だけの参加ということで、車に同乗してこられたという。いつも活躍されている皆さんだ。22時過ぎまでナイトセッションにも参加されていた。四日市のビジネスホテルに泊まって、明日帰るという。いつもながら、都の先生のパワーはすごいと敬服する。
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コメント
関東大会で、保福先生に、あの黄色と緑色のタイルは色覚異常の生徒には見にくいかも知れませんね、と話しました。そうしたら、早速、白と黒に変えて実演されたのですね。
投稿: aromatic Kam | 2007年8月28日 (火) 22時01分
なるほど、そういう経緯があったのですね。
保福さんの部屋は国際色豊かだったりして、発表の他にもフル活動していました。私は体調をくずしてしまい、おとなしめにしてました。
投稿: VX | 2007年8月28日 (火) 22時10分
SSSではお世話になりました。体調が悪かったんですか、ご無理なさらないようにしてください。実は白黒のマグネットは井戸坂先生のアンプラグドセットから拝借したのです。私のはまだ黄色、緑のままです。m( __ __ )m 。色覚異常の生徒には見えづらいということは、情報の教員として常に心に留めないといけないと思いました。
色はいつも好みで選んでしまうところがあったけど、VXさんやaromatic Kamのアドバイスは心に染みました。車両の中の配色にも注意するようになりましたよ。
投稿: hohhoh | 2007年8月30日 (木) 01時20分