学校紹介ビデオ(2)
昨日の記事の続編
授業が終わるまでに、動画の部分は作成しておいた。放課後は生徒会とパソコン部の生徒に声をかけ、ナレーションと声援の録音。この作業は、生徒達にゆだねる。自分たちで、ナレーションの入れ方や分担を決め、録り直しも自分たちで判断する。
動画の流れに合わせて一言ずつ録音したデータを、教員がトリミングし、タイミングを合わせてAEのタイムラインに配置する。この生徒の中にWeb作成委員会のメンバー3名が含まれている。普段から気心が知れているので意志疎通が樂だった。
■完成品
レンダリングは、設定を変えながらAVI、MPEG2、WMV、FLVで行った。AVIが最も画質が良いが容量が大きく990MBもあってCDに焼けない。「神奈川の高校展」に提出するのは12MB程度のMPEG2にした。校内サイトでの閲覧用にはWMVをアップした。
期待したFLV形式では、テキストの線の装飾がくずれて使い物にならなかった。この点はデジハリの講師に質問してみよう。
■情報デザインの教材として
この30秒のCM作成は高校における情報デザイン教育のまとめとも言える。限られた時間で何を伝え、そのキーワードは何にするか。どのように気を引き、どう展開するか。イメージを補強する画像の選択と加工。配色はどうするか。など、時間軸と絡めて「情報」をデザインする。
文字には長体をかけたり、ツメたりしたが、残念だったのはPC内のフォントの種類が少ないこと。次に作るときは、他のPCで画像として作成しておくことにしよう。
本校では、「映像メディア表現」と「図形と画像の処理」にてこのような動画の教材を取り扱う。しかし、これほど具体的に「情報」の詰まった題材はない。今年は課題として作らせてコンペしてみよう。楽しみだ。
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